国内の「政治とカネ」の問題よりチベット問題が気になるわけ

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■あ~、寒かった、しんどかった。きょうは一日、雨のなか小沢番。住宅街の張り番はトイレにこまるし、ひまな時間があるから、いろいろ考えるし(私なんでこんなことしてるんだろう?とか)。こういうとき、同じ小沢番にかり出されている他社の総理番記者同士で協力して、30分ごとに交代して車の中で暖をとったりすると、読者から談合とかいわれるのだろうか。いいよ、談合で。こんな仕事で、私は自分の体力や気力を消耗したくない。

 

 

■ところで、さる人から、こういう「政治とカネ」がらみ事件については、捜査の中身が見極められるまで、安易に見立てをいうべからず、といわれた。こういう事件のときに真っ先に逮捕される公設秘書というポジションの人が、果たして本当に容疑に見合った罪があったかどうかというのは、起訴事実が明らかにならないと分からない。明らかになってもわからなかったりするけど。政治家の矢面にたって最初に逮捕されて、ときには秘書が勝手にやりました、と切り捨てられる人も、厳しい追及に憔悴して自殺する人も過去にいたわけなのだから、チラシの裏レベルのブログでこの種の進行中の事件について、何かを書くのは控えたい。

 

 

■ただ、ちょっとだけ、所感を述べれば、日本の「政治とカネ」事件って、なんかしょぼい。西松事件については、民主党側は陰謀とか、不公正な国家権力の行使といっているが、中国の政治腐敗と政争と陰謀のスケールの大きさになれていた私にとっては、え? という感じである。

 

■容疑は企業献金だと分かっていながら、政治団体からの献金のように記載していたという虚偽記載。え?それ罪なんですか。中国人なら、赤信号を手をあげずに渡ったくらいにしか感じないんじゃないだろうか。

 

■おまけにその額2100万円。え?21億円じゃないんですか?中国人なら、「子供のお小遣い」っていわれそう。中国では陰謀というのは、上海閥のプリンス・陳良宇上海市党委書記を失脚させた上海事件とか、あのレベルの政争をいうもんだ。

 

 

■一般に、政治部記者はこういう政治とカネがらみの事件が政局にどういう影響があるかということを書きたがるが、そもそも日本の政局って、日本の社会や経済にどれだけインパクトがあるのだろう。政局が混乱すると、クーデターが起こる?農民一揆が起きる?国家が分裂する?経済が大打撃?

 

 

■ちなみに中国の政局が混乱すると、いつでも上記の危機が現実になりかねない可能性をはらむ。人民解放軍は国軍ではなく、いまだ共産党の私兵だし、台湾、チベット、ウイグル問題についての厳しい言論統制がしかれているのは、うっかりすると国家分裂の危機を招きかねないとみんなが思っているからだ。農民一揆は今も、中国のどこかで毎日のように起きている。

 

 

■日本の社会や経済によりインパクトを与えるのは、日本の政局よりも、中国の経済や社会状況や外交関係なんじゃないか、と私は思っている。日本の政局はしょっちゅう迷走しているが、それで社会秩序が急に乱れたとは思えない。隣の国で動乱がおきて大量の難民が押し寄せてくる方が影響ありそう。そして、日本ではそんな三流の政治の中にあっても、司法は、中国的スケールからみれば交通ルール違反程度の不正も見逃さずきっちり追及してくる。そしてこれを不正な国家権力行使ではないか、と会見で意見を主張できる自由もある。やっぱりいい国だよ、日本は。

 

 

■そういうわけで、私は雨の中で物言わぬ小沢邸の門をぼーっと見守っているより、50回目を迎えるチベット民族蜂起記念日(3月10日)のチベット自治区および周辺地域の情勢に気を配る方が、国益にかなう仕事(大げさ)と思っている。話が飛びすぎだろうか。いや、単に3月はチベット問題を集中的に取りあげたいと思っているのに、なんか政局がらみの事件がおきて、官邸クラブ記者なら、なんでそっちを書かないのだ、といわれそうだな、と思って、いろいろ言い訳を考えてみただけ。

 

 

■前置きおわり。と言ってもすでに長く書いてしまったので、きょうの本題は、転載で済ます。最近、チベット映画「風の馬」のパンフレット用に寄稿したコラム「心偽らぬチベット」である。すでにブログで書いた内容の重複もあるが、なにより、この映画をみてほしいと思った。小品だが、チベット問題の本質はなにか、ということを感じることができる、かも?

