■米ネット大手AOLの副会長が、アイリス・チャンのレイプ・オブ・南京を下敷きにした映画を制作するらしい。個人的には、どうせ商売のために反日中国人の歓心を買う魂胆だ、そんな打算的な映画はどーせ駄作だ、と決めてかかっている。
■しかし、中国若手監督の旗手の呼び名も高い陸川の「南京!南京!」が来年のクリスマス公開にむけて2月にクランクインしそうだ、と聞けば、こっちは大いに気になる。以前のエントリー「南京事件映画は実現するか?」で、陸川は撮る撮ると言っているが、政治的環境からみて、無理かもしれない、との観測をのべた。が、ごめんなさい、観測ははずれたみたいです。陸川に近い業界筋によると、春節(旧正月)開けにもクランクインできる見込みで、今、日本人俳優のオーディションというか面接がはじまっている。私の友人の在北京日本人俳優も先月末、陸川の面接を受けにいっていた。
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/22799/
南京事件映画は実現するか?
■ちなみに、クリント・イーストウッドが監督候補、といわれていた江蘇省文化産業集団が出資するハリウッド映画「南京浩劫」は、「トゥーム・レイダー」で知られるサイモン・ウエスト監督がほぼ内定しているもようで、中国報道は、ウエスト監督が南京に下見に訪問したと伝えている。香港のスタントマン出身で、ジャッキー・チェンと一緒に数々のアクション映画を撮ってきたスタンリー・トン(唐季礼)監督の「日記」も3月にクランクイン予定。周潤発とミッシェル・ヨーの出演が決まっているハリウッド映画「黄石的孩子」も、南京事件のシーンがかなり出ているようなので、これも「南京映画」に分類すると、来年のいわゆる「南京大虐殺70周年」を狙った映画は、現在概要がわかっているものだけでも少なくとも5本になるわけだ。
■整理すると来年公開を目標に動いている南京映画は
①「南京(?)」
出資:AOL?(テッド・レオンシスAOL副会長が個人的に指揮)
監督、出演者不明
原作:アイリス・チャン ザ・レイプ・オブ・南京
年明け?制作発表予定
②「南京!南京!」
監督:陸川(「ココシリ」で04年東京国際映画祭審査員特別賞受賞の若き精鋭)
主演:未定。出演者の3分の1以上は日本人俳優らしい。
出資:中影集団、星美メディアおよび韓国企業などから計2億元
原作:脚本は陸川オリジナル。家庭では良き父、夫である日本人兵士が、南京という過酷な戦場で徐々に人間性を失ってゆく過程を描く。姜文監督を尊敬する陸川としては、「鬼が来た!」を意識しているようだ。万人単位のエキストラを動員した大虐殺やレイプシーンがあるとの噂??
ロケ地:四川省のどこか、南京城市のセットを復元
1月か2月にクランクイン
中国当局の許可:批准待ち
③「日記」
監督:スタンリー・トン、唐季礼(神話、ポリス・ストーリー3などジャッキー・チェン映画で有名)
主演:未定?アンディ・:ラウとマギー・チャン、藤原紀香を使いたい、と監督は言っているが、新婚紀香にそんな暇はあるのか。
出資:中、米、独、日から3500万㌦くらいの資金を調達ずみ。
原作:ラーベの日記、欧米人の視点で描く南京事件。
ロケ地?
3月クランクインと監督は言っている。
中国当局の許可:認可済み
④「南京浩劫」
監督:サイモン・ウエスト(トゥーム・レイダーで人気のハリウッド監督)
主演:未定
出資:江蘇省文化産業集団と米国企業から3000万ドル
原作:アイリス・チャンと在米華人教授の小説などから脚本を作ったようだ。南京で鬼畜のような日本兵に陵辱される中国人母娘の運命(なんかアダルトビデオにありがち)。
ロケ地:南京??
年内にクランクイン、といわれているが。
中国当局の許可:ハリウッド映画なので関係ありません。
⑤「黄石的孩子」
監督:ロジャー・スポティスウッド?(007 トゥモロー・ネバーダイなど)
主演:ミッション・インポシブル3に出演していたジョナサン・リス・マイヤーズ(英国人記者) 准主役にチョウ・ユンファ(遊撃隊長)とミッシェル・ヨー(村の美しき未亡人)
出資:中国、オーストラリア、ドイツなどから1900万ドル投資
原作:1937年の上海、南京を舞台に、英国人記者、ジョージ・ホーグがオーストラリア看護婦と60人の孤児の戦火からの脱出を手助けする、という話。南京の大虐殺シーンもある。
ロケ地:敦煌
当局の許可:ハリウッド映画なので関係ありません。
撮影はもう始まっているはずだが。08年のオスカーを狙うと意気込んでいる。
■この中で一番心配なのは、やはり陸川。というのも、これら五作品の中で唯一の生粋の中国人監督で、南京解放軍国際関係学院在学経験があり、南京という街自体に個人的な思い入れが強い。しかもチベットレイヨウ保護に命をかけるチベット族の悲哀を描いた映画「ココシリ・マウンテン・パトロール」でもわかるように、虚構の物語をドキュメンタリータッチで迫真に描くセンスに優れている。ああ、彼の手にかかったら、虚構に彩られた南京事件ですら、迫真の歴史的ジェノサイド映画に仕上がってしまうのでは?そして、それが南京事件の歴史的評価として既成事実化されてしまうのでは。ドキドキ。
■しかし、一番観たいのも、実は陸川の映画なのだ。「南京浩劫」は、きくだにAVみたいな、薄っぺらな感じ。スタンリー・トンが〝歴史大作〝と意気込んだときは、駄作の確率が高いのは「神話」などで思い知った。「黄石的…」はユンファが出ているとはいえ、ロジャー・スポティスウッドってどうよ(B級でしょ、B級すきだけど)。
■陸川は、おそらく中国人らしい感覚で、南京事件を見据えるだろう。2年以上前から自分の代表作にしたいと思って脚本をあたためてきたのだという。以前に彼にインタビューしたとき感じたのは、とにかく、理想にもえた若き本物の映画人という印象である。彼に限っては、プロパガンダや反日意識、商業的打算からではなく、純粋に映画の美学の追究が映画創りのモチベーションであるように感じるのだ。
■その証拠に、業界筋によると、陸川は日本の角川事務所などに出資を打診するなど、日本との合作を当初考えていたのだという。結局、角川側は「映画のテーマが敏感すぎる」というので、断ったらしい。(これは角川事務所に確認したわけではなく、陸川に近い業界筋の話)。陸川には、南京映画が抗日・反日映画という意識は無いようだ。陸川の面接を受けた日本人俳優によれば、「普通の人の人間性を失わせる戦争の極限状態みたいなものを描きたいのかもしれない」。ちなみに陸川はアイリス・チャンのレイプ・オブ・南京について「あれは小説ではなく報告文学(ノンフィクション)でしょう。ノンフィクションには物語がないから、脚本にしにくいんだよね」みたいなことを語っており、彼の哲学からすると「映画とは虚構」。あまり歴史的事実とか歴史観にこだわるタイプではなさそうだ。
