8月15日は日本人にとって特別な日

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■きょうは8月15日、終戦記念日ですね。北京は今年の8月15日もいいお天気。まだ暑いですが、日射しが秋めいてきました。どこの国にいても、この日は厳粛な気分になります。今の日本は62年前のあの日から始まった、あの戦争で失われた多くの人の命、人生の上に、私たちの今の生活がなりたっているということ、せめてこの日くらいは、きちんと思い出し、追悼を捧げたいと思います。

■さて、こちらでは安倍晋三首相が、千鳥ヶ淵戦没者墓苑に献花したというニュースが早々と流れました。また、この半世紀、日本の内閣成員がひとりも8月15日に靖国参拝しなかったのは初めて、とすごく嬉しそうに報道していました。(注:この時点で高市沖縄相の参拝は中国で報じられていませんでした)

中国新聞ネットは、「内閣成員がこのような態度にでるのは、敏感でやっかいな問題を回避したいためだろうが、これはけっして歴史の真相、国家の罪と政治責任の根本問題が存在しないということを意味しない」と解説していましたが、本日の北京報道全体に流れる空気を読むと、「安倍は、我々のメンツをたてて、この日靖国神社に参拝しなかったんだから、ま、あんまりごちゃごちゃいうのよそうや」という感じです。

■一方、小泉純一郎前首相の靖国参拝については「小泉鬼を拝む」とのタイトルで報道されていました。独自参拝、一人で参拝というのをあえて強調するあたり、彼だけあまのじゃく、例外なんだよ、といいたげです。中国新聞ネットは「6回目の参拝。(在任中からの靖国参拝の)一連の行動は中韓両国の強烈な反発を招き、中日、韓日の首脳交流を断絶させた」とあっさりと解説。まあ、退任後の8月15日参拝は、さほど目くじらを立てることもない、ということでしょうか。この日、日本大使館前では愛国青年らの抗議デモが予告され、記者らも一応待機していたのですが、結局キャンセルになりました。

■いずれにしろ、中国の対日重視路線はすでに明確。日中間の問題は、もう歴史問題メインではなくて、むしろメードインチャイナの品質問題にシフトしているのかもしれません。そうそう、昨夜、外交部新聞司が日本メディアに対し、商務部日本担当幹部との会食をアレンジしてくれました。ごちそうされちゃいましたよ。中国の対日輸出食品類がいかに安全かを日本国民によく伝えてほしい、とのことです。

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「8月15日は日本人にとって特別な日」への42件のフィードバック

  1. 高市さんがしましたけれどね・・・。
    フェイントに引っかかって、中国の新聞誤報とばしましたねwww
    内閣全員いけばいいのに、非常に残念です。
    静かに参拝できればいいですのに・・・。

  2. 福島さま。
    産経紙上では度々面白い記事を読ませていただいていましたが、最近IZAに登録してのめりこんでいます。
    しかし阿倍首相が就任当時「行ったのか行かなかったのかは、いーわない!」とだんまりを決め込んだのには、少々がっかりしたのをおぼえています。いまとなっては、それが裏目に出た…としか考えられません。どなたか識者といわれる方が「態度をあいまいにした阿倍首相のやりかたは、コ・キントウを大いに困らせている。中国が何か下手なことをすると、『わたしは、では、靖国に行く…』といえばいいのだから…」とおっしゃっていましたが、どうも嘘だったみたい。阿倍首相は、いま自分の言葉に縛られて身動きが出来ないようですね。これを「自縄自縛」という…。
    何とか打開策を見出してほしいものですが。秋の「例大祭」!?

