北京五輪前後に読む本

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■福島にプルーフや書籍を送ってくださるみなさま、いつもありがとうございます。本当はちゃんとレビューをブログに書きたいと思っているのですが、なかなか時間がありません。しかし、きちんとよませて頂いています。今日はブックレビュー。改革開放30周年の今年に、北京五輪前後に読むといい本を紹介。

■『兄弟』(上下、文藝春秋刊、余華著、泉京鹿翻訳)


↑作者の余華氏と『兄弟』日本語版。

■あまりにも中国人を露悪的に、ありのままに描写したため、中国人の文化人からは批判の嵐にさらされた問題作。批判書評だけで一冊の本までできたほど、社会現象となった。

■わずか40年の中国近現代史の中に詰め込まれた、欧米の400年にも相当するジェットコースターなみの社会変化を辛辣(しんらつ)さとユーモアと哀感と愛情で書き上げた大衆小説である。血のつながらない兄弟、李光頭と宋鋼の時代に翻弄される姿を通じて、文革の10年と改革開放の30年が中国にもたらしたものは何であったか、中国から奪ったものは何であったかを教えてくれる。そして、日本読者は「日本人が嫌いな中国人」がどうやって生まれたかを、理屈でなく感覚的に理解できるだろう。

■作者の余華氏と最初にあったのは2005年暮れ。世界各国の小説を通じてその国の未来を考える、という新聞の年末企画で、その年に上巻が出版され話題になっていた氏の「兄弟」の原作を取りあげた。余華氏の初期作品『活きる』(角川書店 飯塚容翻訳)は張芸謀監督によって映画化され、「赤いコーリャン」(原作・莫言)と並んで、日本人の知る現代中国文学のひとつだろう。しかし余華氏は寡作でしられ、すでに小説を発表しないまま10年がたっていた。『兄弟』は10年ぶりの小説であり、しかも文化大革命がテーマという問題作であった。

■読み始めるととまらず一晩で読んだ。そのままの涙の池におぼれそうになった。文革時期であくまでも人間的であろうと、誇りを失わずにあろうとし続けた人々が、どのように弾圧されリンチを受け、命を落としたか、昨日責める側の者が今日は責められる側にまわる絶望と人間不信の中で、ごく普通の人が血も涙もない悪鬼のような行為に走る状況を、平易な文章でたんたんと描写しており、胸を打った。

■文革関連の資料を読んだり経験者の話を聞いたことがある私はこれがほぼ真実に即したものであり、具体的な歴史資料が下敷きにされていることを感じたが、余華氏によれば、当時、同書の編集を担当した若い編集者たちは、小説中の描写はすべて作家の想像力であると思いこんでいたという。だが、絶望と憤怒から頭に自分で釘を打ち込んで自殺する男の描写や、息子の死に気がふれて素っ裸で町中をうろうろする女性の描写は、米国のコロンビア大学の図書館で余華氏がみた文革資料の中にあった。今の中国の若者たちは、外国人以上に文革を知らないのである。

■それから年明けて出版された『兄弟』下巻は、文革で人間性を抑圧されてきた中国人が改革開放で弾け、欲望のままに暴走した結果うまれた狂乱、狂態が活写されている。これも一気に読み、現実の中国人の姿はブラックユーモア小説になるのだ、と思い知らされた。中国人知識人たちは、このあまりに赤裸々な現代中国人の生態を小説という形でつきつけられ、鼻白み、怒り、こき下ろし書評がメディアを席巻した。だが、正規版130万部が売れたベストセラーとなったことから、多くの中国人が、この小説に何かを感じ、考えさせられたことがうかがえる。

■嵐のような批判を受け、余華氏はいう。「中国には知識分子はいない。作家も大学教授も独立した批判精神がもてない社会だよ。独立した批判精神がないなんて知識分子じゃない」。今の知識分子の批判は、けっして自らの哲学や思想、経験からうまれた批判精神によるものではない。政府の意向にそった批判ばかりだ、と。