■前の関連エントリーでも、書いたが実は、私は南京映画に絶対反対というわけではない。映画は政治や国籍・国境を越えた存在だ。映画を中国の反日感情を刺激して共産党への求心力を高めるためのプロパガンダとして利用したりするのは大反対だが、来年が日中国交正常化35周年なのに、反日感情を刺激する南京事件映画はいかがなものか?とかいった政治的理由で、映画創りを妨害したり検閲を強化するのはもっときらい。
■ただ、いい映画を作ってほしい。いい映画が観たい。たとえ南京事件を題材にした映画であっても、、おそらく本物の映画人なら、物語の中に、日本バッシングだの歴史問題だのを超えた、普遍的な「戦争と人間」の本質というものを描き出せると思う。来年公開を予定している5作品の中では、陸川が、そういう普遍的な作品を撮りそうな可能性を秘めているように感じる
■だから、「南京映画に出演したりしたら、日本人からバッシング受けるかなあ」と心配している若い日本人俳優には、陸川ならいいんじゃない?とけしかけている。そもそも、役者のくせにバッシングを恐れてどうする。監督と脚本にほれて、これはプロパガンダではなく、普遍的ないい映画になると感じたら出演するべきだ。映画ファンをうならせるようなイイ演技みせたら、バッシングなんて吹き飛ぶ。もちろん、日本人としての歴史認識は一応もって、監督がとんちんかんな方向にいったら、それを修正するくらいのぶつかり合いはやってほしいところだが。(「ラスト・オブ・サムライ」で真田広之さんは、ハリウッド流日本への誤解のひどいヤツはずいぶん修正したそうだ)
■ところで、これほど南京映画が目白押しなのだが、中国政府自身は、安倍首相の10月の訪中以来、やたら日中友好ムードをもりあげようとしている。本当に心配なのは、南京映画が日本のイメージを傷つけるとか、日中関係を悪化させるとかではなく、中国政府が日本に対して妙な気の回し方をして、南京映画の中国国内上映を禁止したりしないか、ということかもしれない。よくも悪くも、一応注目しているのだから、南京映画はやはり劇場で見せてほしい。
参考ニュース
http://ent.tianjindaily.com.cn/content/2006-11/08/content_48120.htm
http://www.cnhan.com/gb/content/2006-12/03/content_708038.htm
南京大虐殺の真相はともかく、ベトナムやアンゴラなど
もっとすごい虐殺は近年にあったわけで、それほど騒ぐことは無いように思います。
歴史の見直しになるかも知れませんが、監督、脚本家がどう描くかは興味はありますね。
硫黄島の映画のように両方からの観点でみた描き方もあるのですから、期待しましょう。
よっ流石姐御、肝が太い(笑)。いつも感服しておりますです。どうせ、いかに史実にもとづいて忠実に描こうとも、“つくられたもの”ってえのは、どこまでいっても「フィクション(虚構)」としか言いようのないものなのだから、いっそのこと日本の映画人も、終戦前後のどさくさ紛れに、八路軍やソ連軍のやった所業を、あることないこと、どんどん映画にしちゃえ、と思ってしまいます。もちろん「蒙古襲来」とかも(「日本」の歴史を画する出来事だったわけですしね)。監修は高山正之センセーとか岡田英弘センセーとかでね(笑)。『普遍的な「戦争と人間」の本質』を描くために(笑)。(「国家」の普遍を考える際には、やはり、「アポカリプス・ナウ(邦題「地獄の黙示録」)」も避けては通れませんね。これを超える傑作ってあるのだろうか? アクマデモコジンテキナオモイデスガ。)
kyamaga さま:硫黄島は、どんなできだったのでしょう。観たいです。
ニッポニア・ニッポンさま:本当に、南京事件の歴史評価を定着させてしまうような、迫真の虚構を作り出したら、それはやはりすばらしい才能をもつ映画人の証なのですから、あっぱれ、とほめてやりたいですね。でも、結局大騒ぎしたわりには、どれもコケてしまうような気がするのです。陸川もまだ若いですし、制作費2億元の大作を撮りきれる力量はない、との評価が業界の中に多いです。ハリウッド映画も、たとえば「パールハーバー」が、日本のイメージを傷つけたかというと、駄作でしたら、みんな「けっ!」と見向きもしていなかったですね。
やはり、事実は小説(や映画など)よりも、壮大なドラマです(笑)。
『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104774014
『硫黄島からの手紙』
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
■勝谷誠彦の××な日々。 2006年12月03日
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20061203
ご紹介まで。
福島さん。今回のエントリには賛同しかねます。
たとえ映画であろうとも、話題性だけで虚構の南京事件を題材に映画を作ることは、仮に「戦争と人間」の本質を描き出した物であっても、日本の国益に反するのではないでしょうか。私は、日本政府は中国政府に対して「製作を許可するな、検閲を強化しろ」などの圧力をかけるべきだとも思います。
しかし、なかなか難しいのも事実。よって日本は「毛沢東」や「文化大革命」などを題材とした、アニメ超大作で対抗して欲しいのですが…。
子どもと教科書全国ネット21の俵義文氏が、どっかで南京大虐殺の犠牲者数は20万人だと言ってたと思いましたが。日本では左から右の人まで数万人から20万人まで開きはありますが、虐殺はあったかもしれないが中国の主張する30万人はいくらなんでも多すぎるというの見方が主流でしょうか。中国では30万人という数字はどの用に受け止められてるんでしょう?まあ日本人が30万人はいくらなんでも多すぎると言ったら、中国人は「やっぱり反省してない」となるだけで議論にはならないかもしれませんが・・・取材していて南京事件について議論を吹っかけられたことってありますか?
