チベット特集:パンチェンラマ11世死去説の怪

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■4月25日はチベット仏教の指導者のひとりであるパンチェンラマ11世の20歳の誕生日だそうである。ちなみに、パンチェン・ラマ11世は2人いる。一人はダライ・ラマ14世が、パンチェン・ラマ10世の転生とみとめたゲンドゥン・チューキ・ニマ 。もう一人は中国共産党が指名したギェンツェン・ノルブ(現在満19歳)。中国報道でパンチェン・ラマ11世として登場するのはこちらのノルブの方で、現在はもっぱら北京におわして、和諧社会だの三つの代表論だの中国共産党思想を学んでいらっしゃる。25日に誕生日を迎えるのは、ニマ青年の方である。

 

 

■ニマは1995年5月14日、6歳のとき、インドに亡命していたダライ・ラマ14世から転生者として正式に認定されたが、その3日後に両親もろとも失踪。で、同年11月29日に中国当局はこっちが本物のパンチェン・ラマ転生者だと主張してノルブを発表した。翌年5月には、」中国当局はニマ少年を「(チベット独立派の拉致から)保護する目的」で連行したことをみとめたが、当時、「世界最年少の政治犯」などと騒がれたものである。当局はときおり思い出したように、非公式に、彼は四川省の某チベット族自治州で家族ともに暮らし、ちゃんと学校にもいっている、と私たちに公表する(喫緊では2007年に確認)のだが、その消息の真相は不明。で、以来、「2人のパンチェン・ラマ問題」がチベット問題のひとつとして存在しつづける。

 

 

■私が2007年7月に、中国外交部の招待で、チベット自治区の第2の都市シガツェのパンチェン・ラマが主座を勤めるタシルンポ寺を訪れたとき、同寺の寺院管理委員会主任の僧侶は私たち海外メディアに対する記者会見の席で、ダライ・ラマ14世が選んだパンチェン・ラマ11世は間違いだった。ダライ・ラマでも間違うことはあるんだ。と主張していた。でノルブ少年は、中国共産党が選んだのではなく、ちゃんと伝統的手法にのっとって金瓶掣簽(くじ)によって選ばれた、だから正しいと主張した。

 

 

■しかし、他国の記者とも協力して、ゲリラ的にシガツェ郊外の何軒かの農家にとびこんで、中国にパンチェン・ラマが2人いるのを知っているか?どっちが本物だと思う?ときけば、10人が10人ともニマ!と答えるのだ。それこそ明快に。でわらわら集まって、ノルブの悪口を言い始める。報道規制されていても、みんなニマのことを知っているのに驚き。一般のチベット族の間ではやはりニマ少年(いやもう20歳だから青年なのだが)の方が圧倒的に人気がある。

 

 

■さて、このニマ青年、いよいよ20歳、つまり私たちの感覚(中国人の感覚でもあるが)で、成人年齢に達する。その、誕生日直前の4月20日、イタリア有力紙・コリエレが、「パンチェン・ラマ11世(ニマ)はすでに死亡していると、日本ジャーナリストが発言した」と報道した。

http://www.corriere.it/esteri/09_aprile_20/panchen_lama_vero_del_corona_4dbaa8e2-2d82-11de-b92c-00144f02aabc.shtml

 

 

■う、イタリア語がわからない。と思っていたら、とあるブログで翻訳されていた。著作権違反になるかなと心配してちょっと変形して、引用させていただく。

http://d.hatena.ne.jp/Miky-Harishuma/

 

 

北京発:「ダライ・ラマ14世の特使によって選出されたパンチェン・ラマ(ニマ)はすでに死去している。ゆえに、中国が選んだパンチェン・ラマ(ノルブ)が、現在唯一のパンチェン・ラマである」

 

これは北京の清華大学で行われた、チベット問題のための「ジャーナリズムとコミュニケーション会議」にて、島津洋一氏によって発言されたものだ。

 

この会議は、中国や西側の研究者をはじめ、数人の外国人特派員を招いて行われ、重要なテーマを忌憚なく発言し合うというものであった。1964年に胡錦濤氏がエンジニアとして卒業した同大学での会議は、非常に重要な会議であると位置づけられている。

 