■この小説の読みどころは、主人公・李光頭の人物造形やエピソードのリアルさだろう。彼こそ、中国人の典型であり、中国そのもの、と余華氏はいう。学も教養もなく粗野で自分勝手で拝金主義。しかし金もうけのためならびっくりするほど大胆で、たくましく精力絶倫。文革の嵐のときには息を潜めて耐え抜き、改革開放の波にのって、はったりとデタラメな商売で富を築いてゆく。

■「紛争が続くダルフールですら、中国人は金もうけにいく。(ニセモノ製造のメッカといわれる)浙江省の義烏市に行けば李光頭みたなヤツばっかりだ」と余華氏。私が取材したことのある、北京の大金持ちの姿とこの李光頭のイメージがまったくもってぴったり重なる。彼も日本に単身わたり、毛生え薬で儲けた小金を、はったりと機転で増やしてゆき、フォーブスのランキングにものる大富豪となった。ゴミ拾い(廃品回収)で大富豪となるというエピソードも、ジャンヌ・ダルク印の「人工処女膜」も、昔から変わらぬ味のミルクキャンデー「大白兎」も、あやしい豊乳クリームも、すべて実在する。

■そしてその李光頭とは対照的な血のつながらない兄弟、宋剛。インテリで善良で思いやりにあふれ愚直といっていいほど真面目で控えめでハンサムな彼のような中国人を、私は確かに知っている。しかし、彼らはもう絶滅寸前の〝希少品種〟かもしれない。過酷な歴史に真っ先に淘汰されてきたのは宋剛のような真面目な小市民だった。そういう人間は、この厳しい国で、騙され貧乏くじをひき、生き抜くことができなかったことを、誰もが知っているのである。

■もちろん、四川大地震では、物ごいまで義援金をカンパするなど、中国人も公民意識と思いやりを見せた。文革で良心を殺し、改革開放で欲望を抑えることを忘れたといわれる中国人も、国際社会と接触するうちにまたよい方向に変化してきているのかもしれない。ただ、余氏は「1年後、同じように被災地に関心を持っている人はどれくらいいるか、私は心配しているよ」とすげない。ひょっとすると大地震後の中国人の熱狂的なまでの義援活動に、文革の若者のマスヒステリーに似た熱狂と同じ種類のものを感じたかもしれない。

■この小説は、今の中国人が良識や思いやりを自ら葬りさり金と性という欲望パワーのみで苛烈な時代を乗り切ってきた、そういう中国の恥部を洗いざらいぶちまけている。そういう意味で、余氏を〝醜い中国人〟を危機感をもって描いた小説家・魯迅の後継者と、呼びたい気分である。ただ魯迅を面白いとおもって読む人は少ないだろうが、余華氏の小説は、大衆娯楽小説のスタイルをとっており、あえてライトノベルなみの少ない語彙で書かれて、かけ値なく面白く読みやすい。難しい本を読んだことのない若者に読んでもらいたいという、気持ちがうかがえる。

■おしむらくは、小説の中に当然描写されるべき1989年の天安門事件について、書き込むことを自粛してしまったことだ。余華は、この点について、こう語っている。「天安門事件について書き入れても、どうせ削らなければ出版できない。これは浙江省の劉鎮という片田舎の文革から改革開放をへた現代までの物語で、天安門事件は物語の大筋に直接関係ないと思った。」

■同時に彼は、こうもいった。「私たちの世代は、まま、ぱぱ、という言葉を覚える次に、毛主席、人民、共産党という言葉を覚えたんだ。でも実は、人民とは何か、分かっていなかった。1989年の初夏の夜、私は北京の京広中心(という建物)あたりを自転車に乗って走っていた。するとすごい熱波が押し寄せてきた。さらにゆくと、(民主デモのためにあつまる)群衆の声や姿が見えた。人民の熱というものは声よりも早く届く。このとき、私はこれを、人民というのか、とわかったのだ」

