雑談②いつまでたっても慣れない総理番のお仕事

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■麻生政権の成立にともない、私の番記者生活がスタートしたが、正直いうと、4カ月たったいまもまだ、番記者の仕事になれない。耳慣れない用語や習慣なんかも多い。「経読み」「壁耳」って何?オフレコといっているのに書いていいの?官房長官らの「慎重に考慮します」「前向きに検討します」という発言はどういう意味?

 

 

ちなみに「経読み」とは法案の趣旨説明。お経を聞いているのと同様、眠くなるから。「壁耳」というのは、クローズドの委員会などのとき、会議室のドアの隙間に耳をあてて、中の話を聞くこと、もしくはその内容。それって盗聴やん。それを記事にかいていいんですかぁ?→いいんだそうです。でも、それなら委員会室に盗聴器しかけたり、その外で集音機(探偵さんとかがつかっているやつ)で、声をとって記事書いてもいいってことにならないのか?これはダメだそうだ。では補聴器は?ガラスコップを扉に当てるのはいいのか?疑問はつのる。

 

 

■オフレコとは、聞くだけ、書いちゃいけない、ということだが、書いていいんですか?→いいんだそうです。ただし、名前はださない。秘書官の発言は「首相周辺によると」、官房長官は「官邸首脳によると」、官房長官・官房副長官は「政府高官によると」と言い換えれば、OK。って、それじゃあ、誰が言ったかもわかるし、オフレコという意味がないではないか。

 

■欧米の記者にはオフレコ、っていうのは通じない。懇談会などで、当事者がこれから言うことはオフレコですといえば、ほとんどの記者たちはぞろぞろ出ていく。なぜかというと自分がつかんでいる情報と、オフの場で言われたことが一致すれば、それは永遠に封印しなければならないから。欧米ではオフといえば、その情報自体を墓場にもっていけ、という意味。日本の場合、完全オフレコ(完オフ)という言葉もあるが、これも実は完全に完オフではなくて、別のところで同様の情報をきけば、それは書いていいことになるらしい。懇談会などで完オフといいながら、その翌週の週刊誌にその内容ばばんばん流れていること自体、完オフの意味なし。これが、「口約束」「契約」というものに対する日本人の姿勢なのだろう。

 

 

■官房長官らが会見などでよく言う「慎重に検討します」「慎重に考慮します」といは、「検討しません」「考慮しません」という意味らしい。ふつうの「検討します」は「検討するかもしれない」という意味らしい。「早急に検討します」「前向きに検討します」は「一応、検討するつもり」「できることなら検討したい」という意味らしい?

 

 

 

 

 

 

■そして、なにより、まず政治部記者である、といこと自体に慣れていない。

 

 

 

政治部記者の大半の仕事は記事を書くことではない。取材ですら、なかったりする。普通の新聞記者の仕事は、記事を書くために取材する。取材した情報の中から自分で吟味して、ウラをとって記事を書く。その記事が反響を呼べば、記者の自尊心をみたし、達成感を与えてくれる。その記事が誤りであったら、記者自身の責任であり、始末書かいたり、減俸になったり、懲戒処分になったりする。

 

 

 

■しかし、政治部記者は必ずしも、自分の記事のためだけに取材をするわけではない。私の仕事などは、ただ「情報を上げる」だけ。しかも、その中身の吟味、取捨選択すら自分でしない。とりあえず聞いたこと、覚えていることは部長、キャップ、サブキャップを含め、政治部員全員にメールで送る。たまに、あれ書いて、これ書いて、と指示を受けるが、それも自分の原稿を直接デスク(編集者)に出すのではなく、まずキャップやサブキャップが原稿を書き直し、それをデスクに出す。つまり、アンカーがキャップやサブキャップ、デスクと2段階になっているわけだ。まあ、特ダネ一面トップといった特別な原稿なら、そういう慎重な体制というのも必要かもしれないが、20行の世論調査の発表原稿まで、こういう形式となる。いままで、書きたいものを自分で取材し、書きたいスタイルで書く仕事が圧倒的に多かった私としては、この窮屈さがストレスのもとである。

 

 

 