それはさておき、ドキュメンタリー・プロデューサーであり、またジャパンタイムズの元編集長として中国メディアでもしばし登場する島津氏は、自身が知り得た真実として、この会議上ではっきりと述べたのだが、1995年にダライ・ラマ14世に認知されたゲンドゥン・チューキ・ニマは、中国政府の保護監察下におかれ、隔離され、外部との接触を完全に遮断され、「世界最年少の政治犯」として、その人権蹂躙を多くのNGOより告発されている。

 

島津氏の会議での発言によると、現在、20歳になっているはずのニマは、ずいぶん前に、ガン、或は白血病で亡くなっているという。この事実は、チベット亡命政府側からも、また中国側からも面子を保つために今まで伏せられていた。中国側としては監視下にある子供を死なせてしまったということを外部にもらすまいとして、亡命政府側は、彼らの宗教的リーダーの系譜が崩れ、彼らの選んだパンチェン・ラマを失うのを恐れて、というのが双方の、この事実を外部に漏らさない理由だ、という。

 

 

この事実は、現在のところ、中国側にも、チベット亡命政府側にも真偽の確かめようがない。この少年はいままで公衆の面前に現れたことはない。彼はすでに死去している、という噂はすでにあちらこちらで囁かれていた。しかし、島津氏は、「わたしの情報源は非常に確かなものだ」と自信を持って語る。ヨーロッパの国ではないが、ある西側の国の外交団が、北京の要請により、少年を治療するために一定期間、医師を送っていたという。これはすべて事実だ、と。

 

この西側の国というのは、キューバか、ベネズエラと思われる。しかし重要なのは、宗教と政治、その両者の関連と成り行きである。別のパンチェンラマ11世(ノルブ)が、95年に北京により任命されているが、現在19歳のノルブは、つまり敵対する相手がもうすでにいない、というわけである。

 

 

北京は「西側にちやほやされている」、死ぬほど大嫌いなダライ・ラマ14世に反撃する用意はすでにできている。ダライ・ラマ14世と北京の闘い(公式発表)はいったいどこで行われるか、そしてそれはいったいどんな闘いなのか。

 

マルコ・デル・コロナ

2009年4月20日

 

 

 

 

■えっ~~!!と腰を抜かす大ニュースである。だが、その記事は意外に短く、あっさりとしている。しかも、日本のメディアも後追いしていない。どうして?どうして?

 

 

■このニュースの存在を最初に教えてくれたのは、海外のチベットサポーターの日本人である。この記事中で発言している日本人ジャーナリストを知っているか?連絡を取りたい、というものだった。で、私も気になったので、この記事を書いたマルコ記者とも連絡をとって、いろいろ調べてみた。

 

 

■この会議はラスト・サンデー、つまり19日に清華大学国際メディア研究センターの主催で行われ、コリエレ紙のマルコ記者と島津氏のほか、韓国紙の特派員、米国の研究者ら複数の外国人が参加したクローズドの会議だった。

 

 

■島津氏は、複数の外交筋から得た情報として、ニマ青年がすでに死亡したという情報を語ったそうだが、参加者からの反論はなかったとか。マルコ氏は、中国当局とチベット亡命政府にコメントを求めたが、返答はまだない。島津氏にその主張の根拠をもとめても、証拠となるものは教えてもらえなかったという。というわけで、マルコ氏も半信半疑ながら、短く原稿を書いて送ったというわけだ。イタリアは政教一致のバチカン市国を首都に内包しているだけに、宗教と政治の問題については、無視もできなかったんだろう。

 

 

■しかし、韓国の特派員も参加しているのに、韓国報道がでたという話はきかないし、英語ニュースを検索しても当たらない。日本のメディアも転電していないようだ。ちなみに島津氏は現在はタイ東北部に出張中で、一応メールで質問状は送っておいたが、まだ直接連絡がとれない状況。

 

 

■さて、この記事で紹介された島津氏のもつ情報はどこまで確実性があるのか。ニュースソースの秘匿の義務があるから、情報源はどこだとか確かめようがないが、島津氏を直接知るある欧米ジャーナリストに聞くと、「親中国派の日本人研究者で当局にとっては利用しやすそうだ」との印象をもったという。(島津先生、もしお怒りになられたら、ぜひ反論をください)。島津氏はかつて、清華大学国際メディア研究センターで客員講師(訪問学者)もしていたという。

