周勍さんの本(邦訳版)が出たよ!福島のブログ本も出ます。

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■このブログで連日2万アクセスを記録した人気シリーズ「食の安全学」で紹介した北京在住のフリージャーナリスト・周勍さんが1日、来日記者会見をおこないました。「民以何食為天」の邦訳版「中国の危ない食品」が草思社(1470円)からきょう、出版ですって。おめでとうございます。良書だと思います。買って損はないですよ。

■周勍さんの仕事を最初に日本に紹介したメディアは、このブログだと思うのですが。ひょっとして同書の邦訳出版は、拙ブログがお役に立ったのでしょうか。なんてことを考えると、なんか自分の本が出たみたいでうれしいですね。周さんによると、日本での翻訳がきたのは4月、ブログで紹介したのもほぼ同じ時期なんです。同書はその後、再版が差し止められ、事実上の禁書扱いになりました。こうなると国内では著作権料が入らないので、ぜひ日本でこの本が売れてほしいです。ちなみに香港版と国内版があって、邦訳は香港版のノーカット版です。

■さて、私のブログ本も10月末には出版できそう。きょうあとがきを送り、2日中にゲラの赤字をおくります。9月は、産経新聞は幹事社業務(日本在北京新聞社・通信社の連絡・調整係)の担当月で、そのうえ国交正常化35周年イベントに6カ国協議がかさなり、てんてこまいでした。で1日から、風邪ひいてしまって、しんどいよ~。ぜいぜいいいながら、本当は9月中にすますべきさゲラ検を今ごろやっています。

■いやあ、300ページのゲラ検がこんなに大変なものとは。それより、いくらブログとはいえ、誤字・脱字・変換ミス・勘違いの間違い表記の多いこと多いこと。確かにブログ記事は、赤い彗星なみの通常の3倍の速さで書き殴っていますが、これ新聞記事だったら、いったい何枚始末書を書かねばならなかったことか。ブログ読者のみなさんは、こいつまた、まちがっとる~、と思いながらも、きっと「生暖かい目で応援してやろう」という優しい気持ちで読んでくださったのだと思うと、涙がこみあげてきます。

■しかも、こんなブログ本が、なんと1600円というやくざな値段で売られるときき、気色ばんでいます。ユリシーズ報道文学賞を受賞した周さんの「中国の危ない食品」でさえ1470円なのに、なぜ私のブログ本が、それより高いのか。(せめて1000円以下が妥当では?)。

■さらにさらに。タイトルが『危ない中国 点撃(クリック)!』って、おわっ、なんと挑戦的な。こんなタイトルつけて、私、来年のJビザ出してもらえるのだろうか。ちなみに、私が提案したタイトルは「点撃(クリック) !中国」でした。点撃というのは、ネット用語のクリックを意味する中国語です。内容は、食の安全学シリーズがやたら長くて、全部で36エントリーしか収録されていません。阿比留さんのブログ本はたしか80エントリー収録されていましたから、私のブログエントリーって、一本一本がやっぱり長かったのですね。ほんとうに、読んでくれた人ありがとうございます。

■あ~、また熱がでてきた。こんなぼーっとした頭でゲラ検できないよ~。う~、ちょこっとだけ寝よう。

 

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「周勍さんの本(邦訳版)が出たよ!福島のブログ本も出ます。」への24件のフィードバック

  1. 福島香織様: おはようございます。
    文章から忙しさがビシビシ伝わってきます。医療機関に行こうにも、韓国大使の二の舞になることを頭のスミに置いておかなければならない中国ですから、寝るのが最良の策ですね。
    Blogを書く時は、スピードと精神状態が違いますから、誤字脱字が少し出るのはやむを得ないと思います。書きたい事を誤変換を気にせず書くと言うのは、テーマを決めて書く出版本とはかなり異なった結果になるのは当然の事で、それも面白さのひとつではないでしょうか?

  2. 私はゲラチェックの時間が十分にとれず、結果、本になってから誤字脱字がすぐ見つかる始末で「汗顔の至り」でした。轍を踏まないようにお気をつけください。ちなみに私のは89エントリ入っていますから、確かに一回の分量が違うようですね。

  3. >私のブログエントリーって、一本一本がやっぱり長かったのですね。
    ちょっとね。だから、飛ばし読みすることもあります。

  4. 福島香織さま
    はじめまして。
    いつも紙面とブログを楽しみに拝見しています。
    特に食の安全学シリーズは、身の危険も顧みない姿勢にググっときていました。(ビザも大丈夫でしょう)
    早速のブログ本とても楽しみです。
    >なんと1600円というやくざな値段で売られるときき
    やくざな値段、エエんちゃいますか。
    しっかり口コミで宣伝しときます!。

  5. >1600円
    アマゾンで買えば1500円以上は送料無料ですからいいんです。
    著者サインは、売れそうだと本社が踏んで、出版記念兼イザオフ会IN関西でも開催されたときに貰います。

  6. うーん。阿比留さんより高い1600円ですか。多くの人に読んでもらうには文庫で680円じゃなきゃだめですよ。産経出版も強気ですね(笑)。
    お風邪とのこと。お見舞い申し上げます。中国は今週お休みですよね。葛根湯を飲んで好好休息~。