■しかも、行動範囲がきわめて限定されている。だいたい同業者(総理番)なら同じ場所にいきつく。つまり首相のいるところ。しかし次第に、他社と同じ場所にいるかどうかが、総理番にとって重要になってくる。たとえば総理番は、首相の夜の会合の張り番をしていて店の前でまっている。首相はすでに自宅にかえったとしてもさらに待つ。その店から他にどんな政治家がでてくるかまって、その政治家にどんな話をしたか聞かねばならないからだ。

 

 

 

■待てど暮らせど、誰もでてこない。え、もう午前1時。う~、帰りたいなあ、キャップ、もう誰も出てくる気配なですから、かえっていいですか~?と電話をかけると、キャップの答えはだいたいどの社も同じ。「他社はどうしている?」「読朝毎がねばっています」「しゃあないな、がんばってくれ」「いつまで待つんですか」「他社の番記者が帰るまで」、という具合になってしまう。     

 

 

■でも、出てきた政治家が、首相番記者に何か重要なことを話すはずはない。政治家は自分の番記者にしか口をきかない、から。で、出てきた政治家を確認して、その政治家の番記者に連絡すると、その番記者が時をあらためて、その政治家および取材する、わけだ

 

 

 

 

■政治部記者とは、つまるところ、みんな誰かの番記者。政治部記者とは番記者集団だといっていい。もちろん、行革担当とか、道州制担当とか持ち場を振り分けられている人もいるが、基本は長官番だったり、幹事長番だったり、国対番だったりするわけだ。たいていは複数の番を掛け持ちしている。

 

 

番記者は、会見や懇談会に出席するのは当然、夜に宿舎や自宅の前で張って、帰宅のときに話を聞いたり、朝出勤のときに駅で待ち伏せして話をしたりして、信頼を築き、話を聞く政治家は番以外の記者とは普通、口をきいたりしない、みたいだ。だから、口をきいてもらえる番記者は一種の特別待遇に微妙に優越感を感じたりしていることもあるかもしれない。

 

 

ちなみに総理番は、首相に話しかける機会は、「番懇」とよばれる年2回程度の懇談会とぶらさがり取材以外、まずない。正式の記者会見や外遊先の内政懇で質問するのはキャップクラス。ということで、総理番記者が首相と雑談したりして仲良くなったり、信頼を築けることは、まずない。麻生さんと仲がいい記者、信頼を築いている記者というのは、麻生さんが首相になる前から、ずっと麻生さんの番をしていた「麻生番」と呼ばれる記者。従って、総理番とは、番記者でありながら、番対象から相手にされない、なかなか切ない仕事なのだ。

 

 

政治というのは一般に国政、つまりまつりごとを指すが、内向きにみると、権力ゲームといえる。で、番記者というのは、私の観察するかぎり、けっこう自分の番についてる政治家に肩入れする傾向がある。というか、番記者です、と名刺をきってしまったら、批判は書きにくい雰囲気がありそうだ。番している政治家やその周辺からネタをとらなきゃいけないわけだから、嫌われちゃ会ってもらえない。もちろん、それが新聞協会賞なみに大スキャンダルの抜きネタであれば、義理も人情もふっとぶのだろうが、普段は義理と人情にしばられる、もよう。

 

 

というわけで、麻生番記者は麻生さんに肩入れし、小沢番の記者は小沢さんに肩入れする傾向が強い。よって野党の政治家の番は、野党の視点から、与党の政治家の番は、与党の視点から、と、集めてくるネタのスタンス、方向性が違う。一般に政治記事で一番読まれる内幕ものは、そういういろんな義理人情にしばられた番記者たちの、違うスタンスのネタを総合して、キャップとかサブキャップの人がまとめる、という形になることが多い。

 

 

で、自分の番をしている政治家が出世(?)すれば、その番記者の政治部内でのポジション(?)もあがる傾向にある。麻生番の人は、麻生さんが政調会長であったときは政調会長番、幹事長のときは幹事長番となる。麻生さんが総理になると、麻生番記者が官邸キャップになることが多いかもしれない。官邸キャップとは官邸発のニュースの責任をにない、出稿方針にも最も影響力をもつポジションで、麻生番が官邸キャップになると麻生政権に擁護的な記事が多くなる、かもしれない。

