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	<title>中国趣聞博客 &#187; 胡錦濤</title>
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	<description>ジャーナリスト福島香織公式サイト</description>
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		<title>中国インターネットのあした</title>
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		<pubDate>Sat, 27 Jan 2007 06:40:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[福島 香織]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[インターネット統制]]></category>
		<category><![CDATA[ウェブ２．０]]></category>
		<category><![CDATA[ネット世論]]></category>
		<category><![CDATA[中国共産党]]></category>
		<category><![CDATA[思想宣伝]]></category>
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		<category><![CDATA[金盾プロジェクト]]></category>

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		<description><![CDATA[　■１月２３日に胡錦濤君が党中央幹部、つまり政治局員を集めてインターネット管理の勉強会を開き「おまいら、ネットもっと勉強しる！」と指示した。中国共産党はネットを思想・言論統制に風穴をあける、と脅威を感じて、きりきり締め付 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　■１月２３日に胡錦濤君が党中央幹部、つまり政治局員を集めてインターネット管理の勉強会を開き「おまいら、ネットもっと勉強しる！」と指示した。中国共産党はネットを思想・言論統制に風穴をあける、と脅威を感じて、きりきり締め付けて、敵視しているのかと思えば、なんとネットを積極利用すれば、共産党はもっと効果的に思想宣伝、言論統制、世論掌握ができるといいだした。<br />
　まるで「インターネットに新聞が殺される」と危機感をもっていた新聞社が、新聞２・０だ～、ネットをわかる新聞だけが生き残れるのだ～、と急に社員に号令をかけだすかのような、急変ぶり。いや、自分とこの会社を揶揄しているつもりはない。私自身、数年前まで、本気でインターネットの普及で紙の新聞がなくなる日がくるかもしれん、とインターネットに敵愾心をもっていた。それが今や記者ブロガー。結構楽しんでます。</p>
<p>　■この胡錦濤発言を普通にとらえると、「共産党ネット積極利用。１・３７億人ネットユーザーを洗脳せよ！」みたいな見だしの記事になるかな。（って、そんな見だしつけるの私だけか）。しかし「最近、共産党の悪口ばかりで読みあきた」という読者の声も寄せられているので、もっと好意的に分析してみる。</p>
<p><font size="3"></p>
<p><em><strong>■中国共産党２．０　<br />
　双方向性思想宣伝が党の新時代を開く？<br />
</strong></em><font size="1">　　</font><br />
<em>　<br />
</em></font></p>
<p>
　■まず、胡錦濤君が主宰した今回の政治局集団学習会の中味を改めて紹介。（胡錦濤君、０２年１２月以来わずか４年あまりの間、政治局集団学習会を３８回も開いている。こんなお勉強好きの総書記も珍しい）。<br />
以下、新華社報道訳文。（<font color="#ff0000">直訳が分かりにくいところは赤字で意訳</font>）</p>
<p>　■１月２３日午後、中国共産党中央政治局は第３８回集団学習会を開いた。議長は胡錦濤総書記。胡錦濤は「ネット文化建設と管理を強化し、我が国の社会主義文化建設においてネットに重要な役割を十分に発揮させ、全民族の思想道徳の質と科学文化の質を向上させ、思想宣伝工作の場を拡大させ、社会主義精神文明の影響力および感染力を拡大させ、我が国のソフトパワー増強を有利にせねばならない」と強調した。</p>
<p>　■我々は積極的態度、創造的精神をもって、健全で向上的なネット文化の発展および伝播に力をいれ、ネット建設をよくし、よく利用し、よく管理せねばならない。</p>
<p>
　■今回の学習会でアレンジされた内容は、世界のネット技術の発展と我が国のネット文化建設と管理だ。講師は中国対外宣伝弁公室ネット宣伝局の李伍峰、情報産業省電信研究院、曹淑敏教授。両講師の意見を聞いてから、政治局各同志が関連する問題について討論した。</p>
<p>　■胡錦濤は次のように指摘した。「わが国のネット文化は急速に発展し、情報伝達、知識の学習、党理論や政策方針の宣伝に積極的作用を発揮しているが、同時に我が国の社会主義文化建設に新たな課題を与えた。ネットの積極的利用と有効管理はできるのか、ネットが本当に社会主義の先進的文化伝達の新しい方法になりうるのか。公共サービスの新しいプラットホームや、人々の健全な精神文化生活の新空間となりうるか。社会主義文化事業と文化産業の健全なる発展につながり、国家文化情報安全と国家のとこしえの安穏につながるのか？」<br />
（<font color="#ff0000">ネットが急に発達したから、共産党の思想統制がちょっとやばいよ。ネットを利用しながら有効管理できないのかよ、おい。ネットを党の情報操作ととこしえの安穏に利用したいんだけど</font>）</p>
<p>　■胡錦濤は強調する。「我が国のネット文化建設と管理を強化し、必ずや中国の特色ある社会主義事業の大局と文化発展戦略の出発点から、鄧小平理論と〝三つの代表〝重要思想の指導を堅持し、科学的発展観を全面的完全に実施し、社会主義の先進的文化の発展要求をかんがみて、ネットの積極利用、発展、科学管理を堅持し、先進技術による先進文化の伝達により、調和のとれた文化建設を促進し、さらにひましに増長する人民の精神文化の需要を満足させ、全面的な小康社会建設のために有力な思想的保証と世論支持を提供せねばならない。」<br />
<font color="#ff0000">（改革開放やっているとさ、人民も情報とか娯楽に飢えるだよね。でね、ネットで人民の精神文化面を満足させて、ネット世論の支持もとりつけなきゃいけないわけよ。それにはネットの積極的利用と、発展、科学的管理をうまくしないとね）</font></p>
<p>　■胡錦濤はネット文化建設と管理強化について５つの要求を提示した。<br />
①社会主義的先進文化の発展方向を堅持し、ネット思想文化の主旋律をたからかに歌い、科学真理を宣伝し、先進文化を伝達し、科学的精神を導き、美しい魂をつくり、社会の正気をもりたてる努力をすること。<br />
（<font color="#ff0000">で、そのためには、オレは考えたのさ、５つの要点を。まず、ネ</font><font color="#ff0000">ット文化というのは、科学的で先進的美しく、正しくないとね。非科学的な宗教だとか西側の汚れたポルノとかギャルゲーとかそういうのは駆逐しないと。）</font></p>
<p>②ネット文化産品とサービスの供給能力を高め、ネット文化産業の規模を拡大して専業化をすすめ、博大で深遠なる中華文化をネット文化の重要源泉とし、我が国の優秀なる文化のデジタル化、ネット化を推進し、高い品位ある文化情報の伝達を強化し、中国の気概ある時代精神を体現した、優雅なネット文化ブランドを形成する努力をし魂を潤わせ、情緒を薫育し、心身に愉悦をもたらすネット文化を推進すること。<br />
