被災地からもどってきて⑥震災後経済と復興、そして汚職

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■気になるダライ・ラマ特使と中国側の会談は、中国報道によると「ダライ・ラマは年末までにもう一回会合する可能性が与えられた」(チャイナ・デイリー4日付)と、いかにもなにがしかの進歩があったような報道だが、人権問題関連の組織からメールで戴いたリポート(PDFファイル)のタイトルは、今回の会談は失敗であった、という内容だった。ところがこのPDF、ひらけません。ひらけてもよめません。いろいろ、暗号ソフトが駆使されているのだろうが、パソコン音痴には手がおえない。今、チベット問題はへたに報道すると、どうなるかちょっと分からない感じである。これは完全に私の推測だが、ダライ・ラマ側には選択の余地のほとんどない条件が言い渡されたのではないか。というわけで、この問題は、もう少し情報がでてくるまで、見守ることにしよう。

■で、今回のエントリーのテーマは震災である。この震災は、のちのちの中国に対する影響が生半可でないと思うので、しっかりみてゆきたい。

■地震の経済的影響は半端じゃない!
国家存亡の危機?
腹をくくって改革に当たれるか、指導者の器が問われるとき

■四川大地震の直接経済損失は1兆元、四川省の2007年のGDPに匹敵する。日本円だと15兆5000万円か。四川省の黄小祥・副省長が明かにしたと、華僑向け通信社中国新聞が伝えた。中国のGDPが24兆6600億元(2007年)、これは中国経済にどんなインパクトがあるのか。ちなみに四川大地震によってうまれた失業者は37万2000人。農業が出来なくなった農民は150万人。直接経済損失だけでなく、不動産への不信感による不動産業界への打撃、観光産業への打撃、国有のセメント、鉄鋼など復興関係企業は「党のため、人民のため」というかけ声のもと、利益度外視の安値で建設資材を拠出されるかもしれない。そういうもろもろの間接的影響をかんがえると、これは非常にゆゆしき状況だ。被災地が復興するのが早いか、中国経済がクラッシュするのが早いか?五輪はまあ国際イベントだからやらざるを得ないとしても、神舟7号の打ち上げは延期したほうがいいんじゃない?よけいなお世話ですけど。

■さて、復興はどうするのか、というと、中央がとりあえず初年は700億元投じて、うち400億元を農民家庭の再建に当てる。四川は中国農業をささえる省であり、農民が家を失い農業ができなければ、都会になだれ込むことになり都市の失業率アップと治安悪化、そして食糧生産の低下と影響が大きい。ちなみにこの700億元のうち600億は中央安定調節基金から拠出、50億が自動車税、10億が宝くじ…、らしい。中央はこのため、中央国家機関に5%の経費圧縮を通達している。これで15・45億元浮き、一部公務員管理機関の経費節減によってさらに10億浮く、そうだが、本当にできるのかな?

■新華社によれば、国内19省・直轄市が、分担して、四川省の被災地18県および陝西省、甘粛省の復旧責任を負わせる、という復旧計画がすでに決定している。たとえば広東省は震源地の?川県に毎年、地方財政収入の1%以上を復旧費用として拠出しなければいけない。広東省の財政収入は2785億元(2007年)だから、27億元を?川県に投じるわけだ。まあ、地方政府の中には、株で売り逃げしてうはうはの所もあるようだし、人によってはグッドアイデア!と思うかもしれないが、そうだろうか?

■広東省、上海市、浙江省などお金持ち省・市はまだいいとして、河北省とか吉林省とか安徽省とか自分のところの県のめんどうもきちんとみれず、農民が年から年中暴動おこしているような省も平等に1%も財政拠出させられるのだが、これも大丈夫だろうか。中国の県レベルの財政は8割方が慢性的な赤字で、そのために農民からのわけのわからない搾取(乱収費とよばれる臨時税)があり、そういう不満がたまりにたまったところへ、ちょっとした事件(貴州省の少女暴行殺害疑惑など)が導火線となって、発火したり爆発したりする。

■さらにいえば、そうやって自分のところの農民の不満を抑えつつ、被災地に提供した金が、どのように使用されたか、分配されたか、きちんと納税者たる省民に説明責任が果たせるのだろうか。これは地方財政からの復興費用だけでなく、国内外からかき集められた巨額の義援金の分配についても、いえる。汚職、腐敗などが発覚した日には、本当に革命がおきても不思議はない気がする。つまり、この復興計画、一歩間違えば、中央、地方の深刻な財政危機プラス、庶民の不満爆発を引き起こしかねない。
で、カントリーリスク増大→外国資本の一斉撤退→中国経済崩壊といった、連鎖反応が起こったら、どうしますか?