 

 

■ちなみに、中国は近年、胡錦濤国家主席の肝いりで、外国メディアを利用して行うパブリックディプロマシーを研究しようとしている。その拠点が清華大学国際メディア研究センターで、ここは日本のメディアでいえば日経新聞と共同研究所(清華日経メディア研究所)なんかももっているのだ。

 

 

 

 

 

■パブリックディプロマシーって何?と仰る方に一言で説明すると、対外国プロパガンダの洗練された手法とでもいっておこう。中国語では公共外交となんていうけれど、ようするに、国内外メディア(映画や書籍も含む)に自国のいいところや魅力を意に沿うように報じ宣伝してもらって、外国の世論を自国の有利なように形成するというもの。

 

 

■もともとは米国で、共産主義国のプロパンガンダに対抗する方法として研究されていた。日本が戦後、米国製ホームドラマをみて豊かで自由な米国に親近感をもったのは、一種のパブリックディプロマシー。中国は近年、外国メディアのチャイナバッシング記事に本当に悩んでいて、どうしたら外国メディアに中国のことをよく報道してもらえるかというのを戦略として研究しているのだ。外国人特派員を呼んで意見を聞いたりもしている。ちなみに、中国のパブリックディプロマシーで結構成果を上げているのは南京事件などに対する欧米における世論形成だ。

 

 

■以前、清華大学のパブリックディプロマシーを専門すると某教授に取材したとき、私が「日本はパブリックディプロマシーが遅れている、中国を見習わねば」というと、「日本はパブリックディプロマシーの道具立ては非常に多くそろっている。アニメ、漫画というニューメディアを使ったパブリックディプロマシーは世界一だ」とお褒めの言葉を戴いた一方で、「でも、唯一戦争に関するパブリックディプロマシーはヘタだね~」と笑われた。

 

 

■ちなみに日本の外務省の人に、日本もパブリックディプロマシーに力をいれたら?といったら、予算配分が中国と日本はぜんぜん違うんですよ、と嘆いていた。うーん、予算の問題かな?

 

 

■話がそれたが、このパブリックディプロマシー研究の拠点で行われたチベット問題に関する会議は、これ以外にも何回かあって、海外メディアに中国に有利にチベット報道をしてもらうための方策をさぐるのが狙いであろう。で、そういう会議の席でダライ・ラマ14世亡命50周年の今年のパンチェン・ラマ11世の20歳の誕生日の直前、日本人ドキュメンタリスト(兼ジャーナリスト)よって突如がもたらされたニュースの真相はいかに?

 

■証拠もなしに、そのまま鵜呑みにするのも怖いが、ガセネタと判断する根拠もないのだ。これは中国側のかけひきなのか?ダライ・ラマ14世自身が高齢で、その健康も危ぶまれているなか、チベット問題は岐路にたっている。そのタイミングで、このニュースは報道のされ方によっては、問題をこじれさせる恐れもあるのだ。イタリア紙の後追いだって慎重になる。

 

 

■というわけで、この情報の真偽はひとまず置いておく。ただ、ことの真相より留意すべきことがある。それを、清華大学国際メディア研究センターで開催された別のチベット問題に関するジャーナリズム会議(3月)に参加したカタール衛星放送アルジャジーラのイゼット記者が非常に端的に表現している。イゼット記者は私が北京駐在記者時代、たびたび現場で一緒になったりして、よく知っている。彼は西側報道批判の代弁者として中国メディアにしばしば登場するのだが、ときどきはっとするような正論をいうのだ。

 

 

 

イゼット・シャルーラ(アルジャジーラ):

  西側メディアのダライ・ラマに対する報道は公正、客観、中立的なものではありません。これは事実として否定できないと思います。しかし、その責任は百パーセント彼らにあるわけではありません。それはなぜか?