  3. 重慶の日本公使の発言を読みましたか?
    中国食品は安全だ、と日本のマスコミは報道すべきだ、と言っているようでしたが。
    いろいろ言われても事実の報道と、書けないことはブログで、お願いします

  4. こんにちわ。
    靖国参拝は一人だけでしたね。残念でした。
    東亜といわれる国は喜んでいるのでしょうね。
    何時もあいまいで通していても、参拝はされると思ってましたが、官僚までがほとんど右にならへと名情けないです。
    これで、韓国や、中国から、なめられないといいですが。

  5. こんばんは
    参院選をあれほど負けていなかったらと…悔やまれて成りません。
    内閣揃い踏みで参拝して中国の度肝を抜いて欲しかった。北京五輪を控えた今だからこそ出来た事だったんですけどね。
    年金問題も中国の日本対策の一手段だったんじゃないかと邪推したくなります。中国は対日情報戦用の隠し玉を沢山持っているんでしょうね。困った時に少しずつ小出しにする気でいるとしか思えなくなっています。日本もインテリジェンス強化を激しく推進するべきですね。このまんまやられっぱなしじゃ困ったものです。

  6. >>いずれにしろ、中国の対日重視路線はすでに明確。日中間の問題は、もう歴史問題メインではなくて、むしろメードインチャイナの品質問題にシフトしているのかもしれません。
    うーーん。表面的にはそうかもしれませんが。
    中国の言いなりになる限りいじめないよ、ということに過ぎないのでは?
    こちら日本には中国の悲惨なニュースが次々に飛び込んできます。土壌汚染。水不足。伝染病。インフレ。汚職。失業。暴動。等々。
    何よりも資源・食糧の爆食、環境破壊、貿易不均衡はいずれ近いうちに限界に達し、世界は中国の経済発展を抑え込みにまわると予想しています。その時中国はどう動くか?
    日中友好などあっという間に吹っ飛ぶと思います。

  7. >何よりも資源・食糧の爆食、環境破壊、貿易不均衡はいずれ近いうちに限界に達し、中国の経済発展を抑え込みにまわると予想しています。その時中国はどう動くか?
    日中友好などあっという間に吹っ飛ぶと思います。
    最初にすがりつくのは日本でしょう。なにしろ可哀想だから援助してあげなさいという、支援が大好きな人が多いですから。チューチューと富を吸い上げて、それでも図体が大きくて足りずに、日本を道連れに倒れると思います。

  8. それにしても安倍首相の腰抜け振りには唖然、呆然です。
    靖国参拝自体は重要問題ではないと思いますが、中国の顔色をうかがって自粛したことは明らかじゃないですか。
    これでは中国から軽く見られるだけだということがわからないのでしょうか。何が闘う政治家だ、と言いたい。
    安倍さんは左だけじゃなく、右にも見放され、支持率一桁もありそう。
    高市早苗さんを次期総理大臣に推薦したいですね。ともかく骨がある。軟弱な男共ではもう日本を守れません。

  9. 日中関係で重要なこと
    日本側
    1 まずは首相が靖国に行かないこと。行かないと明言する必要はないし、参拝を取引に使ったっていいし、誰にもわからないように行ってもよい。でももし、参拝したことが公になれば、中国の多くの友人を見捨てることになる。
    2 一部の日本人は、中国人に嫌われようともあまり狭いナショナリズムに陥らず、ODAその他で黙々と中国に貢献してきた。努力を続ければ、いつか報われる。
    3 冷戦思考から抜け出すこと。日本の経済はかなりの部分中国に(互恵的に)支えられている。自由や民主のない国はだめだといった考えは、ある程度は妥当だが絶対視してはいけない。「中国は共・党が支配するからいずれはだめになる」とか「中国はいずれ七つの国に分裂する」などという見方も、現実を直視しない幻想でしかない。
    4 現代の日本人は別に中国を侵略したわけではないし、理不尽なことを言う中国人に対してははっきりと反論してもよい。だが心のどこかで、70年前にわが国が中国をひどい目にあわせた歴史があることを我々は、多少は意識してもいいとは思う。
    中国側
    1 政権はしっかり宣伝部門を掌握すること。別に日本のいいところだけを伝える必要はないが、CCTVの「白岩松」や「大国jue起」を見ただけで、学校で習った日本と違うとショックを受けた若者が少なくないのである。もっと日本の姿を伝えてほしい。
    2 中国にも日本に理解のある人は少なくないが、ここ数年は漢奸(売国奴)などと言われて、口をつぐんでしまった。「日中友好に貢献する人はすばらしいのだ」、「友好を進める中国人を批判するのは誤っているのだ」と認識させる政策を促進する必要がある。
    3 歴史認識において日本が何度も謝ったこと、ODAその他で日本が中国に貢献してきたこと、さらには近代を含め二千年の交流の歴史を、しっかり自国民に教えてほしい。歴史上自国の外国への侵略をはっきり教えないのに、日本の中国侵略だけを過大にとりあげ、日本の教科書を批判するやり方も改善が必要。
    4 もう少し日本の動画や文化を紹介するとともに、中国の高速列車や自動車、生産現場などで用いられる日本の知的所有権を尊重し、また中国の発展のため日本製品が不可欠であることを紹介してほしい。