<font color="#ff0000">（そのためには、中国独自のネット文化コンテンツ産業をうちたてるのよ。中国５０００年の歴史にはぐくまれたすんばらしい中華文化を素材にした、中国ブランドのネットアニメとかフラッシュムービーとかゲームとか…ああ、それで、青少年たちの心と身体をとりこにするのさ。うっとり?って、胡錦濤君、何つくるつもりだ）<br />
</font><br />
③ネット上に思想と世論の場の建設を強化し、ネット世論の主導権を掌握し、芸術性にこだわって、新技術を積極運用し、プラス面の宣伝を強化し、積極的なプラス思考の主流世論を形成する。（<font color="#ff0000">とにかくネット世論を党が掌握しなきゃ。そういう思想教育サイトみたいなものをもっとつくってだね、最新のＣＧとかつかって、すごく芸術的なサイトにして、そこでマンセー共産党みたいなポジティブ宣伝をどんどんやって、共産党支持世論をつくるのよ</font>）</p>
<p>④文明的なネット運営を提唱し、ネット環境を浄化し、文明的で健全な、上向きのネット文化ムードをつくり、ともにつくりともに享受する精神の庭園をつくる。（<font color="#ff0000">ネット上のうすぎたないものは一掃するぜ。党の悪口、中傷、デマ、批判はもちろん、ポルノ、暴力もだめ。西側の乱れたネット文化もダメ。そういうネット上の害悪におかされていない、心美しき中国人若人よ、さあともに集って、党の理想を語り合う心の庭園をつくろう！）<br />
</font></p>
<p>⑤法に従った管理、科学的管理、有効管理を堅持し、法律を総合的に運用して、行政、経済、技術、思想教育、業界の自主規制などによって、秩序あるネット伝達秩序を堅持し、国家文化情報の安全を切実に守る。（<font color="#ff0000">だが、この党のネットの理想に抵抗するもの、従わないものは、ありとあらゆる法的手段を駆使して取り締まのだ。ふっふっふっ。</font>）</p>
<p>
　■胡錦濤はさらに指摘する。「各レベルの党委員会および政府は計画を強化し、制度を完成し、管理を規範し、人員を充実させるべく、各方面で措置をとりたまえ。情報産業の発展とネット文化の発展の協調を強化し、片手で発展をつかみ、片手で管理をつかむという要求をネット技術、産業、コンテンツ、安全など各方面において貫徹するのだ。政策を制定し、環境をととのえ、政府系サイトの充実をはかり、優秀なネット文化コンテンツ産業をそなえ、自主知財権を有するネット文化商品を積極開発し、人民の生活に密接した情報、サービスの改善と強化をはかるのだ。ネット文化チーム、ネット文化建設管理チーム、世論誘導チーム、技術開発チームを早急につくり、政治的素養の高い業務能力の強い幹部を育成せよ。各レベルの指導者幹部はネット知識の学習を重視し、ネット操作の能力レベルを向上させ、我が国のネット文化建設の新局面を切り開く努力をするのだ」。<font color="#ff0000">（というわけで、諸君、ただちに総員配置につけ。ネットを制するものが、世論をせいするのだ。これからネットがわからないと出世できないと思え！）</font></p>
<p>（以上、翻訳おわり）</p>
<p>　■じっくり読むと、すごい学習会だ。まるで、インターネットをぜんぜんわかっていないオヤジ役員たちによるどっかの企業の会議みたい。魅力的な企業サイトを立ち上げて、ばんばん宣伝すれば、会社の売り上げ倍増だ！！って思いこんでいるみたいな。</p>
<p>　■胡錦濤君のいいたいことはわかる。総人口の１０％にあたる１・３７億人がネットユーザー、しかもそのほとんどが中国の未来をになう学生や若者で知識分子。それが、ネットによって西側の思想や価値観にふれ、ｙｏｕｔｕｂｅなどでチベット尼僧の射殺シーンや天安門事件で戦車が学生を踏みつぶすシーンも見るわけだ。もちろん、ポルノもギャルゲーも日本のアニメもね。中国はごぞんじのように金盾プロジェクトとよばれる、世界一のネット検閲システムを導入している。金に目のくらんだ米国ＩＴ企業が作り上げたそのシステムの性能は実にすばらしいが、完璧ではない。ネットの海には星の数ほどの代理サーバーがあり、ＩＰアドレスを偽装して当局の追尾を逃れるくらい、やる気をだせば素人できるのだ。だからいわゆるネット統制には限界がある。それに統制をあまりやりすぎると、国際的なイメージは悪くなるし、中国にいる多くの外国人ビジネスマンの商業活動にも支障がでないともかぎらない。</p>
<p>　■だから、発想をかえて、ネットを取り締まるだけでなく、ネットを積極的に活用して、共産党のポジティブ情報をながすのだ。そうすれば、ユーザーたちは、自らが思想統制されていると気づかないうちに、共産党に賛同し、支持し、党がもくむように世論を誘導できる、そう、オーウェルの小説「１９８４年」みたいなユートピア社会を実現できるのだ！おれさまってあったまいい！と、いうわけだ。</p>
<p>　■しかし、である。世の中、何が難しいかって、魅力的なコンテンツを作り出すことがほど大変なことはないのである。（そんなこと簡単にできたら、あたしのブログだって今頃、１００万アクセスでボーナスでているよ）。胡錦濤君、コンテンツ産業を甘くみすぎである。</p>
<p>　■ネットというのは、膨大な情報の中からユーザーが探し、選択する能動的な情報収集ツールでもある。ユーザーが興味を持ってもらえない内容は、無視される。ふつうに考えて、共産党主導のコンテンツがそれほどネットユーザーの心をとらえることができるとは思えない。そもそも、独自の技術もクリエイティブなセンスも、自由で柔軟な思想や発想を許す環境、学問、表現の自由がないとうまれない、と私は思う。<br />
なので、この学習会については、「世論の掌握？はあ？やれるもんならやってみぃ」とか～るくムシしておけばよいのである。</p>
<p>　■しかし、あえて、このニュースが気になるのは、タイトルにあるように、ネットの双方向性が、ひょっとして、共産党に思わぬ影響を与えるやもしれない、と思うからだ。（希望的観測）</p>
<p>
　■ネットで情報発信する者は、ふつう、どうやったら読んでもらえるか、アクセスしてもらえるかを、ついつい考えてしまう。知らず知らずにウケを狙ってしまうのだ。つまり、情報を発信して読み手に何かを訴えようとしても、じつは情報を発信する側も、読み手の意見や考えに影響されてしまう。それが双方向性、ウェブ２．０の特性。</p>
<p>
　■世論というのは、多数意見の方向性。これに影響されることは、自然といえば自然なのだが、党の宣伝工作をつかさどる共産党中央宣伝部というところは、本来、この世論に耳を傾けることなく、思想、意見を一方的に押しつけるだけだった。しかし、共産党が本気でネットを学習し、魅力的なコンテンツをつくろうと思えば、世の中のトレンドとか、人々の関心の方向性を読む必要にせまられるだろう。</p>
<p>
　■実は、中国政府の政策はすでに、かなりネット世論に影響されている部分がある。例えば、外交にしても、胡錦濤政権として対日重視外交に切り替えたいと思いながらも、国内の反日ネット世論におされて、結局日本の政権が変わるまで、きっかけをつかめなかった。もうひとつ、例をあげれば、広州市で臨時居住証明書を持たない地方出身の青年が強制収容され収容所で職員に暴行されて死亡した「孫志剛事件」（０３年）をきっかけに「収容法」が改正された。この収容法改正は、都市に物乞いホームレスを増やし、今の広州の急激な治安悪化のきっかけとなっており、政策的には失敗とわかっていたにもかかわらず、孫青年の死に対するネット世論の怒りに、当局側が従わざるをえなかったのだ。今年の春節の列車臨時値上げ中止も、ネット世論がきっかけだ。</p>
<p>　■最近のネット世論も、あきらかに政府への対抗を意識しており、ネット世論によって、政策がかわると、ブログや掲示板に「ネット世論の勝利」「人民が当局の意見を変えた」と勝ちどきににた書き込みが殺到するのだ。</p>