 

 

■「風の馬」とはチベット仏教においてルンタ、タルチョーとよばれる経文や魔除けを書いた色とりどり(青白赤緑黄)の旗だよ。真ん中には風の早さを象徴する馬が描かれている。日本の絵馬とちょっと似ている。この映画についての解説および上映日はリンクの公式HPをみて。

 

(転載)

■心偽れぬチベット

 

 映画の中で、尼僧ツェリンがダライ・ラマの写真所持の罪で尋問を受けたとき、「写真が奪われても、(ダライ・ラマは)心からは消えません」と答えるシーンがある。このシーン、既視感がある。

2007年7月。外国メディアが自由に足を踏み入れる事の出来ないチベット自治区に、私は中国外交部(外務省)主催のプレスツアーに参加する形で記者として初めて訪れた。

 

 

 自治区第2の都市シガツェから150キロ南西のサキャ寺に行ったときのこと。住職が私たち外国人記者を前に会見を行った。チベット仏教4派のひとつサキャ派の総本山のこの寺は、文化大革命で建造物のほとんどが破壊されたが、ちょうど当局から莫大な金額の支援を受けて修復が進んでいた。記者会見は本来、共産党がいかに文化財修復に尽力しているかをチベット僧の口から宣伝させるためのものだった。

 

 だが会見の後半、ドイツ人記者の質問で様相が変わった。「ダライ・ラマ14世に帰ってきて欲しいですか」。これは外国人記者がチベットで必ずする質問だが、普通は、ダライ・ラマ14世を否定する中国当局から教えられた模範解答を答える。「ダライ・ラマが政治活動と祖国分裂活動を完全に停止すれば、われわれは受け入れる用意がある」といったぐあいに。

 

 実際、ラサやシガツェの寺院関係者が行った記者会見での答えは全部そうだった。しかしサキャ寺住職は、素直に「はい」と答えた。記者の方が驚いて「もう一度聞かせてください」と問うと、住職は「ダライ・ラマ14世に出来るだけ早く帰ってきてほしいです」とはっきり答えた。

 

 さらに別の記者が聞く。「ダライ・ラマは宗教領袖だと思いますか」。「はい、その通りです」…。予想外の住職の返答に、顔色を変えたお目付役の外交部職員がマイクを奪い「ダライ・ラマ14世は宗教領袖であるまえに、政治屋であり祖国統一を阻む分裂主義者です。ダライ・ラマが政治活動を完全に停止し、分裂主義を放棄すれば、という前提ですよね」と牽制をかけた。

 

 住職も顔色を変えて頷いたが、続けて私が「あなたはダライ・ラマ14世を本当に分裂主義者だと信じているのですか」と質問すると、住職は何か言いたげに口をあけたものの、押し黙ってしまった。

 

 この会見後、住職のまわりに記者が集まり口々にたずねた。「あんな答え方をして大丈夫なのか」。すると住職は「たぶん、私と私の周囲の人に面倒がふりかかるでしょう。しかし、ウソはつけない」と語ったのだった。

 

 チベット仏教の五戒(不殺生・不偸盗・不妄語・不邪婬・不飲酒)の教えに従う僧侶はウソ(妄語)がつけない。公安警察の尋問に、正直にダライ・ラマへの信仰を語ってしまうツェリンのように。

 

 

 深い信仰を持つ人々は心を偽れない。ただそれだけなのだが、信仰を持たぬ中国共産党にとってはそれがふてぶてしく頑迷な抵抗と映る。それがすべてダライ・ラマ14世の存在のせいなのだとして、耳や目を覆いたくなるような苛烈な弾圧を加えて、彼らの心からダライ・ラマを追い出そうとしてきた。映画は1979年に抗議ビラ一枚配っただけで処刑された祖父と97年、その孫にあたる尼僧ペマの拷問死に絡む物語が描かれているが、同じような物語が1959年のダライ・ラマ14世亡命以降、いったい何度繰り返されてきたのだろう。