■6・4(天安門事件)はその人民の熱を、冷たい鋼鉄の戦車で踏みつぶした。「あの夜のことはいつか、書く。しかし、書くなら正面から堂々とかきたい。言葉を濁して、小手先のテクニックで当局の目をかすめるように書くようなものではない」。同書の邦訳版出版後まもなく、在日中国人作家の楊逸さんが6.4で挫折し日本に渡った青年を主人公にした日本語作品『時が滲む朝』で芥川賞を授賞した。正直いうと、小説としての深みが今ひとつ足りないとは思ったが、母国語以外で小説を書くことの限界というのもあるだろう。同じ小説を書くなら母国語で書く方が、絶対いいに決まっている。6・4というテーマを書きたくても母国では書けない中国作家の苦悩をつくづく思った。

■余華氏はいう。「中国は非常に奇っ怪な社会、人類社会の奇跡だ。中国人は変わらない。そして変わるときはクレイジー」。五四運動、大躍進、文化大革命、2度にわたる天安門事件、そして改革開放、いずれも極端から極端へ揺れ動く狂気の時代だった。だから今後「狂ったように成長してきた経済が狂ったように衰退してもおかしくない」とも。

■まもなく、五輪。その短い宴のあとも、中国にはジェットコースターのような狂気の時代が待ち受けているだろうか。だが中国人は道徳や倫理を振り落としながらも、そのたぐいまれな生命力で時代にしがみついてゆけるはず、これまでのように。そして、ときどき過去を振り返り、失った良心のために一粒、二粒の涙を落とし、ささやかなカタルシスを得るのだ。日本人は、そういう中国人とは分かり合えないかもしれないが、心底は憎めないだろう。

■ちなみに同書を翻訳したのは、わが親友の泉京鹿さんだ。言葉ひとつひとつに悩み楽しみ、パソコンをたたきつぶしながら(彼女はものすごい力でキーボードを叩く)翻訳作業に没頭していた約2年の苦労を私は知っている。彼女の翻訳は、私が原作では好きになれなかった主人公・李光頭の複雑な魅力を日本人にもわかるように表現しており、おかげで原作を読んだとき以上のよい読後感を得ることができた。自分の中では、映画にするなら李光頭は周星馳がいいかな、と思っている。

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「北京五輪前後に読む本」への36件のフィードバック

  1. 神戸では小さな書店でも平積みして注目されるようにしておいてありました。
    是非、購入してじっくり読んでみたいと思います。
    天洋食品のギョーザへのあまりにも中途半端なわが総理の対応で苦しんでいるのは、わたしたちだけでなく、漢人もそうなのですから。

  2. 福島香織様: こんにちは
    仕事の合間にのぞきました。面白そうな本ですね。朝から「中国国内で天洋食品の餃子で中毒者が出た」と言う記事で、2ちゃんのスレを読んでいました。いいかげんな支那人気質が出てしまいましたね。

  3. 日本人の方が、中国人より文革のことに詳しい、というのはあるかもしれませんね。
    我々に直接利害関係のない、小説として読むことができるから。
    私が中国のことに興味を持ち出したのは、映画「芙蓉鎮」「青い凧」を学生時代に観てからのことです。

  4. To mokoさん
    >私が中国のことに興味を持ち出したのは、映画「芙蓉鎮」「青い凧」を学生時代に観てからのことです。
    私も昔(陳凱歌や張芸謀が日本でブームになってちょっとたったころ、
    15年くらい前?)渋谷のユーロスペース?で「青い凧」見ました。
    あのころは「青い凧」は中国では上映できなかったんですよね。
    芙蓉鎮は三百人劇場?で見たような気が。
    (犬を取り上げられるお爺さんの話とかと何本かと一緒にやってたような)
    こういう映画で中国のことを知った気になっていたあのころとは、
    隔世の感がありますね。