<p>　■「民衆重視」を錦の御旗にして政権の基盤を固めてきた胡錦濤政権としては、中国で唯一の世論であるネット世論を無視するわけにはいかず、かといってネット世論によって政策がひよる今の状況は、かなりまずいのである。だから、ネット世論の掌握が必要だ、と胡錦濤がいいだしたわけだが、海外の幅広い情報に触れているネットユーザー側も、当局の姿勢や考えを変えてやろうという意欲まんまんなのだ。</p>
<p>　■つまり、、当局がネットをつかい積極的に思想宣伝をしようとして、コンテンツづくりに本格参入したら、たとえそれが世論誘導手段のつもりでも、逆に影響される可能性も大きくなるのではないか。新聞やテレビなど既存メディアだと、情報を発信したあとの反応というのは、ほとんど気にならないが、ネットというのは反応がとても気になる不思議なメディアである。もちろん、気に入らないコメントは速攻で削除するだろうが、少なくとも、読者の反応はいやでも耳に入る。党としても、どうやったら大衆の支持を得ることができるか、我が身をかえりみてしまうきっかけになるのではないか。</p>
<p>
　■共産党純粋培養で、ときに江沢民より強硬派の独裁主義、マキャベリストにみえる胡錦濤君。だが、ひょっとして本心は、胡耀邦時代回帰であり、天安門事件で挫折した政治改革の再開にあるのではないか。と、いう超希望的好意的観測の仮定で考えると、この一見荒唐無稽の学習会は、じつは極めて巧妙に身内すら欺く共産党党内民主化改革への布石、とみることができないか？</p>
<p>
　■と、ここまでくると、好意的分析というよりは、大妄想。ある民主化派中国人知識人に話すと「胡錦濤が、そんないいヤツなわけがない。チベットで何をしたか！」と一笑に付された。ただ、私、未だに胡錦濤君の本質がよくわからないのだ。左派なのか、改革派なのか。黒いのか白いのか。マキャベリストなのか理想主義なのか。</p>
<p>　■いずれにしろ、インターネットの普及と発達は、必ず中国の未来を良い方に変えると思う。ネットは新聞を変える、そして中国共産党も変えるのだ。</p>
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		<title>大陸の汚職はスケールがちがうぜ！</title>
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		<pubDate>Tue, 07 Nov 2006 03:16:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[福島 香織]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[政治]]></category>
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		<description><![CDATA[　■車いすのファーストレディ、呉淑珍・台湾総統夫人ら４人が横領などで起訴されたニュースは、中国大手ポータルサイト新浪などで特集が組まれ中国読者の関心は高い。しかし、関心の焦点はというと、「え～っ、たった１４８０万ニュー台 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><font face="Arial"><br />
　■車いすのファーストレディ、呉淑珍・台湾総統夫人ら４人が横領などで起訴されたニュースは、中国大手ポータルサイト新浪などで特集が組まれ中国読者の関心は高い。しかし、関心の焦点はというと、「え～っ、たった１４８０万ニュー台湾㌦（３５０万元）横領で起訴？」という驚きと、「台湾の司法制度ってすごい！」という感嘆なのである。「阿扁、大陸においでよ、大陸なら問題ない額だ」といった同情の声もあった。</font></p>
<p><font face="Arial"><br />
　■そりゃそうだ。なんせ中国の汚職規模といえば、億元単位（最近話題になった前上海市委書記の陳良宇の不正蓄財は２億７０００万元とか）。中国の検察機関が摘発した汚職官僚の数といえば２００３年１月から０６年８月までで、６７５０５人。海外にげた汚職官僚は少なくとも４０００人、持ち出した公金は計３０００億から４０００億元というから、３５０万元なんて、子供の万引きかおやつの盗みぐいくらいにしか見えないだろう。<br />
　というわけで、今回のエントリーは人治の国の汚職がどんなものか、過去最大規模の汚職密輸といわれた「遠華事件」を蒸し返してみる。台湾のケースと比べてほしい。</font></p>
<p><font face="Arial"><br />
<em><font size="3">　■台湾総統夫人の<br />
　横領（使途不明金）なんて可愛いもの<br />
　人治の国の汚職はこんなにすごいぞ！<br />
　遠華密輸事件</font></em></font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>
　■頼昌星という人物をご存じだろうか。「遠華密輸事件」の主犯とされる人物で、カナダ・バンクーバーで難民申請をしては却下され続けている彼である。遠華とは頼が総裁を務めた企業集団「遠華集団」からとった名で、密輸事件はアモイを本拠地とするこの貿易会社が舞台となった。１９９６～９９年にかけて少なくとも５３０億元（８００億元という説も１０００億元とうい説も）にのぼる官ぐるみの関税脱税があった。</font></p>
<p><font face="Arial"><br />
　■密輸といっても、酒やたばこみたいな可愛いものだけではない。外車（当時中国の輸入自動車関税は高かった）とか石油製品（当時中国で使用される石油の２５％がこのルートで国内に入ってきたという噂もある）とか大物をごっそりと密輸、それを軍の艦が護送した？というからスケールが違う。で、役人や軍人を接待する場所として通称「紅楼」と呼ばれた赤茶色の７階建のビルが用意された。その中には選りすぐりの美女があてがわれ、その美女とらんちきパーティにおぼれる党や政府や軍の高官の醜態をこっそり写真に撮って、協力を要請する材料にしていたとか</font></p>
<p><font face="Arial">　■この結果、９９年の発覚以来、千人以上の福建省、アモイ市、中央、軍の高官らがかかわりとして取り調べをうけ、うち２０人が死刑または執行猶予付き死刑判決を受けた。事件捜査の指揮をしていた李紀周・公安次官を筆頭にアモイ市党委副書記、アモイ税関長、アモイ副市長などアモイ市幹部（いずれも当時）など、軒並み死刑か執行猶予つき、となった。</p>
<p>
　■一方、主犯の頼は香港パスポートを持っていたので、１９９９年、家族とともにまんまとバンクーバーに逃げおおせた。</font></p>
<p><font face="Arial"><br />
　■この事件が今、蒸し返されようとしている。頼がこのほど亜洲週刊という香港誌に、この事件と現全国政治協商会議主席・賈慶林とその妻の林幼芳の関連をほのめかせる証言を始めたからだ。</font></p>
<p><font face="Arial"></font>?<br />
<font face="Arial"></p>
<p>　■賈慶林氏は元福建省党委書記。９６年、陳希同事件（江沢民の政治闘争を背景とする汚職事件、陳希同・北京市長が免職、有罪となった）で空白となった北京市長の椅子に、江沢民に引っ張られて座ることになり、今や現党序列４位の上海閥主要メンバー。その妻の林はもと福建省外国貿易局党委書記で北京にきてからは北京の不動産業界の顔役でもある。遠華事件発覚当時、この賈慶林夫妻が事件の黒幕、との噂もあったが、江氏がもみ消した、といわれていた。ちなみに、遠華事件では、軍部が深く関与していたことが暴露され、当時の軍の実力者、劉華清らの力をそぐことになり、江沢民の軍掌握に利用されたという。汚職摘発は政争とセットになっているものなのだ。</p>
<p></font>?</p>
<p>　■主要関係者が死刑になり、今、事件の真相を知り、その証拠も持っているのはバンクーバーの頼だけとされている。中国は建前上、頼を中国に引き渡すよう訴えるが、死刑を廃止しているカナダが人道的立場から送還を躊躇し、優秀な弁護士のおかげもあって頼はまだ送還されずにいる。で、事件はこのまま忘れさられようとしていた。</p>
