雑談:マニフェスト考 自由主義的成長戦略VS社会主義的ユートピア

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■世界ウイグル会議のラビア・カーディル議長の日本記者クラブでの会見録をアップしようかな、と思ったら、佐々木正明さんのブログにアップされていました。しかもツィッターで中継されていたんですね。というわけで、ラビア女史の記者会見の様子を知りたいかたは、佐々木さんのブログおよびツィッターにGO。しかし、ツィッター中継、すごいですね。私もきのうの麻生総理の政権公約発表会見でちょこっとツィッター中継こころみましたが、もともと「聞き打ち(会見を聞きながらパソコンに入力する)」が大の苦手な私には無理があったようで、途中で断念。でもMSN産経で全文がアップされてますから、そちらにGO。

 

 

■さて、自民党の政権公約についてきょう経団連でも幹事長が説明されるそうですね。すでに新聞ではこの公約の分析がいっぱい出ていますが、私もすこし、感想(あくまで感想)を書いておこうかなと思いました。

 

 

■一言だけキーワードを引き出すとしたら、自民党は成長(戦略)重視である、と感じました。もちろん責任力とか暮らしの安全とかほかにもキーワードはあると思いますが、それらはおもに経済成長で担保されるという考えです。自民党としては経済成長がもっとも国民の望むことだと思っているということでしょう。これに対して民主党は、生活支援・子育てが柱で、その裏づけは成長よりも「ムダを省く」つまり節約に重点がおかれています。

 

 

■自民党の価値観は、「経済成長すれば失業もへり、家庭が豊かになるし社会福祉も充実する。子供を産み育てる余裕ができる。そのためにはお母さんもお年寄りもがんばって働きましょう」ということでしょうか。これに対し、民主党の価値観は「とにかくムダを省いて節約しましょう。余裕のある人はもっと税金を出しあって、貧しい人たちの面倒をみてあげましょう」ということでしょうか。がんばって働いて成長して、生活を豊かにするか、節約して慎ましくも平等な暮らしか、どっち?単純化すればそういう対立かな、と思っています。

 

 

 

■自民党の考えかたは60~70年代の高度経済成長時代の価値観を継続しており、当時、父親が朝ご飯も晩ご飯も子供と一緒に食べずに早朝から夜遅くまで働き、それでも毎年、テレビがカラーになった、クーラーがきた、洗濯機が全自動になった、という暮らしの更新を目の当たりにみてきた時代の記憶をもつものとしては、非常に理解できます。一方、民主党の考え方は、改革開放前の中国の社会主義的ユートピア思想に近いかもしれません。格差は減るかもしれませが、成長は鈍化し人は働かなくなるかもしれません。ちなみに私はどちらかというと右派ですが、新自由主義に反対する中国の新左派の学者の言い分など非常に共感を感じることもありますので、民主党の価値観もある程度理解できます。

 

 

■さて今の時代に、どちらの価値観、思想がより多くの有権者の心に訴えるかというのか。それは、私たち国民が今の時代をどう分析してとらえているか、ということにかかっています。

 

 

■31日、政権公約発表会見が終わったあと、菅選対副委員長がBSフジに出演するとかで、急に菅番記者にかわってお台場に行きました。で、じつは時間を間違って、かなり早くフジテレビについたんで、BSフジの番組プライムニュースを見ていたら、私が最近関心を寄せているエコノミストの水野和夫氏が出演されていました。水野氏は歴史や文明の視点から経済を分析しているという点で、経済学シロートの私なども非常に面白く読める専門書を数多く書いてらっしゃいますが、テレビでみると、話がより単純化されてわかりやすい。うーん、一度インタビューしてみたい方です。同じくゲストに招かれていた田坂広志氏は「複雑系経済」の専門家らしい。この方の本はまだ読んでいないのだけれど、面白そうです。この人にも会って話しがきいてみたい。

 

 

■発言の細かい部分は忘れましたが、お二人の共通認識として今の時代が、世界的、歴史的な経済、そして価値観の転換期にあり、従来の経済学的分析、金融工学的手法や価値観では説明がつかなかったり解決できない時代であるということでした。水野氏はかなり早い時期から『100年デフレ』という著書のなかで、今のデフレが、これまでのデフレと違い、長い世界史の中で数度あった大きな価値観の転換期、歴史の断絶点であるという指摘をされていましたが、その考え方の延長にあるお話です。