 

 

■しかし、世論が民主党支持に傾くと、小沢番記者とか民主党の政治家の番をしている記者の政治部内発言力が増す傾向になるし、読者の喜ぶ記事、読みたい記事が、民主党の動向・発言に集中すれば、あるいは現政権の批判に集中すれば、自然と野党政治家の番の出稿やネタも増える。新聞記者の「出世」はネタの大きさ・数と出稿量できまるから、番記者たちもみずから番をしている、パイプができてネタがとれる政治家の出世を願うのだ。

 

 

政治部は省庁のクラブに所属する記者や選挙班などをのぞけば、官邸(政府・内閣担当)、平河(与党担当記者)、野党(おもに民主党担当)などに振り分けられ、それぞれキャップがいて、記事を出稿するのだが、短期政権だな、選挙が近いな、などと世論の動向など眺めつつ編集局の偉い人たちが判断すると、自民党政権下でも、民主党とのパイプが太い人が官邸キャップになったりする。そうすると、官邸クラブから出稿される記事も、微妙に政権早くかわれ~みたいな念のこもった内容になることも。民主党政権になれば、民主党とパイプを持つ記者が活躍できる場面が多くなるからだ。

 

この政権まだもつな、と上の方々が判断されると、官邸キャップが小沢番から麻生番に代わったりする。とたんに麻生政権に好意的な記事がふえたり。官邸記者クラブのメンバーを総入れ替えするとき、「解散」といったり、新聞社の政治部って、日本の政治(権力ゲームの方の)の縮図といえるかもしれない。

 

 

産経新聞は「自民党機関紙」なんていわれているくらい自民党寄りの記事が多いらしいが、それは自民党の政治家の番記者の出稿量が多い、ということだろう。でもそれは、読者に自民党寄りの記事を期待する傾向が強いからともいえる。で、産経は自民党寄りだと思われると、自民党の政治家も、産経記者に親近感をおぼえて、いろんな話をしてくれる機会が増える。ますます自民党政治家の番記者の仕事がしやすくなり、自民党寄り読者が集まってくる、という仕組みになる。政治部記者と政治家と世論は、こんな風に相互に影響力があるといえそう。

 

 

■というわけで、政治部記者の中にはみずからを、政治のプレーヤーの一員だと思う人もいる。麻生首相のバッシング報道がいちばんさかんだったとき、某新聞社の記者がこんなセリフをいっていた。「ここまできても麻生政権を解散に追い込めない今の政治部記者はなさけない。昔の政治部記者なら、今頃麻生政権は解散になっていた」。報道の力によって支持率を上下させたり、内閣を解散させたり、すきな政治家を首相に押し上げたりやめさせたりできる、そういう影響力の行使こそ、政治部記者の醍醐味、といいたげである。是非論はともかく、権力ゲームの片棒をかつぐ、あるいはフィクサーになることを望む、そういう政治部記者が存在することは確かだろう。

 

 

■いままでの話は、特に産経新聞政治部のことを念頭において言ったのではない。まったくの外様の私が政治部で4カ月仕事をしてみて、他社の様子などもみて、漠然と感じたことである。政治部って、こうですよね~、と同じ政治部の同僚などに話すと、「いや、そういう記者もいるけれど、私は違う。自分の番の政治家に対しても、批判すべきは批判する」と言う人もいた。

 

 

 

■いずれにしても、政治部記者とは国家権力の中枢に一番近い場所にいる。ある先輩記者は私が政治部にいったときいて、「権力に近い場所にいくことと、自分が権力をもっていることとは違うから気をつけよ。政治部の記者の中にはそこを勘違いするヤツがいる」と忠告してくれた。また「政治家は記者を利用しようとするし、記者は政治家に利用されてもネタをとりたい」と言う人もいた。まあ、私は今のところ、ヒラの総理番記者なので、そういう権力ゲームに荷担することのおもしろさとか優越感を感じるような場面には出会っていない。いずれ、そういう世界もかいま見ることになるのだろうか。

 

 

