TCHRDのホームページより

Pocket
LINEで送る

スポンサードリンク

■15日夜から、ラサで治安当局の〝家庭訪問〟があり、デモに参加した容疑者をつぎrつぎ〝拉致〝している、とチベット人権民主化センター(インド)が発表していますね。逮捕状も何もないのですから、拉致です。数百人規模、とあります。つれてゆかれたら、どんな目にあわされるか、と思うと、胃がへんになりそうです。私の友人は大丈夫か、昨日の夜は大丈夫だったけれど。連行に抵抗する若者に殴る蹴るの暴行を働き引きずってゆく当局に、母親や恋人、妻らが泣いてすがる、そんな状況です。

中国16 March 2008 [For Immediate Release]

Mass abductions in midnight raids by Chinese security forces in Lhasa

Hundreds of Tibetans are arbitrarily arrested in the ongoing house-by-house raid by Chinese security forces in Lhasa beginning from 15 March 2008. All former political prisoners have already been rounded off and thrown into prisons by the security forces according to confirmed information received by the Tibetan Centre for Human Rights and Democracy (TCHRD).

 

With streets filled with patrolling Chinese armed troops and tanks in Lhasa city, the security agencies comb each and every house in Lhasa and pick up all suspected Tibetans, especially youth, from their houses accompanied by severe beatings by the armed forces. In testimonies received by TCHRD, mothers and elderlies in the families helplessly plea at security forces upon seeing their sons and loved ones being beaten and dragged away.

 

http://www.tchrd.org/

■ラサでは、死者数を隠蔽するために遺体を郊外へ運ぶトラックの目撃情報などもとんでいます。ほんとうかどうか、誰も検証するすべがない。国際調査団の派遣が切望されます。

Pocket
LINEで送る

「TCHRDのホームページより」への27件のフィードバック

  1. 国連に正義の行使など、求めるべくもありませんが、これ程の国家による弾圧に対して、せめて事実調査をするくらいは出来ないのでしょうか。
    国連のどの機関が誰の決定で、それを行えるのか知りませんが、もし安保理の中国の意思で調査が出来ないということなら、世界は未だに力による支配が続いていると公言するものだと思います。

  2. >国際調査団の派遣が切望されます。
     ぜひ、国連は国際調査団を派遣すべきだ! と思うが・・・。

  3. これが中国の本質ってとこでしょうね。
    国連ではね、これも無理でしょうね。
    理事国中国が拒否すればそれで終り。機能しませんね。
    なんらかの国際機関に期待したいところですが…。
    このところの中国の傲慢ともいえる外交圧力も凄いものがあり、
    各国とも「抑制」と口では言うけれども、利害優先なところもあるから。
    国際的に世論が持ち上がれば別でしょうが、情報が不足してるし。
    噂や証言だけでなく、治安当局の暴行映像でも世界に流れればな、と思いますが。

  4. 以下は、香港在住のフリーランスライター・深川耕治氏による情報です。
    軍と警察が暴動首謀者を捜索開始 中国ラサ
    「死者80人」 チベット亡命政府
    四川省や甘粛省でも抗議 3人死亡か
    香港有線テレビなどの報道によると、3月14日に大規模な暴動が発生した中国チベット自治区の区都ラサでは16日午後3時ごろ、封鎖されたポタラ宮周辺エリアで武装警察隊がチベット族住民の住宅地域の捜索を開始し、暴動の首謀者逮捕へ本格的な犯人捜しを展開している。
     ラサ中心街には人民解放軍の装甲車や軍車両が数多く配備され、武装警官や解放軍兵士らは自動小銃や催涙弾などを携帯し、厳戒態勢が続いている。住宅地での暴動犯捜しでは、ごく一部でチベット住民と警官隊が遠距離でにらみ合って対峙(じ)するケースもあったが、捜索にはほぼ無抵抗で住民側は受け入れている。現地映像では商店の大部分が臨時休業状態で焼けた店舗や車両はそのまま放置された状態だ。
     インドのチベット亡命政府は16日、ラサ市内の暴動による死者の遺体数は80人分が確認され、負傷者は72人と発表。AFP電の目撃情報などによると、四川省や甘粛省でチベット族による抗議行動が行われ、四川省のチベット族は地元警察署を放火し、警官隊は発砲して少なくとも3人が死亡したとしている。
     14日のラサでの暴動は1989年3月に発生したラサでの暴動以来、最大規模。チベット仏教は中国内ではチベット自治区以外に青海省、内モンゴル自治区、新彊ウイグル自治区内のチベット族区、甘粛省南部、四川省西部、雲南省北西部など一大宗教圏として波及しており、中国全土のほぼ3分の1の面積を占める。チベット族以外に蒙古族、トウ族、シボ族など10数の少数民族にも広がっており、宗教人口は1000万人を超える。
    (深川耕治=08年3月16日記)