■日本版「西遊記」に反発 中国、文化ギャップ鮮明 2006年12月5日(火)19:05 共同通信
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/20061205a3800.html
>メディアやインターネットで広まっている。
共同お得意の煽り記事ですか?(笑)。
何やらネタ元のあやふやなアヤしげな記事ですな。
両国間の騒動を望んでるのか? 賢明なる日本国民の皆様は、こんな不確かな情報に動じてはいけませんね。かりに、向こうが抗議などわあわあやったとしても、「蛙の面に小便」を決め込んでおけばいいでしょう(笑)。
私も今回のエントリーには賛成できません。
ブルース・リーの「精武門」の影響で日本人が毒殺しているという説が広まりいまやそれは歴史です。ジェット・リーの映画でもそれは踏襲されました。
日本でも「忠臣蔵」のせいで吉良は悪者ですが、実際は名君でした。
「バトルロワイヤル」をみて「日本ってすごい大変なんですねぇ」っていう人が実際いるんですから・・・・。
中国で「日本人は近親相姦が好き」「日本では全裸のオーケストラがあるらしい」とか信じている人がいるのは多分AVの影響だと思います。
映画をフィクションと思えない人々が多いのですから、芸術至上主義ではなかなかうまくいかないと思います。
sakuratou さま:よんでくださってありがとうございます。そういうご意見もあると思いますし、私も好きな監督が南京映画をつくる、というといやーな気分です。ただ、私の基本的な立場は、政治的圧力や検閲で表現や言論の自由を阻むことに反対、ということです。中国政府がプロパガンダ用に南京映画をつくれ、と命令して創らせる映画なら、大声で反対したいところですが、監督自身が、永年、いつか撮りたいとあたためてきた脚本、というなら、ほんなら、つくってみい、みてやるわい、という気分です。それが、歴史考証がむちゃくちゃで日本バッシングにしからないないようなものだったら、記事でこき下ろせばいいわけです。日本人として、もし対抗できる方法があるとすれば、「南京事件はなかった」という南京映画をつくることでしょうか。しかし、それを日本政府主導でやっては、プロパガンダ映画です。日本の心ある映画人が、最新の南京研究をベースにした映画を撮る、というのがいいのですが。
hiropon さま:南京事件の議論をふっかけられたことはあります。しかし、ふっかける人ほど知識はないので、結局議論にはなりません。本気でけんかしたいわけではないので、途中で双方めんどくさくなって、「戦争って、つまり悲惨なんだよ」と適当な落としどころで切り上げてしまいます。
30万人という数字は、中国人も多すぎると思っている人がけっこういて(それなりの知識人)、その数字のおかしさについては、「犠牲者の数が問題ではないんだ」という言い方になります。
ニッポニア・ニッポン さま:ネット上で、西遊記批判がおきているのは本当。でも、これは以前、このブログで紹介した三国志ギャルゲー、紅楼夢ギャルゲーのバッシングとよく似た感じに思えます。批判の主な理由は、三蔵法師が女性である、ということですが、どうやら、そこにエロチックなものを想像するようです。でも、西遊記のパロディは、香港映画の「チャイニーズ・オデュッセイ」など、そうとうむちゃくちゃな(でも、おもしろい)ものが多くあるので、できあがったものをみれば、そんなにひどくない、と思うのでは。(反日分子は何をみてもバッシングしたがりますが、一般の人はそんなに興味なさそう)
nhatnhan625さま:歴史(正史)というのは、常に為政者に都合のよいように改ざんされ、それが文学、芸術によって大衆にひろまり定着してきました。歴史研究というのは、その正史の裏側を掘り返すことで、それにより吉良は名君だったとかいうことがわかってきたわけです。日本のように平均的文化水準が高い国では、名君・吉良を描いた小説が本当に超大ヒットし、映画化、ドラマ化、アニメ化すれば、あっという間に「実は吉良は名君だったんだ」という評価に塗り替えられることは可能でしょう。
今回、中国人監督やハリウッドが創ろうとする南京映画は、いわば中国にとっての正史の映画化です。これが国際的に大ヒットすることで、中国の正史が、世界に広まることは確かに懸念すべきこと。
しかし、だからといって政治的圧力などで、映画づくりを妨害するなど中国みたいなことを、日本にしてほしくはありません。むしろ、そんなウソか本当かわからぬ映画の影響で評価の揺らぐような国ではないのだ、というところを見せてほしいと思います。
その上で「南京事件の真実はこうだった」みたいな正史のウラの話を描いた、ものすごく優れた小説なり映画なりを大ヒットさせるしかありません。一気に世界的ヒット、というのは困難でしょうから、せめて日本国内で、まずヒットさせてほしいものです。
>政治的圧力や検閲で表現や言論の自由を阻むことに反対
>それが、歴史考証がむちゃくちゃで日本バッシングにしからないないようなものだったら、記事でこき下ろせばいいわけです。
そのプロの意気やよし。全面的に賛成です。フレーフレー、ガンガレ(笑)。
>南京事件の議論をふっかけられたことはあります。しかし、ふっかける人ほど知識はないので、結局議論にはなりません。本気でけんかしたいわけではないので、途中で双方めんどくさくなって、「戦争って、つまり悲惨なんだよ」と適当な落としどころで切り上げてしまいます。
「あれは共産党の宣伝だ」っていうと、妙に納得しちゃうみたいですよ(笑)。
http://koibito.iza.ne.jp/blog/entry/71892/
しかし、それにしても、日本のネットウヨちゃんたちって、マジメまっすぐクンたちが多いみたいで、これはこれで困ったちゃんですね。もっと福島女史のように、“大人”になって、腹を据えてかかれよと声を大にしたいと思う今日この頃です(笑)。
いちいち、ガセねたや劣化情報に、パブロフの犬のごとく脊髄反射するなと。そのすがたは、特亜人民の「反日」抗議行動の姿そのものに見えてるよと。人のふり見て我がふりなおせ、ということだ。
私も映画好きですが、あえてもう一言(ちなみに共産党員とも南京事件について数時間激論を戦わせたこともあります)。
>政治的圧力や検閲で表現や言論の自由を阻むことに反対
検閲や圧力というのは、強いものが弱いものにするものです。
現状では日本の立場はかなり弱いものでしょう。そういった懸念を示される理由がわかりません。
南京はなかったなんてアニメ化される、考えられないでしょうに・・・。
吉良の例をあげましたが、最近ですよ、かれが名君だったと歴史好きに知られるようになって来たのは・・・・。
どのくらい時間がかかったと思っているんですか?