■とくに、問題は汚職・腐敗である。
四川大地震には国内外あわせて554.98億元(200.81億分分配ずみ)の義援金・カンパ物資がよせられているが、すでに支援物資の不公平分配、横流しなど違法行為がけっこう発覚している。

■6月23日に北京で行われた国家反腐敗局の馬ウェン局長の記者会見によると、四川大地震の救援のためによせられた物資、義援金の使用・管理に関する市民からの通報は、6月20日までに10804件。このうちの多くは、物資がたりない、というような困窮を訴える声だが、うち1178件については物資、義援金にからむ違法使用のタレコミだった。うち1007件について当局が捜査したところ、初期の不正は、ほとんどがテント、食品の不公平な分配(身内やコネのある人間に優先的に分配するなど)だったという。キックバックなどもあったとしたら、立派な横領罪である。また幹部らの行動の遅延もあった。43人の幹部が党規政績処分(通信簿にわるい評価をかきこまれる)にあい、12人が更迭の重い処分にあっている。

■一方、会計検査署によれば、すでに被災地19800の地方政府機関の監査を行い、同時に市民からの通報も受付ている。通報の10%くらいは、捜査のてがかりになるものがふくまれていた、という。その結果、公開した報告が以下のとおり。

■①5月15日、河南省安陽県工商業連合会、安陽県赤十字会が河南利源焦化公司など3企業から義捐金60万元を受け取ったが、その後、責任者は連合会指導部の「集団研究」(審査)を経ずに、かってに27万1100元で服やハム、ミネラル、ウォーターなどの支援物資を、コネのある店で買い、ニセのレシートを発行してもらっていた。これらの物資は、安陽県赤十字会から四川省広元市赤十字会に直接発送されたが、これらの物資の中には中古品などもふくまれていたという。

■②5月28日、中国工商銀行綿陽某支店が56人の職員が買ったナイキの運動靴56足(2・85万元)のレシートを、合羽、雨靴、傘など震災特別費として請求していた。これは、被災地で職員の安全と基本的生活、銀行の営業ネットワークを維持するための特別支出として拠出されたものだった。

 ■このほか、携帯電話で、口座を指定してニセ義捐金を募集したりする事件が公安当局に多く報告されている。これら口座はわかり次第凍結している。

■きっと、こんなのは序の口。あとあと、いろんな事例がぼろぼろでてくることだろう。そう思うのは私ではなく、中国人民の方々である。少し古いが、私が被災地にいた5月20日当時、チェーンメールでうけた震災汚職に関する告発文を簡単に紹介しよう。このチェーンメールが流れた直後の21日、徳陽市で震災後最初の軍の救援物資の横領に対する大型デモ(数千人規模)が発生。警察車両を破壊するなど警官隊との衝突騒ぎとなった。結局、その後の調査で軍関係者ら7人が逮捕された。

引用開始
■「きのう、私の高校(母校)のクラスの主任の四川省綿竹中学の英語教師・韓勇教師に電話をかけた。彼はとても正直なひとだ。先生は非常に深刻悲惨な話を私にした。綿竹の状況はメディアで報じられるより、よっぽど深刻で、街は、いたるところで死者が、2日間も野ざらしで、その臭いが充満していたという。しかし、その処理や救援活動は実質的には何も進んでおらず、綿竹市(農村もふくむ)の大多数は食糧など救援物資をうけとっていない。

■綿竹市政府はほとんど手をこまねいている状況だった。さらに完全に人民の生命を踏みにじることには、綿竹政府は、本当の死者数を上層部に報告しなかった。綿竹で暮らしたことのある人はみな知っている。綿竹当局者はみんなどす黒く、いまだに手抜き工事が存在しているということを。先生は綿竹の死者は報道でいうような2000余人どころではなく、1万人以上(不明者を含まず)という。

■また軍が必死に救援してくれているが、地元政府や公安関係者の姿はまったくみえず、(救援物資の)おいしい食べ物、着る物など先に自分のポケットにいれてしまう、という。