  5. 東京本社栄転オメデトウ!
    帰国したら在北京での「真実の中国!」とでも題して本を出して下さい。
    中国では販売されないでしょうから旅行者にで頼んで持ってきて貰いますよ。
    「陳良宇事件」に興味があれば、資料を提供します。
    日本ではまず手に入らない資料です。
    入用であれば、上海支局にでも届けて置きます。
    北京まで郵送は不可能ですし、途中で抜かされる事、心配あります。
    入用なら、支局の住所を知らせてください。

  6. 久々に福島さんのブログを拝見しました。
    日本勤務になるのですね。栄転でおめでたいことなのかもしれませんが、さみしくなります。中国を本当によく知り、本当の意味で好きだった福島さんにとって、日本勤務で中国をウォッチするのでは歯がゆく物足りないと思うかもしれませんが、日本勤務だからこそ書けることも増えるのではないかと期待しています。私はまだまだ上海勤務が続きます。中国在住期間が増えてくると、今度は日本に帰るのが怖くなりますね。うまく適応して生活できるかなあとか。日本生活もごぶさたの福島さんから見た日本の姿もぜひレポートしてほしいです。本当にお疲れ様でした。うーん、さみしい・・・。

  7. To tenyoufoodさん
    >中国国内で、
    >上映できない映画が、何故中国で製作されて、外国で上映されるのか、アホダラ教徒は疑問に思ったこともあるまい。
    疑問に思うもなにも、ここまでは海外にはOKだと
    北京が判断しているんだなと当時から分かってましたよ。
    今じゃ文芸作品どろこか、tenyoufoodさんみたいなのまで
    ネットで鑑賞を許可というか強要されてるわけで。
    もちろん、あなたが書き散らせる内容も規制対象外の内容だけで、
    肝心なことは「厳重に規制されてる」んでしょ?
    「政治宣伝とは無縁の純粋な」個人的意見でないことは
    「アホダラ教徒」にさえ疑問の余地はないですよ。
    ただ映画にしてもあなたの書き込みにしても
    あなたが意図した(検閲が想像する)以上のことを相手に
    読み取らせてしまっていると思いますがね。

  8. tenyoufood さん
    >ソルジェニーツインの作品は、最初は地下出版(出版の紙も印刷工場も当局の許可が必要だった)で読まれて、こっそり国外に持ち出され
    えー、「最初」に発表された「イワン・デニーソヴィチの一日」は、ソ連国内で正式に出版され、ベストセラーになってますよ(フルシチョフ政権の意向でスターリン批判に利用された)。
    その後、ソ連の政策の転換で弾圧が始まり、国外での活動を余儀なくされていったんです。あと、ノーベル賞受賞が「亡命」のきっかけでもありません。弾圧に抵抗し続けたソルジェニーツィンをソ連当局が逮捕、有罪判決を下して、国外追放にしたのです。
    >それが製作された時期、書かれた時期、を知らなければ何も解らないゼヨ。
    確かにスターリン批判の時期だったことを知らなければ、ソルジェニーツィンが「最初は地下出版」なんて間違いも無理はありませんゼヨ。
    中国当局の高官だって読んでるんだろうから、こういう小説を公の場で誰かが誉めてもいいと思うんですがね。文革のような負の遺産を否定するのは、国内外にもいい影響を与えるだろうし。もっとも、ソルジェニーツィンみたいに後から手のひらを返されちゃたまらないですが。