■入社したてのころは、記者は権力と対峙できるペンという武器をもっていると教えられ、権力におもねらないことこそ、記者の矜恃と教えられた。で、中国で、その教え通り、みずからの信じるところをやってみたら、えらい人に迷惑もかけたし、しかられもした。あんたら、言うてたこととえらい、ちがうやんか、と内心思ったが、結局、権力との付き合い方のかげんの問題なのである。

 

■そういう私が、今政治部に配置されたということは、権力との付き合い方を一から学んでこい、という会社側の親心であろうと思っている。しかし、やっぱり、この権力というものに慣れない自分を今、感じている。

 

 

 

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「雑談②いつまでたっても慣れない総理番のお仕事」への21件のフィードバック

  1.  つまりは、新聞は信用できないということですね。
     しかし、これほどわかりきったことを、今更書く福島さんは、新聞記者を何年やっているのでしょうか。
     日本の改革は、政治家や国民の意識改革ばかりでなく、世論に深い影響を与える新聞社、新聞記者の意識改革こそ急務かもしれませんね。

  2. 漠然としてた番記者の姿が福島さんの視点から覗けて面白いです。
    政治部の情報収集要員ですから個性は発揮できないでしょうけど、私ならこう見る、こう書く、こちらを取り上げる、などのシミュレーションをしつつ、首相に対して、その場では回答を求めない質問を含めて、示唆に富む質問を投げかけてみてください。期待しています。
    それと、どうしても「総理番」が「料理番」に見えて仕方がないです。総理をどのように料理するかが腕の見せ所でもあるし、「料理番」でもあながち間違っていないでしょうけどw

  3. 率直に言って、インドのカースト制みたいですね。
    張り巡らされた細かい分業網が、微妙なバランスで社会を保っているような感じで。
    そのうち、番記者も世襲制になるんでは?

  4. 読んで感じた事は
    人間福島です、非常に良いことだ
    めげず、好きで入った道
    仕事と個人の趣向が合った悲劇と諦めましょう
    悔しい時は
    インフルエンザに懸かりマスク無しで
    ウイルス撒き散らし
    国政をストップさせる、ウイルステロで報復しましょうね!

  5. うまく国政が止まれば
    危機管理が出来ていない
    日本の鳥インフルエンザ対策は大丈夫か!
    と特集記事でも書きましょう
    年寄り議員が何人かご逝去された時
    未必の故意を疑われるといけません
    投稿消去しましょう

  6. 福島さんの(ここでの)記事ステキです!
     浦島太郎状態の福島さんが、ジパングに帰ってこられて、いきなり暴れん坊将軍麻生太郎番になられたとのこと。同じ新聞記者でもかの地で13年間も取材を続けてきたのですから、帰国すれば人種差別まがいの書き込みや蔑みも集まってくるというものでしょう。
    >この権力というものに慣れない自分を今、感じている。
    そんな事を言わず、総理とその周辺、それを遠巻きにして見守り時にはドアに耳を当てる記者模様を逐次教えてください。
    楽しみにしています!
    賛成票を投じました。
    鈴木 茂 さん
     日本の改革は、政治家や国民の意識改革ばかりでなく、世論に深い影響を 与える新聞社、新聞記者の意識改革こそ急務かもしれませんね。

  7.  お疲れ様です
     福島さんのそういう素人っぽさが新聞記者の原点のはずだと思っています。だから、あんまり政治部の擦れからしの政治プロみたいにならないで下さい。
     何でも業界の都合に必要以上におもねって、判断を停止してしまい自らの存在意義を否定している人はたくさんいます。談合を仕切るゼネコンの人とか、人の年金記録を糞みたいに扱って行方不明にしておきながら自分は満額年金を受け取って何の良心の痛みも感じない社会保険庁のOBたちとかが良い例です
     そういう人たちの決まり文句はいつも同じで「当時はそういうものだったから」 これで言い訳OK だと信じている感性が既に終わっていますね
     こういう人たちは世の中がナチス礼賛の世の中なら熱烈なナチス党員となり、支那にいれば熱烈な共産党員となり、民主主義の時代には反権力を気取りつつ、国家に寄生するプロ市民となるわけです 自分の考えなどなく、世の中にあわせるだけの人たちです
     で、権力に近い政治部記者が業界のお約束にどっぷり浸かると、権力の監視役のはずが、権力の使い走りとなり、そのうち、自分が権力者だと錯覚してしまうのです 権力を行使する新聞記者って、検察と裁判官と弁護人を一人でかねて暗黒裁判をやるのに匹敵すると思います
     これをやっちまってるのが、某読売の渡○氏ですね
     わたしは、渡○氏よりも、常に権力に違和感をもちながら取材に励む素人政治記者の福島氏を応援したいと思います
     社民、民主などリベラル系の「市民」に人々は自分たちへの批判は全て「ファッショ」「右翼」等にラベリングして、批判を絶対に許容しませんが、これも業界どっぷりの政治部記者と同様、始末に困る輩ですが