 

 

 昨年3月14日にラサで発生した騒乱は、そういった弾圧の果てにたまりにたまったチベット族の怒りも〝燃料〟となったことは間違いない。あの騒乱のさなか、普段は「私は漢族とともに生きる」と冷静だったラサ在住のチベット族の友人は「中国政府の言っていることはウソばかりだ!」と悲鳴のようなメールを送ってきた。中国中央テレビは、ダライ・ラマに扇動された凶暴なチベット族によって無辜の漢族市民が殺されたと報道していが、暴動とは無関係の多くのチベット族の青年や僧侶が発砲を受け犠牲となった、と訴えた。その遺体は家族のもとに返されることもなかったという。

 

 事件は甘粛、青海、四川などのチベット族自治州にも広がり、その犠牲者の正確な数は把握されていない。事件後に言われなき罪で逮捕され拷問にあった人もいた。知人から聞いた話では、ある女性は、インドに亡命した家族に安否を確認する国際電話をしただけで、国家機密漏洩罪で逮捕され、映画の中でペマが受けたようなおぞましい拷問を受けたという。

 

 

 事件後に、全国の役所や大学や企業に勤務するチベット族は厳しい自己批判を迫られた。ウソのヘタな大勢のチベット族が仕事を解雇され、制裁を受けた。あるいは制裁の厳しさと経済的豊かさというアメの前に屈し、同じチベット族を密告するものも現れ始めた。「チベット族の最悪の敵はチベット族」「チベット族だけ文化大革命時代に取り残されている」。そんな声も聞く。状況は映画が作られた10年前から変わっていない、いやむしろもっとひどくなっている。

 

 昨年、北京五輪聖火リレーのおかげもあって、日本を含む国際社会はチベット問題に注目した。北京五輪を成功裏に終えるため中国もダライ・ラマ14世との対話を再開させるなど妥協姿勢も見せた。しかし、五輪が終わると、国際社会のチベット問題への関心も薄れつつある。しかも3月10日のチベット民族蜂起(チベット動乱)50周年という敏感な季節を迎え、地域のチベット族への監視や締め付けぶりは「何がおきてもおかしくない」というほどの緊張感をはらんでいる。

 

 映画の主人公の歌姫・ドルカとドアンピンのように、個人であれば漢族とチベット族は恋人にもなれる。チベット問題を生んでいるのは人ではなくて政治、体制だ。しかし政治や体制が生む悲劇を食い止めるのは人しかいない。この映画をみて、何がしか胸に迫るものを感じたら、どうかその心を偽らず視線をチベットに注いでほしい。今なお厳しいチベットの現実に歯止めをかけるのは、そういう一人ひとりの心だと思うから。

http://www.uplink.co.jp/windhorse/column_02.php

 

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「国内の「政治とカネ」の問題よりチベット問題が気になるわけ」への29件のフィードバック

  1. 福島様
    お疲れ様です。
    小沢邸前の張り込み大変だったでしょうね。
    少々土地勘があるので、アドバイスです。
    小沢邸の前の道を南下したところにあるセブンイレブンでトイレは貸してくれますよ。トイ面の華屋与兵衛でも、多分。ちか場では小沢氏が土地を貸している日体大の寮も頼めば貸してくれるんじゃないですか。男子用だけかもしれないけど。
    故あってあのそばを通ることがあるのですが、各社さんの小沢待ちハイヤーが邪魔でうっとうしいので、一刻も早く小沢氏が過去の人になって、訪れるのは昔を懐かしみにたまに親分のところに参上する太鼓持ち記者さんだけになって欲しいものです。明るい日本の未来のために。
    エントリーのサブスタンスについては特段のコメントもできず恐縮ですが、チベット問題が、日本人の間で風化しつつあることに小生も危機感を持っています。
    これからもチベット関係のエントリーを期待しております。

