一人で中国は変えられるか?公益訴訟人の存在

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■中国社会には、小さな矛盾、大きな不条理があふれている。それを変えてゆくにはどうしたらいいか。かつての中国人は、上に政策あれば下に対策あり、の要領で、その矛盾、不条理に目をつぶりつつ、コネとカネとチエをしぼりつつ、自分自身がその矛盾や不条理に巻き込まれないよう世渡りしてきた。それが正しい道だった。

■しかし、それではいけない!と、思う人が最近現れはじめている。たとえば、昨年12月17日に会った?勁松さん(35)。人よんで公益訴訟人。彼は公益訴訟を次々おこして、法律をたてに社会の小さなゆがみをなおしていこうとしている。たとえば、06年は「鉄道省が春節に鉄道料金を臨時値上げするのは、価格法に違反し、不条理である」と主張し、鉄道省を相手取り裁判を起こした。

■06年まで、鉄道省は、帰省ラッシュのおきる春節前後の2週間ばかりの間、料金の臨時値上げをしてきた。鉄道省は、列車の本数を増やすなどして燃料費がよけいにかかるから、値上げするのだ、とその正当性を主張しているが、乗客が圧倒的に多いこの時期に値上げする必要がない、値上げするのは、鉄道省が金儲けをしたいだけだから、と?さんはいう。裁判自体は、鉄道省の主張がみとめられ原告敗訴だが、彼の行動が庶民の共感をよび、胡錦濤政権は07年の小さな不条理である鉄道春節料金値上げをやめさせざるを得なかった。

■さらに、最近の小さな不条理。「華南トラ写真捏造事件」。中国に20頭以下に激減している絶滅寸前の希少動物・華南トラの写真撮影に、陝西省の猟師が成功し、これを陝西省林業庁が、本物の写真と断定し記者発表。中国メディアが「幻の華南トラ、生存確認」と報道したのだが、公開された写真をみると、捏造写真疑惑が浮上。中国の写真家協会も「捏造写真」と断定した。しかし、メンツと利権のために陝西省林業庁はあくまで、本物、という判断を覆そうとはせず、事態はうやむやのまま幕引きされそうになっていた。?さんは、「公民の知情権(知る権利)を守る」として、陝西省林業庁の上部機関である国家林業局相手に、陝西省林業庁の行政行為(記者発表)取り消しを行うように求める行政訴訟を、北京市第2中級法院に起こしている(最初の起訴は棄却され上訴中)。

■彼の話は、SANKEI EXの持ち回りコラム「中国を読む」で記事化したが、もっと多くの人に奮闘している?さんのことを知ってほしい。自分ひとりの損得、金儲け、保身ばかりを考え、社会の不条理を見て見ぬ振りをする人たちが圧倒的に多い中国にも、実はこんなツワモノがいるのだと。12月17日夜、夕食のテーブルをかこみながら、彼と交わした対話のほぼ全文紹介する。

■一人の力で社会の不条理はただせるか?
?勁松の挑戦

福島:私、前に?さんの記事書いたことありますよ。鉄道省の春節料金値上げ裁判。あの訴訟は敗訴でしたが、事実上の勝訴でした。すごい人がいるなあ、と感心しました。?さんのブログも読んでいて、ぜひ会いたいと、前から思っていた。今は、何の問題で闘っているんですか?
?勁松:「華南トラ捏造写真事件」ですよ。といってもまだ、裁判所からの受理通知が来ていないんですけど。(この後、裁判所から起訴条件を満たしていない、との理由で棄却通知がくるが、?さんは上訴)。

福島:華南トラ写真は外国メディアも注目していますよ。だって、段ボール肉まん事件で「捏造報道禁止」というお触れを出しておきながら、あんなバレバレ捏造写真を公式発表で本物と断定して、シラを切っているんですから。あの事件はどんな背景があるんですか?
?:写真を撮影した猟師、周正龍氏、かれは小ものに過ぎません。彼の背景には別の組織があるんです。私はこの事件の調査中、地元当局による組織が背後にあることを突き止めました。あの写真は周氏が撮影したものではなく、地元当局が国家林業局からカネを要求するために、しくんだものですよ。つまり陝西省のあの地域を華南トラ自然保護区にして、2000万元の予算をせしめるための。当局はあの地域をずっと、自然保護区に申請したかったのですが、肝心のトラが見つからない。それで、トラのパネルをおいて撮影したのです。

