■中国側が2月13日に発表した中国産ギョーザ農薬混入事件の調査進捗状況を全文アップします。はっきりいって長いです。のちのちの参考資料のためにはしょりません。めんどくさい人は、赤字要約で。
■水餃事件調査進展状況
■1,事件発生後、中国側は迅速に関連措置をとり、積極的に日本側と協力して調査を行った。
■1月30日午後2時、国家品質監督検査検疫総局(質検総局)は、中国駐日大使館を通じて日本側から通報をうけ、日本の一部消費者が河北省食品輸出入集団天洋食品工場生産のギョーザ(中国語で水餃と表記)を食べたことにより食中毒を起こしたことを知り、これを高度に重視し、迅速に一連の措置をとった。(中国側はの初動はすばやかった)
■①日本厚生労働省など関連部門と連絡をとり、具体的状況を理解した。
■②迅速に調査チームを発足、当日午後には河北輸出入検査検疫局に職責をもって調査員を派遣させ、日本から通報があった問題の商品、2007年10月1日生産の13㌘規格、同年10月20日生産の14㌘規格の白菜豚肉あんギョーザのサンプルに対して、抽出検査を夜通しで行った。1月31日早朝には、メタミドホスが検出されなかったという結果が出た。その後、国家質検総局調査チームが直接抽出検査を行い、中国検査検疫科学研究院も再度、検査をおこなったが、メタミドホスは検出されなかった。
■③天洋食品工場に職責をもって生産・販売を停止させ、日本にある製品および日本へ輸出途中の製品を回収させた。(なのに生産、販売、回収を素早く命じた。中国側の責任ある態度だよ!とアピール)
■④天洋食品工場の原料搬入、生産加工、包装、輸送、輸出の各ポイントで詳細な調査を行い、企業が生産した商品、取り置きサンプル、回収した商品および包装袋を抽出検査した。河北輸出入検査検疫局が抽出検査を拡大し包装袋も検査。1月31日、2月1日に問題の2種類の商品と製造日が近いもの、合計11日分の取り置き商品サンプルと回収商品を検査。すべての検査結果で、メタミドホスが検出されなかった。(念のため、もういっかいサンプル検査したけれどメタミドホス未検出)
■2月3日、国家質検総局と商務省による中国政府訪日調査団が日本に到着。すぐさま日本の内閣府国民生活局の筆頭審議官・堀田繁、警察庁刑事局、厚生労働省医薬食品局、農水省消費安全局、外務省アジア大洋洲局などで組織された日本代表団と会談、協議を行い、中国側の調査の進捗を報告した。(中国側はすばやく調査団を派遣)
■日本の厚生労働省は日本でメタミドホス中毒は3件発生し、10人が中毒を起こしたことを確認。2月5日、訪日調査団は日本生協とJTフーズ、日本食品環境検査協会を視察。天洋のギョーザが日本で輸入され、小売りされる状況を理解した。訪日調査団の強烈な要求に応じて、日本生協は回収した2007年10月20日、19日、6月3日、11月1日生産の計10袋のギョーザサンプルを中国に持ち帰って検査研究を行うことに同意。ただし日本側は10月1日製造のギョーザについては提供しなかった。日本側は今にいたるまで、中毒症状を引き起こした関連のギョーザ、嘔吐物のサンプル、検査報告および関連の物証を提供していない。(日本側は、メタミドホス検出された、というけど、何も証拠を提供していない。ぷんぷん。メタミドホス検出って、日本側が勝手にいっているだけじゃないの?)