  2. 福島記者
    > こんな仕事で、私は自分の体力や気力を消耗したくない。
    全く…予定調和な記者会見ですらロクな状況説明しない御仁を自宅前で大挙待ち受けても何も出ないでしょうに…カワイソス…
    > 単に3月はチベット問題を集中的に取りあげたいと思っているのに、なんか政局がらみの事件がおきて、官邸クラブ記者なら、なんでそっちを書かないのだ、といわれそうだな、と思って、いろいろ言い訳を考えてみただけ。
    無論「香織風味のお笑いネタ」として政局ごっこの裏側を書かれるのなら、それも読みたいですけど…愉しいもん♪
    転載文書を読んで多少忘却していたチベットの悲劇が記憶から呼び戻されました。 昨年の暴動から未だ一年なのになぁ…四川地震と五輪と「レッドクリフ」にしてやられた我が身を恥じるばかりですわ…現地情報が絞られているという事は状況の好転が見られぬどころかむしろ悪化している証左なのでしょうね。
    この手の映画好きとしては是非見たい作品ですが、果たして京都で配給されるかなぁ…政治資金規制法違反絡みの捜査如きで「国家権力の濫用だ?人権侵害だ?」なんて暢気な気炎挙げている連中には是非鑑賞して頂きたいものですね…♪

  3.  日本の、政治家の権勢を盾に小金を稼ぐせせこましい汚職や利権騒ぎは、福島さんがおっしゃるとおり、日本の社会にも経済にも文化にもさしたる影響は与えないでしょう
     とすると、今永田町界隈で行われているのは国民の税金で穀つぶしを養っているが、そいつらが決められた仕事もせずにさらに金を掠め取ろうとしているというだけの、実に矮小なつまらん現象だということですね
     日本の国益のためには、朝鮮の処分(支那主導による朝鮮半島の管理か、ロシアによる管理かはわかりませんが、単独で国家を運営できない朝鮮人がどちらかの庇護の下に入るのが最も安定する処分でしょう)と、支那の分裂(チベット、ウイグルなど解放)がはるかに重要でしょう
     その中でチベット問題は、支那が草でも刈るようにチベット人を殺戮し、チベット文化を抹殺しさろうとするのに対するチベット人の当然の抵抗を指しますが、この問題を長期的に安定して解決しようと思ったら、チベットの解放独立しかありません チベット人とチベット文化の存続発展のためにはこれしか方法がないし、チベット人の心に降り積もった反支那感情が慰撫されるのはチベットの解放独立しかありえないからです
     朝鮮処分、支那分裂の2点が東アジアの長期的安定の条件ですから、チベット問題が、永田上のコップの中の政争よりはるかに日本国にとって重要なのは、理の当然だと思います

  4. 福島様、僕は一応、小世帯ながらフリーチベットブログ連というコミュを運営しています。
    もし、もしですが、良かったら覗いて見てもらいたいのです。
    マスコミ関係者が入ってもらえると幅が広がると思うので。
    一応、招待状なんかを置いておきますので、もし、気が向いたらご検討下さい。
    http://gree.jp/iv/a11e813f0db5520d0dd4de41536f36b0/COIM431164

  5. 福島香織さん おはようございます。
    タイミングの良い考えさせられるエントリーに感謝です。
    尊敬するブロガーが現在ラサに入っており、その安全を心配しております。
    昨年、私はフリーチベットデモに四回参加しましたが、どうも同じ境遇に置かれている東トルキスタン、南モンゴルとの共闘に後ろ向きなのが気になっています。
    この問題の重要性を今後も折に触れエントリーで取り上げてくれれば幸いです。ありがとうございました。