南京事件は実在の事件です。実際に存在した人々の名誉を貶めることに自由も何もありません。百人ぎり訴訟をみてもわかりますが、子孫はどんなにいやな思いをされているか・・・。映画上で実在の人物が極悪人としてでてくるかはまだわからないですが、芸術とはいえ実在の人物を貶める自由はありません。
私をパブロフの犬呼ばわりされる方がいますが、人をバカにしたり貶めたりすることに自由はありません。がせねたや劣化情報に無頓着できたことが現状の日本でしょう?古森さんがクラークさんに反論していることもばかげたことなのでしょうか?こういった小さいことの積み重ねだと思いますよ。私自身は中国の学生にたいしてこつこつとやってます。そういうのを映画などはあっという間に覆していってしまうのです。なにも私はネットだけやっている右翼ではありません。
「南京大虐殺」を語るなら、先ず、「虐殺と慈悲殺」・「大虐殺と小虐殺」の定義を明確にして、再発防止を図るべきだろう。
nhatnhan625 さま:私のコメントにお気を悪くされたのなら、申し訳ありません。ただ日本政府が米中の民間の映画制作に干渉できるかというと、ぜったいできません。中国政府を通して抗議、などということは民主主義の国のすべき振る舞いではないと思います。国益、という点ならば、そういう抗議自体、日本のイメージを損ねます。民間の団体が、映画制作会社に抗議したり、監督や俳優に意見書を送ったり、ロビー活動することは、それも表現の自由の範疇にはいることなので、いいことだと思いますし、nhatnhan625さんが、これまで学生にこつこつと歴史を教えてこられた努力については頭がさがります。
ただ記者としては、作品をみた上で、反論、批判するのは仕事でしょうが、頭から言論や表現を封殺すべきではないと思います。それがいくら自分の気に入らない言論や表現でも。古森さんも、他の方の言論を批判するとき、そんな意見を発表するな、とは絶対いわないと思いますよ。この言論のここがおかしいと、反論をのべて、相手のさらなる反論を求めるのが、古森流でしょう。
(つづき)
日本の市場は、ハリウッドにとって上客なはずなのに、米国の企業や監督にあえて反日的な映画をつくろう、と思わせてしまいました。やはり、日本という国の存在感のなさ、弱さなのせいでしょう。しかし、国家としての存在感やプライドというのは、口やかましく抗議することでは守れないと思うのです。国際社会で重要な機能を果たし、リーダーシップを発揮し、グローバル経済を牽引する中で、他国から、日本の機嫌をそこねたくないと尊重されれば、本来なら、そんな日本人をおとしめるような映画を作ろう、という気は起こらないわけです。
歴史というのは、常に強者の味方です。正史として残るのは、強者の視点からみた歴史です。今、中国の歴史観で作られた南京映画がこれだけ続々と制作される状況は、つまり中国の存在感が、日本より勝っている、ということ。そういう意味で、日本政府が弱者とおっしゃるのはその通りだと思います。その責任は、これまでの日本の総合的な外交政策のへたさによるものだとしたら、日本はやはり十分反省して対策はねってほしいものです。南京映画など、なんか中国と一部米国華僑がさわいでいるなあ程度で瞬間風速的に忘れさられるような、大国のふるまい、存在感を期待したいものです。
。
>中国政府を通して抗議、などということは民主主義の国のすべき振る舞いではないと
異論があります。もしそうなら、民主主義国の日本で名誉毀損という罪があって、告訴、裁判ができるということはどうなのでしょう。名誉は大事なことではありませんか?
また、映画など作るまえに、南京虐殺を立証してみせて欲しいものです。映画だから何を作ってもよいというものではありません。
中国では、南京事件を「南京大屠殺」と言うようですね。
現代中国語でどういうニュアンスがあるか分からないのですが、
もし「屠城」(戦略的に見せしめや報復のために行う意図的な皆殺し)
の意味を含むか連想させるのであれば、ゆゆしき問題と思います。
>その数字のおかしさについては、「犠牲者の数が問題ではないんだ」という言い方になります。
犠牲者の数が問題じゃないのなら、真実が30万人じゃなくて数万人でもいいはずですが・・・。秦郁彦氏が中国の研究者に30万人について問い詰めたところ「たくさんという意味だ」という答えが返ってきたそうです。犠牲者が1万人だろうが4万人だろうが、きちんとした根拠と資料に基づいて批判するなら反省しようという気にもなりますが、30万人が絶対の真実で疑問を差し挟む奴は右翼だ!反省していない!なんて言い方をされると、私はアホらしくなって反省しようなんて気もうせてくるんですが。30万人説は国際社会ではいまだ効果があるのかもしれませんが、日本国内では完全に逆効果になってるような・・・。
「南京暴虐事件」は、極東国際軍事裁判で、昭和23年(1948年)11月11日に朗読された第8章「通例の戦争犯罪」として事実認定され判決が確定しており、日本国は、昭和26年(1951年)9月に連合国との間で調印した、サンフランシスコ講和条約の第11条でその判決を承認しております。
従って、南京虐殺が虚構・まぼろしであり、そのために戦争犯罪に問われた有罪判決が冤罪だと主張するならば、その立証責任がどちらにあるかは、法治国家の国民であるならば自明の理でしょう。
「南京暴虐事件・南京大虐殺・南京大屠殺」の事実が映画化されることにより、斯様な暴虐事件の再発防止に役立つならば、被害者として殺害された人々の霊も、加害者として処刑された人々の霊も浮かばれるのではないでしょうか…。
日中の全面戦争を画策した中国共産党や南京城に残った中国人を遺棄した中国国民党とその子孫に対して謝罪する積もりはさらさら無いが、「南京暴虐事件」を起した日本人の同胞として生まれた宿業・業罪くらいはしっかり受容して、「南京暴虐事件」の被害者とその子孫の方々に対する相応の贖罪は一生するべきではないかと思います。
koku さま:南京映画によって、日本の名誉が傷つけられた、として中国政府や米国政府に抗議し、映画制作をやめさせるのですか?そういった行動は、国際社会で、言論弾圧ととられるのではないでしょうか。もし、日本の映画人が「マオ」を題材にアニメ映画をつくって、それに中国政府が外交手段で干渉してくれば、私はそれを言論・表現の自由の弾圧だとの立場で記事を書くでしょう。現在、学者らが論争中の歴史的事件をテーマにして、ひとつの仮定や推測をもって映画をつくったことが罪になる、というのなら、文学や演劇、映画の創造の世界は本当にせばまってしまいます。「マオ」だって、推測や仮定に基づいた記述はたくさんあります。
映画なら何をつくってもよいというものではない、というのは同意見ですが、南京映画はつくってはいけない映画とするのは難しいです。実際、中国・香港合作の「南京陥落」など過去にいくつかつくられてきて、今になって作ってはならないとしたら、なぜか、それは政治的な問題によるものだ、政治による文化・芸術の干渉だ、ということになります。
中国の新聞ではすでに、南京映画に対する産経新聞の報道やその反応などをとりあげて「日本右翼がおびえている」と嬉々として報じています。こういう中国メディアの報道をみると、日本としてヘタに反応する方が、中国に政治的に利用されそうだな、と感じます。日本は、すくなくとも中国よりは言論や表現の自由に寛容だ、というところを見せる方がよいのでは。