  9. To makirataさん
    反論お疲れ様です。
    横レスで御免なさいですが、エサを与えないように注意しましょうね。
    目に余る愚かさですが、生暖かく見守る心意気でいきましょう。

  10. >「最初」に発表された「イワン・デニーソヴィチの一日」は、
    ----------------
    現在進行の、
    政治状況を題材にした小説か、過去の政治状況を題材にした小説か、は(作風の違いは大きな違いだ。)の意味だ。
    えー、現在進行?
    「イワン・デニーソヴィチの一日」って、発表当時の「現在進行の、社会状況」を題材にしていたのではありませんゼヨ。それより前のスターリンの粛清を批判する内容ゼヨ。第二次大戦中にいわれのない反逆罪で投獄された軍人の強制収容所での生活を描いた小説ゼヨ。
    文革を題材に取った「兄弟」同様、発表時点から見て「過去の政治状況」を扱っていたんですゼヨ。
    だからフルシチョフ政権下のソ連で出版を許されたんゼヨ。
    本っっ当に何も知らないご様子で。つーか読んでないだろゼヨ(笑)
    あと、「最初は地下出版」なんて言う恥ずかしい事実誤認の反論に全然なってないゼヨ。
    >それが製作された時期、書かれた時期、を知らなければ何も解らないゼヨ。
    自分がこう書いたの忘れちゃった? 先天性痴呆にも程があるゼヨ。

  11. makirataさん、
    このコメント欄はtenyoufoodさんに、ありがたいお話をして頂く独壇場です。質問は良いですが、反論、その他tenyoufoodさんがお気分を害されるようなことは決して許されません。ありがたくお話を拝聴するように。tenyoufoodさんのご意見・ご見解、教えて下さる数々の事実、歴史、例示、全てが裏の取れた真理であり、絶対的価値なのです。そこに疑問を差し挟む余地はありません。十分にご注意下さい。tenyoufoodさんを前にしては、反論など無意味です。

  12. to Tenyofoodさん
    いつもありがたいお話ありがとうございます。
    博学で真実しか語らない真面目さには感服しております。
    これからもせいぜいお続け下さい。

  13. To tenyoufoodさん
    >ウラを取るとは何?なんて言ったので
    >【中国製冷凍ギョーザ中毒事件】
    >
    >産経記者:
    >きょう一部報道で、中国の天洋食品製のギョーザが中国国内でもメタミドホス中毒を起こしたということだが、政府はサミット(主要国首脳会議)前に中国側から連絡、報告を受けていたのは事実なのか
    >
    >福田首相:
    >「あのー、真相究明のための
    (…以下略)
    官房長官記者会見質疑応答をを勝手に首相記者会見に改変・捏造しないように。
    コメント欄で無駄なコピペに明け暮れるのなら、せめて原典忠実でやってくれ!
    返答不要

  14. tenyoufoodが久しぶりにこれだけ貼りまくるのは
    それなりの状況なんだろうな~。
    大変ですね、暑いのに。

  15. 洞爺湖サミット前に中国が「毒ギョーザ事件の真相」に直結する事実を日本側に知らせたということですが、なぜそんなことをしたんでしょうか。どんな計算があったのか興味があります。
    中国が自国の不利になる事実をわざわざ知らせるなどあり得ないことで、何らかの打算があったと考えるべきでしょう。
    中国経済は今想像以上の苦境に陥っているのではないかと推測します。中国が発表する統計が信用できないことは常識ですが、経済の先行きは想像を絶するほど暗いのでしょう。
    そこで、落ち込んだ日本の投資を呼び戻し、輸出を回復させることが至上命題となり、真相を自白することで中国への信頼を取り戻そうと考えた。そういうことではないでしょうか。
    日本人はお人好しだから、反省する振りをすればすぐに感動する。中国への親近感が復活し、経済に好影響を与える、と。
    私たち国民は某総理大臣のようなお人好しであってはなりません。中国人を信頼せず、事務的に、厳格に、冷静に、かつ平和的に付き合うことが大切だと思います。

  16. もしかしたら、tenyoufood さん って福島さんに密かなこひごころを
    持っているのかも。
    北京の話が聞けなくなるのが悲しくて、のたうちまわっているメンタリストなのでは ?
    皆でそっと見守って上げましょう。
    しかし、中国を中から見た福島節が聞こえなくなるのは悲しいな。同じ関西人として凄くいい響きだったのに。