  6. >日本の社会や経済によりインパクトを与えるのは、日本の政局よりも、中国の経済や社会状況や外交関係なんじゃないか、と私は思っている。・・・
    まさに、その通りですね。
    中国の脅威を正面切って論じる人は多くありませんが、そんな中で、本日の「正論」において伊原吉之助帝塚山大学名誉教授が、人民解放軍の一部強硬派高官が「日本人皆殺しを本気で考えている」かもしれない、という指摘をされています。
    http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090305/plc0903050249000-n1.htm
    小沢は、中国が常任理事国におさまっているにもかかわらず国連を重視し、国連中心主義を唱えていますが、これはまさに亡国の論です。民主党が政権を取れば、日本の防備(社会的・経済的・政治的・軍事的な広い意味での)は決定的に破壊されるでしょう。外国人参政権、人権擁護法、沖縄の一国二制度など、とんでもない主張が実現することになります。それらは中国の日本侵略を手引きすることに他なりません。
    そう言う意味で、国内政局もまた重要であり、小沢と民主党の没落が今後実現するのであれば、まことに目出度いことだと思います。
     

  7. >同じ小沢番にかり出されている他社の総理番記者同士で協力して、30分ごとに交代して車の中で暖をとったりすると、読者から談合とかいわれるのだろうか。
    まーーーったく思いません!!! 私は、毎日変態問題をスルーしたり 朝日が巨額の申告漏れを3回も起こしても さらっと流したりする (他にもありますが 略) 互いに庇い合う体質を「談合」と考えています。二重基準とも言えます。
    特に思うのがテレビで、マスコミと他業種で 同様な不祥事が起きた時の扱いの違いに、よくもまあ こんなに差を付けられるなと怒りを通り越して 笑ってしまいます。
    なので ワイドショーとかニュースショーは見ません。ただフジサンケイグループに、期待はしています!

  8. 上をご覧下さい。
    tenyoufood とか 間抜けplay などに代表される怪しげな中国人が今日本に大量に入り込み、あちこちのブログに下品なコメントを書くなどして日本の風土を汚しています。
    外国人犯罪件数の第一位は常に中国人が独占してきました。
    殺人、強盗、窃盗、詐欺、密輸。
    お金のためならなんでもする連中です。
    こいつらは一匹残らず、じゃなくて、一人残らず日本から放逐しなければなりません。

  9. 中共にいたる歴代の統一中国の異民族支配は、「中華化政策」と「夷を以て夷を制す」の二頭立てだと思っています。おそらく目には見えない形で、中国内の少数民族間に相互信頼が成り立たない歴史的背景があるのではないでしょうか?
    チベットは、ダライ・ラマ猊下の影響が良い意味でも悪い意味でも強く、広くチベットを精神的にも引っ張れる世俗の指導者が見えてこないです。
    宜しければ、チベットの方々やチベット解放を求めて活動する人たちと共に、将来民族の自立を得たときの指導者となれるような「人材」の紹介もしてもらえるとありがたいです。

  10. 寒い中番お疲れ様です。
    書かれておられる内容について同感な部分もありましたが、中国と比較した上で「赤信号無視」であるとか交通違反レベル、子供のお小遣い程度と表現する事に何ら違和感をお持ちでないのなら、少々浅はかなお方だなという印象を持ちました。日々のお仕事大変だろうとは思いますが、もう少しお気をつけになられた方が良いのでは。

  11. あの中国で頑張ってこられた人にとっては、日本の政治のスケールの小ささは気が抜けるでしょうね。しかし、分かれた彼氏の思い出に浸るのも如何なものでしょうか。
    福島記者に期待している読者が大勢いることを忘れないで下さい。

  12. ブログを読ませてもらったが、2100万円というのは、あくまで昨日の時点での額。
    それを「額が小さい」と言うのは、おかしいよ。
    実際、24時間もしないうちに進展があったでしょ?
    あなたのブログを見ている人はたくさんいるのだから、記者ならその辺は学ぶべき。
    それと、「こんなの中国なら問題にもならないのに、なんで日本では?」と思われているようだが、
    日本の「首相」候補がこういった問題に関わっているのだから、注目しない方がおかしいんじゃないの?
    首相によって国の経済も政治も左右されるのだから、単純に今回の問題を「小さな問題」と言うのは間違い。
    小沢氏が首相になるのと、他の人が首相になるのでは、日本全体の経済・政治が違ってくるわけだから、
    注目しない理由のほうが無いんじゃないのかな?
    だれが首相になるかによって、日本国民の生活だって変わる。それはつまり、あなたの将来の
    生活にだって影響する問題。それを「小さな問題」と言うのは、記者の発言としてはまったく不適当。
    それともう一つ、あなたは、「中国ならこのぐらいのスケールなのに、日本はなんでこんな小さなことで?」
    と考えてるようだが、日本と中国は違う。
    中国と日本でが情勢が違うから、問題の内容も変わってくる。当たり前のこと。
    国が違えば、法律だって違うし文化も違う。例えば、日本の女性が当たり前の服装をしていても
    イスラムの国では問題となる。
    国が違えば法律だって常識だって違うのが当たり前。記者ならその辺も考えるべき。
    わたしがあなたに言いたいことは、あなたは記者としてまだまだ不足してることが多い。
    少なくとも、1つの事を見て1つしか考えないのではなく、1つを見て10を考えるように努力するべき。
    それが出来ないなら他の仕事を探したほうがいいですよ。