<p>　■しかし今、これまで沈黙を守っていた頼氏は突然、態度を変えたのだった。必ずしも、核心に触れるものではないが、頼はだいたい、つぎのようなことを言った。</p>
<p>?</p>
<p>　■「北京高層部（政治中枢部）や党中央規律委員会に私と中国共産党指導者との関係および彼らとの交流に関する資料や手がかりを提供したい。その交流相手の中に高官や有名人もいる」<br />
　「賈慶林が福建のトップにいたとき、私と賈慶林はしばしば顔を合わる仲だった。賈慶林が直接自分から金を受け取ることはないが、贈り物はいつも受け取っており、いずれも好い物ばかりだった」<br />
　「賈慶林の妻は自分のことも遠華集団のことも知らないとしているが、ありえない。自分はかつて、彼女とビジネスパートナーの商売を手伝い、彼女に感謝されたことがある」<br />
　「賈慶林夫妻とマカオ商人、中国政治協商経済委員会の顔延齢副主任は関係が密接で、１９８６年以後、恵海旅行サービス会社を設立し、マカオ旅行代行業務を独占し、結構かせいだ」</p>
<p>　■「賈慶林の元秘書で現在の北京市海淀区書記の譚維克氏を良く知っている。具体的なことは、中央規律検査委員会に話す」<br />
　「賈慶林の元運転手、丁金条とも交流があった」<br />
　「中国の官員はみな金好き、女好き」<br />
　「私は多くのことを知っている。私が話せば、多少の官員が辞職せねばならないだろう。しかし中央規律検査委員会には捜査する度胸ははないと思う」などなど。</p>
<p>　■しかし、なぜ今頃、６年以上も沈黙を守ってきたのに頼はこんなことを言い出す気になったのか。<br />
　彼はこうもいっている。</p>
<p>
　■　「もともと友達を売ることは自分の原則に反する。私は出来る限り友達の秘密をまもり、彼らを保護してきた。しかし最後には友達なんてものはないのだと気がついた。私が秘密を守ってきてやった友達が出世し金持ちになっても、彼らは頼昌星から電話がきたときくと、すぐ切ってしまう」<br />
　</p>
<p>
　■思うに頼氏は時代が変わったことに焦りを覚えているのだ。江沢民時代は沈黙を守ることが、自分の身の安全を守るカードであった。彼が秘密を守る変わりに、権力者たちは彼のことをカナダにほうっておいて忘れようとした。しかし、胡錦濤にこのカードはきかない。今年春に頼氏が中国に送還されるという可能性が一時浮上したが、胡氏にすれば、頼氏が帰国しようが秘密を暴露しようが自分の身や勢力にはまったく悪影響がおよばないのだ。</p>
<p>　■おまけに胡錦濤は汚職への姿勢の厳しい姿勢をみせ、江沢民派上海閥と闘争中。賈慶林は政敵なのである。頼の送還話も賈慶林ら江沢民派への圧力のつもりで胡錦濤政権がカナダ政府に働きかけたのだろう。それで頼は、大事に隠しもっていた切り札を今切らねば、くさってしまう、と判断した？司法取引でもできないか、と考えた？</p>
<p>
　■胡錦濤政権は、賈慶林と関係の深い北京市副市長が関与したとされる五輪建設汚職摘発や、福建省のスポーツクジがらみの汚職摘発も行ってきたことはすでに拙ブログでも紹介した。<br />
<font face="Arial"><br />
<a href="http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/11904/">http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/11904/</a></p>
<p></font></p>
<p>　■そこでちょっと腕ならしをして見せて、陳良宇・前上海市党委書記をみごとにつぶし、江沢民がもはや影響力のないことを江沢民派上海閥に知らしめた。もちろん、秋の６中総会（第１６期中央委員会第６回総会）で当然でると思われた陳良宇氏の政治局員除名や党籍除籍の話が出なかったことをみれば、多少の上海閥の巻き返しはあったにしても、これは最後のあがきのたぐいでは？<br />
　</p>
<p>　■賈慶林が１０月半ばからメディア露出度が急激に増え、外遊や外国の賓客との会見なども目立っているので、胡錦濤との間になんらかの妥協があって、賈慶林の身の安全は約束されたのではないか（次の人事で消えるとしても汚職摘発はないのでは）という観測もあるが、一方でロイターなどは十月下旬、党中央規律検査委員会が３００人の捜査態勢で北京に集合しており、ターゲットは賈慶林氏と報じた。実際に、賈慶林まで捜査の手がおよぶかどうかは別にして、もはや賈慶林に政治的影響力はなく、たとえ頼氏が賈慶林に電話をいれて、自分の身柄の安全を確保しようとしても、賈慶林はあわてて電話を切るしかないのだ。（盗聴されているしね）。</p>
<p>　■今後の展開はなかなか予測しがたいのだが、賈慶林氏が「遠華事件」がらみで摘発される可能性は小さいのではないか、というのが現地事情通の見方である。なぜなら賈氏に捜査がおよぶと、今の五輪開催責任者らも総入れ替えになるだろうし、江沢民の息子らにも累がおよび収拾がつかない。また、裏切り者、曽慶紅氏は来年の党大会準備委員会の責任者で、党序列ナンバー２への出世が約束されている、という噂があり、これで賈慶林や江沢民の息子をパクったら、曽慶紅もあまりに寝覚めがわるいだろう、と。<br />
　</p>
<p>　■で、来年の党大会で、曽慶紅をのぞく上海閥（江沢民派）は静かに消えていただくということで、手打ち、というのが、中国らしいやり方なのだ。</p>
<p>　■ちなみに頼のような、ちんぴらの情報など、胡錦濤はもともと必要としていないのではないだろうか。胡錦濤が調べる気になれば、いくらでも証拠はあつまる。だから、彼の命がどうなるかは、想像つかない。江沢民は「頼を死刑にしないから返せ」と建前上主張していたが、胡錦濤はどうなのか、そういえばまだ聞いていない。死刑になるとわかっているのに、送還するような無体なまねはカナダ政府にはできまいから、結局、死刑は免れるのだろう。ただ「遠華事件」では少なくとも７人は死刑が執行されているというのに、主犯の頼の命が助かる、というのは、世の中まったくもって不公平である。</p>
<p>　■で、個人的には、頼には党大会後にでも、もてる秘密のすべてをぶちこんだ暴露本を出し（うわさではすでに執筆開始とか）、すでに隠遁生活に入っていた関与の政府高官らの実名をさらし、それで稼いだ印税をそっくり、貧困地域の子供たちにでも寄付したあと、出家でもして、「遠華事件」に連座して死刑になった昔の仲間を弔ってほしい、と思う。</p>
<p>　</p>
<p>　■総統夫人といえど、検察がやる、といえば起訴でき、公平な裁判がおこなわれ、真実が国民にしらされる法治国家とちがい、水面下の駆け引きと妥協の果に事件の真相がほうむりさられてしまう人治の国では、せいぜいこういう結末にしかならない。（敬称略）</p>
<p>?</p>
]]></content:encoded>
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		<title>胡錦濤君、ノーベル賞をとれ！</title>
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		<pubDate>Fri, 13 Oct 2006 12:02:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[福島 香織]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[ノーベル平和賞]]></category>
		<category><![CDATA[ノーベル賞]]></category>
		<category><![CDATA[ラビア・カーディル]]></category>
		<category><![CDATA[東トルキスタン]]></category>
		<category><![CDATA[胡錦濤]]></category>