 

  初めに、中国のスポークスマンには、ひとつの特徴があります。それは、発言しないということです。敏感な問題にこそ、われわれはスポークスマンの発言を聞きたいのです。しかし、発言しないがために、私に公正で中立的・客観的な報道をするチャンスを与えてくれないのです。

 

 

  次に、中国のメディアが私を取材するたび、ほとんどが「あなたは西側の中国報道をどう見ていますか?」という一つの質問しかしません。メンツの問題を重要視しすぎているのです。西側の人たちには、彼らの好きなように報道させておけばよいではないですか。

 

  さらに、西側のメディアとある国は、ダライ・ラマをチベット人の唯一で合法的な代表として、彼をグローバル化することに成功しました。しかし、チベット自治区政府は、チベット人の代表を選出して、その代表を通じてすべての問題を公開的、開放的に中国政府に訴えることをしていません。それと同時に、中国政府側も、人々に尊敬されているチベット人の代表を選んで共同で問題を解決しようとはしていません。

 

 こうして、ダライ・ラマは唯一の合法的な人として、チベットを世界に広めました。私が心配しているのは、全世界の宗教がみな極端に走っていることです。現在ダライ・ラマはすでに年をとっており、これからの時間は長くないでしょう。しかし、「チベット青年会議」という組織があり、それらは極端に走っています。もし、適当な解決策を見つけなければ、将来のチベットも現在のガザのようになってしまうでしょう。http://www.chinapictorial.com.cn/jp/se/txt/2009-03/06/content_183035.htm

 

 

 

 

 

■チベット問題はダライ・ラマ14世存命中に解決せねば、泥沼の悲劇生む可能性がある。そういう意味で私は今、チベット問題について精力的に報道すべき時期にあると思っている。そうしないと、あとで、悲劇を食い止める努力を怠ったと、記者として後悔しそうな気がして。自民党の選挙公約に世襲制限が含まれるべきかどうかの取材より、熱心にしてしまうあたり、政治部記者としては失格と思うが。

 

 

 

「チベット特集:パンチェンラマ11世死去説の怪」への25件のフィードバック

  1. こんばんは。
    何故か選挙を受けない役人の世襲問題(偶然何代にも渡って…と言っても実際は世襲でしょう)はスルーして、保守政治家だけを標的にするアレですか・・・。
    私は、民主主義のルールに則った選挙できちんと選ばれている保守政治家を根絶やしにしたいだけの今の政治家世襲批判ほど的外れなものは無いと思います。
    我々の代表の集まりである国会決議(国旗及び国歌に関する法律)で制定されている国旗国歌を否定するバカな感覚と同じですよね。
    結局あれを騒いでいる連中は、民主主義を否定したいだけでしょう?
    なので福島さんの感覚(と言うか記者としての嗅覚)は対象とする範囲がちょっと広いだけで、至極まともだと思うのです。
    チベット問題も、結局北京の独裁政権の粘り勝ちに終わらせたら何のための報道の自由ですか!ですです。
    (NHKがあれだけ酷い媚中プロパガンダ番組をブチあげた後だけに…)
    と言いますか、なんで「ソースコード強制開示」の件がサンケイに記事無いですか・・・後追いでも超巨大な貿易「戦争」の発端に成りかねない大事件ですので是非とも記事化お願い致します!

  2. 福島記者
    > さて、この記事で紹介された島津氏のもつ情報はどこまで確実性が…
    事実であれば大スクープ!少なくとも西欧の人権運動家は大騒ぎするネタだけにねぇ…しかし島津氏が仮に「協力者」としてもこの時期にこのネタを公表する意図がもう一つよく解らないですね。 続報お待ちして居ります。
    > そうしないと、あとで記者として後悔しそうな気がして…
    多分めっちゃ後悔するでしょうね…しかし世襲制限なんていうくだらないテーマで政局記事をブチ上げるような伝統的政治部記者の方が失格記者に思えるのは身贔屓かなっ♪

  3. はじめまして。福島さん。だいぶん前から福島さんのブログ、読んでましたよ。更新されるのを楽しみに。今日、久しぶりに覗てみたら、自分のブログ載ってて、びっくり。でも翻訳、役にたって良かったです。そうか。パブリックディプロマシーってやつだったんですね。やっぱりね。わたしのブログに引用してもいいですか?
    福島さん、公正な目で『現実』をどんどん報道してください。わたしも法王がご存命中に解決しなければならないと切に望んでいます。イタリア情報が必要なときは、いつでも。福島さんの記事の内容も、こちらの子たちにちょくちょく話しています。「兄弟」(すごかった、この本)も前半だけこちらで訳されていて、こちらのチベットの子たちも何人か読んでました。