  5. 現地での裏づけが取れない状況では、何を信じていいのか分かりません。だからこそ、国連のような機関が調査する必要があります。それすら出来ないなら、ほんとうに国連の存立意義が問われます。
    また、産経新聞が指摘するように、日本の、人権や反軍隊で賑やかな人たちが、奇妙に静かです。こちらの方々もその意義が問われ…いや、とっくに問われて答えが出てましたね。
    どちらにしても、調査を拒否し隠す側が疑われ、批難されるのは当然です。
    TBさせて頂きました。

  6. 追伸
    本当に中国には、このような方法しか選択肢は無いのでしょうか。
    福島さんが書かれたような、もっと穏便な方法が取れない理由は何なのか気になります。
    また、共産党内部でも異論はないのでしょうか?なにやら、自分から悪い方向へ歩いているような気がして仕方ないのですが。

  7. 貴重な情報有難うございます。
     このような人間の生死に関る情報を秘匿、あるいは操作する国がお隣さんで、着々と軍備を増強している現実を見ると、理想論では片付かぬ「力」に基づいた次の一手がないと、日本も同じとなること必定。

  8. 情報有難う御座います。
    私も胃が変になりそうです。泣き喚きたい気分です。
    今、ダライラマの本を読んでいる最中なのですが、
    中国共産党とは、仏の教えの全く対極にいる存在ですね。
    やつら全員、来世は虫けら・・・いやバイキン以下に違いない。
    こみ上げる怒りのやり場が見つかりません。

  9. 福島様
     今日は。日本に住んでいると国家による抗議活動の、形振り構わない鎮圧などに現在は遭遇しません。歴史的に見ても日本に於いて体験として、西南戦争位まで遡るかも知れません。WWⅡ戦後の安保闘争等における治安作戦もかなり、参加者に対する殺さない為の配慮が有ったと思います。同胞で誰かの息子であり娘である事は体感していたでしょうから。
     しかし現在の中国における鎮圧行動は、やはり共産国家のDNAを感じます。春江一也氏の『プラハの春』、故米原万理女史の『オリガ・モリソヴナの反語法』で感じた冷酷さ、密告と裏切り、夜間外出禁止令と秘密警察の訪問、共産指導部の嘘。この印象の変わらない再現がまた時間と場所を代えて、起っている様に思えます。

  10. >連行に抵抗する若者に殴る蹴るの暴行を働き引きずってゆく当局に、母親や恋人、妻らが泣いてすがる
    なんだか、台北の228記念館の母子の像を思い出します。
    国連云々ですが期待するのが無理というか間違っています。
    宿場町のヤクザに十手持たせているようなもんですよ。
    こうしてみると、世界の安保情勢って、日本の時代劇のように水戸黄門も桃太郎侍もいなくて、西部劇シェーンのように「なにかあっても保安官を呼ぶのに100マイルも距離があるんだぞ」のほうが現実的に感じます。
    自国に安全は自国で守らないと、いったん侵略されると、なかなか取り戻せない。

  11. 自国の市民を「大革命」の名の下に強制移動・強制労働させしに至らしめたこと「無かった」ようにしてる国ですから、また何をしでかすかは分かったもんじゃないです。
    早く、国連なり、数カ国での監視団なり入ってもらわないと・・・
    でも、チベット仏教の本山が壊滅され、僧侶が虐殺されているのに日本の仏教界の人たちは何も声を挙げないのでしょうか?
    カバン屋の相続問題や、有名料亭の跡取り襲名時のお披露目なんかには、でしゃばって、上から偉そうなことおっしゃるのに、肝心な時には出てこない。
    「軍靴の音が・・・」と平時に騒いでいる自称市民のお方たちも、チベットの市民虐殺に対して何も言わないということは、自分達は(下らない)イデオロギーによって活動している馬鹿者だということを表していると自覚して欲しいです。
    普段、「平和」「非武装」とおっしゃっているのはいったい何なのか。
    今チベットで起きていること想像するといろいろ腹が立ってしょうはないです。(偉そうなことごめんなさい)