  17. To kashiwa123さん
    洞爺湖サミット前に中国が「毒ギョーザ事件の真相」に直結する事実を日本側に知らせたということですが、なぜそんなことをしたんでしょうか。どんな計算があったのか興味があります。
    「(中国)ホントのこと言うから、黙っていてくれ」「(日本)承知しました」という、すりあわせじゃないでしょうか。
    高村外相が今になってシレッと「中国に口止めされていた」などと言っている所を見ると、やはり北京五輪まえに「中国の食品は危険だ」ということを声高に言われたくなかったんでしょうね。
    中国産毒ギョーザの件が世界的にひろまると、北京五輪を観にやってくる人は激減するでしょうから。
    もう北京五輪観戦ツアーなどの受付をおおむね締め切った、その今を選んでこのような暴露をしている。福田政権が「私たちは悪くないんですよ」と日本国民に言い訳こいてるようで、不愉快です。福田政権の支持率が低いのを、政権側に逆手にとられたような気もします。「どうせ支持率低いんだから、少々の売国してもかまわんべや」そんな居直り。
    日本国民の健康、生命より、北京五輪成功のほうが大事なんですよね、福田政権にとっては。国民もなめられたもんです。
    麻生太郎氏に政権を禅譲する、なんて発表と前後してるのも、政権側が戦略的に情報コントロールしていると思わせます。

  18. 中国食品監督局長が自殺 香港紙報道
    (2008/08/08 16:08 共同通信)
    http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008080801000465.html
    【香港8日共同】8日付の香港紙、星島日報は中国国家品質監督検査検疫総局の食品生産監督管理局の☆建平局長(☆は烏の右に郊のツクリ、42)が自殺したと伝えた。2日に建物から飛び降りた。自殺の前に司法当局が局長と接触していたとの情報もあるという。
    国家品質監督検査検疫総局は食品や日用品の安全性確保や動植物の検疫などを担当。その中で食品生産監督管理局は国内での食品の安全管理や監督、食中毒事件の調査を担っている。中国国内で6月中旬に起きたとされるギョーザ中毒事件の対応にも同監督管理局がかかわっていたとみられるが自殺との関係は不明。
    同紙によると、北京五輪開催直前の時期にあたるため、中国メディアは当局の意向に従い、局長の自殺についての報道を控えている。5日には総局内で会議が開かれ、李長江総局長が部下に規律の徹底を求めたという。

  19. 福島記者、お久しぶりです。
     この9月で東京勤務ですか。長い間の中国生活、お疲れ様でした。
    さて東京勤務でも、「東京小ネタブログ」とかいう名で継続してくださいね。中国で鍛えた縦・横・斜めより見て、ずばずばと切りまくる…。そのような貴ブログを期待しています。
    あと一月ほど、どうかご自愛いただき、元気に帰国されんことを…。


  20. --------------------
    さん
    できるだけ文書短くしてね
    マウスのロール回すの大変だからお願~

  21. To tenyoufoodさん
    >、
    >   シぇー、これが中国だ!
       これでいいのだ!
    -----------------------------------–
    おっさん、この暑さで、ついに頭にきたな!消える前のろうそくか?
    ボケ老人の相手をしても始まらん!

