■南京市の鳥インフルエンザ感染父子が、人から人への感染であったことが確認されました。10日に衛生省の定例会見があったのですが、まあ、なんとわかりにくい説明。北京の医療関係者とさきほど、電話で、「まったく、何いいたいんじゃ、といいたくなるような会見でしたね」と、ぶつくさいいあっていました。
■このケースは、11月24日、南京市の団地に住む男性(24)が発熱、27日に入院、12月2日に死亡。3日にその父親(52)が発症。12月7日までに、2人とも鳥インフルエンザH5N1に感染していることが確認され、衛生省が発表。
■12月10日の衛生省の定例会見では、この2人の感染について、感染ルートが分からないこと、ウイルスに、人から人への感染をもたらす変異がおきていなかったので、人から人への感染は起こらないこと、が発表された。ただし、日本の厚生労働省は、人から人への感染の疑いあり、として南京市からの入国者の検疫強化などを通達していた。
■で、1月10日の定例会見では、男性と父親は密接な接触によって感染したと初歩的判断をくだした、と発表。ただしウイルスは変異しておらず、人から人へ感染を示す生物学的基礎の証拠はない。
ちょっと、人から人への感染を確認しておいて、人から人へ感染する証拠はない、って
どういう意味やねん。人から人への感染なんやろ??
■医療関係者「ウイルス変異による人から人への感染のように、高い感染力はないけれど、人から人への感染でした、といいたいねんやろ?人から人への感染やけど、たいしたことないから、騒ぐな、と」
■福島「騒ぐ騒がないは、こっちが判断するんや。12月10日の会見の段階で、本当は人から人への感染の疑いはあったわけやろ。だったら、人から人への感染の疑いはあります。とまず、注意喚起して、ただし、ウイルス変異は確認されておらず、状況からいって人から人への感染が広がる可能性はほとんどありません、と補足するのが、庶民への親切というものやろう。なんでこんなわかりにくい発表するんやろう。北京五輪への影響とか考えているんかな、これって隠蔽?」
■医療関係者「隠蔽とまではいわんけど。でもわざと曖昧にしている感じやね」。
福島「あした、WHOはなんかいってくれるかな」
医療関係者「今のWHOはへたれやからな~。何もよういわんのちゃう」
■福島「ウイルス変異による人から人への感染と、変異なしの家族内感染とは区別した方がいいのん?」
医療関係者「まあ、違うといえば違うけど、メディアは、〝人から人への感染〟と報道してええと思うよ。そういうふうに、つっこんで注意喚起してもらう方がいい」
福島「オランダとかの確認例は家族内感染だよね」
、
■福島「お医者さんからみると、南京のケースは、たいしたことのないのん?警戒せんでもいい?」
医療関係者「ま、感染ルートが分かっていないから、警戒は必要ですよ。でも、中国で感染ルートが分かっていない鳥インフルエンザの人感染ってなんぼほどあんねん。卵から感染した、とか例がでてきたら、パニックやね」
■福島「南京のケースは、名物料理の叫化鶏(鶏の蒸し焼)を食べたからだ、なんてウワサがながれて、夫子廟前のレストランの叫花鶏の売り上げが落ちている、とかいうニュースがながれていたな。江蘇省当局は否定していたけれど。さすがに調理した鶏からはうつらんやろうけど。
でも、感染症はこわいからね。警戒して、警戒して警戒しすぎるくらいが、この国ではちょうどいいかもしれません。鳥インフルのパンデミックで北京五輪が中止とか、延期とはいやですからね」
「人から人への感染を確認しておいて、人から人へ感染する証拠はない」
意味は全く通らない文章ですが、ご指摘のように「わあわあ騒ぐな」と言いたいのだろうとよく分かりますね。
今日が鶏ごぼう鍋を作って、締めはラーメン入れたのですが、買い物をしているとき、ここ数年で本当に産地や添加物、表示ラベルの内容などを意識して確認するようになったと思いました。
個人的な興味なのですが、北京五輪の選手村や観客への食をどなたかレポートして頂けないかなあと思います。きちんと各国の選手たちに栄養、衛生、味など満足させてあげられるか、各会場での飲食物はどんなものが出されるか、「食」から北京五輪を見てみたいです。
ではでは。
福島様、こんばんは。
ウイルスは変異してへんけど、人から人へ感染してしもた。ちゅうことは、人から人へは感染せえへん思われとったけど、条件によっちゃ感染することが分かったっちゅうこっちゃな。それとも変異を隠しとるんかいな。
あかんあかん関西弁がうつってしもうた。
これまでの国内の流儀でやると、余計に印象を悪くするのが、まだ分かってないようですね。