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		<description><![CDATA[　■ノーベル賞が出そろった。今年はノーベル文学賞は日本の村上春樹氏かも、と一瞬どきどきしたが、残念でした。実は私は個人的に、もうひとつ、どきどきしながら見守った賞がある。ノーベル平和賞。１９１人の候補者中に、ウイグル人権 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><font face="Arial">　■ノーベル賞が出そろった。今年はノーベル文学賞は日本の村上春樹氏かも、と一瞬どきどきしたが、残念でした。実は私は個人的に、もうひとつ、どきどきしながら見守った賞がある。ノーベル平和賞。１９１人の候補者中に、ウイグル人権擁護活動家の亡命ウイグル人女性、ラビア・カーディルさんがノミネートされていたのだ。結局、選ばれたのはバングラディシュの銀行家、ムハマド・ユヌス氏。日本も中国もとれませんでした、ということで、今日は中国とノーベル賞の話題をとりあげたい。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>
　<em><font size="3">■学問・文化の発展は精神の自由があってこそ<br />
　中国にノーベル賞が取れないわけ<br />
</font></em>　</p>
<p>
　■ラビアさんノミネートについては、産経紙面でも紹介した。ネットには転載されなかったので、ここでもう一度、紹介。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>　■ラビアさんは５８歳、新疆ウイグル自治区がまだ「東トルキスタン」と呼ばれていたころ、アルタイの中流家庭に生を受けた。共産党軍の侵攻後、貧困を抜け出るために金持ちに嫁いだものの文革の嵐に翻弄され離婚。その後、洗濯屋として一から出直して、持ち前の商才で、中国十大富豪にまでのし上がり、ついには国の政策提言機関、中国人民政治協商会議（政協）委員（９３～９７年）も務めるほどに出世。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>　■７０年代後半、ウイグル民族活動家として知られるシデッィク・ハジ氏との再婚により、ウイグル人権擁護活動に本格的に従事。９６年、９７年の政協会議の席上でウイグル人の権利擁護の演説をしたことで、政治的地位と財産を剥奪（はくだつ）され９９年に拘束。２０００年には地元紙記事を米国にいた夫に送付したことで「国家機密漏洩漏罪」と断罪され懲役８年の判決を受けた。国際社会では「良心の囚人」とよばれ、獄中でノルウェーの権威あるラフト人権賞を受賞。０５年に釈放されたあとは米国に政治亡命が認められ、今ワシントンＤＣに暮らす。彼女の半生については、雑誌「諸君！」５月号掲載の水谷尚子・中央大学非常勤講師による本人のインタビューが非常に詳しいので、図書館などで見かけたら読んでほしい。</p>
<p>　<br />
　■そのラビアさんが今年のノーベル平和賞候補１９１人のひとりに含まれていることが９月１１日、米国の短波ラジオ放送局、ボイス・オブ・アメリカなどの報道で明らかになった。０５年に続くノミネートだ。今回は一層有力視されており、中国側も相当焦ったようで、９月１２日には中国外務省の秦剛報道官が定例会見の席で「ラビアは国外のウイグル独立勢力のテロリストとつながっている。民主、人権の旗を振りかざし、事実を歪曲、悪意をもって中国政府を攻撃し、反中華分裂活動に頻繁に従事している」と激しく非難している。</p>
<p></font></p>
<p><font face="Arial">　■このほか、中国国際時事紙の環球時報が「今年のノーベル平和賞はブッシュもサダムも候補に入っている。近年、ノーベル平和賞は西側諸国の政治的道具に利用され、大衆の批判を浴びている」（９月１６日付）といったノーベル平和賞の〝権威落とし〟をしたり、張業遂外務次官が９月２１日、北京を訪問していたノルウェー議会外交政策代表団に「ラビアがノーベル平和賞を受賞すれば中国とノルウェーの外交関係にダメージが与えられる」と圧力をかけた（オスロ本社の通信社ＡＢＮ報道）り妨害に必死だったようだ。ノルウェー側からは「全く受け入れられない。ノーベル賞選考委は完全に政府から独立している」と一蹴されたが。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>　■今回、ラビアさんが選ばれなかったのは中国の妨害工作の成果、とは思わない。賞の受賞なんてミズモノなのだから。でも、本当にこの人にとってほしかった。彼女が受賞すれば、ウイグル問題について世界の認識が変わるだろうし、ウイグル独立派の象徴的存在としてたびたび命を狙われてきたラビアさんや、中国国内で拘束されている彼女の息子たちの身の安全につながるだろう。そして、中国国民自身に、ノーベル賞とは何か、を改めて考えるきっかけになったかもしれない。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>
　■ここで、中国とノーベル賞の相性の悪さについて考察してみたい。ふりかえると、中国人でノーベル賞を受賞したりノミネートされた人って、ほとんどが中国から逃げたり、迫害を受けた経験のある人ばかり。</p>
<p>
　■例えばノーベル平和賞を１９８９年に受賞したチベット仏教指導者のダライ・ラマ１４世（１９８９年）。天安門事件（１９８９年）の民主化運動学生活動家、魏京生氏も１９９９年など数度ノミネートされていた。確か法輪功指導者の李洪志氏もノミネートされたことがあったのでは。</p>
<p>
　■これまで中国人のノーベル賞受賞者は一般に２人とされる。１９５７年のノーベル物理学賞を受賞した楊振寧、李政道の両氏は受賞時、まだ米国籍になっていなかったから。でも実は出身国は「中華民国」で、米国で学び米国で研究成果を出し、そのまま米国人になった人たちである。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>
　■１９８６年にノーベル化学賞を受賞した李遠哲・台湾中央研究院長は受賞時は米国籍。その後、李登輝さんの頼みにより台湾人になった。高行建氏が初の中国人作家として２０００年にノーベル文学賞を受賞した、といわれたが、彼は実は表現の自由をめぐって中国当局の迫害をうけ、フランスに亡命したのでフランス国籍。そう、振り返ってみると、純然たる中国人ノーベル賞受賞者というのはいないのである。世界人口の５分の１以上占める中国人なのに。<br />
　</p>
<p>
　■それはなぜか？結論からいえば、自由と民主の欠如が原因だ。どこの国がノーベル賞をたくさん受賞しているかといえば、米国が圧倒的。自由と民主を掲げ、他人の国にも民主を広げようとするお節介なところもあるが、亡命者や移民にはそれなりに寛容な国である。</p>
<p>
　■今、中国の学問界で深刻な問題のひとつとして指摘されているのは論文の剽窃だ。今年になって清華大学医学院の劉輝・元教授の論文剽窃▽上海同済大学生命科学院の楊傑・元院長の論文剽窃▽上海大学微電子学院陳進・元院長の「漢芯事件」…など、論文や研究成果の剽窃事件が相次いだ。国務院の調査では１８０人の博士学位者のうち６０％が学術刊行物に自分の論文を掲載するために金を払ったことをみとめ、他人の論文や研究成果を借用したことがあるとした者も六割前後いるという。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>　■なぜ論文の剽窃が蔓延しているか。もちろん、国や大学側からのプレッシャー、成果主義のマイナス効果もあるだろうが、これはどこの国も共通すること。それより中国特有の問題として、コピー、物まね、盗作に対する罪悪感がないこと、その罪悪感のなさは、第三者からの厳しい監視・監督がないことから生まれている。</p>
<p>