 

 

■新自由主義派あるいはシカゴ学派と呼ばれる経済学者は、高度な計算を駆使した金融工学で経済がコントロールできるという前提にたって、国家の経済政策、金融政策のアドバイスをおこなってきました。今回の90年代から続くデフレも、金融・貨幣政策でなんとかできると思ってやってきたわけですが、なかなか出来ませんでした。その理由を、やるべきときに思いきってやれなかったから、と規模とタイミングの問題であると考えている人が多かったのですが、そうではなくて、ここで一旦、歴史が断絶して、従来の経済理論が通用しなくなっているのだ、ということになるわけです。

 

 

■で、なぜ、従来の理論が通用しないような歴史の断絶点が生まれたかというと、田坂氏が言うように、経済が複雑化して、複雑化したものには命が宿り、命が宿るものは自律的に変容し進化するので、計算など科学的工学的手法で予測しきれなくなったため、ということになるわけです。インターネットの登場が加速化させたグローバリゼーション、多種多様な人種宗教文明が一つの経済を共有することによる複雑化が経済を変則的に自律的に進化する生命体にしてしまった、ということでしょうか。もちろん、昔から「神のみえざる手」といった表現で、経済の生命体的な側面は指摘されていましたが、近代から現代にかけてというのは、科学が生命の神秘や神に挑戦する時代でありました。そして経済に関しては金融工学で一つの科学の頂点を極めたのだけれど、経済生命体の神秘はそれをも凌駕した、ということでしょうか。

 

 

■水野氏らの考え方は、少なくとも数年前は、あまりに突飛だということでかなり他の学者から批判も受けていたように記憶しています。だから、果たして、今の時代が、氏の指摘するように歴史の断絶点にある、と言い切ることができるかどうかは、あと100年たってから振り返ってわかることなのかもしれません。ただ、かりに、今がそういう時代にあったとしたら、そう言う価値観の変化を人々が感じているとしたら、自民、民主、どちらのマニフェストがより受け入れられるのでしょうか。

 

 

■私個人の考え、というか直感を述べますと、人間は本来的には進化し成長をもとめる存在だと思います。今が100年デフレの最中であるとしても、成長戦略を捨てるわけにはいかない。そこで考えるべきは、では成長とは何なのか、という視点ではないか。成長とは来年のGDP伸び率を2%にすることなのか。ミニバルブを起こして株価を上昇させることなのか。

 

 

■ついでにいえば、成長の目的である豊かさとは何なのか。労働時間がのびても、欲しいものが欲しい時に買えることなのか。とく仕事がなくても、ぜいたくはできなくとも、とりあえず暮らしていけそうな社会を持続することなのか。

 

 

■自民党が成長戦略にこだわり続ける姿勢を支持したいとは思うものの、果たして経済成長率2%とか所得100万円増とか数値目標で成長の目的や豊かさを訴えるやり方は、やはり本当に国民が求める答えではなかったのではないか、と思います。

 

 

■ 一方、民主党のマニフェストでうっすら感じられる社会主義的理想論をいまさら言われても、それが実現できなかった歴史が世界にはあります。ただ、歴史が断絶したとすると、その過去の歴史の経験はもういちどゼロにして考え直すのもありかもしれません。価値観とは、螺旋階段のようにぐるぐるまわりながら一段ずつ高みにのぼっていくものだとすれば、過去の失敗した価値観の改良型を試すのもありだ、と思う人がいるかもしれません。

 

 

■関係ないですけど、日曜日に、私、起きあがれなかったんですよね。一日中、寝ている。別に体力的に特に消耗しているわけではないけれど、やる気がおきない。頭の中で、あ、洗濯しなきゃ、掃除しなきゃ、調べ物しなきゃ、頼まれた原稿書かなきゃ、メールしなきゃ、読んでいない本…とか頭に浮かぶのだけれど。

 

 