ごくごくフツーの従来型インフルエンザの流行に紛れて、以前からヒトのA/H5N1型ウイルス感染(鳥H5N1ではなくて)も存在していたことを、「ない」ことでやり通してきてしまったことで、今になってつじつまが合わなくなってると考えたほうがいいようです。
いちばんダメダメだったのは、鳥H5N1の「鳥→人」感染があたかも科学的に実在するかのように流布してきたことでしょう。科学的に確認できる実在するウイルスはあくまでも、「鳥→鳥」ウイルスと「人→人」ウイルスだけです。科学の思考の詰めの甘さが介在しております。
おはようございます、福島様。
今回の中国衛生当局の発表見て「SARSの頃と変わっていないのでは?」と言うのが素直な感想でした。
「情報の速やかな共有がパンデミックを防ぐもっとも効果的な武器」なのですが、まだまだそこまでの認識が無いようですね。
中国衛生当局も「良くやっている」とは思います。最初のH5N1感染者が出てから素早く罹患可能性のある範囲を特定し監視下に置いた上で封じ込めを行ってとりあえずは成功したようですからね。
貴紙の宮田さんのblogでもよく話しているのですが「こういうときは強制力の発揮しやすい社会体制の方が強いのかも」(宮田さんは否定的ですけどね)という想いです。
鳥インフルエンザが「鳥=人」の段階で封じ込めること、「鳥=人」の段階で感染が起こりえないように、鳥との接触を抑える教育をすることが肝要でしょう。今回は成功しても、正しい情報が伝わらなければ次には‥失敗ということは考えたくないですね。想像するやに恐ろしい状況ですから。
SARDSの隠蔽工作で、あれほどWHOや周辺諸国を混乱させたリスクを支那は学習しなかったのでしょうか?
今回の鳥インフルエンザで、厚労省が同様の混乱を来たすという予想下で早速南京市からの流入者に対し注意を払いだしたのは良い傾向であると思います。
福島様 おはようございます
この件、私の友人(中国某市病院で 日本語通訳兼事務)に聞きました
が、内容を理解していませんでした(昨日の今日?でも 病院関係者なのにーー)
サーズのこともあり 流行したら大変ですよーーと伝えましたが
指示も何もないし、聞いてもいないので わからないーとのこと
本人は 病院勤務なのに いまだに 風邪などの 予防注射もしていないーーとの事ーーーどんな病気に感染するかも分からないのにーー
北京五輪があるので サーズのようにはならないでしょう
現地の人は 何が起こっているのか?分かった時点で 手遅れにならないこと願います。
悦件ですが
情報は インターネットがよく利用されていますが
今 中国では(特に インターネットCafeなど)Hotmailがつながらなく
Yahoo(Japan)も 接続難しいーーと言っていましたが どうなんでしょうか?
こんなところにも 情報規制が出ているのでしょうか?
To nakashixさん
>個人的な興味なのですが、北京五輪の選手村や観客への食をどなたかレポートして頂けないかなあと思います。きちんと各国の選手たちに栄養、衛生、味など満足させてあげられるか、各会場での飲食物はどんなものが出されるか、「食」から北京五輪を見てみたいです。
それ、同僚が準備しているみたいですよ。お楽しみに。
To seedsさん
感染症の情報だけは、つつみかくさず、わかりやすく、発表してほしいです。
To ニッポニア・ニッポンさん
>いちばんダメダメだったのは、鳥H5N1の「鳥→人」感染があたかも科学的に実在するかのように流布してきたことでしょう。科学的に確認できる実在するウイルスはあくまでも、「鳥→鳥」ウイルスと「人→人」ウイルスだけです。科学の思考の詰めの甘さが介在しております。
ここらへん、よくわからないんですよね。お医者さんや、WHO関係者、衛生当局からは、鳥インフルエンザ→人への感染、と説明を受けます。あるとは実証できないが、ないとも実証できないから、あることにしとけ、あるとしか考えられんやろ、という前提で、防衛策や警戒を強めましょう、ってことなんかいな?ちなみに記者(私)の仕事の6割くらいが、専門家の受け売りでなりたっています。3割は地元紙の転電、1割くらいが自分の足と耳目で取材し、自分の頭で考えたことですが、自分で取材したことほど、浮き世の義理にとらわれ、干渉を受けやすく、正確にかきにくい、と感じます。
To starbeastさん
SARSをリアルタイムで経験した身としては、とにかく、衛生省の発表は身構えてしまうのです。
福島さんも気を付けてくださいよ!。
『依らしむべし、知らしむべからず』まるで日本の江戸時代ですなぁ~。
SARSで学習した事も、上層部に責任が及びそうな事件なら全部、黄砂か霧の中
雲の彼方へ消えてしまうんでしょう。
To hanehanさん
>厚労省、GJ?