　■独立した第三者の監督機関がないのは、中国が民主主義じゃなく、法治国家でないからだ。民主主義とは、多数が少数の権力者を監視する体制だ。独裁体制とは少数の権力者が多数を支配する体制。だから民主主義のないところに、法治主義は育たないし、公平な競争や切磋琢磨もありえない。権力側の者が正義であり勝者なのが決まり切っているのだから。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>
　■また、学問の自由や言論の自由そのものに厳しい制限がある中国では、他国との学者との自由な交流が少なく、新たな発想が生まれにくい。国民を海外の思想や情報に出来るだけ触れさせず、国家のいいなりに動くように思想統制する愚民化政策下で、独創性や創造性が育つわけもないだろう。</font></p>
<p><font face="Arial"></p>
<p>
　■もし中国が、４０００年の文化を誇る我が国に、ノーベル賞なんて必要ない、と開きなおる度胸があるなら、今のままでもいい。しかし国内報道をみるかぎり、ノーベル賞が欲しくて欲しくてたまらないご様子。ノーベル賞とれないと一人前の国家と認められないと、内心思っているのではないか。なら、やはり今の独裁体制は見直すべきではないか。</p>
<p>
　■私は確実に中国がノーベル賞を受賞できる方法を知っている。胡錦濤国家主席がノーベル平和賞を狙えばいいのだ。どうすればいいかは、ソ連最後の大統領がよいお手本だ。ラビアさんがノーベル平和賞を逃したのは惜しいが、いつか胡錦濤君がとってくれるなら、きっとラビアさんも大喜びだろう。</font></p>
]]></content:encoded>
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		<title>安倍晋三、話のわかる男２</title>
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		<pubDate>Sun, 08 Oct 2006 15:13:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[福島 香織]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[指定なし]]></category>
		<category><![CDATA[安倍晋三]]></category>
		<category><![CDATA[戦略的互恵関係]]></category>
		<category><![CDATA[日中首脳会談]]></category>
		<category><![CDATA[胡錦濤]]></category>

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		<description><![CDATA[■１８カ月ぶりの日中首脳会談であり、五年ぶりの日本首脳訪中であり、七年ぶりの日本首脳公式訪問となった安倍晋三首相訪中。私は安倍昭恵夫人のファーストレディーっぷりを堪能したあと、劉建超報道官による中国側の記者会見に出席し、 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>■１８カ月ぶりの日中首脳会談であり、五年ぶりの日本首脳訪中であり、七年ぶりの日本首脳公式訪問となった安倍晋三首相訪中。私は安倍昭恵夫人のファーストレディーっぷりを堪能したあと、劉建超報道官による中国側の記者会見に出席し、安倍首相の内外記者会見に参加。歓迎式典は見られなかったが、故宮の前に翻る日の丸と五星紅旗をみると、しみじみとああ、ひさしぶりだなあ、と感慨にふけってしまった。（あんまり新聞原稿には貢献していないが）。</p>
<p>　■さて、会談の成果や中国の歓迎ぶりは、９日付朝刊をみていただけば、わかるだろうから、ここでは、さくっと、私の直感（妄想）と、感想を書いておく。あんまり時間ないし。</p>
<p>　<em><font size="3">■友好より<br />
　「戦略的互恵関係」って言葉の方が好きだな<br />
　日中は現代を活きるな大人の外交関係<br />
　歴史は鑑じゃなくて、直視すればいいだけ！<br />
　<br />
　　<br />
</font></em>　<br />
　■歓迎式典、祝砲、儀仗隊閲兵、トップ３（胡錦濤、呉邦国、温家宝）との会談、温家宝首相主催晩餐会と、ほぼフルコースの国賓待遇。晩餐会のメニューは前菜、燕の巣の翡翠スープ、伊勢エビのニンニク風味、松茸（北朝鮮産？）の野菜いため、牛のアキレス健の醤油煮込み、クルミパイ、デザートフルーツ。プラス長城ワイン。メインは一般的だが、この燕の巣が、純白の極上品なら、中国側にしても、けっこう気合いが入ったメニューである。</p>
<p>　■さて、話のわかる男、実務派と中国側から高く評価された安倍晋三、この歓迎ムードにデレデレニコニコか、と思いきや、緊張しているのか、警戒しているのか、なんかクールであった。でも、威圧的だとか怒っているみたいとか、嫌な感じはしない。記者会見で、ナマ安倍みたが、結構かっこいい。で、その会見で言うのだ。</p>
<p>「経済と政治の両輪を力強く作動させていくことにより、日中関係を高度の次元に高め、戦略的互恵関係を築いていくことで一致をいたしました」</p>
<p>
　■これはどういうことか。<br />
　つまり、国と国の関係に歴史だの友好だの挟む低次元な論議はやめて、クールにドライに、実務的にお互いに利益があるようにやりましょうぜ、ということなのだ。情ではなく、実利の関係。会談の成果をまとめた報道コミュニケ（共同プレス発表）にもそれは現れていて、いつもならうざったいほど繰り返される友好という言葉もわずか４回、それも１回は日中平和友好条約という固有名詞中。そして、「歴史を鑑に」という中国の好きな合い言葉がない！かわりに「歴史を直視し、未来に向かい、両国関係の発展に影響を与える問題を適切に処理」という言い方だ。どうちがうか、というと「歴史を鑑に」という言葉には「反省しろ」というニュアンスが入っている。</p>
<p>　■つまり戦略的互恵関係とは、「共通の戦略的利益に立脚した互恵関係」であり、歴史問題を外交問題化することが、共通の利益にならないなら、お互い触れないでおこう、というスタンスなのだ（と私は勝手に理解した）。</p>
<p>　■もちろん、中国の指導者は会談中、当然「歴史を鑑にし、未来に向かう」というセリフをいった。だが、安倍首相はこう説明した。<br />
　「中国の指導者からは歴史を鑑にし、未来に向かう精神について言及がありました。また政治的障害を取り除いてほしい、という話がありました。私はこれに対し、過去の歴史を直視し、平和国家としての歩みを続けていく。我が国はかつて、アジア中国の方々に対し、多大な損害と苦痛をあたえ、傷痕をのこした。そのことに対する深い反省の上に、戦後６０年の歩みがある。この思いは６０年を活きてきた私たちの共通の思いである。この思いは変わることはない、と申し上げました」。</p>
<p>　■靖国神社の参拝については、「したかしなかったか、するかしないかを申し上げない。それは外交化、政治問題化している以上、申し上げない」。その上で、「双方が政治的障害を克服し、両国の健全な発展を促進するために、適切に対処する旨をのべました」という。</p>
<p>　■つまり、安倍首相は靖国を参拝するだろうけど、それはわざわざ発表しない。政治的、外交的パフォーマンスで参拝するんじゃないから。だから、中国もいちいち騒がないように。といいたいのだ、と私は勝手に理解した。</p>
<p>　■実は、中国側も最近メディアに露出が多い清華大学国際問題研究所の劉江永副所長がさかんに「安倍首相はもともと公式参拝しないといっているが、宗教の自由にも触れており、私的には参拝するだろう」との見方を示しており、国民に、黙っていく私的な参拝ならいいんじゃないの、という刷り込みを開始している。中国側も、このあたりが落としどころとみているかもしれない、と私は予想。中国の左派世論がそれではダメだ、と騒ぎたてると、この予想はくるってくるが、左派は体制派だから、当局が私的参拝はいいのだ、というサインを出し続ければ結構納得するものなのだ。</p>