■日本で再び生活してみるといろんな局面で「なんか疲れちゃった」というような社会全体のムードを感じました。地域差はありますけどね。日本は戦後から、あるいは明治維新からでもいいですが、なんかずっと成長し続けて、がんばってきました。戦争で一時挫折しても、なにくそと世界有数の経済大国になった。その成長を支えていた価値観や経験則が今転換しようとしていて、なんか支え棒が急にとられて、がっくっと来た気分?ニートとか引きこもりとかいうような社会現象が増えたのは、教育現場が原因のように言われるけれど、実はそれだけでなく、こういった社会全体の停滞感も影響してるのかもしれません。

 

 

■そういう気分のとき、寝っ転がりながらテレビをみて、麻生首相の映像などが出てくると、「この人、なんぼほど元気で前向きやねん」と思います。麻生首相が今ひとつ、何をしようとも、国民の支持を得られないのは、この時代の沈殿したい空気とはまったく異質に思えるような元気はつらつさのせいかもしれません。(最近は前ほど元気ないけれど)

 

 

■疲れてベッドの中でごろごろしたいようなとき、気分をふるいたたせるような目標とか未来像とかを提示して、これに向かって行ってみようというような成長戦略を示してもらえれば良かったんですけど、それが何なのか私にはわかりません。ただ、残念ながら自民党のマニフェストにはそういうものを感じなかった。

 

 

 

■それより、寝ていても手に入る民主党の子供手当2万6000円とかの方がいいとか思う人が多いかもしれないなあ、とぼんやり思いました。本当は成長戦略なきバラマキは、社会の富をみんなで食いつぶすという発想だから、国家として堕落なような気もするけれど。

 

 

■まあいずれの党が政権をとろうと世の中がとにかく、起きあがって、さあやろう、という気分になるまで、新たな価値観と成長戦略をさぐりあてるまでまだ時間はかかりそうです。それまで、どっちの党がいいかではなく、どっちの方が新たな成長戦略をさぐる上でマシな環境を提供してくれるか、ということを選ぶのが、今度の総選挙の要かもしれません。以上、雑談でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「雑談:マニフェスト考 自由主義的成長戦略VS社会主義的ユートピア」への50件のフィードバック

  1. 自民党をぶっ壊して
    自由党と民主党に分割し
    自由党と民主党の二大政党制
    にすれば分かりやすい。
    公明党・共産党・社民党・国民新党・新党日本・改革クラブは
    解党し、吸収合併
    二大政党に収斂する政界再編へ
    比例代表全廃で定数削減推進!が必要。

  2. 福島記者
    > 日本で再び生活してみるといろんな局面で「なんか疲れちゃった」というような社会全体のムードを感じました…
    やはり鋭い!というべきか…いろんな意味でお祭り状態のお国から帰還された故余計かも知れませんが、新世紀を迎えてからの日本に渦巻く不安感の中にそれが間違いなく含まれている事は確かだと考えます。
    > …の方がいいとか思う人が多いかもしれないなあ、とぼんやり思いました…
    多分そうだと考えます…そう言う意味では「ミドルクラス」が最早多数派ではないとも言い換えられるでしょうね。
    経済学者の意見については正直聞き置く程度でいいんじゃないですか? アナリストなんか伝統的に無責任な発言する人多いし、大家って奴が教祖化する場合が多い点で宗教的な側面も持ってるし…マルクスもケインズもフリードマンも…
    人間に自由意志と欲望がある限り好不況の波は規模や場所を問わず訪れるし、かといってそれを国家やイデオロギー/宗教なんぞに必要以上に制御されるのは御免蒙るというのもまた事実。 このバランスを如何に保つかが本来の政治に求められる課題だと考えています…結局私も「シカゴ系」なんだな…♪

  3. 福島さーん
    >自民党の価値観は、「経済成長すれば失業もへり、家庭が豊かになるし社会福祉も充実する。子供を産み育てる余裕ができる。そのためにはお母さんもお年寄りもがんばって働きましょう」ということでしょうか。
    そうです、でも、その方法論が大切です。
    その経済成長への方策が自民の公約に存在しません。
    10年後に世帯所得を100万円増やす具体論もありません。
    希望を書かれても困ります。
    もし書けば、今回の16兆の赤字国債を含め、更に赤字国債垂れ流しで、道路や箱物に金をつぎ込みます、となるから、書けないのでは?
    民主が好きじゃないけど、かなり自民ひどい。
    とにかく、自民の公約、余りに悲惨。財源は赤字国債で、方法論なしで、運良く景気が回復したら消費税って、夢事。マスコミは書かないけど。逆に民主に財源は?って書いてるけど。
    何か変。余りの自民公約の駄作にパスか。
    金融工学や新自由主義はグリーンスパンも否定している。
    それと、90年代後半から、主要先進国はずっとインフレしていた。失業率も低下していた。
    日本だけデフレ。一人当たりのGDPはごぼう抜きに下がった。
    派遣業者が巨大利権の仕組みを作ったら、所得は低下、デフレ。そこに外要因で、簡単に内需はぶっ飛ぶ。
    で、どう立て直すかだけど、利権の巣くつの道路や箱物はゴメンだ。