■訪日調査団は、2月6日午後北京にもどった。中国側はすぐに、中国検査検疫科学院に委託して、中日がともに認める検査方法と検査機器を使って、日本から持ち帰った6月3日、10月19日、10月20日、11月1日生産のそれぞれ40個、14㌘規格のギョーザに対して検査を行い、2月10日、すべてのサンプルからメタミドホスもジクロルボスも検出されなかったとの結果を得た。(日本から強奪したギョーザサンプルもシロだったよ)
■2月4日、日本政府は政府調査団を北京に派遣、2月5日午前、国家質検総局など関連部門が調査団と会談、協議を行い、中国側調査の最新の進捗状況を伝え、積極的に日本政府調査団の訪中視察を支持、協力したいと表明。会談後、質検総局は日本政府調査団と同行して、河北省石家荘に赴き、河北省検査検疫局および河北省政府の関連部門と真剣に会談、協議。天洋食品工場の詳細な現地視察を行った。中国側は提供できるすべての資料を提供し、できうる限り多くの場所、施設を調査団に視察してもらった。(日本側は、サンプルや証拠提供をしぶったけど、中国がわはすごく協力的だったよ)
■日本政府調査団は企業の品質管理コントロールシステム、原料購入および検査検疫、成品入庫、発送のプロセス、企業の薬物購入記録などを詳細に調べ、企業の調理済み加工場所、調理前加工場所および冷凍庫を視察した。2月6日未明、中日合同ブリーフを開き、日本政府調査団は「調査状況をみるに、当該企業の工場は清潔で管理はパーフェクト、なんら異常は発見されなかった」と表明した。(日本政府調査団からも、キレイな工場、とお墨付きをいただいた)
■2月12日、つまり昨日、質検総局李長江・局長、魏伝忠・副総局長と中国側関係者は再び、河北に赴き、企業の品質コントロールシステム、生産管理、調理前、調理済み加工生産、包装、貯蔵、運輸などのポイントを真剣に視察、企業生産記録を子細に調べた。前回、日本政府調査団の視察後の見方と同様の感想だった。つまり、この工場は整理され清潔で、管理はパーフェクト、完全にHACCAP管理システムのかなっており、生産加工記録も完璧で、キーポイントの生産現場にはすべて監視カメラが設置され、原料搬入から、生産加工、輸送、輸出の各ポイントになんら異常はなかった。この企業の生産加工から輸出までのプロセスで、人為的破壊の可能性はほとんど存在しない。(パーフェクトな管理システムで、食品テロなんてムリムリ)
■ 2、中国公安部門のこの事件に対する捜査状況
■公安部門はこの事件について、一貫して独立して捜査を行ってきた。公安部門によれば、中国公安省はこの事件を非常に重視し、事件通報の当初から、国内一流の専門家を組織し捜査をおこなってきた。目下、生産加工、包装、輸送などの各ポイントに的を絞った捜査をまさに急いで行っているところである。中国公安省によれば、この事件を徹底調査しはっきりさせるには、中日双方の共同の努力が必要で、日本警察と相互に状況を報告し合い、積極的友好的な協力を展開したいという。(捜査協力を中国側から提案するぞ。だから捜査の主導権は中国が握るのだ)
■3、中日合同捜査を展開し、できる限り早急期に真相事実をクリアにすること
■中国政府は、これまでも産品の品質と食品安全を高度に重視してきた。国内向け生産販売の食品であろうと、輸出用食品であろうと、すべて厳格な監督管理および生産を要求してきた。昨年8月~12月、中国政府は力を集中させ、4ヶ月にわたる産品品質、食品安全に対する集中整理・管理を行い、あきらかな成果をあげてきた。輸出に関しては、全国1・6万の輸出食品原料基地を100パーセント調べ上げた。168貨物の不法輸入、不合格肉類、果物、廃物原料など100パーセント、水際で防ぎ、あるいは廃棄処理した。12万貨物以上の輸出食品にたいし、100パーセント検査検疫表示を貼り付けた。この集中整理・管理は頻出安全の突出した問題を有効に解決することができ、品質安全違法行為を有効に抑制することができ、品質安全監督管理の長期的有効なメカニズム建設の比較的よい基礎となったのである。(自慢話ですスルーしてよし)
■日本で発生したギョーザ中毒事件にたいしては、中国政府は非常に驚愕している。目下中国側、日本側はすでに調査した結果があり、中国側としては、これは残留農薬問題が引き起こした食品安全事件ではなく、一回の個別事件だと思っている。できるだけ早く真相を解明するため、中国側は、中日双方で、できるだけ早く合同捜査チームを発足し、中国、日本のそれぞれ可能な現場で徹底的に捜査を行い、いそいで真相を解明せねばならないと提案する。