yigosso さま:南京大屠殺、という言葉で中国人がイメージするのは、残虐で殺戮を楽しむように行った鬼畜のような日本軍でしょう。このイメージは愛国教育によって作られた部分が多分にあります。作家・劉震雲は、河南省の老人から、日本軍兵士はアメをくれた、国民党軍の搾取の方がひどかった、といった思い出を聞いており、すべての中国人が当時、日本軍を鬼畜だった思っていたわけではないようです。
hiropon さま:30万人説を出されると、確かにその数字の議論がさきにきて、南京事件がいったいどんなものであったか、という本質の検証が後回しになってしまいますね。30万人説をそのまま反映させて反映させると、なんかキワモノ映画っぽくなって、誰も見向きもしないような。
はじめてコメントします。私は芸術的な南京映画製作に賛成です。かつてアメリカのTVドラマホロコーストがドイツ人にユダヤ人虐殺への関心を徹底するきっかけになったように、日本人にとってもこの映画は肯定すべきものでしょう。しかし今の中国にそれに値する映画を作れるかは大変怪しいですね。陸川監督が「鬼が来た」に学ぶならば、中日の両方の視点を反映させて作って欲しいものです。本当は日本人が作るべきかもしれません。
福島さんの話はだいぶピントがずれているのでは?
中国は芸術家が自由に創作できる環境ではありません。
中国に<表現や言論の自由>などというものはありません。
中国で公開されるものは、基本的に全て政治の管理下です。
公開前から話題になっていて、予定通り公開できるならば
それは、政治にとってプラスかゼロのものでしょう。
日本の対応としては・・・
経済界に対して、今後、中国が反日色をいっそう強めるかもしれないので、中国投資には十分注意するようにと、注意を喚起しておけばよいでしょう。
無言の圧力となります。
何度もすみません。今度こそ最後にします。
まず
>陸川ならいいんじゃない?とけしかけている
あおってどうする?と軽く突っ込み。
国際社会で黙ってしまうことは認めたことになります。日本政府が圧力なんてかける度胸はありませんし、それを望んでいる人々も多分しないということをわかっていていらいらしているがために、「圧力かけろ!」と受け取られるようなコメントをしているのだと思います。
わたしは30万という数を認めないためにも日本政府が不快の念を表すことぐらいはしないといけないと思います。これはどこの政府でもしていることです。福島さんが心配しているような圧力とは違うと思います。民間が絶望的な戦いでもがんばってしているのに政府が黙るだけで認めたということになってしまいます。細かく反論していくことが、むちゃくちゃなデマを飛ばしにくくするんです。
アメリカのWIKIの記事で行われている戦い。日本人が疑念を示すだけで「ウルトラナショナリスト」扱いです。言論の自由が奪われつつあるのは日本側です。ドイツのようにホロコーストに疑念を表明するだけで犯罪になるような国はちょっとおかしいですが(極端な意見ですが)放置すればあんな状態にもなりかねません。
>南京映画はつくってはいけない
とは誰もいってはいないのではないですか?
事実を提出してやめてもらおうという人たちが多いのではないのでしょうか?まあ、中国人にとっての30万は絶対正しい数字(と学校で教えています)なので聞く耳があるかどうかわかりませんが。
>すべての中国人が当時、日本軍を鬼畜だった思っていたわけではないようです
もちろんこういったことは知っていますが、ほとんどいません。特に若い人。私のチャット友達なんて、学校で日本へ行きたいって発言しただけで男子学生に取り囲まれののしられ続けへこんでいました。大連から来た学生なので日本に理解がありましたが、ここのような田舎は違うんです。また例に挙げられたお年寄りが公共の場でそのことを発言できるような国でしょうか、中国は?
最後に、実在の国、実在の人物の名誉を毀損するような言論の自由ってなに?
zeimusmaki さま:私も、映画をつくるということを通して、南京事件のどこが争点になっているのか、ということを中国人監督やスタッフに理解してもらいたいと思います。まじめな映画人というのは、映画をつくるとき、本当によく勉強します。クリント・イースドウッドもすごく丁寧な取材をしたとききます。そういう作業を陸川には経験してほしいところです。
ポコポコさま:中国は言論・表現が不自由です。ですから、業界の間では、南京事件映画はできないのではないか、とずいぶん懐疑的でした。実は私は今でも懐疑的です。中国の映画は、制作途中にこけることが多々ありますので。南京事件の国内上映は中国社会の不安定化(デモを誘発とか)をまねき、最大のビジネスパートナーの投資にひびきかねません。そういう意味で中国政府にとってはマイナスかゼロの映画だ、というのが私の周囲の業界人の見方です。もちろん、政府、党内も一枚板ではないので、つくりたい、と考える勢力もいるはずですが。ただ、70周年記念なので、つくることを認めないわけにはいかない、という事情もありそうです。
ポコポコ さま:経済界に注意を喚起する、これは当然ですね。本当に南京事件映画ができ、国内上映されれば、予想もつかないリスクが増えるはずです。
nhatnhan625さま:こちらこそ、何度もコメントありがとうございます。勉強になります。どうせ映画ができるなら、きちんと日本人の考えや視点を伝えるためにも、日本人の俳優は関わった方がいいのでは、と思いました。もちろん、それは脚本をみて、これならいい、ぜひ出たい、という本人の気持ちがあってこそです。それを、バッシングや嫌がらせなどの暴力で断念せねばならない、というなら、それは残念なことだと思い、出たかったら出るべきだ、とのニュアンスで伝えました。
私は日本政府が外交ルートで抗議すべき、ということについて、賛同しないということで、コメント中にあった「抗議」も、外交ルートの抗議のことかと思いました。でも、不快感を示す、にしても、それはできあがったものを見ないことには、本当に不快感を示すべき内容なのかどうか、わからないのでは?映画が30万人説をとるとはかぎりません。
言論の自由は、ときに誰かの名誉毀損のリスクがあります。新聞社、出版社は多くの名誉毀損訴訟をかかえています。本当なら、あってはならないのですが、実際、言論の自由と名誉毀損はぎりぎりのせんでせめぎ合うことが多いのです。「マオ」も、中国や毛沢東の名誉毀損だ、といわれれば、そうかもしれません。だから、国内で発禁処分になっている?(物故者に対しても名誉毀損はあります)。日本の場合、中国よりは言論・表現の自由の幅がひろいと思うので、南京事件が名誉毀損にあたるかどうか。それは、来るべきとき司法が決めることになります。
nhatnhan625 さま:不快感を示す、というよりは、政治家や財界人が北京にいって要人とあったとき、非公式に「どんなものがつくられるか心配」みたいな懸念を示すことは必要かもしれません。しかし、つくるな、とはいえない。きちんと最新の研究をとりいれ、十分に勉強してからつくってほしい、としかいえないのでは?