<p>　■しかし、日本人記者としては、あらたな疑問が。小泉純一郎前首相だって、私的参拝だって主張していたじゃないか。歴史認識について安倍首相と小泉前首相とどんな違いがあるのよ！なんで小泉前首相はワルモノで、安倍は「話のわかる男」？それに、首相がいくら私的にこっそり参拝して発表しなくても、メディアは自力で参拝時間を探りあて、取材し報道するに決まっている。日本は報道の自由があるから、中国みたいに報道統制できないのだ。</p>
<p>　■この質問は劉建超報道官の会見でも、日本人記者がこの質問をぶつけたが、こう答えていた。「今回の日本首脳訪中は、双方が政治的障害を取り除く努力をすることで一致した結果、実現した」。そう、聡明な読者は、お気づきだろう。これまで、日本側に政治的障害を取り除くよう要求していた中国は、自分側にも政治的障害があることを認め、それを最近やっとすこし取り除いた結果、今回の訪中が実現した、と説明したのだ。</p>
<p>　■中国側の政治的障害とは、反日世論であり、政府内の反日派、すなわち上海閥（特に江沢民派）。江沢民派つぶしで今回の訪中が実現したが、来年の第１７回党大会まで、中国の勢力地図が順調に団派に塗り替えられてゆくにつれ、かつての胡耀邦時代のような、日本好き好きムードが盛り上がり、安倍首相の個人的参拝くらい問題なくなってしまうのを、胡錦濤は期待しているかもしれない？「双方が政治的障害を取り除くために適切に対処」することで一致しているが、適切な対処の中味は、胡錦濤の権力闘争の結果次第、ということになるのかな。まだ、予測不可能。</p>
<p>　■というわけで、今回の日中首脳会談、双方互角にいい勝負だったのではないか。とにかく「歴史を鑑に」式の中国のお説教から、きっちり逃れたのは、よかったと思う。</p>
<p>
　■もっとも、明日の中国報道が、どう書かれているか見るまで安心できない。朝貢国が宗主国さまにあいさつにきた、みたいな報道ばかりだったら、がっかりだよなあ。安倍首相の「適切に対処」の中味が、靖国神社参拝をあきらめる、という風に曲解されている可能性も。中国側の、安倍首相に関する認識のほどは、政府内部でもばらつきがあるようなのだ。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>上海の結構でっかい花火！</title>
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		<pubDate>Thu, 28 Sep 2006 11:46:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[福島 香織]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[上海閥]]></category>
		<category><![CDATA[汚職]]></category>
		<category><![CDATA[江沢民]]></category>
		<category><![CDATA[第１７回党大会]]></category>
		<category><![CDATA[胡錦濤]]></category>
		<category><![CDATA[陳良宇]]></category>

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		<description><![CDATA[　■盛者必衰のことわりか 　　上海閥の落日近し 　　上海経済へのダメージは？ &#160; &#160; 　■少々タイムラグがあったので、もう語り尽くされているだろうか。上海閥のプリンスと呼ばれていた元上海市委書記、陳良 [&#8230;]]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>
　<i><font size="3">■盛者必衰のことわりか</font></i>
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<i><font size="3">　　上海閥の落日近し</font></i>
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<i><font size="3">　　上海経済へのダメージは？</font></i>
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<i><font size="3"></font></i>
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　■少々タイムラグがあったので、もう語り尽くされているだろうか。上海閥のプリンスと呼ばれていた元上海市委書記、陳良宇の解任事件である。外資系企業の中にも、ついに上海閥の栄華も落日のときがきたと感慨にふける方、上海市当局と浅からぬ関係があり少々びびっている向きがおられよう。何を隠そう、産経新聞とて中国総局開局までの交渉は上海閥が相手であり少なからぬ縁がある。だから私の業務留学先も上海だった。というわけでなんかヒトゴトでない気がする今回の事件。胡錦濤の追撃の手はどこまで伸びるのか。
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　■胡錦濤政権が来年の第１７回党大会前の権力完全掌握に向けて、江沢民前主席を中心とした上海閥一掃に動き始めている。これまで小さい花火はぽんぽん上がっていたことは当ブログでも紹介ずみだが、陳良宇という大物が、６中総会（１０月８から１１日）前、国慶節前に片づけられるとは多くの人の想定外ではないかったか。この事件は、胡錦濤、あなどるべからず、と上海閥と連なる人々や江沢民によって今の地位についた地方トップの面々の肝胆寒からしめたことだろう。
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　■ここで上海閥とはなんぞや、ということをちょっとおさらい。１９８９年の天安門事件で趙紫陽総書記が失脚したのち、ときの最高権力者、鄧小平はその後継者に、上海市党委だった江沢民が大抜擢されたのだった。中央の権力とはまったく縁のなかった江沢民は北京にきたころは周囲からなめられ、かなり悔しい思いをしたそうだ。しかしなんと言っても党中央のトップ。人事権をふるに使い、当時上海市委副書記だった曽慶紅やら、上海市党委書記の呉邦国やら黄菊やらをばんばん抜擢し、中央政治の中に上海出身者による派閥を作った。
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　■この派閥をより強固なものとする事件が、第１５回党大会を二年後に控えた１９９５年に発生した「陳希同事件」である。権力を拡大する上海閥に対し、当時「北京王国」を標榜し、江沢民と真っ向から対立していた北京市党委書記、陳希同氏を汚職を理由に解任に追い込み、当時の福建省党委書記の賈慶林を後釜に据えたのだった。この「陳希同事件」のドラマチックな内幕は小説「天怒」（陳放著、リベロ刊）に詳しく、中国政治の謀略のものすごさを理解するためにも一読をオススメする。
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　■１０年あまりにおよぶ江沢民の治世の間、彼が任命した地方トップも含めれば上海閥の層は厚く広範だ。これを今、胡錦濤政権が同じやり方で平らげ、自分の派閥、つまり共青団（共産主義青年団）閥を拡大しているまっ最中である。そして、かつて江沢民が陳希同をつぶしたように、同じ汚職問題で陳良宇を排除、後釜に共青団閥の韓正・上海市長を据えることに成功した。陳良宇は中国の昇竜「上海王国」に君臨する王様で、胡錦濤が推進する経済抑制政策や内外資企業統一税導入などの政策にも公然と抵抗するなど、胡錦濤の目の上のたんこぶでもあった。