  4. To harishumaさん
    ひとこと、コメント欄でお断りすればよかった。引用させていただいてありがとうございます。さかのぼっていろいろ読ませていたただきましたが、興味ぶかい話題がいっぱいでした。ありがとうございます。わたくしのブログの中身はご自由にお使いください。

  5. To 一閑さん
    >事実であれば大スクープ!少なくとも西欧の人権運動家は大騒ぎするネタだけにねぇ…しかし島津氏が仮に「協力者」としてもこの時期にこのネタを公表する意図がもう一つよく解らないですね。 続報お待ちして居ります。
     島津氏が「協力者」といってしまうと語弊が…。でも当局側が特ダネをリークするときには、なんらかの意図があるというのは、どこの国でも共通していますからね。中国側が選んだパンチェン・ラマは来年成人し、昨今、中国メディアへの露出も増えているのに、チベット地域では依然、ニマ人気が強いですから、このあたりでチベット族の希望を断ちたいということは考えられるかもしれないけれど、わかりません。

  6. To WildLife@Democracyさん
    日本は有権者が投票で代議士を選ぶわけですから、世襲議員候補が気に食わないのであれば、対抗馬に投票すればいいだけのことだと私は単純に考えるのですが。うーん、選挙公約としてどれほど、有権者に魅力的なもんなんでしょう?それに、有権者は本当に世襲議員をそんなに嫌っているんでしょうかね?そりゃ、親の七光だけのバカボン議員はご免ですが、タレントまがいのポッと出議員(小泉チルドレンとはいわない)よりマシな二世議員もいるとは思うんですけど。いずれにしろ、有権者が自分で考えて選んだ結果が尊重されるべきではないかと思うんですけど。

  7. う~ん、
    >世界最年少の政治犯
    そういや、中国に軟禁されているという事実を初めて知りました。
    生殺与奪の権利を持たれていたら、彼にはどうにもなりませんね。
    ところで、死亡していたとしたら、新たな継承者は生まれないのでしょうか?
    長く続いてきた宗教だから、その辺の制度もありそうですが・・・。

  8. ニモではなくて果たしてニマは死んだのか。こんなに面白いテーマなのに、長いって文句言ってる奴には「ボブスレーのコースで昼寝してえ~」と言ってやればいいのです。
    「無理によまなくていいよ。もうこなくていいし」なんて言われたら、マゾな奴には快感だから、きっとまた来ること間違いなし。
    まあ、世界の今の現状を見ると、第二次世界大戦でアメリカが勝ったのは間違いだったことがわかりますね。日本とドイツが勝ってたら、中露北朝鮮の共産勢力の現代のこの横暴はなかったでしょう。
    アメリカは日独伊の全体主義をつぶしたつもりが、共産主義というもっと怖い全体主義を世界中に蔓延させてしまったんですよ。

  9. パンチェン・ラマ11世の死亡説については
    中国の政治的な思惑があるような気もしますが、まずは事実確認が大切ですね。
    真実を知りたいです。

  10. 中国は問題ありすぎだと思います。
    チベット以外にも法輪功の弾圧、毒餃子事件、ITソースコード強制開示問題、清水建設の代金踏み倒し事件(工事代金を払ってもらえないので裁判を起したら、何故か清水建設に賠償命令が出た事件)、尖閣諸島の領有問題etcetc
    日本の新聞は、毒餃子事件以外は全く報道してないようですが、それは何故なのでしょうか?

  11. こんにちわ。
    単なる通りすがりで
    参考までですが、
    おそらく同一人物だと思われる
    Yoichi Shimatsu 氏 (漢字での表記がどうだったか忘れましたが)は
    The Japan Times Weekly で
    編集者の仕事をしていましたが、
    翻訳文にあるようにThe Japan Times本紙の
    「元編集長」ではありません。
    The Japan Times Weekly で
    編集長(The Editor?)だったかどうかは
    よく覚えてませんが。
    見ればわかりますが、
    Weekly は基本的に
    本紙とは中身も編集も違います。
    とりあえず肩書きについてだけ、
    ご参考まで。