(個別の案件だから、中国食品全体を悪者にするな)
■同時に、われわれは日本に、何度も提案してきたが、さらに提案したい。中米、中欧の間ですでに確立しうまく運営されている食品安全協力メカニズムの先例にならって、できるだけ早く中日の食品安全に関する長期的有効性のある協力メカニズムを打ち立てるべきだと。両国間の食品安全協力を強化することで、安全確保の前提のもと、両国経済貿易の健全なる発展を促進すべきだと。(要するにポジティブリスト方式は大変だから)
■日本の民主党、自民党代表団は2月18日、20日に訪中視察するが、中国政府はこれを熱烈に歓迎し、質検総局の関連部門は、積極的に協力したい。。(日本大使館は、この議員さんの訪中視察団の予定を否定。ほんとうはお忍びでくるつもりだったの?)
■同時に、日本各界、企業界、メディアの友人方をふくめ、中国を視察し、中国産品の品質および食品安全の真実の状況を理解してもらうことを歓迎する。(見せてもらおうか、中国共産党のいう食品安全の真実の状況とやらを。これは要約ではなくて、福島のつぶやき)
以上。
中国側の発表なんですよね。
「当該企業の工場は清潔で管理はパーフェクト」なんてこと言ってるのは。
「中日関係を破壊しようとする」異端の人がいたのだ、とするのでしょうか。
以前この問題の時期に中国を訪れていた政治家の方々はきちんと言うべきこと言ったのでしょうか?
大陸・半島に行かれるのはいいけど、何をしに行ってるのでしょうか。
お互い、言わなくてはいけないことをきちんと交わしてこそ、まず正当な往来(人や物)が始まるのではないでしょうか。
片方が、ずっと「昔、こちらが悪いことしたから、向こうが言うこと聞こうね」というのは、ちょっと疲れました。
こんばんは: 尻切れトンボ?
福島香織様: 改めてこんばんは
素早い更新に驚きました。(私が書き込んでから12~13分でした)それはさておき、朝日新聞の記事ですが、Spring8の結果なのでしょうか?これで、混入が国内でないことはほぼ確定ですね。
検出メタミドホス、日本品にない不純物 科警研が鑑定
2008年02月16日03時07分
http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY200802150367.html
千葉・兵庫両県警の共同捜査本部が押収・収集した商品から検出された有機リン系農薬成分「メタミドホス」には、不純物や副生産物などが混じっており、日本国内で試薬として流通している純度の高いメタミドホスとは異なることが警察当局の詳細な鑑定でわかった。
>aqua2020さん
横槍で恐縮ですが、分析はガスクロマトグラフィーで行われたようです。
猪苗代湖に角砂糖を一個溶かした時の砂糖の濃度レベルまで検出できるとか。
Spring8は更に困難な場合か、ガスクロに適さないサンプルでない限り使わないでしょうね。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080216-OYT1T00009.htm?from=navr
福島様
はじめまして。
自民党訪中団が有るそうですが、中国の当該関係検査機関の報道への全面的公開を求めてみては。 よい機会ではないでしょうか、中日協力を強調されているのですし。
日本と同等な機械を保持されていると仰るのなら、中国側にアピールして戴いた方が日本側がシステムを確認出来ます。また中国側のシステムが本当に同等なのかも判るとゆう物です。対応が口先だけでは無い事も。
薬品検出能力とは関係無い部分。色々な中国側の都合で、政治的に検査結果が変更されているのではとの疑いは、減りませんが。検出能力が足りなくて、結果が出ないとの疑惑は払拭出来るチャンスに成るでしょう。
MONA様: ご親切に、有り難うございました。
投稿前に、読売と産経、チェックしたのですが、まだ上がっていませんでした。
福島記者、ご多忙の所、夜遅く「調査統括」全文をアップしていただきありがとうございます。大変だったのではないですか。
改めて全文を読むと、中国側の発表のひどさがはっきりしますね。
わたしもBS1で流れたCCTVのニュースを見たときは、ムカつきましたが、全文を拝読すると、それ以上のものがあります。
今後の資料として非常に貴重だと思います。
こんにちわ。