■先生は嗚咽しながらいう。漢旺にいくと、この世の地獄であった。国営大工場の光東方タイヤ工場(漢旺の3分の2の人口と家がこの企業に属する)が1万人近い死者を出した。多くのひとが瓦礫から掘り出されても、治療を受けられなかった。

■温家宝が綿竹を訪れたそのあと、救援はまた停滞し、さきに救援された当局者が優先的に治療をうけ移送された。綿竹に入る救援物資は非常に少ないうえ、残念なことに、さきにほとんどが当局者の親族の手にわたった。私が連絡のついた生徒の家族には当局者がひとりもおらず、救援物資を受け取った人もいなかった。

■いま、綿竹の人は大量に成都や徳陽に逃げだし、綿竹はまるで死の街だ。以上、私が人格をもって保証する真実である。もし疑いがあるなら、電話をしてほしい。連絡先は1598…。
 
■この情報を、私は涙ながらに皆に転送する。外の世界にこの真実を知らせてほしい。今の季節、疫病がはやる可能性もある。綿竹を重視するように。少なくとも、幸運にも生き残ったわれわれ人民が、生き残る環境を勝ち取らねば。

■汚職役人、悪徳役人よ命がけでこい!

1、温総理が 什?市に来たとき、君たちは温総理にどう報告した?

2,被災後数日、君たちは?華鎮(化学工場の倒壊で地域汚染が出た村)にいったかい?いわんや、紅白鎮(同じく化学工場倒壊現場)は?

3,救済物資をどのように被災者と部隊に分けた?

4,どうして被災地から出て行く人の写真撮影が必用なのだ? 

5,被災者が住む場所がないのに、どうして政府役人はみな、もっとも安全な体育館の救済テントに住んでいるのだ?

6,どうして最も被害の苛烈な?峰公司や、金河燐?鉱が政府に救援を求めているのに自力更生を要求できるのか?

7、什?市の被災状況および救援のおくれを隠蔽報告して、君たちは何を得するというのだ?

8、什?市で無辜の民が死んだのは、多少は君たちの隠蔽、ウソの報告のせいである。だから餓死や廃墟のなかで痛み苦しんで死んだのだ!

■この数年来、君たちが什?市の役人として、(市民を)ほしいままに搾取し、金の卵を産むめんどりとして徹底的に利用し、君らの政治成績の道具としてふみつけられてきたが、われわれはずっとたえてきた。しかし、いま、この老いたメンドリは瀕死だ。どうしてそんな風に冷血になれるのか?

■胡錦濤総書記に感謝する。総書記はついに来た、われらが什?市の深刻な被災地に!しかし、なんとか生き残ったものたちは、もはや生きる希望が永遠にもてない!
 
■何明俊(市委書記)、李成金(市長)、君らはみずから生きながらに拷問をうけるだろう。それは無辜の民の魂に対しやったことの当然の報いだろう?いったい、どこのほかの被災地で、二つの山が一つになるような大地震がおきたのか。その二つの山の間には発電所があり、それは60㍍の地下に埋まったのだ。君らはまだ温総理にいうかね、、
什?の被災は深刻ではありません、と???

■まさか、君らは自分で60㍍のトンネルをほって、救援にいくとでも?洛水中学校の校舎は倒壊し、一つのクラス56人全員が犠牲になった。これが深刻でないとでも???白、??、洛水の三鎮はいわずもがな、建築物は全部倒壊したわけではないのに、どうしてよりにもよって学校が倒壊するのか?いずれにしろ、学校の鉄筋をを証拠に、保護者らは落とし前をつけさせてもらいにいくさ!

■?峰公司は80㌧の液化アンモニアがもれ、宏達公司は硫黄工場が燃えたとき、工場幹部らはわれさきに逃げたね?誰が毒ガスで命をおとしたか?

■温首相ですら、自分で扇子を仰ぐのに、君らは、外に出るとき人に傘をもたせている。君らは温総理よりえらいのか?什?の記者に独立した取材を強烈に望む。宣伝部は同行するな!

■軍はいい、かれらは自分の食糧を被災者にわけ、自分たちは地面をほって、ジャガイモをくっていた。温総理が 什?にきたとき、被災者は泣いて、温総理に飢えをうったえた。それをそばできいていた当局者たちはどう思ったかね?交通が不便だった、などと言い訳するでない!総理の乗った車は龍居まできたじゃないか。それともわざと、被害が少ない龍居に温総理をつれてきたのかね?