話はちょっと横道にそれますが
南京攻防戦における、一般中国人の犠牲者数に関して、単純明快でユニークな推計をしているブログが有りますので紹介させていただきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/ryokuin_seidan/19024489.html
ポコポコ さま:ありがとうございます。参考になります。いずれにしても、非戦闘員が巻き添えになったという点では、広島・長崎が最悪なのだと思います。南京映画ができるなら、それを機会に、日本の国民がこういった南京事件の誤解や問題点をよりよく知ろうとする機会に変えてほしいものです。
南京事件についての事実認識(その1);
① 極東国際軍事法廷(東京裁判)おける、訴因54(違反行為の命令または授権もしく許可による法規違犯)および訴因55(違犯行為防止責任または無視による法規違犯)について、検察側の調査では被殺害者総数を34万人として25人の被告を訴追し、裁判所は被殺害者総数を20万人以上(または10万人以上)と事実認定した上で10被告に対して有罪を認め、土肥原賢二(訴因54+他;絞首刑)、板垣征四郎(訴因54+他;絞首刑)、東条英機(訴因54+他;絞首刑)、木村平太郎(訴因54&55+他;絞首刑)、武藤章(訴因54&55+他;絞首刑)、松井岩根(55;絞首刑)、廣田弘毅(訴因55+他;絞首刑)、畑俊六(55+他;終身禁錮刑)、小磯国昭(55+他;終身禁錮刑)、重光葵(55+他;禁錮7年)の判決を昭和23年(1948年11月12日)に下した。
尚、南京事件に関する不利な報道や全世界の諸国で巻き起された世論の圧迫の結果として、日本政府は、中支那派遣軍(中支那方面軍)司令官の松井石根大将とその部下の将校約80名を召還したが、彼等を処罰する措置は何もとらなかったばかりか、昭和13年(1938年)3月5日に日本に帰ってからの松井を内閣参議に任命し、昭和14年(1940年)4月29日に中日戦争における「功労」によって松井を叙勲したと裁判所が事実認定した行為が、内閣・陸軍省・派遣軍の責任者による、違反行為の命令または授権もしく許可、または、違犯行為防止責任の放棄または無視による「組織的な犯罪」と見なされたと思われる。
出展;http://www.geocities.jp/yu77799/jinkou.html
http://www.geocities.jp/yu77799/toukyousaiban.html
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/hanketsu.htm
南京事件についての事実認識(その2);
② 谷寿夫中将は、昭和12年(1937年)12月の南京攻略戦に中支那方面軍(総司令官;松井石根大将)・第10軍(司令官;柳川平助中将)の隷下の第6師団の師団長として参軍したとき南京大虐殺(南京事件)が起きたが、南京攻略戦の成功により中部防衛司令官に任命され、昭和14年(1939年)予備役となる。
谷壽夫は、戦後、南京大虐殺の責任を問われて中国側に身柄を引き渡され、申弁書で“第6師団は掃討戦とは無関係であり、上海派遣軍(司令官;朝香宮鳩彦王中将)隷下の第16師団長(京都・師団長;中島今朝吾中将)が起こしたものだ”と主張したが、民国36年=昭和22年(1947年)3月10日に南京軍事裁判所(国防部戦犯裁判軍事法廷)で有罪の判決を受けれ処刑された。
因みに、柳川平助と中島今朝吾は昭和20年(1945年)に死去し、皇族の朝香宮鳩彦王は不起訴となった。
南京軍事裁判所は、第6師団が先鋒部隊として民国26年=昭和12年(1937年)12月12日の日暮方に中華門を攻略し先頭部隊が縄梯子を登って入城したのが虐殺の始まりで、翌朝また大軍を率いて入城し、第18師団(久留米;師団長 牛島貞雄中将)・第114師団(宇都宮:末松茂治中将)・第16師団と南京市各地区に分かれて押し入り大規模な虐殺を展開し、放火・強姦・略奪を行ったと事実認定をしており、次の調査結果を認定している:
* 虐殺が最も酷かった時期は民国26年(昭和12年=1937年)12月12日から同月の21日までであり、谷壽夫部隊の南京駐留の期間内である。
* 中華門外の花神廟・宝塔橋・石観音・下関の草鮭峡などの箇所を合計すると、捕えられた中国の軍人・民間人で日本軍に機関銃で集団射殺され遺体を焼却、証拠を隠滅されたものは、単燿亭など19万人余りに達する。
* このほか個別の虐殺で、遺体を慈善団体が埋葬したものが15万体余りある。
* 被害者総数は30万人以上に達し、死体が大地を蔽い尽くし、悲惨極まりないものであった。
出展;http://www.geocities.jp/yu77799/gunjihoutei.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%AF%BF%E5%A4%AB
南京事件についての事実認識(その3);
③ 南京大虐殺(南京事件)に関係の被告人は無罪を主張している人もいる:
谷寿夫申弁書(南京大虐殺);
http://www.ne.jp/asahi/unko/tamezou/nankin/tani-sinbensho.html
向井敏明・野田毅申弁書(百人斬り競争);
http://www.ne.jp/asahi/unko/tamezou/nankin/mukai-noda-sinbensho.html
然し、昭和27年(1952年)4月28日に公布・同日発効した日本国との平和条約(昭和27年条約第5号 以下サン・フランシスコ条約という)の第11条に“日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。これらの拘禁されている者を赦免し、減刑し、及び仮出獄させる権限は、各事件について刑を課した一又は二以上の政府の決定及び日本国の勧告に基くの外、行使することができない。極東国際軍事裁判所が刑を宣告した者については、この権限は、裁判所に代表者を出した政府の過半数の決定及び日本国の勧告に基く場合の外、行使することができない。”と規定してある。
また、昭和27年(1952年)4月28日に調印され、同8月5日より発効した日本国と中華民国との平和条約(昭和27年条約第10号)の第11条に“この条約及びこれを補足する文書に別段の定めがある場合を除く外、日本国と中華民国との間に戦争状態の存在の結果として生じた問題は、サン・フランシスコ条約の相当規定に従つて解決するものとする。”と規定してある。
中華人民共和国との国交回復により、昭和47年(1972年)にこの条約は破棄されたが、国際慣行上は継続していると見なすべきであろう。