  8.  今すぐにでも中国関係ならどっかの大学の準教授ぐらいはできる人材を、新人記者と一緒にドサ回りに使う新聞業界の徒弟制度はひどいよなあ。まるで封建社会だよ。
     新聞業界は自分たちが言っている民主主義とは何の関係もないことが、よく分かるなあ。

  9. 福島記者
    > あんたら、言うてたこととえらい、ちがうやんか、と内心思ったが、結局、権力との付き合い方のかげんの問題なのである…
    政局において「第四の権力」を濫用する福島記者…なんて状況が想像つかないし、したくもないなぁ…「あたしに逆らったら、あんた地獄に堕ちるわよ」なんちて♪
    ただ、上述の「今の政治部記者はなさけない…」なんて言っている輩がいるぐらい歪んだ小世界..という事実を再認識させてくれますね。 贔屓の役者の提灯記事と愚にもつかないスキャンダルが政治報道の基幹を成している現状を象徴した言葉だと考えます。 欠点だらけの法案が採決寸前になって政局化してからやっとこさ紙面に出て来るような現状を恥じないもんねぇ。
    > しかし、やっぱり、この権力というものに慣れない自分を今、感じている。
    別に慣れなくてもいいじゃないですか。 学んで知るだけで。
    賢しらげに「小世界の常識」を説くような記事やコラム、ブログなんて面白くないもの。 狎れてしまっちゃあお終いですよ♪

  10. 福島さん、
    “4カ月たった”のち、”いつまでたっても慣れない総理番のお仕事”と言いながら、自分の至らなさにも余り気がつかないようで、単に、”権力というものに慣れない自分を今、感じている”で済ましているところに問題があるのではないかと愚考しますが。はっきりいって、ただの愚痴の垂れ流しでしょう、これは。福島さんの記者(プロ)としての矜持はどこにあるのかと聞いてみたいです。卑下して言っているのではないですが、そんなに素人でいたいのなら、オーマイニュースにでも転職なさったらいかがです?

  11. >某新聞社の記者がこんなセリフをいっていた。「ここまできても麻生政権を解散に追い込めない今の政治部記者はなさけない。昔の政治部記者なら、今頃麻生政権は解散になっていた」。報道の力によって支持率を上下させたり、内閣を解散させたり、すきな政治家を首相に押し上げたりやめさせたりできる、そういう影響力の行使こそ、政治部記者の醍醐味、といいたげである。
    >
    >「権力に近い場所にいくことと、自分が権力をもっていることとは違うから気をつけよ。政治部の記者の中にはそこを勘違いするヤツがいる」と忠告してくれた。
    >
    こんんにちは。
    大昔ですが、同じようなことを吐いていた某社の事大野郎と、話した事がありましたが、そう言う思い違いする連中が、朝日プラウダやエロ新聞で、未だに気を吐いているんでしょうね。
    そう云う忠告をしてくれる、記者根性を持った人も、今では「絶滅危機指定動物」なんでしょうね。