  7. 福嶋さま
    仕事、季節の変わり目と体調管理が大変な時ですよね。
    しかもゲラ校正まで。。。
    1日も早く全快されることを祈ってます。

  8. 「中国の危ない食品」福島さんの本共々
    購入致します
    私は、バカなのか?(多分そう)滅多に風邪を引きません
    お大事になさって下さい

  9. To aqua2020さん
     は~、熱さがったみたいです。きょうはちょっと気分がいいです。優しいお言葉ありがとうございます。これから、ごはん食べにいってきます。冷蔵庫に何もないとは…。

  10. To 阿比留瑠比さん
     阿比留さんの本より、高い値段をつけるなんて、本当におそれおおいです。しかし、初版部数もきっと阿比留さんの半分以下だと思います。

  11. To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
     とばし読みしてください。でも、あまり長いとみなさん、つかれてしまいますね。これから気をつけます。

  12. To yattaraeeganaさん
     うっ、やさしいお言葉ありがとうございます。
    病で気弱になっているときは、特に身にしみます。

  13. To やまかんむりさん
     関西でサイン会…。私ごときが、ありえるんでしょうかね。でも、書店の反応は関西の方がよいときいています。どこかでお会いできるといいですね。

  14. To Bookersさん
     ゲラ直し、やっと出ました。でも、またチェックしなきゃ。きょうは気分がいいので、このまま順調に全快といきたいです。

  15. To sakuratouさん
     関西の書店の反応がいい、ということで、強気の値段をつけたのでしょうか?それとも、初版が少ないので、高い値段をつけざるを得なかった?でも、阿比留本より高い、値段をつけていいんでしょうか??

  16. To iza1364toshiさん
     ありがとうございます。私も、健康がとりえ、と言われていたのですが、最近、弱くなりました。ひょっとして、中国の食のせいか?

  17. 福島香織様: おはようございます。
    2回目の投稿、お許し下さい。食品の安全性に気をつけると言うのは、灘神戸生協が早かったのではないかと思います。先日、亡くなった母親が「灘神戸生協にミカンを出荷するのだけれど、農薬の使用回数が極端に制限されている、指定された回数内では、出荷できるミカンなんかできる訳がないので、周りも皆、ルール破りをしている」と言っていたのは少なくとも35年前(灘神戸生協はそれ以上前から取り組んでいたし、ほかのところでも言われていたと思います)でした。当時は農薬の使用回数を制限しながら、結果として生産されるミカンに農薬を使用したのと同等のきれいさ(見た目の良さ)を求めていた訳です。
    福島香織様の本は、中国の「食の安全」について書かれていることだけを取り上げても『実利本』です、そして、その情報にお金を払う人は関東より関西に多いと言うことではないでしょうか?当院のスタッフ8人中7人(1人は最近結婚しました)は2人以上の子持ちですが、皆、「中国の食品の安全性」には敏感になっています。店頭に並べば、Blogを読んでいない人達が結構、手に取るのではないかと思います。

  18. はじめまして、最近、仕事(というより、研究)で中国に行きましたが、風邪気味だったのか、気管支炎になって帰国しました。
    空気は本当に汚い国ですね。

  19. 福島香織さま
    ご本の発売楽しみにしています。
    9日にクライン孝子さんが
    きょうは日本の国益のためエネルギッシュな活動をおこなっている
    話題の女性を紹介しますと 三度福島香織さんの
    北京週趣聞博客のブログの紹介をされています。
    クラインさんは外国に永住しながら 日本のことを心配してくださってる
    憂国の人です。
    集まってくる情報も凄いので いつも拝見しています。

  20. OUWV同級生のT末です。お久しぶりです。
    どきどきブログを拝見させて頂いていました。
    本を出版されるとは、凄いですね。
    本屋さんに行ってみます。
    ぼくも最近、英字新聞の中国や世界経済ネタを
    中心にブログを始めました。福島さんとは
    違った観点(如何に中国で儲けるか)で
    捉えています。
    http://tokusuru-cafe.cocolog-nifty.com/blog/
    欠陥オモチャ問題は、中国政府の産業構造高度化に
    向けての意図的なリ-クじゃないか、とか。。
    食品問題も調べてみようと思います。
    では、また。

  21. To aqua2020さん
     中国の食の安全問題も環境破壊も、日本で過去にあったことでした。でも、苦労しながらも克服してきたわけで、中国には日本も昔は同じだったじゃないか、と開き直らずに、日本が克服してきた経験などを参考に、問題の早期解決に努力してほしいと思います。しかし、食の問題意識については、中国と日本の差は35年以上あるんですね。上海など国際都市のある一部分の大金持ちの暮らしは、日本人をかる~く追い越していたりするんですけどね。国内ギャップの大きさにびっくりです。

  22. To 日本大好きさん
     日本から北京にくるとぜんそくになった、という人は結構多いんですよ。たぶん、空気は5輪前に瞬間風速的にきれいになると思います。

  23. To izaayumuさん
     クライン孝子さんのブログ、拝見しました。なんか、おそれおおいです。産経新聞でも、クライン孝子さんの原稿がよく載っているので、よろしくお願いいたします。

  24. To kenny-no-eigoさん
    お久しぶりです。10月31日付けで出版されるみたいです。いかに中国でもうかるか?いいですね。教えてください。
    とりあえず、党大会の間は株がさがらないとか、党大会後には元の上昇がスピードアップするとか、は考えてますが、具体的な行動にはでていません。

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