福島:地元当局というのは陝西省のことですか?
?:本物の黒幕は、陝西省林業庁と鎮平県政府、陝西省は関与していなさそうです。もう少し調べないと本当のところはわかりませんが。私は最初に、周龍正氏を起訴しようとしましたが、裁判所は受理しませんでした。でその後、上級法院に上訴しましたが、上訴結果は出ていません。この件は起訴成立の可能性は小さい。私と周氏の間に、法律関係が成立しないので。で、私は国家林業局に行政復議(行政紛争が起きたとき、問題の再討議する請求する制度)を申請し、陝西省林業庁の行政行為を取り消すよう求めました。しかし、国家林業局は、私と陝西省林業庁との間に法律関係が発生していないという判断で、これを却下。それで、12月10日に北京市第2中級法院に、国家林業局に行政復議を請求する訴訟を起こしました。行政訴訟です。法律によれば、裁判所は1週間で裁定書を出さねばなりません。(結局、裁定書はでず、起訴状は棄却された)

福島:写真の真贋について、中国写真家協会は捏造と判断し、陝西省林業庁は本物という判断を覆さない。で、このままだと、結論は平行線のままうやむやになってしまうので、国家林業局に陝西省林業庁の発表(行政行為)を取り消してもらって、再調査、再討議を行って真実をはっきりして欲しい、ということなのですね。
?:陝西省林業庁の上部機関は、国家林業局と陝西省の2つありますが、陝西省に行政復議をだしても、陝西省は林業庁をかばいそうな感じなんです。陝西省省長は、写真は本物だ、と言っていましたから。で国家林業局に決断をせまったわけです。

福島:?さんは、行政復議で、何を求めているんですか?
?:まず、華南トラの写真は全部で71枚ありますが、専門機関に委託して鑑定してもらい、国家林業局に、陝西省林業庁の「鎮平県で華南トラの生存が確認された」という発表を取り消してもらいたい。

福島:そうすると、自然保護区設立計画は白紙に戻らさざるを得ないですね。それは中国、中国人としても残念なのでは。自然保護区に指定されれば、中央からカネはおりるは、観光客は増えるはで、地域が活性化し経済効果も大きい。地元政府、地元民、みなハッピー。中国、中国人としても、動物保護への努力がアピールができるし、誰も困らないでしょう。だから、別に捏造くらい目をつぶればいいじゃん、なんて、一昔前の中国人なら考えたと思うんですけど、なぜ?さんは、この問題にここまでこだわるんですか??さんが直接得するわけでも、損するわけでも無いのに。
?:陝西省林業庁の記者発表は、私に対して行われたものではない。だから私の損得は直接関係ない。しかし、この発表は社会に対して行われたものです。そして私は社会の一員。公民は真実の情報を知る権利があります。そして、ニセの情報を拒否する権利があります。中国憲法では、公民には言論の自由の権利があり、この権利の基礎は、知る権利です。この行政訴訟は憲法が与える言論の自由を守るための裁判でもある。もし公民が何もしらず、政府が何も我々に真実を話さないのであれば、言論の自由なんて、お話にならないでしょう。だから、我々は政府の情報が、真実であり、透明性をもって公開されることを要求せねばならないのです。

福島:たんに、トラ写真が本物とか偽物とかいう問題に留まらないんですね。
?:ええ、これは言論の自由の問題なんです。だからこそ、中央宣伝部がこの華南トラ写真問題の報道をしないように、中国各メディアに通達しています。
福島:ほんとう?
?:(各メディアの新聞記者らから?さんあてに来たメールを見せながら)、中央宣伝部は12月3日ごろに、ネットメディアに、華南トラ写真問題のニュースをトップニュースからおろし、話題を淡化するよう通達を出し、12月10日には、各メディアに、華南トラ写真問題の一切の報道を禁止する通達を出しました。ただし、この通達に4紙だけ逆らって11日の紙面に、私の国家林業局行政訴訟の記事を出しました。
福島:その記事、新京報で見ましたよ。中国記者もがんばるな~。