  10. 補遺
    1 たとえ中国国民や日本の反応が今ひとつであったとしても、中国が「現在の対 策は両国の利益にかなう正しいものである」ということを信じ、失望したりやめたりしないこと。
    2 中国において反日を産み出す教育・宣伝が十年近く続いたことを考えるなら、中日友好施策の効果が現れるのにも何年かは必要であることを理解し、粘り強く継続すること。
    (現に中国の新しい教育を受けた十歳代の人たちは、二十歳台の人とはかなり違ってきています。また、日本でもいずれ必ず中国の方針が評価されると、私は考える。)
    3 中国人の「愛国」の在り方を見直すこと。 (日本人の考え方からみれば、国家が愛国について過大に宣伝することは不要です。しかし、広大な国土に様々なレベルと考えの人が住み、台湾問題もあるとすれば、中国は愛国についての宣伝を簡単に捨てることはできないと考える。)
    中国の若者においては、「愛国」が中国の優越感、外国への蔑視感と結びついている場合があり(古い言葉でいえば、「中華思想」)、必ずしも健全ではありません。特に、「愛国」が「反日」と不可分に結びついていることは、中国建国についての歴史教育から由来するものでしょうが、現在は全く不要なこと。
    現在最も重要なことは、「愛国と反日は無関係であること」、「中日友好と愛国は矛盾しないこと」を、中国が新しい「愛国」教育を構築するなかでしっかりうたっていくこと。

  11. 福島記者
    > この日、日本大使館前では愛国青年らの抗議デモが予告され、記者らも一応待機していたのですが、結局キャンセルになり…
    こ?ゆう所が「愛国青年」たる所以か…やると予告して結局やらないから我々も「所詮は共産党の走狗」と思っちゃう訳ですよ。 
    実際中国政府は民主主義国家における「自由な言論」ってものをもうひとつよく理解していないんではないかと…”チベットのあした”の各国マスコミ(含かをりん)の言動を読んでるとつくづくそう感じます。

  12. To guizisun さん
    >>「中国は共・党が支配するからいずれはだめになる」とか「中国はいずれ七つの国に分裂する」などという見方も、現実を直視しない幻想でしかない。
    中国の悲惨な現実を直視するからこそ、分裂もあり得る、
    などの見方が出てくるわけですが。
    上には書かなかったが、報道統制、ネット規制、法輪功弾圧、キリスト教弾圧など、すべて当局が国民の不満を恐れ、反体制運動の高まりを極度に恐れていることの裏返しなのです。
    ところで、あなたは何者?
    中国人かな。そうでなければ外務省のチャイナスクールの人?
    「中日友好と愛国は矛盾しないこと」などと書くところを見ると、一応中立公正を装ってはいるが、「中国人工作員」が正解だろうね。
    まあ、ガンバってくれたまえ。コキントウ君によろしく。

  13. >「6回目の参拝。(在任中からの靖国参拝の)一連の行動は中韓両国の強烈な反発を招き、中日、韓日の首脳交流を断絶させた」
    何と日本のマスコミと同じこと言ってるじゃん!
     最近では、戦争に被害者と加害者という交通事故みたいな見方を適用するマスコミが日本では出てきました。戦争には敵と味方の区別しかないのになあ。