  12.  初めまして、いつも貴重なお話をありがとうございます。
    コメントは書き込みたかったのですが、IZAの会員登録が面倒で
    失礼していました。
     私がこの福島記者のブログを読む切っ掛けはやはり、チベット
    問題からでした。学生時代から民族自決の問題に関心がありました
    から。一般の報道では知りえない情報は本当に貴重で有難いです。
    どうかこれからも是非頑張ってください。
     パンチェン・ラマ11世の死亡説は衝撃でした。彼を一人の人間と
    して考えると拘束された上にこの結末では余りにも惨いです。
    ナポレオンの息子の人生とも重なります。生まれながらに本人の
    意思と関係のないところで政治に翻弄されることの不幸が再び
    繰り返されたのかもと思うととてもつらい気持ちになりました。
    出来ればこれはデマであればと願います。

  13. いつも熱心な報道をありがとうございます。
    上記ブログに記載されているイゼット・シャルーラ氏の発言中の
    「チベット青年団」は一般に日本語ではチベット青年会議と
    訳されている Tibetan Youth Congress (http://www.tibetanyouthcongress.org/) のことではないでしょうか。
    中国画報の誤訳と思いますが、機会があればイゼット・シャルーラ氏に確認してみてください。
    或いは「西蔵自治区共産主義青年団委員会」のことかなぁ? (^^;

  14. To iza-sankoさん
    一応、ジャパタイの記者さんに聞いたときは、十年以上前の編集局長だったひとらしい、みたいな答えだったんですが、そうなんですか。

  15. 島津氏の肩書は、中国報道では日本最大の英字紙「日本時報」主編で香港大学メディア研究センターの創始者のひとりで、国際著名ジャーナリストというふうに新華社ネットが報じていますので、いちおう元ジャパンタイムズ編集長のままにしておきます。

  16. こんにちわ。
    事実関係は
    記者ではなく、ジャパンタイムズの本社に
    電話で問い合わせたらどうでしょうか。
    10年以上前の話の他部署の人の肩書きはきちんと
    本社に確認しないとわからないと思いますよ。
    過去15年で本紙編集局長数人しかいないので
    彼がそうでなかったことだけは確実ですが。
    肝心の情報源の発言者の肩書きは
    読んだ人が信頼性を
    判断する材料のひとつになると思いますので。
    そもそも
    伝聞(島津氏の発言)の伝聞(読めないイタリア語による報道)
    の伝聞(ブログからの翻訳)なので
    となっているので、
    新聞記事だとちょっと怖くて
    転電できないレベルの話だと思います。
    書く側としては
    ブログだから気楽に
    書いてらっしゃっていて
    それはそれでいいのかとも思いますが、
    福島さんのブログは読まれている人が
    多いと思いますので。
    余計なことだったかもしれませんが、
    ご参考まで。

  17. To iza-sankoさん
     電話が通じないので、メールで問い合わせ中です。確認次第、ご報告します。中国報道や会議の議事録などをみると、日本時報主編という肩書きを非常によくつかっていらっしゃるので、本人がそう名乗っている可能性がたかいですが。編集局長という肩書きと編集長という肩書きは違いますので、(たとえば産経新聞では編集局長は1人しかいませんが、編集長は複数いますし)そこらへんのニュアンスの違いがあるかもしれません。あるいは日本時報(ジャパン・タイムズ)という会社の記者で編集長もやったことがある、という意味でその肩書きを使われているのかもしれません。
     また、ブログの翻訳については、私も関わりをもった映画配給会社、アップリンクが、アムネスティのイタリア語文献の翻訳を依頼された方なので、その実力には定評がある方とのことです。コリエレ紙のマルコ氏からも同じ内容を確認していますし訳文自体は問題ないとおもいます。いずれにしても、書いたマルコ氏自身も半信半疑の話しだといっているわけですから、新聞が転電する種類の話しではありません。まさしく、ブログならではの「怪しげな」話題。ただ、この時期に、こういう報道があって、その裏は何なのか、というのをちょっと考えてみたい、ということです。ウラはとれないけれど、その話のウラを考える、そういうことを書けるのがブログの醍醐味だとわかって、読んでいただけると幸いにぞんじます。

  18. 不思議だなあ,なぜ,以下のブログが紹介されていないのだろう。。。
    <わたしとRomaとTibet Issue>
    「Yoichi Shimatsuはこの人だ!」
    http://d.hatena.ne.jp/Miky-Harishuma/20090421/1240350381
    このブログ記事のリンク先には,大元の座談会の様子が報じられています。
    島津洋一なる日本人名を名乗る人物の顔もばっちり映っています。
    私の目から見る限り,
    日本国籍は持っているのかもしれませんが,
    日本人ではありません。
    jiro.siwaku