  4. To spacerさん
    いちよう、マクロ計算はしているようなんですけど。GDPをあげるのって、たとえば大企業の業績を伸ばさせるとか、公共事業を増やすとか、女性(働くお母さん)や高齢者の再就職増加とかで、あるいは中国みたいに、橋をつくって壊してつくる、みたいなことを繰り返すだけでも、数値は上げられると思うんですよ。でも、一部大企業や地域の成長が、国民の暮らしの豊かさの実感に反映できるか、というのとはまた別なんですよね。可処分所得100万円アップも、格差を助長する形で行われれば、社会不満はむしろふくらんだりしますし。

  5. 名目、実質にしろGDPを上げることだけが、大切ではないと。
    何しろ、リーマンショックまで、日本もGDPは上がってますが、その分のほとんどは、企業の内部留保でした。要するに普通の人に実感なき景気拡大。
    外需が消えたら、90年中盤ぐらいの水準にストーン。中間搾取の派遣などで、低所得者層の購買力を奪い、内需を破壊していた日本だけの悲惨です。
    上のは高度経済成長とは別物です。
    そう、子供の頃、発売当初のカップヌードルやボンカレー、高いなー、余り食べちゃ親に悪いなーと思ってたのですが、親の収入がどんどん上がってゆくのを見て、罪悪感がどんどん小さくなってゆきました。
    福島さん若いので、何ですが、50代前後の方に聞かれたら、多分同感されると思います。その頃は一億総中流化時代の入り口ですから。
    そういう経済成長は大歓迎です。
    自民の可処分所得100万円アップは、ボトムアップを考えてるのでしょう、
    ただ、何しろ方法論なき単なる希望なので、何ともいいようがない気がします。

  6.  ぼくはマニフェストなんか読んでません。そんなの読んでる暇のある国民が何人いますか。まあ、どうころんでも日本が「黄金の国ジパング」でなくなることはないでしょう。
     僕の場合、今は年末の第九の市民合唱団でいい声が出せるようになること、そればっかりです。それが今のぼくの成長戦略。第九を聞きながら、バリトンの真似してりゃ、毎日が楽しいです。第九を歌うフィッシャー・ディースカウ、いい声すよ。
     人生は面白いことだらけです。
     福島さんも、寝てないで、次行きましょう。

  7. 私はどちらのマニフェストもほとんど読んでいません。それらは票を釣り上げるためのエサであって、どちらがウマそうかという競い合いに過ぎないからです。報道を見るかぎり、民主党のマニフェストの方がずっとおいしそうです。高速道路無料化とか、子供手当とか、とにかくわかりやすい。自民党のエサはまずそうですね。なんで消費税上げなんかに言及するんでしょうか。
    政党の本質は「マニフェストに書いてない部分」にひそんでいるように思います。書いてないことは一切やらない、というのがマニフェストの意味であれば私は断然民主党のエサに食い付きますね。
    でも、実は、書いてない、そして見えない、部分に毒が盛ってあるのだとすれば、恐ろしいことです。
    民主党は外国人地方参政権も重国籍もマニフェストに書かないそうですが、でも、政権を取ったら真っ先に実行するのではないでしょうか。
    「東アジア共同体」はバッチリと書いてあり、「中国、韓国をはじめ、アジア諸国との信頼関係の構築に全力を挙げる」そうですから、地方参政権も重国籍もその中の細目にすぎないから書かなかった、という言い訳が成り立ちそうです。
    (続く)