To 福島香織さん
>あるとは実証できないが、ないとも実証できないから、あることにしとけ、あるとしか考えられんやろ、という前提で、防衛策や警戒を強めましょう、ってことなんかいな?
「ないとも実証できない」 ここが物語をでっちあげる間隙になっています。俗に言う「悪魔の証明」です(笑)。
>ちなみに記者(私)の仕事の6割くらいが、専門家の受け売りでなりたっています。3割は地元紙の転電、1割くらいが自分の足と耳目で取材し、自分の頭で考えたことですが、自分で取材したことほど、浮き世の義理にとらわれ、干渉を受けやすく、正確にかきにくい、と感じます。
それはよく存じ上げておりますが、そこにまた「誤報・虚偽報道」の根っこが存在します。「情報流通」がえてして「風説の流布」に堕するところでもあります。「6割くらいが、専門家の受け売り」は、かなりキケンな分野もあるということですね。邪な野心をもっている勢力に関わる者はかなり狡知狡猾でもありますし・・・。あんまりつっ込むと陰謀論めいてしまいますが(笑)。プロの記者としてのセンサーは、そこいらへんのことはよ~くわきまえているはずなので大丈夫と思いますが。近寄りすぎないようにご注意を。
To ニッポニア・ニッポンさん
>「6割くらいが、専門家の受け売り」は、かなりキケンな分野もあるということですね。
一応、対立する学者とか、立場のことなる2人以上の専門家にきくなどの対策をとってます。新聞記事を読む読者にも、異なる角度や見方の記事を読み比べるようにしてほしいですね。新聞を疑うのはよいことだ!
矛盾を解く答えは唯一つ!
「この父子は人でない」
↑
日本でも鳥人間コンテストやってますもんね~
福島香織様
ご存知だとは思いますが今度の新型インフルエンザH5N1は半端じゃないです!罹患したら致死率60%!読書が趣味の福島さんならとっくに読んでるとは思いますが、まだなら岡田春恵氏の著書、一読を薦めます。新型インフルエンザの人人感染(あっ、NHKで今放送してるっ!)中国は絶対に隠します。自衛手段を構築し、くれぐれも罹患しないよう望みます(こねたブログ本、3人で回し読みしました(売上減った~ご免なさい!)ではまた。
To 福島香織さん
>一応、対立する学者とか、立場のことなる2人以上の専門家にきくなどの対策をとってます。新聞記事を読む読者にも、異なる角度や見方の記事を読み比べるようにしてほしいですね。新聞を疑うのはよいことだ!