この事件、省政府が最初から必死の隠ぺい工作やってたのは良く伝わってくるんですが、中央政府の動きがいまいちよくわからないですね。国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠なる人物が盛んに吼えているのはたまに報道されるんですが、この人、米国のペットフード騒動のときも何か吼えていたから、いつもの責任逃れでしょうし。中央政府のほうは雪害騒ぎでそれ所じゃないというという状況なんですかね。
そういえば米国で今度は中国製のポケモンキャンディーからカミソリの歯の欠片が出たとかホッチキスとかが出たとかなんとか騒いで居るようですね。
はじめまして。
今の中国の事、ここまで詳しく知れる事は本当にありがたいです。
自分も仕事柄中国企業と取引あるから、過去の記事を大きくうなずきながら読ませてもらいました。
この問題、日本政府は輸入業者の問題のようにしたがってそうですね。
色んな通達がまわってきてます。
実際全量検査なんかできっこないし、冷検も環検もキャパが限られているから輸入のたびに検査なんかできない事わかってるはずなんだけど、これが日本の現状かな?と思います。
きっと自主検査体制を取れる企業だけが輸入していいよ!って事を暗にいいたいんでしょうけど、中小零細を票田にしている政党はそんな事はっきり言えないから、その場しのぎって感じなんでしょうけどね。
何年か前に引退した植防官に聞いた話なんですが、中国産切花の官能検査の場合、毒マスクをして検疫するらしいです。
実際花屋の従業員が健康被害で労災申請したなんて話聞かないから大げさな話として聞き流してたんですが、まだまだ問題は多そうな気がしますね。
それにしても、オリンピックを控えてるんだからオリンピック参加国を全部日本に呼んで、検査から捜査まで全部開示してやればいいんですけどね。
日本単独じゃ何もできない事わかったから、それなら他力本願でやって欲しいものですね。
香織丹、
“オリンピックを成功裏に”は、日本の関連企業(もちろん電通、フジサンケイも含みます)、現政権にとっても中国側とその利害を堅牢に共有するイシューであることを知った上で、覚悟を持って報道しておられますか?
“大人の世界”で一旦fade outする気配が濃厚ですが、“北京のM.バタフライ”香織さんには“Float like a butterfly, Sting like a bee”のスピリットを失わず、最後まで、最深まで、本件の真実を追ってもらいたいです。
福島さん
いつも有難うございます。
今回のエントリーも臨場感溢れてまるでその場に同席しているような感じです。我々はテレビ、新聞で都合よく編集されたものでしか知る事はできません。お身体御自愛の上今後も宜しくお願いします。
わが国の政府、しっかり国民を守る姿勢が見えないのが悔しいですね。
福島記者、日テレが中国検査検疫科学研究院・儲暁剛氏にインタビューを取っています。動画あり。
http://www1.ntv.co.jp/news/wmtram/dw/ng.html?m_url=080216004&n_url=103314
後ろに使用した分析機器なども映っているので、こうした分析に詳しいヒトに聞けば、中国の分析のレベルも分かるかも知れません。で、このインタビューで、日本のメタミドホスには含まれない不純物が見つかっている件について突っ込まれると
「それははっきりとは言えない。メタミドホスの検出方法は同じです。ほかの方法があるか、私はやったことがありません…」
「残留農薬としては不可能です」
と言葉を濁してます。なお、このVには
生協連が献上した餃子のサンプル
もばっちり映ってます。
連投で申し訳ないですが、上記日テレのニュースにでてくる
食品中農用化学品残留検測方法
ってマニュアル本は
日本の厚労省のマニュアルを中国語訳したもの
だと分かりました。出版前の表紙と翻訳者名が付記されてるところが若干違うけど、これでしょう。
http://www.fsi.gov.cn/news.view.jsp?sort=83&id=3897
だから、儲暁剛氏は
日本と同じ方法でやった
と言い張ってるんですね。
始めまして。
中国政治に関する本の中で
「共産党の外交は政治闘争のために行われる、云わば内政行為である。」
と書かれていたことを思い出しました。
今回の異常な強気も、従来のような共産党王朝の宦官的思考のみじゃなく、
上述した「内部闘争の駆け引き」の部分があるのでしょうか?