  14. >中国の悲惨な現実を直視するからこそ、分裂もあり得る、
    などの見方が出てくるわけですが。
    あなたは中国をどのくらい自分の眼で見ましたか?
    何百人の中国人と中国語で話したことがありますか?
    知らないでものを言うという点では、中国の憤青と共通していますね。
    >「中日友好と愛国は矛盾しないこと」などと書くところを見ると、一応中立公正を装ってはいるが、「中国人工作員」が正解だろうね。
    残念ながら私は日本生まれの普通の日本人です。
    中国人は、上記の「歴史上自国の外国への侵略をはっきり教えないのに、日本の中国侵略だけを過大にとりあげ、日本の教科書を批判するやり方も改善が必要。」のような発言は絶対しません。
    もっとも私は(福島記者ほどではないが)あなたよりずっとたくさん中国のことを自分の眼で見て知っていますが。

  15. To guizisun さん
    何百人の中国人と中国語で話したから中国の現実が直視できるわけではありません。現に中国に投資をするバカな日本人が大勢いることをを見れば明らかです。金儲けに目がくらむと実態が見えなくなることを証明するものです。もっともあなたがそういうバカな日本人かどうか知るよしもありませんが。
    さいわい、この日本には中国関連のニュースがたくさん入ってきます。あなたが森の中をはいずり回って中国の現実がわかったとうぬぼれている人とすれば、私は空から鳥瞰図的に中国を観察している者です。中国の全体像は高い位置から見る方が正確に把握できると信じています。
    ところで、自称中国通のあなたから見て、
    (1)中国は現在どのような政治的・経済的・社会的な問題を抱えていると認識されていますか? 
    (2)中国の未来をどのように見ていらっしゃいますか。このままはてしなく経済発展が続きますか? 
    以上に就きご高見をお聞かせいただければ幸です。私の無知あるいは誤解を改めるにやぶさかではありません。

  16.  本論とは関係のないコメントで失礼いたします。
     新聞各紙は「終戦記念日」との呼称を使用しているようですが、私の調べた限り、正式名称は『戦歿者を追悼し平和を祈念する日』であり、半旗をもって戦没者を悼む日だとの認識を持っています。(カレンダーなどは「終戦の日」)
     本来の意味からすると、終戦を記念する意図はどこからも読み取れませんが、「終戦記念日」という呼称はどこから生まれてきたのでしょうか?

  17. 福島さん、こんばんわ。
    8・15とか靖国参拝とかまあ年中行事なので、百家争鳴でああ言えば、こう言う状態ですね。
    それより中国製玩具のリコール問題で中共政府は「発注者の依頼通りに製造したののどこが悪い」とイチャモン付けたようですね。
    この辺がシナ人の所以でしょうが、アメリカは優しい日本と違って徹底、討論相手を論破し、裁判で多額の賠償を請求する国です。シナ人も居丈高になるのがお好きのようですし・・・
    欧州も何れ参戦し、日本も場合によりでしょうから、五輪の前哨戦といったところでしょうか? この論争は見ものですね。

  18. >現に中国に投資をするバカな日本人が大勢いることをを見れば明らかです。
    私は中国の投資に関与してはいませんが、あなたはトヨタもキャノンも松下もバカだと言っている訳です。
    (こうした企業が全部引き上げたら、日本の経済はあっという間につぶれる訳ですが。)
    そのような認識を改めたらお話しましょう。

  19. guizisun さん
    改める理由が全くありません。
    トヨタ、キャノン、松下がバカだというつもりはありません。それ以外にも何万社もの進出があります。ご指摘の3社は世界中に工場を持っています。インドやベトナムへの進出、そして国内回帰などの動きもありますし、十分な代替生産基地を確保した上で中国から引き揚げるのであれば、あっという間につぶれるほど日本経済は脆弱ではありません。
    むしろ重要なことは中国の将来をどのように見るか、ということです。私は近い将来、中国経済は行き詰まり、大混乱に陥ると見ています。その混乱に巻き込まれて何万社もが逃げ遅れることになれば日本経済が受けるダメージは非常に大きいと思いますね。
    明確な将来展望もなく十分なリスクヘッジもなしに進出した企業も多いことでしょう。そのような一攫千金を夢見て中国に進出する日本人をバカな日本人と呼んだわけですが、何か問題がありますでしょうか。