?:中央宣伝部がこういう通知をしたあと、どうなるか。我々の経験では、国家がこの問題を調査して、適当な犯人を捕まえて、一部の地元当局公務員を更迭して幕引きです。この事件によって、民衆の政府に対する敵意と矛盾を引き起こさないように。
福島:つまり黒幕の責任は問われないようにして、小ものの周正龍氏ひとりに責任がおしつけられたり…。

?:北京大学の教授が書いたある論文「真理の雪崩」にあるんですけど、中国の矛盾はすでに雪崩が起こりそうな状況なのだそうです。ひとつの小さな矛盾がはじけるだけで、雪崩のようにつぎからつぎへ、社会矛盾が表面化してしまう。
福島:それはコワイですね。たかがトラ写真の捏造が、大雪崩を引き起こす可能性がある、と。その雪崩とは。
?:政府への信頼の失墜です。政府の威信はすでに、極めて危険な状態なんです。華南トラ事件で最も大きな損失は、政府が信頼を失ったことです。まちがいを犯しても、それを認める勇気がある政府なら、我々は歓迎もできるでしょうが、ぜったいにまちがいを認めず、それを指摘する口を封じるとすれば、何も信じられなくなる。六カ国協議の合意文書も、CCTVの報道も、みんなウソに思える。

?:陝西省林業庁の小さな事件が、全国的事件になり、最後は国民の政府全体への不満と憤怒に拡大してゆく。私が国家林業局を起訴したのは、当局がわれわれの民意を尊重していない、つまり納税者である我々の願いを尊重していないということを分かってもらうためです。国家林業局は、写真がウソかはわからないが、トラは存在する、みたいなことをいっていますが、これでは、誰も納得しません。

福島:トラの写真はやはり捏造だと確信してらっしゃる?
?:ええ。一連の写真のうち、フラッシュをたいたものが2枚ある、ということになっています。撮影者の周氏はフラッシュをたいたあと、トラは驚いて吠えたので、彼はあわてて逃げてきた、トラも逃げた、と当初話していましたが、あとになって、フラッシュをたいた写真は実は全部で9枚あり、フラッシュをたいた写真のあとにも20枚の写真がありました。このあたりを記者らが問いつめても、彼は何も説明できなかったそうです。

福島:トラの捏造写真なんて、中国らしい笑えるニュースだ、と軽く思っていましたが、その背後には、政府が納税者に平気でウソをつくことへの、公民の不満や怒り、言論の自由をかけた闘いがあることに今気づきました。?さん、やっぱり、あなたのやっていることはスゴイですよ。これまで公益訴訟はいくつやってきたんですか?
?:トラを含めて8件ですね。国家税務総局相手に1件、鉄道省相手に1件、北京鉄道局3回、地下鉄公司2件、それと国家林業局相手の華南トラ訴訟。勝訴は地下鉄公司と北京鉄道局の2回。鉄道省は敗訴だったけれど、結果的には春節臨時値上げは07年からなくなった。

福島:公益訴訟では、?さん何も得しませんよね。むしろ裁判費用がかかる。しかも、行政訴訟だと、当局からの圧力も相当なものでしょう。
?:正直、起訴は70元でできるし、裁判の費用はそんなにかからないよ。ただ中国で政府機関を相手取った裁判は危険がともなうし、誰もやろうとしなかった。だからこそ、自分がやらなきゃ、と思ったのだけれど。法律で公的権利を保障してもらい、政府の過ちを糾す、中国が前進するためには、このためにまず誰かが立ち上がらないと。私は、公益訴訟人という仕事が楽しくって仕方がないんです。だって、自分の力で不合理、不条理な現象が少なからず変えてゆけるのだから。この国を自分が改変できるんだな、法治を自分の力で前進させていくことができるんだな、って実感できる。私たちは民主法制の道を行っている、その先頭を行っている。で先頭を行きながら、みんな一緒についてこいよ、って叫び続けている。すると、だんだんたくさんの人がついてきてくれている。