  19. 福島さん、ありがとうございます。コリエレ紙ではただ単にディレクターとなっていました。今日、ローマに亡命政府の副議長がいらしてて、ジャーナリストが、島津氏の意見をどう思うか、と尋ねていましたが、「われわれはパンチェン・ラマ11世(ニマ少年)の解放、その他のヘルプをヨーロッパにお願いにきている」「中国政府からは何も言ってこない。わたしたちは彼(ニマ少年)の情報を何も持たない」とおっしゃってました。明日、下院と上院の議員にチベットの状況を報告する会合がある予定だそうです。

  20. >著作権違反になるかなと心配してちょっと変形して、引用させていただく。
    本論を外れ、しかも細かい話で恐縮だが、著作権法を勉強しなおしておくことをお勧めする。正当な引用なら堂々とやればいいのだし、その際には変形するなんてことは必要ない。むしろ、原文を正確に写すことが求められるぐらいだ。引用と無断転載は別物だよ。無断転載を引用と称しているものが多いから誤解する人も多いのでしょうが……。

  21. すみません、インフルエンザエントリーまちがえて、書きかけでエントリーしてしまいました。保存するつもりが。あとでエントリーしなおしますのでおまちを。

  22. シナ人が世界中に拡散して、いわゆる「人口侵略」を敢行しているわけですが、彼ら彼女らは豚ウイルスよりはるかに悪質です。この福島記者のブログにもtenyoufoodとかCosplayといったタチの悪いシナ・ウイルスが住み着いてヒンシュクを買っています。どなたか駆除する方法をご存じありませんでしょうか。
    ところで話は変わりますが、シナはいずれ民主化して良い子になるハズだから、今現在のシナの悪行は見逃しましょうと主張していた自称知識人がいたように記憶していますが、彼らの予想は見事に裏切られたようです。
    シナの首脳が、最近、「シナは民主化するつもりなど毛頭ない」と宣言したのです。いよいよシナ人は獰猛な本性をあらわにし始めたようです。パンチェンラマ11世を暗殺したとしても、なんら驚くようなことではありません。
    以下は田中宇さんのメルマガ「国際ニュース解説」最新号からの引用です。
    ・・・・・
     もう1カ月以上前の話になるが、3月9日に開かれた中国の議会である全人代で、共産党のナンバー2にあたる全人代常務委員長の呉邦国が「複数政党制や三権分立、二院制議会、司法の独立といった欧米型の政治体制は、中国には適さない。中国がこの制度を複製して使うことはない」「中国には、欧米型の体制より、共産党の一党体制の方が適している」「共産党の一党支配がないと、中国のような大きな国は分裂してしまう」「独立した裁判所が法律の正しさを決める司法体制は採らない。法律は共産党が決める」という趣旨の演説を行った。
         (中略)
    従来、中国の政治に干渉してきた欧米(米英)勢力が、金融危機や中東の戦争によって自滅的に弱くなったので、もはや欧米に気兼ねする必要などない、中国のやりたいようにやらせてもらうという表明が、呉邦国発言であると思える。
    ・・・・・
     

  23. To stopchinaさん
    >シナ人が世界中に拡散して、いわゆる「人口侵略」を敢行しているわけですが、彼ら彼女らは豚ウイルスよりはるかに悪質です。この福島記者のブログにもtenyoufoodとかCosplayといったタチの悪いシナ・ウイルスが住み着いてヒンシュクを買っています。どなたか駆除する方法をご存じありませんでしょうか。
    私も是非知りたいものです。どなたかよろしくお願いします。
    露助より露骨に愚かなのが中共の支那人ですな。
    中国核実験で19万人急死、被害は129万人に 札幌医科大教授が推計
    http://sankei.jp.msn.com/world/china/090430/chn0904301904007-n1.htm
    観光資源に近いところで核実験とか狂った事をしでかしている。
    露助ですらそんなことは無かった。そも、その程度の計算もできない支那人がいるのが驚きだ、
    日本が唯一の被爆国だとかたわごとを言う前に被害が悲惨であればあるほど核武装の必要を感じるが。

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