上海万博へ行こう!リアル中国が体験できるよ。

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■最近は手軽なツィッターばかり開くので、ブログの方が完全に放置していました。ほんとうに、おひさしぶりです。でも、いつまでもイザブログにいるというのも、ちょっと別れた彼氏の家に居座っているような居心地悪さを感じますね。かといって、これっという引っ越し先は見つからず。中国でも必ず開けるサイトでないと困るし、物色中です。

 

■さて、極東地域がにわかに緊迫してきた今日この頃、北朝鮮がらみのテーマでも書こうかなあ、と思っていたのですが、偶然、東京で、上海万博関係者の中国人とお会いして、またもや万博の悪口で盛り上がってしまいました。万博に企業としてかかわっている中国人自身が「上海万博は国家の恥ですよ!」「大失敗」と怒っているのだから、よほどひどい、ということですね。というわけで、先日、参観してきた上海万博の裏話がテーマです。上海万博についての原稿は、月刊「WiLL」にも書いてますんで、よろしければ、みてやってください。

 

 

↑中国館予約券の争奪戦があった直後なので、警備がものものしいです。

 

 

上海万博は国家の恥!とある中国人企業家の言

どこがベターシティ、ベターライフよ~?

 

 

 

■5月1日から1週間ほど上海にいってきた。北京五輪を見たのだから、上海万博もみないとね。で、1日と3日の2日間かけて、会場をいろいろ見て回ったのだが、第一印象は、なに、この手抜き万博?というところか。別にケチつけにきたわけではないが、上海万博はその会場設備運営費286億元、日本円になおすと3900億円、愛知万博1900億円の2倍の金をつぎ込んだお高い万博のはず、である。しかし、とてもそんな金がかかっているようにとても思えない、いいかげんさ、なのだ。

 

■たとえばね、こんなところ。

 

 ↑開幕日なのに、高架歩道のつなぎ目の板がとれている。それを誰もすぐに直さない。こういうの危ないとか思わないんだろうか。

 

 

 ↑放置されているセメントの缶とか。開幕後も、お片づけもできてないし。

 

 

↑というか、3日になっても、まだペンキ塗り終わっていないし。

 

 ↑パビリオンの中はこんな看板おいているし。

 

 

■知り合いの中国人企業家によれば、開幕そうそうに水道管は破裂してロシア館のまわりは水浸しになるし、それで一部飲食店が一時営業停止においこまれるなど、もうさんざんだったとか。

 

■その事実を事務局側に確認しようとしたんだけれど、当然、答えてくれるはずもなく。ただ、水道管が破裂したときの事務局の応対の悪さなどに、チェコ館がブチ切れて、事務局側に5つの改善点を要求するメールを送り、改善されなければ閉館も辞さない、と伝えたというニュース記事があったから、水道管破裂は本当にあったんだろう。

 

 

■「なんで開幕早々に水道管が破裂するの?」と聞くと、その中国企業家は「そりゃ工事が手抜きだから」。「万博史上最高のお金をかけて、手抜き工事?」と聞けば、「あなたも中国が長いのだから、だいたい想像つくでしょう。中国では、そういうときのお金は、建材費だの工事費にはまっすぐいかないものだ」

 

■ということで、多額の費用はかかっているものの、会場の水道管と同じくいろんなところで金が漏れているもようである。まあ、中国では結構当たり前にある状況なのだが。

 

■ちなみに、私の知り合いに、北京アジア大会のためのオリンピックセンタースタジアムの建設に携わった関係者がいるのだが、彼によると、こういう国家プロジェクト関連建設については、特別安値で、しかも若干多めにセメントや鉄骨が提供されるとのこと。だから建設関係者は、その安値のセメントなどを市場に横流しして、市場価格との差額をポケットにいれてしまう。その結果セメントが足りなくなって砂を混ぜたりしてしまうものだから、設計段階で想定されていた強度が保てなくなったとか。「結局ポケットマネーにと思っていた金は、完成時に耐震審査などを行う担当者への口止め料に全部使ってしまったから、もうけにはならなかったよ」と、笑っていた。1990年の話なので、もう時効、と彼は思っているようだが、はっきり言って笑い話じゃないよねぇ。

 

■万博に話を戻すと、客の少なさとその消費能力の低さとマナーの悪さも、出店関係者の苛立ちの原因の一つらしい。入場者数が少なくて、当初の予想の会期中のべ入場者数7000万人、1日平均38万人という目標を大きく下回りそうだというのは、すでに報道ずみだが、事態は相当深刻らしい。