  8. (続き)
    民主党の本質は、鳩山由紀夫の「日本列島は日本人だけのものではない」という発言に最も端的に現われているように思います。もっとはっきりこの言葉を意訳すれば、「日本を中国や朝鮮に売り渡すという意思表示」、であるわけです。「東アジア共同体」にそのような意味が込められていると解釈すべきなのでしょう。それこそが民主党の本質であり、断じて許せない部分なのです。
    民主党「憲法提言中間報告」によれば、「・・・21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、まさに「主権の相対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。・・・」
    とあります。
    共同体への国家主権の移譲という驚くべき言葉がでてきます。
    要するに、根底にある思想は「国家の消滅」であり、「地球市民」であり、「多文化共生」という大量移民受け入れであるわけです。
    というか、国家間の壁を取り払うわけですから、従来の「移民」という概念は成り立たなくて、「人の移動の自由化」ということになるのでしょうか。
    もっと端的に言えば、中国人や朝鮮人が自由に日本にやってきて住み着くことができるようにする、ということであって、「1000万人移民」より、もっと悲惨なことになります。人数の制限がないわけですから。
    これこそまさに、国家の消滅ですね。
    十数億人の中国との共同体形成は「日本が中国に吸収されること」を意味していますから。

  9. 福島香織
    > それより、寝ていても手に入る民主党の子供手当2万6000円とかの方がいいとか思う人が多いかもしれないなあ、とぼんやり思いました。本当は成長戦略なきバラマキは、社会の富をみんなで食いつぶすという発想だから、国家として堕落なような気もするけれど。<
     「成長戦略なきバラマキ」とは、如何なる意味で使われなしたか?
     
     政治の役割は、富を配分して再生産の資源(種)とすることでしょうから、増産方針・維持方針・減産方針の何れを掲げるかに拘わらず、あるいみ「ばらまき」は必須要素であり、利益対効果・費用対効果を検討して「最小利益の極大化戦略」または「最大損失の極小化戦略」を持たない、因循姑息・場当たり・済し崩しによる「ばらまき」は、無駄を垂れ流して、国民の富を役人などの一部の階層が食いつぶすという現象に過ぎず、資本主義・社会主義・共産主義に拘わらず堕落した国家の典型像ではないでしょうか?
     大衆通信媒体が 「信号対雑音比」が低い怪情報を「ばらまく」と国民は判断を誤る危険が高くなりますね。 
     因みに、国語辞書しらべたところ、次に示すように解説sれていました:
    「ばらまき(散蒔き)」
    1 ばらまくこと。
      「ちらしのばらまき」
    2 種まきの方法の一。種子をばらばらに散らしてまくこと。
    http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%BE%E3%81%8D&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=17478815098800
    「ばらまく(散蒔く)」
    1 ばらばらに散らしてまく。方々にまき散らす。
      「怪文書をばらまく」「うわさをばらまく」
    2 金銭や物品を多くの人に配る。
      「金をばらまく」「名刺をばらまく」
    http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&stype=1&dtype=0&p=%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%AF

  10. To Cosplayさん (2009/08/04 11:50)
    > さらに明確にすると、政治の役割:富を集まり、富を配分する
    > 再生産の資源になってしまう結果があるけれど、政治家が特に意識しなくてもよい。<
     阿呆君、付加価値を生産するには資源が必要でその資源は、人・物・金で構成され、社会的経済基盤と社会的生産基盤とを形成する物のを準備する野は、政治の役目だ。
    > そもそも生産そのものは、富の分け方の一つだ。
    > 所謂、人類の既存価値観:働くものに報償すること<
     そうか?
    > そもそも、別に働かなくても、遊ばせるのも同じ役割が果たせるはず<
     そもそも、「遊び」とは、物事に急激な力が及ぶのを防ぐための。要素の結合部ににゆとりを持たせることをいい、「仕事」をせず「遊び」ばかりだと、国家の機能がまともに働かずに国力が衰微して、支那のように亡国を繰り返すという果報をもたらす因縁になる。
    To Cosplayさん(2009/08/04 12:39)
    > 雑音/雑音の例だと:200万産経/1000万読売がある、雑音互いに解消効果もある。心配イラン それに産経こそ、シナのマスコミとそっくりだから、お前に曰くシナだと100%雑音マスコミですら、シナが滅ぼすことはまたまた至っていないのに、民主主義の日本は、全然大丈夫だ。<
     君は、信号と雑音の意味を十分に理解していないようだが、「信号」と「雑音」の関係は、「仕事」と「遊び」の関係に似ており、通信体制をまともに働かせるためには「信号」と「雑音」を適度に混ぜた交信力が必要だ。
    > なぜなら、新聞やというマスコミは、芸能業界の位置事業部(一事業部?)の位置にしており、アホの集まりで、われわれ庶民に笑いを提供する役割を果たす。
     芸能業界は、「仕事」と「遊び」が共存し、「信号」と「雑音」の混合比が最重要の業界だろうね。
    > 勿論その上に、紙面の本業は、近所スパー、風俗のチラシお配ってくれるので、許してやれ<
     風俗も、「仕事」と「遊び」が共存する世界だから、「遊び阿呆」の君には理解困難だろうね。