福島:私は、最初、中国でいくら法律ができても、公平に運用できる司法の独立がないから、あまり役にたたないのではないか、と懐疑的でした。でも、たった一人でも、法律を武器に闘っていけるんだな、と?さんをみれば思える。もちろん、その背景にはインターネットの発達による民意の形成や、庶民の権利意識の高まり、そして中央宣伝部に御しきれない気骨あるメディアの登場などがあるでしょうけど。人は一人では何もできない、って思いがちですけれど、ネット世論を味方にできれば闘える。実際、?さんが最初に公益訴訟をはじめたのが2004年、それ以降、?さんにならって公益訴訟を起こす人、急激に増えましたよ。
?:そうそう。銀行のATMで残高照会で手数料を取るのは違法だとか、政府の高速道路徴収は違法だとか、そういった訴訟がつぎつぎ起きてきた。2007年11月には公益訴訟についての条文が民事訴訟法に書き入れられたし、これから公益訴訟はもっと増える。みんなが、私のことを最初はバカなやつ、と思っていたかもしれないけれど、春節の鉄道料金値上げがなくなったり、少しずつでも成果がでているのをみれば、?みたいなヤツが100人いれば、もっと中国はよくなる、と思ってもらえるでしょう。中国は改革開放し、WTOに加盟し、法治国家を名乗るけれど、中央宣伝部が法律に関係なく、メディアの口を塞いでいる。法律はどこにあるのか?このあたりを、公益訴訟は婉曲に批判することができる。

福島:?さん、もともとは銀行マンだったんですよね。銀行をやめて、公益訴訟人になろうと思ったきっかけは?
?:山西大学を卒業後、太原で銀行マンをやっていた。でも銀行マンでは、社会を変えることができないし、救えない。自分に子供ができて、子供のためにせめてもっとましな社会をつくりたい。社会をよくしてゆくのは、法律だ、と思って北京の政法大学大学院で法律の勉強を始めたのが2004年。院生やりながら公益訴訟を始めたんだ。妻は最初、嘆いたね。銀行マンって安定した職業だから。でも、今は妻も息子も私を誇りに思ってくれている。私を応援して、資金援助やボランティアで支援しくれる人もいる。
福島:なんか魯迅を想い出した。魯迅は、最初医者を志したのだけれど、仙台に留学中、医者では中国や中国人を救えない、と文学の道に転向したんですよね。
?:じつは、私は魯迅の崇拝者なんだ。
(以上)
公益訴訟人、?勁松さん。

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「一人で中国は変えられるか?公益訴訟人の存在」への46件のフィードバック

  1. 開けまして、おめでとう、御座います。
    本年も宜しくお願い致します。
    宜しくお願い致します。

  2. 福島さま
    あけましておめでとうございます。
    健康に気をつけて今年も頑張ってくださいね。
    >法律はどこにあるのか?この当たりを、公益訴訟は婉曲に批判することができる。
    「婉曲に矛盾を問う」なるほど?と思いました。ところで?さんは共産党党員ですかそれとも非党員ですか?「党員の方が党の信用を取り戻すため活動している」といのと「非党員が党を正している」とでは、政府への印象が微妙に異なるような気がしますので。

  3. >中国の矛盾はすでに雪崩が起こりそうな状況なのだそうです。ひとつの小さな矛盾がはじけるだけで、雪崩のようにつぎからつぎへ、社会矛盾が表面化してしまう。
    あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくChina情報をお願いいたします。
    「雪崩」は起こるか起こらないのか、それとも単なる時間の問題なのか、ここらが一番興味あるところです。

  4. ( ;∀;)イイハナシダナー
    あ、福倒様あけましておめでとうございます。
    去年末は記者証の件で大変だったようですが
    今年もめげずにがんばってくださいね。

  5. 福島香織様: 年始早々ぶっとばしてますね。
    旧正月(春節)の鉄道料金が高かったのが、通常通りになったと言うのはどこかで読みましたが、こういう「戦う人」の影響があったと言うのは初めて知りました。私はロシアも中国も権力者が上にあって、国を統治するスタイルが彼らの国民性に合っているのだと思っています。
    明の太祖・江武帝(朱元璋)が行った「文字(モンジ)の獄」と同じようなことを現代中国の建設者・毛沢東がやっても、民衆はそれに反抗もしませんでした。国が大きくなると流れに逆らえなくなるんですかね?