  12. 福島記者
    > …つれてゆかれたら、どんな目にあわされるか、と思うと、胃がへんになりそうです。
    全体主義国家自ら行う”comb each and every house”ですから…まさか「浄化」なんてこの御時世にやらんと思うが…
    > 国際調査団の派遣が切望…
    構成がスーダン・北朝鮮・ミャンマー・ウズベキスタン…では何にもならないわけで、本当にお手上げなのも事実ですね。 チベット出身の大谷大学教授が「伝えられているよりもっと酷い状態だと思う」とNHK京都の地域ニュースでコメントされていました(NHK京都GJ!)が、結局中共の巧妙な情報統制が真実を闇に葬るのか…と思うと実に不快です。 

  13. 単純に「中国人の言い分」と「チベッタンの言い分」
    どちらの信頼性が高いでしょうか?
    中国の言い分なんぞ聞く耳を持ったがために、その卑しさを持ったがために、ここまでの膨張を許してきてしまった。
    もう、その反省の時期が来てもいいのではないか?
    何を言おうが「聞いてはいけない」者達もいる。聞けば必ず騙される。
    いい人を装う嘘つきもいれば、力を背景にぬけぬけと嘘をつく嘘つきもいる。
    力を持たしてはいけない奴らはいるのだ。
    力に対抗するには力しかない。
    経済力と言う力もある。
    自分に力が足りなければ、駆け引きだ。
    先ず最初に潰さなければならないものを潰す。当たり前のことだ。
    今回、中国をある程度のところで許すと、将来どうなる?
    今までの延長線で見えることだ。

  14. 支那の本能剥き出しの残虐行為が、いま粛々と実行されている。偵察衛星等によれば、チベット人500名死亡、10,000名負傷との情報もある。しかし、支那は崩壊寸前と思えてならない。今後加速するであろう支那領内各地の暴動が、やがて制御不能の状態になり、中央政府はあっけなく崩壊するのでないか。少なくとも五輪を開催しようという国にしては、珍しく何もかも滅茶苦茶だ。国内の統制を強めれば強める程、崩壊が早まるのではないかと思う今日この頃。
    頼むから一日も早く滅んでくれ、世界のために!

  15. 福島さんのブログを読むまで、これほどチベット側が譲歩しているとは知りませんでした。調べてみて、1979年からすでに独立を取り下げ自治要求へと譲歩していたのですね。それにも関わらず、その後の中国の対応は…。
    靖国・南京と、日本でも中国への譲歩を主張する人がいますが、チベットを見れば中国共産党に譲歩すると言う事は、首を差し出すのと同じだと思います。

  16. To nakashixさん
    こんばんは。
    >でも、チベット仏教の本山が壊滅され、僧侶が虐殺されているのに日本の仏教界の人たちは何も声を挙げないのでしょうか?
    織田信長、徳川幕府で骨抜きにされてしまって、しゃしゃり出るほどの力ないんじゃないでしょうか。

  17. To soumouさん
    衛星写真で規模が確認するなら、米国に発表してほしいです。
    ■インド・デイリー(3月15日付)は死者500人、負傷者10000人、と報じた。http://www.indiadaily.com/editorial/19252.asp

  18. 何故、中国政府がそこまでダライ・ラマ14世とチベットを恐れるのか?多分それは、チベット族のダライ・ラマと仏教への信仰の厚さが彼らには理解できないものだからではないでしょうか。武力で抑えても、経済力で懐柔を図っても、突き崩す事が出来ない信仰という物が、多分コミュニストである彼らには、何故そんなに重要な物なのかが理解できないのでしょう。人間、理解できない物ほど怖い物はないですから・・・。
    10年以上前、ダライ・ラマ14世が先代のパンチェン・ラマ(チベット仏教界第2位のラマ)の生れ変りの少年を『この少年がパンチェン・ラマの生れ変り』と正式に発表した時、中国政府は、チベット自治区で暮していたその少年をアッ!!という間にその両親と共に『ダライ・ラマ分裂派の手から守る為』という理由の基、誘拐し、それ以来彼らは行方不明です。国連をはじめ世界中の人権保護団体が正式にその少年と両親への“面会”を要求しましたが内政干渉と『ダライ・ラマ分裂派から”保護”しているから』を理由に拒否され、一方で中国政府は『これぞ真のパンチェン・ラマの生れ変りの少年』という当時2~3歳の男の子を連れてきて、新パンチェン・ラマに仕立てました。今では10数歳になっているだろうこの中国版パンチェン・ラマは、チベット仏教の戒律による厳しいラマへの修行もどこへやら。当時から中国政府が準備したリムジンによる送り迎え付きの生活をしていました。ダライ・ラマ14世もいつか輪廻転生の時が来ます。その時がきたら、チベット仏教では第2の高位のラマであるパンチェン・ラマがダライ・ラマの生れ変りを任命することになっています。つまり、今ではこの中国版パンチェン・ラマな訳です。中国政府にとっては、彼らの10年以上にわたる長いチベット仏教征服の計画がこの時完了するのかも知れませんが、はたして信仰がそんなに思い通りに行くものか・・・更なる悲劇を生みそうで不安でなりません。