旧ハンドルで検索した時に見つけたサイトなのですが,以下なんか参考になるかも知れません.(化学の学位を持っていたら私自身で検証出来るのですが)
http://members.at.infoseek.co.jp/gregarina/
http://members.at.infoseek.co.jp/gregarina/I1C.html
http://members.at.infoseek.co.jp/gregarina/H1B.html
福島記者
> 同時に、日本各界、企業界、メディアの友人方をふくめ、中国を視察し、中国産品の品質および食品安全の真実の状況を理解してもらうことを歓迎する。
「友人に理解を求める」って…とても中共の友人になれそうにもない小生のような消費者は納得出来ないですね。 さ?て、如何なる「日本の友人」が薔薇色の文言を鏤めた中国賛美を始めるか? 国内報道にも注視せねばなりませんな。
> 見せてもらおうか、中国共産党のいう食品安全の真実の状況とやらを。
後で「中共のプロパガンダは化け物か?っ」なんて叫んぢゃだめよ♪
流通前の保管ギョーザ 鑑定へ
NHK 2月17日 18時14分
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/17/k20080217000106.html
中国製の冷凍ギョーザに殺虫剤の成分が混入していた事件で、問題の2種類のギョーザと同じ製品で、輸入直後から倉庫に保管されたまま流通していないものが、段ボール箱およそ200箱分あることがわかり、警察は流通前の製品から成分が検出されれば、日本国内での混入の可能性はさらに低くなるとみて、鑑定を行う方針です。
>> 見せてもらおうか、中国共産党のいう食品安全の真実の状況とやらを。
>後で「中共のプロパガンダは化け物か?っ」なんて叫んぢゃだめよ♪
「HACCAPなんて飾りです。エライひとにはそれが分からんのですよ」
なんて口が裂けても・・・ゲフンゲフン(笑)
今朝(18日)の毎日新聞1面によると、中国生産食品メーカーへのアンケートに回答した26社のうち、中国製品に対する消費者の不安の高まりを懸念しているのは21社、安全管理体制強化に動いているのが11社、売り上げに影響が出ているのは6社、だそうです。
2面には、味の素冷凍食品は「売り上げに深刻な影響がある」と回答し、中国からの撤退を検討しているのは2社のみ、とあります。
つまり、懸念していない会社が5社もあるということが、むしろ驚きです。信じられない鈍感さです。あるいは、懸念しているという回答自体が懸念を強めると懸念しているのでしょうか?