 

↑舞台の上では、京劇ダンス?が披露されているも、観客はほとんどなし。だって暑いんだもの。

 

 

■その企業家いわく「私たちが飲食店を出店するさいには1日3000人から4000人が入る規模にしてください、と運営側から指示されていました。なのに、実際は1日数十人ぐらいしかはいりません。私たちの店ではないですが、4、5日と2日つづけて客がゼロというところもありました。会場内には90以上の飲食店が出店していますが、5月が黒字になりそうなところはたった3軒ですよ」

 

 

■しかもいわゆるテナント料は上海の繁華街の3倍という高さ。そのテナント料の高さを価格に反映させると、こんどは入場者から「ぼったくり!」という批判がでたので、運営側は20~30パーセントの値下げを通達してきた。さすがに、売上の9パーセントの「上納金(中国語では税と表記されている)」は3パーセントに値下げされたが、「ぼったくり!と言いたいのはこちらですよ。1日3000人の客がくるとか、甘いこといっておいて、高い場所代とって、これじゃ当局による詐欺でしょう」

 

 

■しかも、しかも。「冷蔵庫の温度とか、売れ残りの処分とか、在庫のチェックはすごくきびしい。それは、違反が見つかると罰金をとれるからですよ。客はこないのに、チェックは厳しい。だから私たちは毎日、何千元分もの売れ残り食品を廃棄しています。生ビールなんかも毎日捨てているんで、従業員らに、もう好きなだけ飲め、っていってますよ」。法外なショバ代、罰金、上納金。やることが、ちょっとヤクザである。

 

■私が入場した1日は入場者は20.8万人。この日は指定日入場券という日付がついた入場券でしか入れないそうだが、1日の日付入り入場券は実は35万枚がさばけていた。とすると15万枚分が来なかったということだ。当初1日のチケットは売り切れで手に入らない、ということでネットでプレミアまでついていた。しかし30日ぐらいから、チケットが余っている、という連絡が携帯電話ショートメールで旅行社から流れだした。けっきょく、値がつりあがると思って誰かが買占めていたのか。あるいは、関係者や企業がまとめ買いしてわいろ代わりに配ったのか。いずれにしろ、そのチケットは本当にほしい人の手にはいかなかった。それよりも、消えた15万枚分のチケット代は、どこがかぶったんだろう。お金の流れが本当に不透明だな。

 

 

■しかし、その予想を下回る入場者数の1日でさえ、中国館の予約券の争奪戦があり、人々は並ばず、米国館では、長時間並ぶのにいら立った群衆が黒人の係員に詰め寄る場面もあった。

↑アメリカ館の前で、早く中にいれろ、と係員にいいよる参観客。この男性が、一瞬、柵に足をかけ、力づくで乗り越えて入館しようというそぶりを見せたので、カメラを構えたが、結局、このあと流暢な中国語を話す黒人女性が登場し、ハンドマイクで「みなさん、ご協力をお願いします」と丁寧に説得して、群衆をなだめた。でも、待っていらいらしているに参観者の間からは「アメリカよ、大国の名誉はどうした!」みたいなヤジも飛んでいた。

 

 

■中国人企業家に、「入場者数が少ないのに、パビリオン前で混乱があったのはどうして?」ときくと、「それは、もう中国人の民度が低いからだよ!」と。あなた、そんな身も蓋もない言い方は…

 

■日本人は、比較的忍耐強い国民性らしく、炎天下や雨の中でおとなしく並ばされても、それでブチ切れて暴れる、暴言を吐くことはあまりない。というか、うまいラーメン屋などで長蛇の列ができたり、ipad発売日の2日前からすでに並び始める人がいるのをみると、むしろ並ぶのが好き?

 

■だが、その企業家にいわせれば、「中国人は並んで待つことが大嫌い。あんまり待たせると、暴れだす」。18日にドイツ紙が報じたところによると、数時間並んだ来場者が強行突破しようとする場面も発生し、苛立ちが高ぶった来場者から「ナチスだ、ナチスだ」との罵声が。この混乱ぶりにドイツ館は運営サイドに抗議し、保安員の増員を要求したそうな。私はドイツ語が読めないので、中国語に翻訳されたこちらのサイトから。

 

 