  13. 補足だが、わたしもminami999さんと内田さんに同感。
    読んでいる人が多いのだから、発言内容を考えたほうがいい。

  14. To damiさん
    おっしゃるとおりです。あまりの疲れと腰痛で、つい、不適切な表現をくちばしってしまいました。
    >補足だが、わたしもminami999さんと内田さんに同感。
    >読んでいる人が多いのだから、発言内容を考えたほうがいい。
    >

  15. To minami999さん
     ご指摘のとおりです。確かに、この事件の関連では、人もお亡くなりになっている。ふざけた表現であったことをおわびいたします。

  16. やっぱりホームシックにかかってしまいましたか…。
    あんまりでしたら心の専門の先生の…お気を悪くされたらすみません。

  17. 福島さん
    そうですね、人間誰しも疲れていると判断力に影響します。
    わたしも表現がストレートでしたが、罵るつもりではないので、
    逆に、さらに進歩するように頑張ってください。
    「疲れて判断力が鈍った時にどうするか?」という対処を考えておくのも
    記者として必要です。
    中国で一人暮らしをされてるようですが、経験を生かすのも無駄にするのも
    本人次第。
    是非、その経験を生かされるよう期待しています。

  18. 中国(中共の国≠中華の国)が救いようもなく混沌としている状況は、「スケールが大きい」。
    それに比べれば、精密時計のように精緻な国家の微々たる故障など、「しょぼい」。
    あるいは、「スケールが大きい」ヒトの丸焼きに食い慣れた身には、わずかな味の違いに目くじらをたてる「しょぼい」精進料理など、口に合わない?
    「スケールが大きい」ヒトの丸焼きは、「しょぼい」重箱には入りきらんからね。
    そんな重箱の隅をつっつくことで「体力や気力を消耗したくない」福島さんの気持ち、俺は、よく分かる。
    シナ大陸の「スケールが大きい」野蛮さが、懐かしい♪

  19. 金額でショボイというのはどうなのか?今回の小沢氏政治献金の問題は一部週刊誌では報じられていたが、新聞等は小沢氏の秘書が逮捕され始めて報じられたように思います。
    新聞、ニュースを受け取る側の立場から言わせてもらうと、小沢氏の自宅を張り込んで出てきたところで、彼がまともなコメント発するとは思えない、そんなに気合を入れる必要は無いと思う。それより一般市民としては真実は何かを知りたいわけである。
    最近報道する側のプロ意識が希薄のように感じます。
    骨太な報道を期待します。

  20. 福島さん
    お仕事お疲れ様です。
    「なんでこんなしょぼいネタで、何時間も出待ちしなくちゃならないんだ」と思われるお気持ちわからなくはないですが、しかし最終的にはこれが蟻の一穴になるかもしれないので、しっかり至近距離で見届けて報告していただきたいと思います。