回答を額面通りに受け取れば、大変甘い判断ですね。消費者の心理を理解していません。
消費者が入手できる情報は「中国製か否か」ということだけです。「安全か否か」という情報を入手する手段を有していません。
そういう状況の中では「中国製」のすべてを拒否する以外に自衛手段は存在しません。
したがって、安全管理体制強化は対策ではあり得ないのです。
(続き)
15社が「売り上げへの影響がない」と回答したそうですが、これは信じられないことです。日本の消費者は私が思っているほど賢明ではない、ということでしょうか。
それとも、加工食品や業務用などであるため、中国製であることが消費者にわからない仕組みになっているのでしょうか。もしそうであれば、たいへん恐ろしいことです。原産地表示の徹底を政府に求めていくことが重要ですね。
アメリカでは、中国製の医薬品、血液の抗凝結薬で多くの中毒が出ているようですね。
「カオスな世界をどう見るかさん」より
http://infinite.iza.ne.jp/blog/entry/484212/
いずれまた、第2第3の毒ギョーザ事件が起こることは容易に想像できるのに、質検総局長、副総局長さんは、ここまで言っちゃっていいんでしょうか。
ま、トップの首がすげ変わったところで
「たかがメインカメラがやられただけだ」
この問題は日本や中共の思う道理には動かないのは当然ですよね。 根本的な原因が究明されなければ、消費者は何十円、何百円の節約をする為に「ラッシャン・ルーレット」をやるような割の合わない事をしないでしょう。但し、媚中議員を含む日本政府、中共、企業の三馬鹿が何とか消費者を「騙しに」かかることは十分予想できる事ですから。今後も注意が必要でしょう。
でも、何百発もの核ミサイルを、わが国に向けている独裁国家に、食料まで人質に捕られる可能性を平気で作り出す、「間抜け国家」に堕落した日本は世界で生き恥をさらすのが現状で、哀しいですね。 日本人から国家の観念が欠落してしまったのでしょうか?
1970年代、時の米国大統領、ニクソンが「大豆及びその産品の対外禁輸措置」を発しましたが、米国のような友好国でさえ、自国の食料、飼料事情が緊急事態になれば、他国よりも当然自国を優先する事になります。
既に近将来、世界的な食料不足が予測される中、敵愾心に満ちた中国に食料安保を担保するのが如何に無謀で、馬鹿げた事か洞察できない日本人は、嘲笑の対象にはなりえても、哀れみの対象にはなりえないのですが。 それにさえ、気付いていない。
parkmonntさん
いい事言いますね。
食の安全を確保するには、食料安保が保障されていなければ土台のない家をたてるようなもの。これすら、日本人は判っていない。
中国は、食料に関しては今後益々強気に日本と交渉してくる。中国も自国の食料消費が伸びてきており世界から輸入する時代に突入している。今後、日本は中国始め新興国と食糧の争奪が始まる。そのとき、食の安全云々を言っても始まらない。こんなことも、理解していない。
日本は、何時からこんな体たらくの国に堕落したのでしょう?80年台ガット交渉で米国に恫喝され、今度は中国ですか。今や、IQ商品も、利権議員と農水省天下りがしがみついている水産品の一部しか残っていない。それも、庶民にはほんの少しのおこぼれ的恩恵しかない。我々の子供の世代に食料を残せるのだろうか。。
To parkmount さん
To shimajyo さん
安全を犠牲にして安価な食品を追求した結果が、外国産食品の大量流入、自給率の低下、地方経済の停滞だったのではないでしょうか。
今後、国民の大半は「安全のコスト」を容認せざるを得ないでしょう。ロシアンルーレットをやるか、経済的負担を容認するかの選択であれば、答えは明らかです。
毒ギョーザ事件が国産食品の競争力復活、自給率の向上、地方経済の回復につながるのではないかと期待しています。
それを実現するためにも、どちらを選択するかを国民自ら決められるよう、原産地表示の徹底が不可欠です。加工食品のすべてに義務づけるのは当然であり、さらに外食産業の義務づけも実現しなければならないと考えます。
原産地表示の徹底に消極的な現政権は、国民の健康より、業界の利益や中国の利益を優先しているわけです。
戦争末期のソビエトよろしく支那がいつ何時『宣戦布告』を仕掛けてもおかしくないと考慮する国会議員は、今の日本では圧倒的な少数派なのでしょう。
kashiwa123さん
>安全を犠牲にして安価な食品を追求した結果が、外国産食品の大量流入。。
誰が、安全を犠牲にして安価な商品を追求したのでしょう?