■その企業家はさらに言う。「入場者はほとんどが、地方からきたおのぼりさんや低層の暮らしの人。はっきりいって、マナーもルールもあったもんじゃない。飲食店に入ってきて席に座っても、商品は一切注文せず、パンだのゆで卵だのきゅうりだの、自分で持ち込んだ食品を食べるんです。しかも、そのゴミを店の床に捨て散らかす。トイレは会場に十分たくさんあるのに、わざわざ飲食店の前で子供におしっこさせたりするんですよ。で、その汚物をうけた新聞紙などを店のゴミ箱にいれたりする!」

 

 

↑インド(ネパールだったかも)のパビリオンの中の池には、確かにけっこうゴミが浮いている。

 

 

 

↑お年寄りには過酷な昼間の万博。疲れるとどこでも寝てしまいます。

 

↑高架歩道の上からみると、歩き疲れた人が芝生の上にごろごろころがっています。

 

↑赤ちゃんを連れてくるところではない!真夏になったら熱射病で死んじゃうよっ。

 

 

■私もときどき不思議に思うのだが、中国の地方の人はなぜ、場所を選ばずに子供におしっこさせるのだろう。私は北京の地下鉄のゴミ箱の中に、7歳くらいの女の子を抱えあげておしっこさせるお父さんとか、王府井の東方広場というおしゃれなショッピングモールの人通りの多い噴水前で、5、6歳の女の子のパンツをおろすお母さんとか見かけると、どういう神経なのか、と思う。長時間並ぶのに我慢できず暴言吐くくせに、こういうマナー違反にはみんな寛容なのも、不思議。

 

 

■私が入場した1日、3日はまだ開幕したてで、さほどゴミの散らかしは気にならなかったし、何より食品、飲料の持ち込みは禁止されていたはずだが。しかし今はそんな状況なんだな。

 

■入場者数については、上海市側が各小中学校に、修学旅行の時期を例年より少し早めて、万博に必ず行くよう通達しているので、最近は少し復活しているそうだ。また、上海在住者については、外国人や出稼ぎ者を含め、一世帯に一枚チケットと200元入りの交通カード(スイカみたいなもの。地下鉄、バス、タクシーに使える)を配布することが決まっている。

 

 

■一世帯に一枚チケットを配れば、お父さんは頑張ってお母さんと子供の分のチケットを買って家族で万博見学にいく、と期待しているらしい。まあ、これも一種の動員だよね。学校が夏休みに入れば、こういう動員効果は徐々にあらわれ、入場者数自体は増えるだろうけど、聞けば、チケットもらって家族でいこう!と喜んでいるのは、どちらかというと、地方からの出稼ぎ者家庭で、その企業家たちが期待する消費能力の高い客ではなさそうだ。その人たちのマナー水準を考えると、万博会場がますますカオスになりそうな予感?

 

 

■私自身は中国の人が並ばないとか、いたるところで子供におしっこさせるとか、車の窓からタンをはくとか、実はあまり気にならない方。私だって、上海の地下鉄にのるときは、死に物狂いで乗るし、下町の里弄や胡同でなら、子供のおしっこくらいで目くじらを立てるほうが大人げないかも?という気になる。上海という中国の国際社会に向かって開かれているショーウィンドーに並んでいる物価、ルール、マナー、ライフスタイルが、地方の中国人(上海人庶民も含め)にとって必ずしもベターライフというわけではないだろう。

 

■ベターシティもベターライフも、結局、その人の生きてきた環境、歴史、収入などに応じて、ものすごく多様な価値観なのだ。行き届いたサービスのこじゃれたレストランで500元するワインを飲みながら晩餐を楽しむのと、食べカスをテーブルのしたにぺっぺっと吐きながら1リットル20元もしない紹興酒を飲むのと、どっちがベターシティでベターライフかなんて、人によってぜんぜん

違うだろう。

 

 

■結局上海万博は、誰にとってのベターシティ、ベターライフなのか、そのあたりを全く考えず、とりあえずやっとけ、という感覚でテーマをきめたフシがある。だから、出店企業側にはさも、中産階級以上がターゲットで、場内で20元のジュースや40元のカレーをたべてくれるような生活レベルの人がいっぱい来るようなことをいっていた。

 

■しかし実際は、そんなお金に余裕のある人は、万博にいかなくても、上海市内のこじゃれたレストランで、カレーでもフレンチでもイタリアンでも食べることができる。(しかも万博で食べるよりおいしくてリーズナブル)。万博に行きたい人はやはり庶民なのだ。

しかし、その庶民を楽しませ満足させようとは、万博運営サイドはハナから考えていない。パジャマでの外出禁止令を出したり、上海庶民がなじんでいるベターライフを否定もしている。なにより、その庶民1万8000世帯をけっして十分とはいえない立ち退き料で強制的に立ち退かせて、そこを会場にして中産階級以上をターゲットに設定した万博を開催しているんだから、そういう庶民から言わせれば、どこにベターライフがある?