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　■今回の汚職というのは、市当局の公的基金（社会保障基金、３２億元）をコネのある大企業に不正融資したというもので、中国人の特権階級なら誰でもやっていることである。そんなありきたりの腐敗で、陳良宇のような大物が失脚したということは、江沢民が彼をかばいきれなかったということであり、すでに江沢民の政治的影響力が失墜していることの証でもある。
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　■実際、胡錦濤が８月に開始した「江沢民文選学習キャンペーン」は、江沢民が「過去の人」であると、周囲に公言したものと同じと、受け取られている。軍関係筋に聞くところによると、江沢民は重い病（がん？）を患い、寧波の普陀山など国内の有名寺院巡りに明け暮れているとか。彼は自分の派閥を守るどころか、今や自分の一族が汚職で捕まらないように、神仏に祈っているところではないか。
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　■ちなみに曽慶紅は江沢民と袂をわかち胡錦濤との協力体制に転じている（前軍関係筋、香港筋）。沈む船からネズミは逃げ出すのだ。
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　■さて、この上海閥がどこまで排除されるかが、今後のみどころである。上海市の陳良宇の子飼い部下らは、一掃されるとの見通し。で、さらに黄菊・政治局常務委員と賈慶林・全国政協会議主席が危うい。ふたりとも汚職の証拠を胡錦濤に握られているという。黄菊は病気説を流しフェードアウトするかにみえたが、彼の妻、余慧文は、この陳良宇事件との関連で目下取り調べを受けているそうで、黄菊の責任が表面化する可能性はけっこう大きそう。
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　■さらに気になるのは、余慧文から江棉恒、つまり江沢民の長男の名前が出てこないとも限らないという点だ。香港雑誌「開放」は、大胆にも胡錦濤の次ぎの目標は「江棉恒」、と予測している。
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　■覚えておられるだろうか、２００３年５月の中国銀行香港法人の総裁、劉金宝が上海大富豪の周正毅に巨額の不正融資をしたとして解任された、のちに周正毅事件とよばれたあの事件を。あのとき、江沢民の力がまだつよく、結局、周正毅は株価操作とかちゃちい罪で懲役３年の判決を受け、事件はうやむやのまま終わってしまった。
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　■しかし、「開放」によればすでにあのとき、捜査は江棉恒にも及んでいたのだという。中国科学院副院長でもある江棉恒は、その地位につく前から上海で投資会社を経営、表向き国営企業だが事実上、江棉恒の私有財産とされ、上海経済界では大ボス扱いだったという。その江棉恒は台湾実業家の王永慶と合資で宏力微電子公司を設立（２０００年、総投資額６４億元）。このときの資金は江棉恒が、当時中国建設銀行頭取だった王雪氷（汚職で失脚）、そして中国銀行上海支店長だった劉金宝（汚職で失脚）にコネで融資させた金だったという。
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　■さらに、周正毅事件が表面化するきっかけとなった上海市静安区・普陀区の再開発問題でも、周正毅に問題の土地の使用権を地区当局に働きかけて与えたのは、上海政府と経済界に強い影響力を発揮する江棉恒、江棉康兄弟という。周正毅は江沢民の二人の息子に一生懸命貢ぎ物をして、膨大な土地の再開発権を得た。周正毅事件は、この再開発で立ち退きを迫られた住民が中央政府に告発文を出したことにより明るみになったとされている。（開放の記事を、軍事関係筋などで裏付け）
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　■果たして、この上海閥掃討作戦は、江沢民ファミリーにまで及ぶのか。はっきりいって中国の特権階級ほぼ全員がすねに傷持つ身なので、やりすぎは地方政府のつよい反発を招きかねない。個人的には、ちょっとムリ目？え、やるの？と思うのだが、読者のみなさんのご意見は？
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　■ところで、今回の事件をどうせ、他国の政争でしょ、日本には関係ないもん、と言う方があるのであれば、それはちょっと違うと思う。胡錦濤ＶＳ上海閥は、単なる政治上の面だけでなく、新左派ＶＳ自由主義という経済政策の対決でもある。ご存じのように江沢民は改革開放をすごい勢いで推進し、上海への外資導入を集中させ、めざましいＧＤＰの伸びを実現してきた。その結果、ものすごい貧富と農村経済の遅れによる社会不安が生まれた。
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　■今、中国経済は岐路にたっており、江沢民路線を引き継いで、中国市場の開放を推進して自由競争を肯定してゆくべきだという「自由主義派」と、経済抑制政策により経済成長に突っ走る都市にブレーキをかけると同時に、国内企業保護や農村の社会保障制度の充実など優先させるべきだという「新左派主義」の二つの理論がせめぎあっている。
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　■胡錦濤は新左派主義よりの中道路線で改革開放の方針は堅持するようだが、それでも経済過熱を抑制し、外資からしっかり税金をとって、農村建設に還元しようという考えだ。上海閥はこれに抵抗し、外資優遇政策をつづけ、開放経済の推進によって成長のエンジンを回し続けねばならない、としていた。
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今回の上海政変で、陳良宇はじめ上海閥幹部が総入れ替えになり、胡錦濤に忠実な上海政権ができれば、上海経済政策はやはり変わるのでは？
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　■今のところ、株価にあまり影響はでていないが、今後は少なくとも今までのように上海が頭ひとつ抜けて優遇される状況は変わってゆくかもしれない。たとえば、上海ですでに始動しているプロジェクトにストップがかかったり、市が独自にみとめてきた外資系企業への優遇政策も引き締められる可能性があるかも。がんがん上海（グレート上海を含む）に投資してきた日系企業も少なからぬ戦略調整に迫られるのでは？
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　■いや、これは私の妄想ですけどね。でも中国では政治と経済は日本以上にダイレクトにつながっていることは間違いない。いずれにしても、みなさん、中国ですから。気をひきしめていきましょう?<br/>
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参考までに以前のエントリー
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<a href="http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/17799/">http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/17799/</a>
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<a href="http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/11904/">http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/11904/</a></p>
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