  11.  日経新聞のこないだの社説、男女共同参画のスピードをあげよ(8/3)を書いた奴にこのブログを読ませたい。
     男女共同って言う前に、まづ「男女共同」になれない奴を大量生産している新聞社会から変えるべきだろ。40過ぎて一人暮らしの男女を作るなよ。
     共働き以前の人間をごろごろ作っといて、何が「仕事と家事・育児・介護などとの両立支援が不十分」だよ。
     だいたい、男女共同たって、日本の女と西洋の女では体力が全然違うことを忘れた議論だろ。えらそうな事を書く前に、少なくとも、働く一人暮らしの疲れた女に、洗濯男でも派遣してやれよ。

  12. To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
    コメント欄って放置しておくとすごいことになるんだな。なんか気分がめいって、コメント欄を掃除することすらおっくうになる。
     スーツ類はクリーニング、シーツや布団カバー類は洗濯機で洗濯できるけど、夏のブラウス類は全部手洗い。色柄ものわけて、ドライ洗剤につけ置きだから、けっこう手間ひまかかる。形ととのえてほして、衿そでにノリづけしてアイロンかけるのも。この手間を考えればブラウスもクリーニング出してしまいたいけれど、それを許さない産経新聞の給料。夏は一週間たてばあらわなきゃいけないブラウス7枚たまるんだよ。みんなどうやって暮らしているのか。男の人はワイシャツ自分であらってアイロンかけるんだろ?当然。

  13. 家は凄く貧しいので
    ノーアイロンのシャツとズボンを買う
    ネットに入れ普通にパンツと一緒に洗う

  14. >みんなどうやって暮らしているのか。
    みんなお母ちゃんがやってくれてるんだよ。同居でないなら実家に送って、やってもらっちゃう。実態は男女共同社会どころか、親子共同社会なんだよ。結婚してもそうしてる奴はいくらでもいるよ。(三つ目になるけど)

  15. To 福島香織さん
    お忙しいところ下らない質問をして恐縮ですが、
    2009/08/03 23:24のコメントの『いちよう』というのは
    どのような意味で使われているのでしょうか?
    説明が面倒でしたらスルーしていただいて結構です。

  16. やあ、お久しぶりだ。元気かい?
    各国の情勢を平たく分析されていて、感心した。
    決定的な課題(官僚)が抜け落ちている感があるものの、おおよその内容はわかりやすく書けていると思う。
    小生は、霞ヶ関というバカのカタマリを潰す政党が、とりあえずの
    「官僚主導中央集権という旧態に属する社会主義の終焉」
    を意味することを重々承知しているので、民主党がリベラルだとか、自民党が成長指向だとかいった指摘は、霞ヶ関解体の意義の大きさに比べて、ほとんど意味をなさないほどに小さなものだと考えている。
    ふつうは政治論とファクトは一体的に論じられるべきだ。
    だが、日本の場合は、霞ヶ関という戦後ファクトが巨大すぎ、まず連中に、ファクトであることを止めていただいてから、つまり政治によるチョイスの俎上にお乗りいただいてから、リベラルがどうのといった話に移るべきだと思うね。
    霞ヶ関を解体するモノが、今や無条件に正義なんだよ。
    この重要な部分を判断できなければ、何を言ってもガクセーのようになってしまう。もちろんひとつひとつ論破することは小生にとって赤子の手をひねるよりも容易い。何が肝心か、何がネックか、この道にご精進あれ。