  12. 仕事をしていれば、どんなに経験を積んでも
    「この仕事って一体何になるんだろう?」とか
    「こうしてどういう意味があるんだろう?」とか思うことはありますよね。
    そういうつぶやきを、—-まるでブログ読者が友達であるかのように—
    打ち明けていただいて、私としてはうれしかったです。
    番記者って、しょうもない仕事なんですねーーー(失礼)。
    番記者の人(福島さんのことではなくて)も政治家の人もニュースに出る人も、
    「政治が全て」「政治が社会の全てを動かす」と大きな勘違いをしているようだけれども、
    そんなの傲慢不遜の無知蒙昧というか何というか、
    どんなにアホな政治家でも、
    首相が何度「やーめた」と言おうと、支持率がどれだけ下がろうと、
    きちんと経済と社会が回ってきたのが、
    日本のいいところであり、民間にいる私などの自負でもあります。
    うまくやらなくていいから、邪魔だけはしないでね、と。

  13. 福島様
    福島香織版「政治ジャーナリズムの罪と罰」というところですか。(本家は田勢康弘さん)
    昔から誰もがおかしいと感じながら、巨大な流れの中で、変革ができずに来た慣習のなかで、福島さん自身も渦に巻き込まれるしかないんでしょう。
    でも、私はその流れも崩れ始めているように感じます。それは、ネットの力の前で、新聞というマスに伝達する手法自体の崩壊が近づいていると感じるからです。
    毎日新聞がネットに怨み節を連ねて、身を軋ませて、悲鳴を上げています。朝、読、サンケイは、ネットとの付き合い方の距離を測りかねて、近づけば飲み込まれ、離れれば、取り残されるジレンマの中で、模索中です。
    しかし、懸命な読者氏は、福島さんが連ねた「クラブ制度の欺瞞」を見抜き始めています。特に、他社が書くからというだけで、KY(漢字読めない)などと、競うように日本国の総理大臣をもてあそんだ政治マスコミの罪には、うんざりです。
    新しいジャーナリズムは、クラブというインナーに入れないアウトサイダーがネットを通じて、政治潮流に言論で、インナー以上の影響力を持ち始めたとき、産まれ始めると思います。まだ、それには5年では足りないかもしれないが10年はかからないのでは、と感じています。

  14. 額賀福志郎氏が、産経新聞政治部出身の政治家としては有名ですが、そのうち、阿比留様あたりも、政治家に転身するのかな(?)

  15. To tenyoufood さん
    >毒餃子の横流しで人体実験をした中国は偉大だと思う。
    君の祖国は偉大だね(笑)。
    シナでは人間の命なんて何の価値もないんだろうね。
    ところで、天洋食品は君の雇い主じゃないのかな?
    首は大丈夫かね?

  16. >まあ、私は今のところ、ヒラの総理番記者なので、そういう権力ゲームに荷担……
     久しぶりにのぞいてみました。ペキン時代にくらべて身動きがつらそうですね。ともあれご自愛を。

  17. とても面白く読ませて戴きました
    もしかすると
    一党独裁の 華の国に居た方が
    却って ある意味
    好きな取材が出来たのでは・・
    ないでしょうか!?
    帰任させられ?ましたが
    我々は 少なくとも 私は
    貴女の 取材姿勢を 支持します
    ところで
    「記者クラブ」と言う
    ニュースが 横並びになる あの
    シィステムを貴女は どう 想われますか?

  18. 「壁耳」やられました。
    田舎の某コンペでしたが非公開情報が記事になってまして、文字通り壁耳でした。
    社名や内容はふせますが、問題の記事の前半は公開した内容で、後半は非公開の内容。
    その結果前半と後半で書いてある内容が正反対になってました(^^;
    せめて整合性のある記事を書いてほしいものです。

  19. そんなにストレートに書いてしまって大丈夫ですか?
    どこの会社でも大人数の職場はあまり人のいないところとは違いかなり分業化しているケースも多々ありお互い転勤により体調不良になる方もよくいらっしゃるようです。
    体調にはお気をつけ下さい。
    福島さんのふるさと・北京の記者さんも同じような悩みを持っていらっしゃるんじゃないかなと思いました。

  20.  毎日ご苦労様です。…
     アメリカ大統領がオバマにかわってからの日米関係に関心を持ってみています。ブッシュ共和党政権が大統領自身も、大統領を取り巻く閣僚も親日派が多かったと聞きます。それが新政権が中国に親密感を持っている側近が多いとの事。日本の外務省は、その辺を如何に対処するか、今後注視したいと思います。

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