  22. To gtzhenさん
    >もしかしたら、tenyoufood さん って福島さんに密かなこひごころを
    >持っているのかも。
    >北京の話が聞けなくなるのが悲しくて、のたうちまわっているメンタリストなのでは ?
    私が思うに、寂しい方なんだと思います。一緒に語り合ってくれる友達や恋人がいないのでは…朝昼晩と必ずこちらに張り付き、必死で情報を集めてる姿を想像すると涙が出そうに…。
    生暖かく見守るのは大歓迎!もはやtenyoufood新聞と化しているこのコメント欄ですが、孤独の余り秋葉原殺傷事件再び、なんて事になるよりかはお好きなように語って頂いてそっとスルーする方が無難ですよね。
    未だに肛門期を抜けきらない精神年齢の方に比べたら広い心で見守れるはずです。
    荒らし一歩手前ですけれど。
    ところで動物園でうんこを投げつけてくる猿っていませんでした?
    思わず書き込んでしまいましたが、ご不快に思われたら大変申し訳ありません。まだまだ未熟者です><

  23. To SFjさん
     本は読みたいときに読む。テレビの開幕式など、いつでも見られる。

  24. 福島様 こんばんは。
    面白そうな書籍の紹介、解説有り難うございます。明日には是非書店にて求めたいと思います。

  25. しかし、、暫くぶりで覗いてみれば、コメントの7割?8割?は
    「tenyoufood」さん・・・・
    しかもその内の相当の部分がエントリーテーマと全然関係のない
    「農薬混入冷凍餃子問題」
    しかも、
    マスコミ報道をなぞっただけの上っ面の「ご卓見」ばかり・・・
    ーーー福島記者が女だと思ってナメておられるんじゃないんですか?

  26. To SFjさん
    テレビで見る完璧に演出された、海外放送よりも4秒遅れの〝生中継〟の開幕式より、チケットも買えないのに、田舎からでてきて、汗だくになりながら、遠くの花火に手をたたき、あげくに警官に返れ帰れと追い返されても、「雰囲気が味わえた」と喜ぶ、テレビに映らない五輪開幕式の方が、取材の価値あると思いました。あなたがホームレス呼ばわりする人々こそ、中国の人民ではありませんか?日本語には敬語、丁寧語、謙譲語といろいろあって難しいとは思いますが、人をお前呼ばわりする人間が、日本社会で尊敬を受けることは決してありません。あなたがいくら優秀なエンジニアであっても。

  27. To SFjさん
    横レスごめんなさい。
    SFJさん、福島さんは別に会場で行われてる事がどうでもいい、無価値だと仰ってるわけじゃありませんよ??
    ちゃんと最初からご覧になってて記事になさる記者さんもいらっしゃいますでしょうが、チケットがとれなくても会場の外で警官に怒られてもいいから広い広い中国のあちこちから 会場の中にいる人と同じ空気の中で 自分達の国で開催されたオリンピックを祝福したい、そんな人達を取材する事ってそこまで悪い事でしょうか…。
    祝福する気持ちは一緒ではないでしょうか。もう一つの開幕式、私は好きです。
    初めてで国を挙げての五輪開幕式、気持ちが高ぶってらっしゃるのでしょうが、『ちゃんとしたenjoyの基準』はSFJさんの基準ではないでしょうか?
    SFJさんのいつものコメント嫌いではないのです、そりゃあ、多少反論とかはあるにしても。なのでこの暴言の数々、悲しくなってしまいます。どうか落ち着いて下さい。

  28. To SFjさん
    >To 福島香織さん
    >小生と論争なら、福島さんは、また勉強は足りません。
    ----------------------------------------—-
    手前勝手な、中華思想で何を言ってるのか?
    中華思想が世界に通用すると思うな!
    今まで中国が世界から迫害、いじめを受けてきたと思うのであれば、なぜそうなったのかを考えよ!
    中国人民だけがこの地球にいるのではないぞ!