■胡錦濤総書記がきのう、什?にきたが、被災者は道につめかけて、跪いて支援を頼んだ。これを君らはそばで聞いていてどう思った?

■君らが雍城中学の運動場に自分たちの親戚のためいにこっそり民政部の救援テントをたてたとき、人々はどのように君らをののしった?救援テントだぞ??そのとき八角の被災地の村にはひとつもテントがとどかなかったというのに!君らの仕事は、被災していない親戚にテントをあげることなのか?

■自分の金でやっているなら、たとえ御殿をたててもわれわれは何もいわないさ。しかし、救援テントは、誰の金で買ったものか?分からないなんていわせない、テントの上に書いてあるだろう?〝民政〝と!!

■私は自分の身分をここに残しておく。私の名は呉斌。1973年10月12日生まれ、什?市方亭鎮中心大街西段67号に住んでいる。これらをコピペしてチェーンメールにしてくれ。そして汚職役人を殲滅しよう。でなければ天の道理も許し難い。
(以上、チェーンメールの内容を翻訳紹介、一部はしょりました)


↑かすかにアンモニア臭ののこる、化学工場の倒壊あと。周辺数㌔四方の住民は地震当初、目が開かないくらいのアンモニア大気汚染にさらされた。
(綿竹市紅白鎮)

■このチェーンメールの内容がほんとうかどうか。私は書き手の〝呉斌〝を探しに什?市方亭鎮を訪れたが、問題の住所は区画整理でなくなっていた。韓勇を名乗る教師も結局見つからなかった。ちなみに携帯電話番号は、存在しない番号だった。


↑綿竹市漢旺では町全体が壊滅状態。遺体もまだまだ埋まっていた。

■ただ、面白かったのは、什?市にいくと、出会う人誰もが〝呉斌〝の名を知っていた。交通整理をしていた警官は、チェーンメールに書かれた住所をいっただけで、「ひょっとして呉斌を尋ねてきたのか?」と驚いた。「え?彼に会ったことがあるんですか?実在の人物なんですか?」と聞き返すと、「いや名前しか知らない。しかし政府に8項目の質問状を突きつけた人物だな」という。呉斌はちょっとした英雄だった。

■区画整理前に、中心大街西段67号あたりをうろうろしていると、近くの売店の人たちがわらわらきて、「呉斌をさがしにきたんだって?」「このあたりに住んでいるという噂はあるが」と、いろいろご近所に聞き回ってくれたが、その所在は結局わからなかった。実在しない人物なのかもしれない。市政府に聞いてみたが、そんな話は存在しないという。

■しかし、その実在しないかもしれない人物が書いた、リアルな告発文はものすごい説得力をもって、ネットの上で広がった。これが事実かどうか裏はとれない。しかし、中国の人は、このくらいの汚職や特権乱用は、中国であって当然と、思っているのだ。そこが重要なのだ。そして、このチェーンメールを掲載した掲示板が削除されているのをみて、さらに「ほら、やっぱり本当だったんだ!」と思っている。

■中国では当局発表や当局者の説明より、ネット上の存在しないかもしれない人物のチェーンメールの方が信用される。貴州省の少女の死をきっかけに発生した暴動事件も、当局発表では「少女は暴行死ではなく、水死、自殺」だが、ネット上の書き込みをみると、ほとんどの人が信用していない。そりゃ陝西省林業局の「華南トラ捏造写真」事件など当局ぐるみで、誰がみてもウソなのに真実だと言い続ける厚顔ぶりをみれば、何をいっても信用できなくなるのは当然なのだ。長年、人民を騙すのをなんとも思っていなかった当局側の自業自得というか。

■経済的打撃、官僚汚職への怒り、そして当局への不信感。こういう状況だと、どんな小さなきっかけでも、容易に大事に発展しそうだ。それを防ぐために、目下当局は、統制、規制強化と愛国心宣伝に頼ろうとしている。しかし、復興費用の相当部分が企業・人民からかき集めた義援金なのだとすれば、党の求心力は減少する。「共産党さまが人民のために復興してくださっているのだから、がまんがまん」という具合にはなりにくい。

■統制と規制の強化は、庶民の不満をより大きくしかねず、もしそういう方針で人民を制御しようというなら、いざというときは天安門事件をもう一度行うくらいの覚悟がないとダメだろう。胡錦濤総書記がそういう強権派とは、思えないし、思いたくない。