  19. 中国の権力構造は社会の変化に対応しきれなくなってきています。今度の事件は中南海にとっても試練と受け取られているのではないでしょうか。そうでなければ「人民戦争」宣言などしないでしょう。人民解放軍のなかで囁かれているといわれる議論、すなわち「共産党の軍隊」から「国軍」への脱皮論は、共産党一党独裁の現体制に限界を感じているエリート軍人がいることを示しているように思われます。未来志向の国家観を持つ人々が当局のなかにいないとは思えませんが、政府がより凶暴化するのは弱さを感じているときです。中国で今力を持ちつつあるのは共産党ではありません。経済発展に伴って経済力を持つ中流階級が増えたら、国体にどんな影響を及ぼし始めるか彼らだって考えないわけではないでしょう。今はまだ遅れているので、比較的容易に大衆操作されてしまいますが、チベットをめぐる国際社会との軋轢を経てオリンピックを開催すれば、おそらく後戻りのできない変化もおきるでしょう。少数民族政策の改善はそのあとにならないと期待できないように思われます。中国が本質的な意味で大国になろうとするなら、こうしたプロセスを避けては通れないでしょう。

  20. 犯罪者を逮捕するのを拉致って言うのは可笑しくありません?そういうなら、日本もオウム真理教の麻原を拉致してますね。

  21. To laska-take3 さん
    >独り言が大きいもんで、つい(笑)
    コメントにつき深謝です。
    >>仏教とはこういう教えだったのでしょうか?日本でこういう説法は聞けるのでしょうか?うーーん、聞いたことがないな。
    >あえて揚げ足取られてませんか?
    そうかもしれません。わたしはクリスチャンの家庭で育ちました。しかし、キリスト教的な独善主義(独りよがりな押し付け)には常に疑問を感じてきたのです。それで、学生のとき、キリスト教を放棄しました。禅への傾倒、しかし、親戚の葬式に際して伝統的日本的仏教への失望感。
    >仏教に限らず、矛盾ってどこにでもはらんでるでしょう?
    そう思います。
    >それが大きいか、小さいかで、今回中国は揺さぶられてるんじゃないですか?
    おっしゃるとおりと存じます。が、かの国がこれからどういう選択するのか、隣の国の住民ととして目を離すわけにはいかないように感じます。明らかに自らの破綻を糊塗し、自国民を欺いているように見えます。
    >勿論、中国はあまりにも「大きい」からでしょ?
    ひるがえって、現在のわれわれ日本国内の状況を見るにつけ、われわれは一体これから何をしたくて、この国をどういう社会したいのでしょうか?私はもう一回日本人である私自身を問い直したいような気分になっております。そんなことを漠然と考えていましたら、チベット騒乱事件。人を人と思わぬ暴力。悲しみ。そしてダライマラ師の発言。驚きました。
    チベット問題の真相と深層は、何年もかかるかもしれませんが、いずれはっきりする、と存じます。私はダライマラ師の精神性、人々に対する愛情と思いの深さに大きな興味をもっております。
    われわれ日本人も自分たちの愛する美しい国土と風景と人々、特に子供たちををどう守るか思い思いに考える時期に来ているように存じます。
    以上、長文失礼いたしました。

  22. ダライマラ師じゃないですね。ダライ・ラマ師とです。こんなケアレスなタイプミスは赤っ恥もので、今実際赤面しております。

hoihoihoi にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">