  6. 福田総理が胡錦涛主席に論語の{顔淵(がんえん)第十二第七章}を講義している夢を見ました。
        子貢問政、
        子曰、足食足兵、民信之矣、
        子貢曰、
        必不得巳而去、於斯三者、何先、
        曰去兵、
        曰必不得巳而去、於斯二者、何先、
        曰去食、自古皆有死、民無信不立。
    ほんまかいなと目をこすったら、夢でした。

  7. 賀正
    福島様、今回のblogは興味深く読ませていただきました。
    日本もかつては、「お上の方針がどんなに酷くても有耶無耶のまま従っていた」状況だと思います。それが大戦後『普通選挙』による国会・地方首長と地方議会選挙、それに新聞・ラジオ・TV等の報道機関や市民活動家「これはおかしい…」と声を上げ、社会に繁栄されるようにようやくなってきました。一応、『選挙を通じて民主主義が定着』してきたと行ってもいいのかもしれませんね。
    中国の場合は日本が得てきた(それもまだまだ不完全な気がしますけど)民主主義を『司法の場を通して』得ようとしてきているのかもしれませんね。(このまま定着していけば『アメリカ型訴訟社会』となるかもしれませんが同時に『アメリカ型民主主義』の導入になるかもしれないというのも興味深いモノです)できうれば、中国政府がこの芽を摘まず育てていくことが出来れば『一党独裁下での民主主義』ってのが育つかもしれない…壮大な実験かもしれませんがそこに希望を見いだしたいですね。(でなければ、今後の中国が進む未来、決して明るいモノとはならない気がします)

  8. こんにちわ。
    「継続は、力なり」ですね。
    彼の行動が良い方にむかっての雪崩をくれることに期待したいです。
    この人といい、食の周さんといい、こういう人が増えてほしいですね。

  9. To デロリアンさん
    あけましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくおねがいします。

  10. To alison-001さん
    非党員だったと思いますが、もう一度確認しておきます。ただ、当局内、党内にも彼を支援する声はあるんですね。共産党内って実は一枚板ではないと思います。これじゃまずい、と思っている人もけっこういますよ。

  11. 魯迅の崇拝者、いいですね。
    体制を問わず「プロ市民」扱いされるソンな役回りの方なのでしょうね。身近な(若い)党員にもそういう正義派が何人かいて、彼らが堕落しないよういつも気になっています。
    引き続きのご活躍をお祈りします。

  12. すみません、初コメントでぶしつけかとは思いますが、福島様は以前、シルクロードを旅行して、その体験記を小冊子で出版したことがありませんか?
    その小冊子の作者の方と同姓同名なので、とても気になっているのです。
    その方とは、はるか昔にイベントでお会いして、年賀状も出したことがあるのですが、、、

  13. 福島記者
    > …自分ひとりの損得、金儲け、保身ばかりを考え、社会の不条理を見て見ぬ振りをする人たちが圧倒的に多い中国にも、実はこんなツワモノがいるのだと。
    不必要な迄に政治色を漂わせがちな日本の社会運動家と異なり、この?さんは真剣に公益指向なところが良いですね。 「人治」から「法治」への転換を中国が目指さねばならない過程において、彼のようなアプローチをとる有志の人の輪が少しずつ広がって行くと良いのでしょうが,,,

  14. 福島香織様
    いい話ですね。?さんのような人が中国社会をすこしずつ変えていくでしょう(そう期待したいものです)。彼は中国社会を破壊しようというのでなくいくらかでもよくしよう、公平な社会にしようとしているのでしょう。個人の力があまりにも小さいからといって、諦めていては何もできない、一人ひとりの力がやがては国を動かすことになると思います。上から押し付けられたことを受け入れるのではなく、自分で考え行動するのがそれが本当の民主主義です。中国の今までのあまりにひどい歴史を見てつくづくそう思います。
    新年早々いい話をありがとうございます。