  20. To bitterさん
    しかし、ひとりしか参拝していない点でも、中国側はほっとしているようです。きのう、呉邦国が日中議連日本訪問団と会見していましたが、ひとりしか靖国参拝していないのに「注視している」とか言っていました。

  21. To jess-kunさん
     イザにどうぞのめりこんでください。私も「あいまい戦術」というのは好きではないですね。靖国問題を外交カードとするなら、「参拝する」という選択肢はすててはいけないし、心の問題だとするなら、中国の思惑に態度を左右されてはいけないと思うのです。ただ、中国としては、この曖昧戦略は「参拝しない」というサインだと受け止めているようで、非常に満足というかほっとしているようにみえます。

  22. To hinohirokenさん
    すみません、読んでいません。
     中国の対日輸出食品は、絶対安全というわけではありませんが、対米輸出よりは管理が厳しいのは本当のようです。(ただ、いま対米輸出食品に関しては一時的に全ロット検査が行われています)
     これは、対日輸出食品の多くが、日本の商社が絡み、その品質検査にもタッチしているからです。たとえば、山東省の莱陽市の竜大食品は、冷凍ほうれん草問題のとき、私もその畑など見学に行きましたが、その管理の精密ぶりは舌をまくほどでした。竜大の残留農薬検査機器は、おそらく中国でも有数の最先端機器で、周辺の日系企業が自社製品の検査をするために「かして~」とくるほどです。ちなみに、竜大の冷凍ほうれん草は問題なかったのに、あのときはとばっちりで、輸出量が激減、ものすごい損失を追ったのですが、他企業のように日本の検疫の厳しさを批判するようなことはなく、「日本の基準をクリアすれば、自社製品を世界中のどこにでも自信をもって売り込むことができる。がんばりま~す」など殊勝なコメントを出してきました。こういうコメントは、日本人的で、マスコミ対応も、きっと日本人が指導しているんでしょうね。
     いや、何がいいたいかというと、中国の対日輸出食品の中には、日本国内製造よりもレベルの高いものも結構あるよ、ということです。もちろん、検疫でウナギやサヤエンドウがひっかかっているように、問題食品もあります。その問題食品をはじくの検疫の仕事ですので、日本の検疫当局にはもっともっとがんばってほしいものです。

  23. To masa19861124さん
    >何時もあいまいで通していても、参拝はされると思ってましたが、官僚までがほとんど右にならへと名情けないです。
    >
    >これで、韓国や、中国から、なめられないといいですが。
     安倍首相が参拝するしないは、いちおう対中外交として考えた末の結論だということで、かまわないのですが、他の閣僚が、みんな右へならえ、というのは、ほんとうに情けなかったです。中国になめられるもとだと思います。

  24. To 珈琲好きさん
     ま、参院選をまけたのは、自業自得というか…。安倍政権がここまで、××だとは、昨年の段階では予想してませんでしたね~。対中外交、対北外交も巧みでないみたいで、ちょっとがっかり。

  25. To stopchinaさん
     中国側には、〝日中友好〝を維持しなくてはならない、切実な事情がいくつもあるように見受けられます。本当なら、日本はここで、巧みに今まで懸案事項を、自国の有利なように解決してほしかったのですが。

  26. To kokuさん
     私も、日本が頼られまくると思います。上手につきあいたいですね。

  27. To stopchinaさん
     安倍さんが靖国を参拝しないとのは、すでに外交戦略として固まっていたとしても、他の閣僚が足並みをそろえるのって、どうよ?

  28. To guizisunさん
     すごくオーソドックス、バランスのとれた日中関係観だと思います。対中国でお仕事をされていらっしゃる方の多くが同意見では?
     ただ個人的には、自由・民主・人権というのは、相互理解のベースになる価値観だと思っているので、中国の未来もそっちの方にむいてもらわないと真のパートナーにはなれない。(ビジネス的には共産党独裁の方が便利だとおっしゃる方は多いのですが)。一党独裁が今後50年続くといった米国の論文もあるようですが、私は自分が現役の記者のうちに中国一党独裁の崩壊というか再生が取材できるのでは、と希望的観測をもっています(劇的な瓦解かソフトランディングかはわかりません)。中国では何が起こってもおかしくない状況ではないでしょうか。