 

 

■結局、誰のために万博を開こう、というようなことを実はあまり考えていない。中国のまだまだ貧しい人々に、明るい未来のベターライフを感じてもらおう、というのでもないし、納税者たる企業らにビジネスチャンスを提供してベターシティをつくってもらおうというようなものでもない。あえていえば国家のメンツのためなのだろうが、この手抜きぶりをみれば、国家のメンツというのも、建前のような気がする。

 

■国家のメンツのための上海万博ということを正当な理由として、長年そこに住んでいた人たちを土地から追い出して、血税を使って会場を設営し、企業にテキトーなおいしい話をいってぼったくり、張りぼて万博を開いただけではないか。

 

■運営サイド、上海市にとって本当の目的は、万博終了後の黄浦江両岸の一等地をコネのあるデベロッパーに売りさばいてがっつりもうけることなんだろう。万博自体は、むしろ、おまけ、というわけだ。なら手抜きになるのも仕方がないか。中国の権力サイドにとっては、絞りとれるところから絞りとり、私腹を肥やすというのが、昔も今も変わらぬベターライフ、ということだ。

 

↑万博会場となった地域にもともと住んでいいた人たちが移転させられた居住区にいくと、昔ながらのパジャマでのお散歩姿をみかけた。これもこの人たちにとっては、ベターライフ。

 

 

 

 

■だから、立ち退き問題で人々の法律支援をしてきた人権活動家の馮正虎さんが万博に行こうとしたら、阻止されたのかもしれないね。彼は、上海市官僚の腐敗などをさんざん舌鋒鋭く批判してきた人で、そのせいで日本から上海に帰国しようとしたとき、浦東空港からの入国を妨害され、成田空港で3カ月以上も籠城していたことはすでに報道ずみ。

 

■馮さんは、自分のお金で400元の平日3回入場券を買って、21日に万博見学にいこうと家をでたら、私服警察2人に警察までつれていかれて、「万博には行けません」と言い渡された上、23日夕方まで、ホテルに軟禁されたそうだ。あいかわらずだなあ。

 

 

 

 

■と、さんざんこきおろしてしまったが、上海万博がまったくしょうもない、行く価値ないものか、というとそうでもない。昼間にパビリオンで並ぶのがしんどくてかなわない、という人は、17:00から売り出される夜票(ナイトチケット、90元)で場内をぶらぶらするくらいの気分でいれば、ストレスもない。各国パビリオンのライトアップ(とくにヨーロッパエリア)はけっこうキレイだよ。浦西側の河沿いに近いバーで夕風に吹かれてビールのみながら、ぼんやりするのとか悪くない。

 

 

↑夜景はなかなか。

 

↑パビリオンも夕暮れに見る方がきれいだし、すいている。

 

 

■6月には万博ジャパンウィークが開催され、期間中SMAPも来るほか、いろいろ目玉イベントが用意されている。歌舞伎の坂東三郎さんと京劇の梅葆玖、能の関根祥六さんが共演する「万博祝賀、日中演劇名優公演」が6月10~13日の19:30から上海蘭心大戯院で催されるそうなのだけど、千秋楽の歌舞伎「楊貴妃」(玉三郎)、京劇「貴妃酔酒」(梅葆玖)、能「楊貴妃」(関根祥六)の競演は、実は個人的にすっごく見たい演目なのだ。(でも、ちょっと行けそうにない)。興味のある人は、Twitterの@kaokaokaokaoで連絡くれれば、チケットの問いあわせ方法を教えるよ。

 

■ところで、鳩山首相は、本当に6月の万博ジャパンウィークにあわせてに訪中できるの?それどころではない、という雲行きだねぇ。

 

 

↑安いコピーの海宝くんグッズ。パクリ商品を安く買うのもベターライフ?だいたい本物の10分の1以下の値段です。

 

↑せんとくんのパクリ?じゃないよね。

 

 

 ↑日本人の間ではひそかに「紫の馬糞」と揶揄されている日本館も、夕暮れどきはきれい。中国人には人気です。国旗も掲揚するようになったし、よかったよかった。

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「上海万博へ行こう!リアル中国が体験できるよ。」への17件のフィードバック