■それならやっぱり少々、社会はゆれるかもしれないが、情報の透明化、メディアの自由化、特に外国メディアの取材の自由の範囲を拡大して、人民がさまざまな不満を表明できる機会を増やして、ガス抜きをしつつ、当局の信用を取り戻す方法を模索した方がいいにきまっている。その過程で、共産党幹部が特権を独占する現体制が変わらざるを得ないなら、そうしなければならないだろうが。そのときは、ひょっとして、私腹を肥やした党幹部らは虎の子をもってオーストラリアやカナダに一斉に脱出するのかな?でも、まさか中央の指導部はそんなわけにはいかないだろう。

■腹をくくって改革にあたれば、のちのち世界史に輝かしい名を残すことができるはず。今期は無理でも次期指導者が、金や不動産よりそういう名誉を重んじる器の持ち主であればいいのだが、といつものように、いろいろ妄想してみるのである。まあ、妄想ですから。

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「被災地からもどってきて⑥震災後経済と復興、そして汚職」への17件のフィードバック

  1. うーん、どうかな。どっちもっどっちだね。この約60年の積み重ねが、ここにまた来たという感じ。中国国内の知識人の多くが、きっと悟っている円周運動の週末点、ここからまた円を描きながら無駄な膨大なエネルギーが費やされ、結局のところ同じ立脚点にもどるというもの。小大躍進しかり、文革然り、民主化運動然り・・・。結局は何も変わらない。陳?歌の気持ちがよくわかるよ・・・・。

  2. 中国政府がインターネット上の情報の消去をやめる利点、必要性に気いたとき、中国の民主化始まると思います。
    元の情報が消えるこれは、風評に対する最悪の対処法だと思います。

  3. > このPDF、ひらけません。ひらけてもよめません。
    送信時、または受信時にデータが欠けたかもしれません。
    再度、送ってもらうと読めるかも。

  4. 福島記者
    > 中国では当局発表や当局者の説明より、ネット上の存在しないかもしれない人物のチェーンメールの方が信用される。
    「呉斌」氏の文書を読んで辛いのは、「それでも党執行部を信用している」点ですね。 例え党総書記が聖人君子にして不正を正す権限を有する者だとしても、権力闘争の力学が負に作用する場合、期待を裏切られる危険性は否めません。 それでも言わずに居れない被災地の悲惨をどのように緩和して行くのか? 我々日本人も阪神淡路大震災の際に突きつけられた命題である「国家の機能」と言うものを真剣に考えさせられますね。 もっとも我が国では未だに消化不良のようですが…
    > …金や不動産よりそういう名誉を重んじる器の持ち主であればいいのだが、といつものように、いろいろ妄想してみるのである…
    確かに世界史に輝く偉業です。仮に英国の名誉革命の如く血を見ずに終れれば正しく「東洋文明の勝利」ですよ。
    しかし、人民の怨嗟の声から華の国が動くのなら、やはり流血必至なのでしょうね。 少なくとも薔薇色の妄想を描く事は出来ないだろうと考えます。

  5. 中国貴州省甕安暴動に共産党政府の対応見てよ
    外国が宣伝するように
    チベットを特別扱いしてないよ
    華民族だろうと、チベット民族だろうが何族でも
    共産党政府に逆らうやつは、やっつける。
    と発表するほうが現実的では。
    皆信じると思います。

  6. すごい。情報の密度が濃い。これこそ記者にしか書けない趣聞博客。産経の記事がかすんでしまう。

  7. そういえば、源平の時に平氏政権があっけなく倒れたのには西国の大飢饉があったからだと聞いたことを思い出しました。財政がやばいのは中国のことを言えない日本ではありますが…(汗
    三浦は胡主席のことを個人的に、人間的にも能力的にも尊敬しているのですが、(日本人の誰もが主席の訪日の際「歴史認識」を持ち出さなかったことを当たり前のようにしているようですが)おそらくはこの方は現実主義・実務派の人物であり、革命家や思想家のような「狂」の要素を持たないだろうことが弱点かもしれないと思っています。中国の奔流が、実務政策で対応できる範囲を越えるのではないだろうか…これは本気で心配しています。