  15. 明けましておめでとうございます。また頂戴させていただきました御本のお礼遅くなり申し訳ありません。楽しくページをめくらせて頂いている最中です。
    「一人で中国を変えられるか?」
    ものすごく無謀とも思えるくらいの命題ですが、巨大な壁に立ち向かっている?さんに何だかすごく魅力を感じました。
    「社会をよりよくすためには」
    このシンプルで無垢であるべき目標は、きっと魯迅さんから?さん、皆への宿題なのでしょう。僕もそういった志を頭のどこかに置きながら、日々あがいて生きたいです。
    興味深いインタビューあるがとうございました。
    ではでは。

  16. 福島香織様
    初めまして。
    これから?さんのような方が増えていくことを願ってやみません。

  17. あけまして、おめでとうございます。
    福島さんのブログは好きになっちゃったなぁ
    多分 ご存知と思いますが、時間が有ったら、《九評共産党》を呼んでください。役に立つと思います。
    頑張ってください!!!
    では、2008年、中国の民主元年であるように祈ります!!!

  18. 中国が真の法治国家になってくれることを、中国で仕事している人はみんな熱望していることと思います。著作権なんかもそうですが、立派な法律は存在しているけど、誰も知らない、守らないという状況では、まともなビジネスは不可能です。せめて契約書の有効性がきちんと担保されてくれないと、どうにもなりません。
    文化的背景に鑑み、正直なところほとんど諦めていたのですが、?さんのような方の活動で少しでも前進してくれることを切に願います。

  19. 福島様、はじめまして。福島さんの記事は上海で引きこもりをしている私にとっては貴重な情報源であります。内容がとても興味深く、また中国の問題点に真っ向からぶつかっている所に痛快さを感じます。まさに有種的人(度胸がある人)ですね。先日福島さんの本を外文書店の日本書籍コーナーで探しましたがありませんでした。残念!ビザの件大変でしたね。私は中国では学生、社会人のいずれにも属していないのですが、ビザ代行業者にお金さえ払えば簡単に処理できるので、福島さんの状況を知りビックリしました。これからも福島さんの記事楽しみにしてます!

  20. ?勁松さんの写真を見た感想。 え~、これ中国人の顔か?
    「中国を読む」から記者名がなくなってる。せっかく選んで読んでるのに。これも記者証事件の影響かな。

  21. 遅まきながら・・・記者証無事発行も含め
    あけましておめでとうございます!
    年末は、病との二重苦で大変でしたね ご自愛下さい。
    今回のブログ中々興味深かったです。
    悪行を勇気をもって告発する人と、それを許している当局と・・
    n#kの「激流 中国」珍しく面白かったです。
    噂では、当局の逆鱗に触れたらしい。

  22. 福島さん
    昨日、「色・戒」のノーカット版を見ました。中国版では理解できなっか部分がなるほど・・・と。さすが、カットするはずですネ。台湾で成人映画に指定されたのは納得。
    中国というところは面白い国ですね。
    映画館用は「中国版」ですが、簡単に完全版の海賊版DVDが手に入る。
    今、私は「苹果」の完全版を探しているのですが、どこでも売り切れ。
    カット版が中国で上映禁止になったとたんに、中国人がDVDを探し回りだした。
    福島記者殿:中国の映倫(なんていうのか忘れた)を取材してみたら面白いのでは?

  23. To shimajyoさん
    「苹果」のカットされた部分は、ネットでダウンロードし放題みたいです。それで、ラテ総局が怒った、というウワサも。もちろん違法なので、私はオススメしませんが。色・戒は中国版のみ見ましたが、なかなかいいと思いました。あれは、モデルの事件が史実にあるんでしたね。ポルノシーンはすべてカットでしたが、あの映画を国内上映させたのは、中国の対日政策の変化を物語っているように思いました。苹果はテーマは好みでしたが、もうひとひねり、ほしい気がしました。「公園」という映画が、けっこういいです。地味な映画ですが、映像がユトリロの絵画風で詩的。同時に老人問題、一人っ子政策といった中国社会を反映しています。「盲山」(中国版)もよかったです。国際版は結末が違いますが、国内版を注意深くみると、国際版の結末が想像つきます。おそらく国際版の方が、リアル中国。