  1. おっ帰りなさい!w
    ツイッターはPCからだと読みにくくて、こうやってエントリーでまとめて下さる方が、おいちゃんたちには親切と言うものですよ。
    万博はいろんな意味でおもしろそうですねw 次のレポートお待ちしています。
    ※ほんと、日本国旗を掲揚するようになったのは良かったですたい。

  2. 人民様の素質を提高するには、ガキ、いや、お子様の股割れズボンを禁止するしかないでしょうが、そんなことをしたら暴動が起きるでしょうね。
    行儀よく並んで、ゴミを捨てず、大声を出さない人民様ってのも、ちょっと怖いです。上海蛮パクが突っ込みどころ満載なのも、かの国をこよなく愛する福島さんに対する、中国様のご高配なのでしょう。

  3.  華僑としての中国人が今んとこうまくやってるんだろう。モノづくりじゃないよね。モノを売り買いするのが得意なんだから、モノを作るのは他人のアイデアで誰かにさせときゃいい。そんな感じ。
     そんな国が万博やっても見せる物なんかないんじゃないの。ドイツ万博に次ぐ失敗かもしれんなあ。

  4. 面白いレポートありがとうございます。
    金持ちが多くなっても、教育水準と民度はこの程度だという事ですね。よくわかりますし、国がこれほど豊かになっても日本へ出稼ぎ&留学に来ている中国人が膨大な理由も紐解けば分かろうというものです。

  5. 香織師匠
    > ツィッターばかり開くので、ブログの方が完全に放置…
    あれを隔週くらいで纏める場所として使えば? というのは手前勝手かなぁ…
    「Will」の「寒酸…」はなんか他所ゆきっぽい印象を受けました。 このブログや嘗ての「北京春秋」に散見されたノリノリのエネルギーが何だか未だ弱い様な(笑)
    > 苛立ちが高ぶった来場者から「ナチスだ、ナチスだ」との罵声…
    すいません、この件が私的にウケました…嘗ての抗日戦争でどんだけ軍事協力受けたその口が言うんかい!ってな感じ…あれは国民党軍だからエエのか…♪
    > どこがベターシティ、ベターライフよ~?
    立ち退き住民にとっての現居住区はベターなのかなぁ…見た感じは小奇麗で快適な印象だけど、馮正虎さんの「受難」の原因なわけだしねぇ…
    > 別れた彼氏の家に居座っているような居心地悪さを感じます…
    まあ、道具として使えるうちは徹底して利用すれば良いかと…まだβ版なんだし♪

  6. 愉快なお話ですね!
    ずいぶん前に、昆明駅で重慶行きの切符を買った時やその車内の出来事、
    広州の旧白雲空港でのチェックインでの騒乱…
    いろんな光景を思い出し、一人笑いしちゃいました。

  7. 何とも面白いニュース
    上海万博入場者数、累計600万人突破
    http://j.peopledaily.com.cn/94475/7002223.html
    五月晴れの5月26日、上海世界博覧会(上海万博)園区の運行状況は、終日安定していた。来場者数はますます増加している。午後8時の時点で、入場券検札による同日の入園者数は35万400人・・・・・

  8. 初めまして、私も仕事のついでに18日に万博へ行って参りました。
    が、あまりの広さに疲れましたね、実際。
    ↓の記事、目撃したというか、なぜか車椅子の人が多く目に付きました、そんなに多くの身障者、高齢者がこの暑い日にウロウロ?しているのか不思議でした、また、車椅子が優先ラインから入るとなだれ込むように家族多数?と無関係者?が付き添いを装って入り込もうとするのをパビリオンの関係者が止めていました。(笑
    http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0527&f=national_0527_049.shtml
    デンマーク館の人魚、見ました~。
    オーストラリア館、並んでまで行く価値ないですよ~。
    つぶやきでした。

  9.  ええっと、『Kaori FukushimaさんからFacebookへの招待が届いています』っていうメールが届いたんですけど、これって福島さんご自身によるものでしょうか……?
     このところイザではお見かけしないようなので、なんだか不安になってしまいました。
     上海万博については、密かに注目しているネタがあります。

  10. To 曙機関さん
    あ、ウィルスではありませんが、無視してくださってけっこうです。

  11. >Commented by 福島香織 さん
    >To 曙機関さん
    >あ、ウィルスではありませんが、無視してくださってけっこうです。
     いや、まさかそんな。
     私らから言ったら、福島さんご本人からお声をかけていただいたっていうことだけで名誉な話ですから、簡単に無視できるものではありませんよ。
     ただ気になるのは、これが本当に福島さんご自身のお誘いなのかどうかです。
     もし身に覚えの無いことだとすれば、私のようなもののところにも来ているメッセージですから、もっとたくさんの人のところにも届いている可能性がありますよね。