  8.  四川の地震の今後日本への影響という面では、建築資材の大幅な高騰が更に進行するのではないか?と、半ば恐怖の入り交じった思いで見ています。
     国内でもかつての阪神大震災の後に、建築資材が手に入らない状況が発生しました。
     中国の場合は、農業を含む失業者や家を失った方達の流民化を避けるべく、獲得した外貨の多くを投入した形で空前の建築ラッシュが起こるのではないかと考えていますが、いかが思われますか?
     日本国内では、昨年の建築基準法改正を切っ掛けとした官製不況に、現時点でも資材の高騰が加わり、中堅クラスのデベロッパーの倒産が相次いでいます。
     建築資材である粘土瓦を作っているものとして、気が重くなるばかりです。

  9. 呵呵,?个也翻??来了??
    已?有很多网友???了没有呉斌?个人,当?我?挺失望的,竟然被?了。。。要知道,当?在QQ里收到?个消息?,我???了所有的QQ好友和我的所有QQ群。。。。??填膺。。不管真假我反正是??了。。。
    ?呀,,,?个网?的力量果然?大。。。。

  10. 現政権のトップ(胡、温ほか)が気にかけないといけないこと:
    地震による被害からどう立ち直るか、ということはもちろん、
    横行する官僚腐敗を摘発すること、更にその腐敗を目撃した民衆の怒りを抑えること、
    まであるようですね。
    体調悪いとき、弱っているときの精神的ダメージは、殊更こたえます。
    胡氏の政治手腕、じっくり拝見して、学ばせていただこうと思ってます。

  11. tenyoufoodさん
    >,
    >デモの平民を始末するのと、腐敗官吏&党員を始末するのと、どこが違うのだ?
    泣きたい気分です。

  12. tenyoufoodさん
    >もう一発!
    >
    >汚職官吏&党員は「政府転覆扇動罪」に価する!
    それが言えてます。
    中国でこういう諺があります。
    一粒老鼠糞、壊了一鍋粥

  13. tenyoufoodさん
    >、
    >   一粒老鼠糞、壊了一鍋粥
    >
    >直訳では、
    >
    >「ネズミちゃんの一粒のうんこが鍋いっぱいの粥を台無しにした。」
    >
    >そんなことで、
    >鍋の粥全部を捨てなくても、ねずみちゃんのうんこだけを取り除けばいい、ではないか! 
    あ、中国語もできるかなと勝手に思い込んでしまいました。
    お粥がねずみのもので台無しになってしまったという意味です。
    取り除けばいいかもしれないが、お粥そのもの汚染されてしまい、食べる側してみればやはり気持ち悪くなるかな。

  14. tenyoufoodさん
    >見なかったこと、知らなかったこと、に(思い込め)ば良いし、糞そのものと周辺を取り除けば、無いのと同じことだ。
    そういう処理方法もあります、ふんんん。
    どうも最近後ろ向き気味です(T0T)。

  15. tenyoufoodさん
    >ソ連時代のロシアには、風刺の効いた「時事小話」があったが、中国にはそのような小話はありますか?
    明清時代の小説はそれに当たります。
    明は「借古喩今」(古いものを借りて、時事を評する)
    清はもう完全に「時事小説」です。
    「儒林外史」、「官場現形記」、「二十年目睹之怪現状」、「老残遊記」などなど。
    これらは直接時事を評論するもので風刺の効き過ぎた長篇譴責小説です。
    現代ですと、魯迅の白話小説、「包氏父子」、「領導万歳」などなど

  16. tenyoufoodさん
    >出版物ではなくて、
    >
    >今現在の出来事の、
    >噂とか口伝とか密かな口コミとか内緒話とかはないのですか?
    出版物以外のモノなら、映画とか(八十年代の「月亮湾的笑声」等)、
    風刺小品(趙本山、宋丹丹などの喜劇俳優)、中国の漫才(伝統芸能の相声)などが「時事小話」になります。

  17. >それならやっぱり少々、社会はゆれるかもしれないが、情報の透明化、メディアの自由化、特に外国メディアの取材の自由の範囲を拡大して、人民がさまざまな不満を表明できる機会を増やして、ガス抜きをしつつ、当局の信用を取り戻す方法を模索した方がいいにきまっている。その過程で、共産党幹部が特権を独占する現体制が変わらざるを得ないなら、そうしなければならないだろう……<
     こういうプロセスが生まれてくると思っています。

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