  29. To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
     戦争は勝った方が正義で、負けた方が悪なんです。だから、戦争するときは絶対負けちゃだめなんですよ。でも、被害者というなら、あえていえば全員被害者ですよね。

  30. To かわら屋「たいせい」さん
     なにげなく使ってきた「終戦記念日」という言葉。いわれてみれば、たしかにへん。いつから使いはじめたんでしょう。自分の中では、日本人にとっては終戦の日は、鎮魂の日であり、今の平和への感謝の日、という感じです。
     

  31. To tropicassoさん
     有害おもちゃ問題、一度きっちり整理しましょう。食・玩具の安全問題は米中間と、日中間とで、微妙に性質が違う気がします。

  32. >私は自分が現役の記者のうちに中国一党独裁の崩壊というか再生が取材できるのでは、と希望的観測をもっています
    私は中国でビジネスをしているわけではありませんが、胡主席、温首相は心のなかで、自分たちの在任中は無理でも、いずれ一党独裁を放棄することになると思っていると存じます。あえて占えば、地方政権、軍、両岸などの懸念材料はあったとしても、二十年後には先進国として緩やかに独裁が放棄されているのではないでしょうか。
    そのころには、国際社会での外交的地位をすでに失った台湾の統一と、東アジアの共同体構想が具体的日程にのぼっているかもしれません。
    (私はむしろ日本のほうが将来心配です。)

  33. To guizisun さん
    おそろしく楽観的な予測ですね。
    今の中国のどこを見ればそんな楽観論が出てくるのでしょうか?
    >>胡主席、温首相は心のなかで、自分たちの在任中は無理でも、いずれ一党独裁を放棄することになると思っていると存じます。
    スターリンだって毛沢東だって本当は良い人で、何百万人何千万人も殺すのは本意ではなかったんでしょうね。逆らう人間さえいなければ。
    >>(私はむしろ日本のほうが将来心配です。)
    ほう。日本のどこが心配ですか。
    軍国主義復活?
    経済的衰退?
    それとも
    中国による植民地化?

  34. 福島記者にお伺いしたいことがあります。
    現在の中国においては、資本主義の急進化が著しいように見受けられますが、政治を置き去りにするかのようなその暴走に歯止めをかけるために、現在以上の独裁政権が築かれる兆しは見られるのでしょうか。
    と申しますのも、ロシアでのプーチンの行動は、資本主義の萌芽と開花初期の機を利用して、再度独裁政権を築くことを目的としているように見え、それと同じことが中国にも起こりうるのではないかという懸念からです。中国共産党におけるこれまでの権力委譲の様相を見ていると、策を弄しながら潜んでいる独裁者が権力を握ることは、今後充分にあり得ると考えられます。
    仮にそのようなことが起こるならば、ロシアが露骨ではないものの、恰も冷戦時代を彷彿とさせるような動きをヨーロッパに対して見せているように、中国が同様の行動をアジアに対して起こさないとも限らないのではないでしょうか。それは、8月15日という日の意義を、現在以上に単なる国家間の政争の材料に貶めることになるのではないでしょうか。
    このコメントが、本エントリと全く無関係なことではないとご理解いただいたうえで、福島記者の視点からお考えをお聞かせいただければ幸いです。
    ご多忙なところ失礼いたしました。

  35. 福島記者にお伺いしたいことがあります。
    サラリーマン川柳の「売る人の顔見てやめた化粧品」はどういう意味でしょう。
    ご多忙なところ失礼いたしました。