  12. 台湾人で、独立派です。福島さんの北京趣聞博客の本を買って読んだり、私の一人だけの日本語の学生への講義の材料として、使わせて頂いたりして、今回も無断で上海万博へ行こう!と言う福島さんの文章を要約翻訳をやって、台湾のPLURKの上に翻訳して、皆に読ませたりすることをお許ししてください。だって、私たちは台湾では、中国の良い所を宣伝するしか、今の与党が運営する中国よりのメディアが教えてくれないだもの。でも本当に面白かったのです。福島さんの辛辣で、包み隠されていない中国の裏を暴露する文章をもっと多い台湾の人にも知らせたいのです。エーと、このような事後報告で、宜しいでしょうか?

  13. >法外なショバ代、罰金、上納金。やることが、ちょっとヤクザである。
    ごく普通の光景がそこにあるということですね。
    >それよりも、消えた15万枚分のチケット代は、どこがかぶったんだろう。お金の流れが本当に不透明だな。
    ノルマ達成用のパフォーマンスとポッポナイナイの道具との2種類が考えられそうです。
    そもそも15万枚の全てが存在したんでしょうか?
    >日本人は、比較的忍耐強い国民性らしく、炎天下や雨の中でおとなしく並ばされても、それでブチ切れて暴れる、暴言を吐くことはあまりない。というか、うまいラーメン屋などで長蛇の列ができたり、ipad発売日の2日前からすでに並び始める人がいるのをみると、むしろ並ぶのが好き?
    いや、それはどうですかね・・・自動販売機が当たり前になっているためか、耐性もだんだん弱ってきているように見受けられますが。
    別に好き好んで並んでいるわけでもないでしょうしね。
    辛抱してでもよいものを手に入れたい、というだけでしょう。
    >私もときどき不思議に思うのだが、中国の地方の人はなぜ、場所を選ばずに子供におしっこさせるのだろう。
    何事もお上が「北京さえよければ」で通してきたから、そのしわ寄せの反動が原因ではないですか?
    公衆道徳の啓蒙にしろなんにしろ。

  14. 「こどものおしっこ」は慣習でしょうからね。日本も昔は小学校低学年くらいまでは平気で所構わず(まぁ端の方ではありましたが)おしっこをさせていた気がします。
    江戸時代の江戸はトイレが発達していた、と言うか、郊外の農家に売却するシステムでお金に換算できましたから、長屋のトイレや奉公先の武家屋敷等で排泄する習慣が身に付いていて衛生的でしたが、駅馬や人夫が集まる場所は馬糞臭いし、彼らも不衛生だし、また田舎は家廻りで所構わずは無いにせよ、それ以外の場所は案外適当(自分の肥だめまで我慢する人もいたようですがw)。
    また滝沢馬琴の京都訪問の日記や当時の江戸川柳にあるように、江戸以外では女性も立って小用をしていましたし、京都では道に桶があってそこに片足をあげてしていたそうです。所構わずでは無いですが、いまのぼくたちの羞恥心なんかとは違う価値観の世界だったみたい。
    だから、不思議に思う福島さんに案外現代っ子だなぁ、と関心しきりですw

  15. To ; 福島さん
    久し振りの記事、それも風刺が効いた上海万博の論評、楽しくよませていただきました。ありがとうございます。
    さて、その15万枚のチケットの行方、福島さんはそれなりの想定をした上でボカして書いたのでしょ。中国で起き得る極一般的なケースとしては、国営企業や役所の方々が内緒でまとめて公費で購入してバックマージンを貰うか、販売側と山分け。当然、チケットは表に出て来ないと。
    次に、所構わずの子供の小用ですが、恥ずかしいの感覚が日本人と違うのは、福島さんは良く御存知のはず。
    小生が中国居民だった10年前でも、デパート(バーバイバン)に行くと、洋服売り場で若い女性がそのまま試着していたのを見て驚いたものでした。公司の女の子に、衆目のある所で下着姿を曝して着替え(試着)なんて恥ずかしく感じないの? と聞いても、厠所と同じで必要が有ってしているので別に問題は無いとの返答でした。恥ずかしいと感じる観点が違うのですよね。

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