  21. 私は以前は建設業界、現在は食品業界に在籍しています。そんななかで福島香織さんのブログを読み非常に腹立たしい気持ちになりました。「あ~、寒かった、しんどかった。きょうは一日、雨のなか小沢番。」建設業者のことは考えませんか?「私なんでこんなことしてるんだろう?」お互い様なんですよ。「読者から談合とかいわれるのだろうか。いいよ、談合で。」開き直るんじゃない!マスコミ自体が談合集団であることは知っている。「談合」というキーワードでどれだけの建設業者が叩かれ、仕事を奪われ、誇りを失い、倒産・失業していったか分かっていますか?「こんな仕事で、私は自分の体力や気力を消耗したくない。」最大権力者・マスコミを象徴する発言だ。食品業界へのマスコミの対応も同様で偽装をキーワードにした批判と制裁だけでは問題は解決しないと思います。
    私は福島さんの考える「大きな仕事」を止めはしません。中国との外交、チベット人権弾圧、中国?北朝鮮?の動乱と難民流出などと言うのならそれはそれで結構です。ただし、マスコミ根性だけで言っているのならば「寒かった、しんどかった、私何でこんなことしているんだろう、体力や気力(相手が中国・北朝鮮なら命を含めて)を消耗したくない」に戻るだけではないですか?せめて小林よしのり氏くらいの覚悟を示さなければ絶対に出来ないと思います。女性ならば桜井よしこさんですか?どちらにしても「大きな仕事」をする最初の一歩は新聞社をやめることだと思います。
    私は福島香織さんを知りません。もし、福島香織さんがまだ若くて優秀なジャーナリストを目指しているのならば「チラシの裏レベル」のブログがインターネットに分かりやすくのり、私のような者が簡単に読めてしまうことをどうか自覚して下さい。どうせ福島さんはご自分のブログは読んでもらいたいと思っても小林よしのり氏や桜井よしこさんを前面に出して紹介する気はないでしょ?自身の甘さがバレるから。

  22. To hirose-seijiさん
    きょうも雨の中、朝から総理番。下着までびしょびしょでございます。あまりの腰痛のひどさに、いったん車内に避難。ニュースチェックの次いでコメントの更新に気づいたので、ひとことだけお詫びを。
     腹立たしい気持ちにさせてもうしわけありません。私も、このブログを書いたとき、かなりとげとげしい気持ちになっており、不快なブログになってしまいました。でも今もとげとげしい気持ちです。雨と寒さは人の心をすさませる。
     こんなしょぼいネタで体力消耗したくない、というのは、確かに傲慢で、あきらかに会社や上司にケンカをうってますね。たまにはケンカぐらい売らせてください。相手は権力、どう戦っても負けるんですから。
     でも、すみません、建設業者にケンカをうったつもりも、一般読者を不快にさせるつもりも、全くなかったのです。
     ただ、談合という言葉を使うと、建設業者の誇りを傷つけるから、今後気をつけなければいけないのでしょうか。私の今回のエントリーのどこが建設業者の誇りを傷つけたのかが、わかりませんでした。それと、どうしてとつぜん、櫻井よしこさんや小林氏の話がでてくるかがわかりませんでした。私はお二人のファンで、その業績に憧れておりますが、彼らに追い付こうとか、そんなことを考えたことは一度もありません。きっとどっかで会ったら黄色い声をあげて著書にサインを求めてしまうミーハーにすぎません。だから、紹介してほしいと読者から求められれば伝道師と化して宣伝したいですが、すでにあれほどの売れっ子先生方を拙ブログで取りあげなくてもよいかな、と。むしろ、ここでは、普通の人が知らない人を紹介したいものです。
     

  23. To 福島香織さん
    所詮1000文字以内の会話などお互い言いたいことの何割も伝わらないものですね。福島香織さん、どうかいいジャーナリストになって下さい。あなたが建設業者にケンカをうっていないことなど分かっています。かつて「談合」という言葉が悪意を持って利用された。談合=建設業界=政治家・官僚との癒着=賄賂=庶民無視など悪の連想ゲームがいつの頃からか作られ、マスコミにとっても記事ネタとしてノウハウがある、国民にとっても分かりやすいなどいくらでも裾野を広げることができる構造になっているのです。あなたが「談合とかいわれるのだろうか。いいよ、談合で。」と言っても悪意がないことは分かっています。談合=悪と刷り込まれた無自覚が問題だということに気付いて下さい。建設業者も国民だということに気付いて下さい。どうか正義だけを背負わないで下さい。あなた方の掲げる反権力を国民に向けないで下さい。国民の目から見てマスコミが権力者になるのは悲しいことです。あなた方マスコミと国民が離れていく、マスコミを恐れ、おびえ、腹のうちを見せない、憎み、恨み、嫉妬する循環が生まれているように思えます。その先に何があるのか?それを考えて下さい。気付いて下さい。小林・桜井の名前を出したのは日々情報を提供するあなた方に絶望している国民が増えていること、私もその一人であること、論理ではなく私の感情を敢えてあなたに向けたことを理解して下さい。