  36. To guizisunさん
     胡錦濤政権が、多党制や派閥政治など、政治改革の方向性をいろいろさぐっているのではないか、ということはなんとなく推測されます。ただ、既得権益の死守、権力闘争、社会の安定維持の兼ね合いで、なかなか難しそうですね。ただ、その他の条件、環境からみて、あまり悠長なことをいってられない気もします。かわるとなると急転直下?これはあくまで、希望的観測。

  37. To yaginumaさん
     民主化のプロセスにおいて、かならずゆれ戻しはあると思います。ただ、プーチンの独裁政権は、一応、国民が選んだ、という建前がある。今、中国が民主化しても、国民は胡錦濤・温家宝をリーダーに選び、喜んで共産党独裁を受ける可能性があります。実際、共産党独裁ほど、これだけ不安定要素のある中国社会をコントロールできるのは、今は共産党だけだと思います。
     ただ、それはあくまでプロセスだと思うのです。独裁政権が統治しきれず、国民が不満を抱くようになれば、民主制度の基礎が築かれていれば、その政権をかえていくことができる。そのときは多少流血沙汰になるかもしれませんが。
     中国の国外からの情報の流入の多さ(インターネットの力)と、経済のグローバル化のこの2つを無視できない以上、中国の民主化、自由主義化の方向は必然、という気がします。ベトナムだって選挙やっていますし、時代の流れでは。
     そのさい、中国が日本に対し、どういった立場でくるかは、日中関係だけでなく、日米、米朝関係などが、影響あるのでひとことでは言えないのですが、個人的には、そういう状況になったとき(いまでもそうですが)、中国にとって最優先課題は内政なので、対日強硬姿勢にでて、このお人好しの隣国の支援を無碍にする可能性は小さいのではないでしょうか。もっとも、内政の不満を日本に向けようとする策にでる可能性もあるのですが。

  38. To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
     よい化粧品なら、売る人も使っているでしょうし、その効果がその人の顔にあらわれずはず。私も化粧品をかうときは、売る人の肌の状態などチェックしていますよ。

  39. To ニッポニア・ニッポンさん
     ポッキー橋の報道統制の厳しさ、いったい何なんでしょうね。エイズ村のように、上層部までつながる汚職事件がひそんでいる?あるいは、同様のポッキー橋の多さが暴露されるのを恐れている?
     五輪を控えた北京では、地下鉄工事のとちゅうで、道路の陥没事件がけっこう起こっています。京広中心のかいわいは地盤がすごく脆いんです。死者も出ているらしいですが、完全に情報封鎖されて、実情がつかめていません。五輪施設の強度、大丈夫なんでしょうかね。

  40. >既得権益の死守、権力闘争、社会の安定維持の兼ね合いで、なかなか難しそうですね。ただ、その他の条件、環境からみて、あまり悠長なことをいってられない気もします。かわるとなると急転直下?これはあくまで、希望的観測。
    そうかもしれませんし、そうならないかもしれません。
    私が初めて中国を訪れたのは20年前ですが、中国は一党独裁で権力闘争や社会の不安定からまもなくだめになるのだと何度も聞かされ、最初は信じてきました。
    その間に中国は少しずつ経済発展し、党も反日などしたたかに使って生き延び、6月4日の処理に憤っていた中国人はいつしかあれは止むを得なかったのだと考えるようになりました。
    日本もバブルが崩壊し、優越的な経済上の地位をしだいに失い、貧困層が増加し、政府は一千兆もの借金をしているのに、生き延びています。
    私は国のあり方とは、政治のみならず、文化、経済、社会、人の意識など重層的なものの総体としてとらえています。形は民主主義国でも、人民の代表が事務方一人の人事を思い通りにできない国もあります。 
    近い将来中国の指導者が変わったり、独裁が放棄される可能性を否定しませんが、そうなってもこのような文脈からみて、中国のあり方や対日関係が(「希望」のように)大きく変わるとは考えていません。(ロシア、韓国、日本などもそうだったように。)

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