  24. To iza1211さん
    おそくなりましたがあけましておめでとうございます。なだれがおきるのか。ちゅうもくしていきましょう。」

  25. To MONAさん
    >( ;∀;)イイハナシダナー
    ありがとうございます。ことしもよろしく~。

  26. To aqua2020さん
     中国には、いろいろなひとがいます。これからも紹介していきたいです。

  27. To nhatnhan625さん
     いえいえ、学生さんたちに、いろんなこと考えてもらってください。

  28. To starbeastさん
     へんな訴訟社会になる可能性もありますが、国民に法律をどんどん使ってもらうことはいいことだと思いました。

  29. To masa19861124さん
     中国には、すごい人いっぱいいますよ。少しずつ紹介していきますね。

  30. To diplodocusさん
    魯迅は、やはり中国の国民文学。中国の若者には魯迅、読んでほしいです。

  31. To hikokoさん
     シルクロードの小冊子?いえ、覚えがありません。でも、アフリカ・ケニアの孤児院のルポは小冊子になりました。この小冊子は、もうひとりの方のルポと一緒に、編集されていて、それが確かシルクロードの話ではなかったか、と。

  32. To 一閑さん
     時代の流れの方向性は、もう変えられないと思うのです。彼みたいな人、増えてゆくのではないでしょうか。

  33. To mapotofuさん
    ありがとうございます。ひとりひとりから、世論はできるのだと思います。庶民パワーはあなどれない。

  34. To nakashixさん
     中国はさすが人口が多いだけあって、いろんな人がいるなあ、とつくづく思います。拝金主義に走る人ばかりではありません。

  35. To silverwolfさん
    >これから?さんのような方が増えていくことを願ってやみません。
    私もです。せっかくいろいろな法律ができているのです。どんどん使ってほしいです。

  36. To jackdanさん
    好きになっちゃってください。
    《九評共産党》、知っていますよ。

  37. To 超級大懶猫さん
    法治、民主、もうこれは逆らいようのない時代の流れだと思います。スピードや方法論はいろいろ曲折があるでしょうが、逆流することはない、とおもっています。

  38. To eizyさん
    Fビザ、五輪前には厳しくなると思いますよ。気をつけてくださいね。

  39. To iza1364toshiさん
    激流中国のシリーズはいずれも力作だと思います。あれを制作しているのは実は在日の中国人たちです。多くは天安門事件世代、つまりあのころに学生を経験した40代の人たち。当局の圧力にあいながら、どんな思いであれだけの取材をしているのか。単に、金のための仕事とは違うはずです。あのリポートに、中国社会をよりよくしたい、変えてゆきたい、という、かくさんに共通する情熱を感じるのは、私だけではないと思います。

  40. 福島様
    NHK「激流中国」は在日中国人達が制作したとのこと。
    大変勉強になりました。
    福島さんのご指摘通り、中国人=拝金とは違う側面も垣間見られる
    わけですね。
    まさにブログならでは情報だと思います。
    こういう「小ネタ」、またお願いします。

  41. 今年もお元気でご活躍ください。中国にもこんな立派な方が居られ、また当局も逮捕も出来なくなってる。良いことですね。オリンピックや万博が終わっても、この状態が続けばいよいよ、日本もウカウカしてられません。
    日本にもこの様な法律家が居てくれたらな~と思います。
    今回の「小ネタ」は福島記者に勲章ですなぁ。
    重罪犯の死刑阻止になら何十人ものバカ弁護士が集まるんですがねぇ~?
    私が社会に出た頃は健康保険は本人無料、高速道路は減価償却が終われば無料、
    ガソリン税は道路建設のため受益者負担、暫定税率がいつの間にか恒久税率に、
    私達日本人も日本政府から騙されてばかり。
    受益者負担なんて死語になってしまいました。
    中国もこのような道を歩んで行くのでしょう。

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