  24. まだまだ寒いのに下着までビショビショだなんて、
    本当にお気の毒に。風邪を引かないように気をつけて下さい。
    どの仕事であろうと、その高貴さ、社会的使命に差はないと思いますが、
    記者の人はやはり仕事の特性上、色々言えば色々言われて大変ですよね。
    それだけ覚悟を決めて、
    ストレスに対応していらっしゃること、尊敬します。
    このブログがどういう位置づけなのか、
    今ひとつわからないところがありますが、
    寒かった、疲れた、この仕事にどんな意義があるんだろう、
    と書いていいんじゃないですか。
    しかし、小沢さんの件で、背筋がヒヤリとしました。
    日本もプチ中国してませんか。

  25. 福島さんは、きっと中国語が使える仕事のほうが幸せになれるかも、ですね。

  26. 基本的に小沢氏への任意同行で引っ張るとかの見張りですよね?
    まさか篭脱けはないし、籠入りもないし。
    こう言う時って、記者が談合しても良いと思うな。
    新聞社の一社が適宜交代で、代表記者が寒風立ちとか。
    おじじ通信は、万一の場合を考え同居。
    まさかあ、カメラのフィルムが詰まったって時代じゃないけど。
    念のために、それでどう。
    談合じゃなくて、各社の申し合わせによる経費削減ですね。
    失礼しました。
    でも、今、こういう無駄を省いて、
    記者を生かした取材に行かせよー、なーんて、福島さんの応援のつもり+。
    マジに、任意同行で引っ張るとかの可能性で待機の場合、全ての写真を代表取材者が各社に提供することにすれば、そこから表情などで選らぶ、各社の温度差は確保されると思うけど。
    どうかな?
    この不況で、平均給与が次に溶けるのはマスコミだと思う。
    なーんて。
    唯一溶けない民間以外もまだあるようだけど。
    溶かしてよいんだか?
    溶けるのか?
    知りません。

  27. 中華人民共和国の『人民解放軍』はIranの『革命防衛隊』と同じ存在なのですね福島さん…
    そう考えると背筋が寒くなります。

  28. To tora3さん
    > 日本の、政治家の権勢を盾に小金を稼ぐせせこましい汚職や利権騒ぎは、福島さんがおっしゃるとおり、日本の社会にも経済にも文化にもさしたる影響は与えないでしょう
    >
    > とすると、今永田町界隈で行われているのは国民の税金で穀つぶしを養っているが、そいつらが決められた仕事もせずにさらに金を掠め取ろうとしているというだけの、実に矮小なつまらん現象だということですね
    >
    > 日本の国益のためには、朝鮮の処分(支那主導による朝鮮半島の管理か、ロシアによる管理かはわかりませんが、単独で国家を運営できない朝鮮人がどちらかの庇護の下に入るのが最も安定する処分でしょう)と、支那の分裂(チベット、ウイグルなど解放)がはるかに重要でしょう
    >
    > その中でチベット問題は、支那が草でも刈るようにチベット人を殺戮し、チベット文化を抹殺しさろうとするのに対するチベット人の当然の抵抗を指しますが、この問題を長期的に安定して解決しようと思ったら、チベットの解放独立しかありません チベット人とチベット文化の存続発展のためにはこれしか方法がないし、チベット人の心に降り積もった反支那感情が慰撫されるのはチベットの解放独立しかありえないからです
    >
    > 朝鮮処分、支那分裂の2点が東アジアの長期的安定の条件ですから、チベット問題が、永田上のコップの中の政争よりはるかに日本国にとって重要なのは、理の当然だと思います
    お前は阿呆か?

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