  29. >>to all(except sfj)
    sfj はここ最近、福島記者の’06年度の記事なんかにレスつけたりして、「煽り寸前」とさえいえる行為をくりかえしていました。(マァ僕なんかは、それで昔の記事を再認識できて、それはそれで有意義でしたが)
    それが今日は、祖国が初の五輪を開催してコーフンしたせいか、↓
    Commented by SFj さん
    北朝鮮の美女軍団、ロシア美女と一緒に
    オリンピックを観戦、感染だぜ
    こんなチラシの裏にかくべき駄文を、記者ブログにカキコしています。それも古森氏や阿比留氏のブログには何もしないで。
    やはり福島女史を、女だからといってナメてるんでしょうか。いかにも中年支那人のやりそうなことです。食堂でも「小姐」よばわりして、痴漢行為でも働いているようなクソ親父なんでしょう。
    しばしばtenyoufood氏の悪行?が俎上にのぼりますが、氏はまだ中国と日本のこと、関係性についてなんとか彼なりに(笑)言及しようとしているし、福島記者をただ罵りちらす、というようなデタラメはしていません。
    (文化部記者はこんなものか?程度の煽りしか、寡聞ならぬ寡看にしてみたことがない)
    sfj のページで検証記事かきますので、おヒマなら一度いらしてみてください。

  30. To SFj
    小生は、乱暴な言葉は申し訳ございませんか。
    あんたの記事はどう信じますか
    キサマは言葉が乱暴なのではなくて、無礼なだけだ

  31. To SFj
    Kisamani nageru kotoba nado nai.
    Nihongo ga kegareru wa.
    Mou iikagen ” Nihon-go ga umakunai huri “wo
    surunoha yositara douda?

  32. To SFj
    Bobi- orogon mo Bibian su- mo
    Nihon-go ga metyakutya jouzu nanda yo.
    Omae mo
    kitinnto sita Nihon-go wo sakini kaite
    atode suikou siteru darou ga.
    Sonnnakoto sinagara
    taipu-nyuuryoku dekiruttenoha
    tyotto kangaetara wakarundayo.
    peijuan ya tester no houga mada kawaiize.
    Aituraha jibunwo ituwaru kotowo sitenaikara na.
    Itumade sono tyaban-geki ga tudukunoka mimonoda na.

  33. To tenyoufoodさん
      
    To moko
    オマエは救いようの無いアンポンタンだ。
    アンポンタン、って漢字があるそうですね。
    昔好きだった女性が漢字検定一級もってたけど、その字を書けた。
    貴殿のことを、悪名高き、なんて言ってゴメンナサイ

  34. いつも面白く読ませてもらっています。
    私は昨年まで広東省に駐在しておりましたが、書店でこの本が山積みになっているのをよく見かけました。タイトルの印象から、長渕剛の歌みたいな内容だろうと思い込んでました。こういう内容とは知らなかったので、さっそく購入して読みたいと思います。
    著者の「中国は非常に奇っ怪な社会、人類社会の奇跡だ。中国人は変わらない。そして変わるときはクレイジー」という言葉は的を得ていると思います。
    好きにはなれないが、無視できない、判らないから知りたくなる、というのが、いまの中国に対して私が持っている感情です。
    中国にいたときに、こんなことがありました。
    ある日、私の勤め先の通勤バスが通る道路に、地下をくぐるバイパスが完成しました。
    交通事故が多いので、車と自転車、歩行者を分離させようというのが、当局の狙いだったと思います。
    しかし、バイパス完成初日に私の目に映ったのは、車と一緒にバイパスをくぐって行く、たくさんの自転車でした。。。
    中国人が無知でバイパスの意味を理解できなかったとは思えません。
    「ちょっと、くぐってみたかった」
    ということだと思います。
    「天衣無縫」という言葉がありますが、私が知っている中国人(比較的学歴が高く、まじめで控えめな人でさえ)には多かれ少なかれ、そのような傾向がありました。
    私は違和感(時には嫌悪感)を覚えつつも、自由とは言えない社会の中で、「何か」から開放されている彼らに羨ましさも感じました。
    中国とは何かという問いに対する答えは非常に難しく、著者の言うように、非常に奇っ怪な社会、人類社会の奇跡であると私も感じます。
    その根元にあるのが、「天衣無縫」ではないかと私は感じています。
    なんだか、取り止めがなくなってしまいましたが。。。

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