上記の事実から、極東国際軍事法廷(東京裁判)および 国防部戦犯裁判軍事法廷(南京軍事裁判)の判決文に書かれた事実は日本政府が公式に承認したのが、国際法上・歴史上の事実であり、南京虐殺が虚構・まぼろしであり、戦争犯罪に問われた有罪判決が冤罪だと主張するならば、その立証責任がどちらにあるかは自明の理であるが、再審請求は誰からも出されていない。
福島香織様、こんにちは。
今回の一連の南京映画は、どれも多かれ少なかれ間違いなく旧日本軍の虐殺シーンが出てきます。
これを「便衣兵のテロにおびえた日本兵の誤射」程度で済ませるのであればまだしも、必ずセンセーショナルなフィクション・シーンを入れてきます。
アイリス・チャンの著書を「ノンフィクション」などという感覚をもった人間がまともな認識をしているとは到底いえず、ご指摘の通り、捏造された歴史が世界に広まり、日本国のために散って行った多くの先達の精神を貶める結果になることでしょう。
実に悔しい、歯噛みしたくなるような状況です。
南京事件についての事実認識(その4-1);
④ 日本のコンサバから最も信頼されていると思しき産経新聞は、昭和49(1973年)~51年(1976年)の間に、産経取材班の手にとる、次のような歴史検証記事を新聞紙に掲載し本にもしている。
+++ 引用文始め ++
『蒋介石秘録12 日中全面戦争』より
http://www.geocities.jp/yu77799/chuugoku.html
首都を南京から重慶へ移す
国民政府は11月19日の国防最高会議で、首都を南京から西方の重慶に移すことを正式決定した。
12月7日早朝、日本軍は南京城に東と南から迫り、城外の中国軍陣地に総攻撃を開始した。
同日、午前5時45分、うしろ髪をひかれる思いで南京をあとにし、飛行機で江西へ向かった。
『西方へ移すべきものはすべて輸送を完了した。もし私自身が十日早く離京していたら、大局はもっと手に負えないものとなっていたであろう』(7日の日記)
日本軍の機械化部隊と波状的な空襲の前に、12日、南京城南方の最大の防衛拠点である雨花台を失い、翌13日、日本軍は光華門、中山門などから城内に突入、市街戦ののち、ついに南京は陥落した。
1927年、国内軍閥および共産党と戦うなかで首都をおいて以来10年、南京は外国の侵略軍に踏みにじられることになったのである。
南京退出にあたって、12月17日、次のような国民に告げる書を発表した。 『中国の持久抗戦において、最終的に勝利を決する中心となるのは、南京ではなく、また各大都市でもない。その中心は全国の郷村と、広大にして強固な民心に依存するものである。人々が敵を憎み、防備を築き、4千万平方里の国土のいたるところに、有形無形の堅固な壁塁を形成することによって、敵の死命を制することができるのだ。敵は深入りすればするほど、ますます受け身の立場となる。敵がわが4千万平方里の土地をことごとく占領し、わが4億の人民を切り裂こうとするならば、一体どれだけの兵力が必要になるだろうか。 わが全国同胞が強固に抵抗すれば、敵の武力はついには底をつき、そのとき最後の勝利は必ずわれわれに帰するのである』
南京防衛戦における中国軍の死傷者は6千人を超えた。
(続く)
南京事件についての事実認識(その4-2);
+++ 引用文続き ++
しかし、より以上の悲劇が日本軍占領後に起きた。いわゆる南京大虐殺である。
全世界を震え上がらせた蛮行
日本軍はまず、撤退が間に合わなかった中国軍部隊を武装解除したあと、長江(揚子江)岸に整列させ、これに機銃掃射を浴びせてみな殺しにした。
虐殺の対象は軍隊だけではなく、一般の婦女子にも及んだ。金陵女子大学内に設置された国際難民委員会の婦女収容所にいた7千余人の婦人が、大型トラックで運び出され、暴行のあと、殺害された。
日本軍将校2人が、百人斬り、百五十人斬りを競い合ったというニュースが、日本の新聞に大きく報道された。
虐殺の手段もますます残酷になった。下半身を地中にうめ、軍用犬に襲いかからせる”犬食の刑”、鉄カギで舌を貫いて全身をつるしあげる”鯉釣り”、鉄製のベッドに縛りつけ、ベッドごと炭火のなかに放りこむ”ブタの丸焼き”など、考えられる限りの残忍な殺人方法が実行された。
こうした戦闘員・非戦闘員、老幼男女を問わない大量虐殺は二カ月に及んだ。犠牲者は30万人とも40万人ともいわれ、いまだにその実数がつかみえないほどである。
『倭寇(日本軍)は南京であくなき惨殺と姦淫をくり広げている。野獣にも似たこの暴行は、もとより彼ら自身の滅亡を早めるものである。それにしても同胞の痛苦はその極に達しているのだ』(1938年1月22日の日記)
南京に住む外国人たちで組織された難民救済のための国際委員会は、日本軍第六師団長・谷寿夫にたいし、放火、略奪、暴行、殺人など計113件の具体的事例を指摘して、前後12回にわたって厳重な抗議を提出したが、谷寿夫は一顧だにしないばかりか、逆に、血塗られた南京の状況を映画やフィルムに収め、日本軍の”戦果”としてほめたたえたのである。
(「蒋介石秘録12」P67~P70)
+++ 引用文終わり ++
南京事件についての事実認識(その4-3);
「蒋介石秘録」の内容と朝日新聞に対する攻撃するとの間に大きな矛盾を感じ、阿比留記者に質問しました。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/31623/allcmt#C32848
++ 引用文始め ++
2006/09/03 20:29 Commented by mochizuki
阿比留瑠比様;
産経新聞は、“日中戦争や太平洋戦争時の日本軍の行為について、南京大虐殺や従軍慰安婦の強制連行問題の存在について否定的な立場を取っている。…。一方で、鹿内信隆社長時代には台湾国民党政府を応援する立場から日本軍による中国での虐殺行為を肯定する記事やコラムを多数掲載していた。象徴的ともいえるのが2年にわたって掲載された「蒋介石秘録」で、この中では南京大虐殺について40万人という日本新聞史上最大の被害者数を掲載し、更に「今明かす戦後秘史」(共著)でも慰安所の設置運営に関与した事実を自認していた(鹿内本人が陸軍省に勤める主計中尉だった)”という情報を見つけましたが、これは事実ですか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%A3%E7%B5%8C%E6%96%B0%E8%81%9E#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
もし、前記情報が事実であるなら、40万人といわれる“南京大虐殺”の被害者は、全て中華民国の人民であり、中華人民共和国の人民は一人も含まれていないという論法ですか?