まだまだ鵜呑みしてしまう人が多数派ですけど・・・。国費国策がからむと、とたんに御用学者・御用マスコミ化して大本営発表化するのが情報化社会の常でもあります。「地球温暖化」や「万能細胞」ネタをみてもおわかりのように。大きなお金がからんでくると、業界ぐるみでいろいろインチキをやり始めるってのは、どこの世界であってもたいして変わりありません。たとえそれが学術・研究分野の学問界とか学会とかであったとしても(笑)。しかも感染症というのは「産官学」のかなり幅の広い関連領域を持っていますし。C型肝炎感染いわゆる「薬害肝炎」もかの「ダイオキシン」騒動と同じ類なのですがね。みなさん見抜けないのでしょうかね。
【C肝も】厚生労働省について語ろう13【禁句】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/koumu/1193393527/
782 名前:非公開@個人情報保護のため[] 投稿日:2008/01/11(金) 19:26:27
しかし いつまで このマッチポンプ役所を延命させるんだよ
「マッチポンプ役所」はこと厚労省だけに限ったことではありませんけどね。予算編成の時期は非常に賑やかになりますね。
ご参考まで。眉唾だらけの2ちゃんねるですが(笑)。
【医療】新型インフルエンザのワクチン 来年にも承認申請
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1161182193/
鳥インフルエンザのパンデミック化をみたい
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/life/1132123761/
★北大★人獣共通感染症リサーチセンター②
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1196401102/
【世界の】東京大学医科学研究所【医科研】
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/life/1198811399/
【疫病】NIID 国立感染症研究所【伝染病】
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/life/1193310901/
例のNHKの番組は、まったくのフィクションに基づくものであって、いわば「火星人の襲来」みたいなドラマですよ。ボケたばあちゃんのように鵜呑みせぬように(笑)。
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/science/top.html
福島記者
> なんでこんなわかりにくい発表するんやろう。北京五輪への影響とか考えているんかな、これって隠蔽?
ってえか、日本相手ならいざ知らず、欧米相手にこの程度の会見内容ならツっこまれまくると思うんですが…おなじみの質疑応答は無かったのかな?
ところで、関西でおなじみの「あれ、チャウチャウちゃう?…」を中共通信傍受当局は何%ぐらいの確率で分析/解読するんでしょうかね?
ごっつう興味あるわぁ…文字やったらラクやけど、音声やったら関西圏外の日本人では解読不可能やったしなぁ…(苦笑)
こんにちは!福島さん。
関西弁のリズムでおおきに~。
さすがにこのような答弁書きは、関西弁が心にすんなりと、はいりやすいですなあ。
そうですか、まだ中国はSARSの時の勉強、学習をしておりませんかあ。
それとも、何でも表にださん主義ですやろね。
日本では鳥インフルの話題が薄れてしもう~て、小沢さんの民主党が、在日外国人参政権、自民党のあっちに近い(古い古い古米議員が、利権の為に)
人権擁護法案を上程するとかなんとか、もう、最低の国会議員たちこそ、鳥インフルエンザの人体実験になってもらいたいと考えとります。
鳥インフルエンザにご注意ください。マスクを忘れずに!
人から人への感染が確実になればパニック間違いなし。北京五輪も吹っ飛びます。現状ではその父子だけの感染報告なので、これからその地域でポツポツと感染例が出てこない限りはまず大丈夫じゃないでしょうか。福島さん、取材目的でその地域に行かない方が身のためですよ。それにしてもどうやって感染したのか疑問が残ります。インフルエンザウィルスはとても変異しやすいウィルスの代表です。一般的には鳥インフルエンザ→豚へ感染。人インフルエンザ→豚へ感染。豚は鳥、人、両方のインフルエンザウィルスに感染するのです。かくして豚体内で強毒インフルエンザウィルスの誕生となる。そして豚→人、人→人の感染。パンデミックとなる。
以下の記事には非常に重大な指摘が示唆されています。ご参考まで。
1918 Killer Flu Tested on Monkeys
Washington Post
By SETH BORENSTEIN
The Associated Press
Wednesday, January 17, 2007; 11:06 PM
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/17/AR2007011702395.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/17/AR2007011702395_2.html
【医療】「スペイン風邪」を人工合成、鳥インフル解明に道筋
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1169122599/
愚民はどこの国にもいます。
日本のことになればなんでも目くじらをたてる中国の愚民
中国のことになればなんでも目くじらをたてる日本の愚民
これまでも人人感染はタイ、インドネシアなどで、
何度か報告されてきました。
WHOがStage4を宣言しないのは、
ウイルス変異による易感染性が証明できないからです。
中国の説明が十分とは思いませんが、
インフルエンザはわからない面も多く、
各国の説明も政治的配慮も含めそのようになっていました。、
いずれにせよ、
大流行(パンデミック)の危機がせまっていることに変わりはありません。
愚民の愚民たるゆえんは、
同じようなことをやっている他国には目をつぶって、
特定の国のみ攻撃することでしょうか。
上に並ぶスレを見る限り、日本にも愚民は少なくないと考えます。