商社ですか? メーカーですか?政府ですか? それとも、消費者ですか?
だれが好き好んで、「安全を犠牲に」「安価な商品」を追求するでしょうか?
80年代から、輸入を推進してきたのは政府ですよ。ジェトロ設立の目的はなんだったんでしょう。食品の輸入制限品目(IQ品目)が60年代には46品目あったのが今や3品目(品群というか)しかないのはなぜでしょう。
米の輸入を解禁したきっかけ(理由)は、何だったのでしょう。60年代末の古古米問題より食管政策を大転換し、転作奨励、多収穫米から栽培の困難な米(コシヒカリ等)の栽培奨励、棚田・田尾の放棄等を推進してやっと1000万トンの大台を割ったとたん、米国の圧力に負けて輸入解禁。昨年の米輸入の大部分がアメリカ産であることをご存知ですか?
いろいろ?をつけてごめんなさい。
To shimajyo さん
おっしゃりたいことが理解できません。
自給率が低下した原因をどのように分析されているのか、どのような対策が考えられるのか、どうすれば食品の安全を確保できるのか、ご高説をご披露いただければ幸です。
中国食品に商社および国民がのめり込んでいった動機は安価さにあったのではないでしょうか。国産農産物が価格競争に敗退したということでもあったと思います。そして、安価さは、実は安全を犠牲にしたものであったことを思い知らされたのが今回の毒ギョーザ事件だったのではないでしょうか。
kashiwa123さん
80年代後半まで自給率60%代を維持していたのが、この10数年で40%まで低下した理由を我々は真剣に分析する必要があると思います。
正直いって、私も「福島さんのブログ」に出会うまで考えもしなかった。前述した米問題も、皆さんに言いたかったのは「国民の税金をつぎ込んで」、「40年かけて」生産量を減らしてきたのに、米国の圧力に負けて年間40万トン?ですか輸入せざるを得ないこの国の現状をまず認識する必要がある。ということです。今や世界は「核」に変わって「食料」が戦略的武器になっていることも認識した上で、この国の将来を考える必要があるということです。
先ほど、書き忘れましたが米に関しては過去に「休耕田」も「農家に補助金木」を出して奨励しましたっけ。一度休耕すると「元に戻すのに何年も掛かる」と聞いた事があります。
この中国側の広報を見ていると ただただ腹が立ちます。
こんな国からの輸入を止めたい。
少なくとも 私は買いたくない。
To shimajyoさん
すみません、割り込んでしまって。
>先ほど、書き忘れましたが米に関しては過去に「休耕田」も「農家に補助金木」を出して奨励しましたっけ。一度休耕すると「元に戻すのに何年も掛かる」と聞いた事があります。
私の家の近所は田んぼだらけの とてものどかな場所です。
うちは農家ではないのですが その農家の方たちから実際に見聞きしたこと。
一度休耕すると元に戻すのに何年もかかるというのは本当です。
その結果 休耕した田んぼは結果的には水田には戻らず
農家の高齢化、後継者不足などから 住宅地に変わっていっています。
10年ほど前は びわ湖湖岸の国道161号線沿いは 周辺一面が水田でしたが
今では半分ほどに減っており ほとんどが住宅に転売されています。
ちなみに農家の収入は信じられないほど少ないのをご存知ですか?