2006/09/03 20:41 Commented by 阿比留瑠比
mochizuki様
前にも書いたように、私は弊社を代表する立場の者ではありません。もちろん、社員である以上は、なるべくご質問に答えたいと考えましたが、すべてを把握できる立場にない以上、これ以上、社に対する質問に私ごときが答えるべきではないと思います。自由な意見交換であるならば別ですが、社の歴史や過去の事実関係については、私の限界を超えています。申し訳ありませんが、私個人のブログではなく、上のような社にたいするご質問は、広報部にお願いできないでしょうか。それこそ、いいかげんな返事をすることは、よくないことの範囲だと判断しました。
++ 引用文終り ++
南京事件についての事実認識(その4-4);
コンサバのアイドルと思しき阿比留記者も、朝日新聞の「中国の旅」の記事と違い、捏造の欠片も見出せないと思しき産経新聞の「蒋介石秘録」の記事に対して私見を述べる勇気はないようなので、産経新聞社 読者サービス室に質問させていただき、下記ご回答をいただきましが、産経新聞の阿比留記者などが捏造体質が染み付いているというような悪態をつく朝日新聞の「中国の旅」を昔読んで得た事実認識よりもより鮮明に「南京でのあの略奪/南京でのあの暴虐」の事実を確認することができました。
++ 引用文始め ++
望月孝夫様
フリー百科事典「ウィキペディア」の記述に関するご質問回答は以下の通りです。
◇「象徴的ともいえるのが2年にわたって掲載された『蒋介石秘録』で、この中では南京大虐殺について40万人という日本新聞史上最大の被害者数を掲載していた」というウィキペディアの記述についてですが、正確に記せば蒋介石秘録では、「戦闘員・非戦闘員、老若男女を問わない大量虐殺は2カ月に及んだ。犠牲者は30万人とも40万人ともいわれ、いまだにその実数がつかみえないほどである」となっております。
蒋介石秘録は昭和49年8月15日から51年11月13日まで2年余りに渡って産経新聞紙上に連載され、全15巻の本にもなっております。近代日本と中国とのかかわりあいを中国側の資料から見直して語ってみようというのが企画の狙いで、当時の中華民国(台湾)の公文書、蒋介石自身の記述や日記などに準拠し、記事化したものです。
従いまして、被害者40万人という数字は、あくまで台湾側の資料に記載されていたもので、産経新聞社が、その数字を肯定したということではありません。連載当時は南京大虐殺についての研究もあまり進んでいませんでしたので、蒋介石秘録の中では、「東京裁判の判決によると南京で虐殺されたものは、一般人、中国人合わせて少なくとも20万人以上、略奪放火された家屋は、全市の3分の1とされている」との補足説明を付けております。
省略
以上です。よろしくお願い申し上げます。
平成18年9月8日
産経新聞総合企画室 広報部 高山 克介
+++ 引用文終り +++
>実に悔しい、歯噛みしたくなるような状況です。
それってね、いわば「社会主義者」特有の“焦燥感”だと思いますよ(笑)。もっと肩の力を抜いて、深呼吸して、それから気合をいれて…(笑)。脳ミソの武道鍛錬も必要かも。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2003/11/post_24.html
中国あたりが、商業映画に進出し始めると、どうなる? そりゃ、日本のさまざまな商品みればわかるでしょ。全部、チナ・クオリティに席捲されるってこと(笑)。もろ、品質・品格の“インフレーション”が起こるってこと。そりゃあ、とってもいいことだと思いますが(笑)。
『言葉の価値が下落したんだよ。偽札が大量に出回れば貨幣価値が落ちるのは当然。これからは偽札を回収して、「平和」とか「人権」の本来の価値を取り戻さなきゃならん。』
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50705766.html
確実に、映画でも、そういうことが起こると思われ…(爆笑)。
福島様お久しぶりです。
別スレというか別エントリが相応しいような激論もあるようですが、某サイトにある支那の庶民物価、特に食料品価格高騰が気になります。店先で“高いからマケロ”と交渉する市井のオバチャン達は目立ちますでしょうか。ひとつハクサイの値段とか大根一本、カブ一個の値段から耕作地放棄と農業政策までご教示願いたいところです。
12月18日になっても、4日以来、福島さんの新規エントリーがありません。カレンダーも4日から進行しません。
私は今までずっと良い読者だったのですが、少し心配です。何かあったのでしょうか?私のPCの操作ミスであれば構わないのですが。(7日には本人のコメントがあるから無事なのかな?)
izalounhk2196さま:nhac-toyota さま:
更新滞って申し訳ありません。ただいま6カ国協議中で、周囲がぴりぴりしており、ブログ更新していい雰囲気じゃないんですよ。6カ国協議と関係ない記事すら書くのがはばかられる雰囲気で。その前の一週間は、インフルエンザで死に体でした。たぶん、インフルエンザだと思います。普通の風邪とは違う熱の出方でしたから。とりあえず6過酷(?)協議が終わるまで、申し訳ありません、お待ちください。
nhac-toyota さま:
物価や農業政策の話は一度まとめないといけませんね。ブログではあまり経済ものを取りあげていないので、他の方からも経済に切り込んだコラムを、との要望がありましたので、もっか鋭意研究中です。でも、まだ流感の後遺症で、本腰でない…。うう、お待ちください。
福島様ご返事ありがとうございます。外地での風邪は厳しいですね、昔、台湾勤務で拾ったことがありますがキツかったです。お体大事にしてください。