年収100~200万ほどだそうです。
ですので親世代は農家、息子世代は休日農家というように
家族で兼業しないと やっていけないそうです。
To aqua2020さん
メタミドホスが中国産だとしても、中国から取り寄せて日本人が使った、とか言い出すかもしれませんね、今度は。、
To typhoon01さん
日中議員会議、というやつですよ。そんな、気のきいたことをするタイプの人たちではありませんでした。
To iori3さん
いえいえ、こちらこそ読んでいただいてありがとうございます。中国当局の公式文書や会見は、微妙な言い回しのなかに本音がにじみますよね。
To cm48fdaさん
そうそう、雪害の方が深刻かも。しかし、きょうとある人から聞いた話では、地方の雪害被害の水増し報告もあるらしいですよ。
To emptyさん
>実際花屋の従業員が健康被害で労災申請したなんて話聞かないから大げさな話として聞き流してたんですが、まだまだ問題は多そうな気がしますね。
花束に、わあ、きれい、とかいって顔を埋めたりしちゃだめなんですね。
To tenyoufoodさん
無人の工場をみせられて、きれいでした、というのは、確かに。
To riceshowerさん
>香織丹、
>“オリンピックを成功裏に”は、日本の関連企業(もちろん電通、フジサンケイも含みます)、現政権にとっても中国側とその利害を堅牢に共有するイシューであることを知った上で、覚悟を持って報道しておられますか?
もちろん、知っていますよ。オリンピックを成功させよう!
To くぼたさん
この問題、事件に対する日本の姿勢、みえてこないですねぇ。たしかに。
To iori3さん
おお、これが、中国さまの強烈な要求に屈して、生協が献上したギョーザですか。
To cacaonutsさん
>上述した「内部闘争の駆け引き」の部分があるのでしょうか?
このセンは、まだ検討してませんが。あるのかな~。
To Emmanuel Chanelさん
ありがとうございます。
To 一閑さん
>後で「中共のプロパガンダは化け物か?っ」なんて叫んぢゃだめよ♪
発行部数の多少が世論への影響力の決定的差でないことを教えてやる!
To aqua2020さん
地道な捜査が、事件を解明してゆくと信じてます。
To youtaponさん
>>> 見せてもらおうか、中国共産党のいう食品安全の真実の状況とやらを。
>
>>後で「中共のプロパガンダは化け物か?っ」なんて叫んぢゃだめよ♪
>
>「HACCAPなんて飾りです。エライひとにはそれが分からんのですよ」
>
はっきりいう、気にいらんな、とまた中国さまからおしかりをうけそうです。
To kashiwa123さん
消費者の行動が、結局最後の決め手になると思います。
To pakaさん
ヘパリンナトリウム、中国語で、肝素納といいます
To torisugariさん
>ま、トップの首がすげ変わったところで
>
>「たかがメインカメラがやられただけだ」
しかも、帰れる場所があります。SARSのときに首をすげ替えられた衛生相・張文康氏は、今は宋慶齢基金会副主席。
To parkmountさん
民主主義で市場経済の世の中は、やはり消費者の行動が一番大きな影響力を発揮すると思います。
To Sofiaさん
米国の豊かさをみるなら、農家へいけ。中国の貧しさを見るなら農家いけ。有る人から、そうききました。米国の農家はどうして豊かなんでしょう?
to 福島さん
23日付け記事(五輪で食品持ち込み禁止)を読んで二つの事を思いました。
1-やはり北京でオリンピックをやるべきではない
2-福島記者が自己規制をやりすぎてミイラとりがミイラになってしまうなる危険度が高い
唐報道官が言った『過去の五輪で選手団の食品持参を許した例はない』は大嘘だ。
正しくは『過去の五輪で選手団の食品持参を禁止した例はない』
福島さん。またまたブラジルからお邪魔します。
昨日のこちらのニュースでは、「北京オリンピックに向けて、北京市内の各会場も準備が整ってきている」とか、コンパニオンの教育も行われているとかそんなニュースばかりでしたが…。
一方で、毒ギョーザ(は日本の問題だからしょうがないとしても)はじめ、中国の『食の安全面での問題』についての言及が少ないのが気になります。
選手団に自国の食材で食事を作って食べろと(もはやそう言ってるに等しい)迫る中国側にブラジル側がどう応ずるのか?日本人ながら気になるところです。