  17. To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
    で、おかあちゃんが寝たきりになると、お母ちゃんの汚れ物をあらってあげたり、体を洗ってあげたりするわけだな。そういう男女親子共同体が家族の理想形態。とにかく一人暮らしは不経済。

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  20. 民主のマニフェストを同じ土俵で評価する時点で、民主よりな意見だと言うのは
    極端でしょうか。でも主張がころころ変わってどれが本当の主張なのかわからな
    いので、マニフェストの意味がないと思います。政策要綱ではまったく別の事が
    書かれていますし。
    自民のマニフェストについて、耳障りの良い事が大半で、増税についてはあまり
    記載がないというのは確かだと思います。しかし、大半の有権者は増税が表にで
    ると、あからさまに拒否反応を起こしますしね。
    それより問題だと思うのは、外交に関して安全保障のことしか書かれていない事
    だと思います。今の世界は経済的につながっているので、国内の経済対策だけで
    はいかんともしがたいものがあります。他国は貧富の差が激しいのに、日本はど
    こへいってもそれなりに豊かということはありえません。世界的な経済の枠組み
    に関して再構築が必要でしょう。中国に内需を増やせといっていますが、無理な
    話です。行き着く先はブロック化経済しかないでしょう。言い方を変えて、平和
    と繁栄の弧というのでしたっけ? あれを打ち出してほしかったと思います。
    男女の役割どうこうについて。女性が働きたいというのは別にかまいませんが、
    専業主婦の役割というものを侮ってもらいたくはないですね。特に教育という点
    で。
    以上、駄文でした。

  21. >おかあちゃんが寝たきりになると
    ちがう。介護施設に入れちまう。ベッドに寝かせて、
    胃に穴を開けてそこから栄養を日に三回流し込むから、
    看護婦や介護士がする汚れ物の世話も簡単。
    子供たちは自分の子供の面倒で手一杯で、
    お母ちゃんのベッドには週に一回見に行くだけ。
    これもまた実態。病院は今は死ぬとこなんだよ。

  22. ごめんね、
    ブリオッシュ、甘くて、嫌いだな。
    それより、油に強い、イタリアンのチアバッタが好きだな。これ、いずれ、流行るだろう、日本で。
    出べそ直したら、母ちゃんに洗濯で甘えるのも、
    万一の時にも、母ちゃんをもっと大切に出るんじゃないかい。
    何か、2chみたいに書いちゃった。
    ついでに、黄金の国ジパングは幕末前後で消えましたよ。
    金銀の兌換率の国際差を利用した米英などにより。
    要するに、金を海外に格安で奪われたってこと。
    とうの昔に消えたことです。
    福島様
    偶然見つけた、
    新自由主義、フリードマン、シカゴ派に対する否定的なブログです。
    かなり、踏み込んでいる。全部賛成ではないですが、中国のこととか???
    でも、というか、すごく読み応えあります。
    http://tokyonotes.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/market-fundamen.html
    読んでみてください。
    いずれにしても、世界的に否定された、経済を市場に任せれば、全てうまく行くというフリードマンの新自由主義、
    これを正しいかどうかと言っている人が生き残っているのは、日本だけだと思います。

  23. To hfb03202さん
    うちは母親が専業主婦で専業主婦の労働量がはんぱなく多く、姑から徹底していびられた時代でありました。はしだすがこの世界ですわ。美人でもなく家柄もよくなく学歴もない母は、美人で明治生まれなのに女学校もでて、琵琶の名手で若い男のお弟子もたくさんいてた才色兼備をほこっていた祖母に、なんであんたみたいな取り柄のなにもないのがワテのむすこの嫁やねん、みたいなこといわれて、よく泣いていましたよ。でも、祖母がぼけたら、ほとんど全部ひとりで介護して、自宅でみとって、赤ん坊みたいな祖母が、家族と認識し笑顔を見せるのは母だけでした。しかもその間、凡庸だけど善良(?)な子供を3人もそだてあげております。今も昔も私が、女性として最大の敬意を払うのは専業主婦であった母であります。むかしより監視する人(姑とか小姑とか)いないぶん、専業主婦は手抜き出来るようになったかと思いますが、本気で専業主婦したら、やっぱり相当な労働量でしょうよ。
     でも、その母が、娘には自分のような苦労をさせたくないと思って育てたのが私なんですよね~。今になって、育て方まちがったかも~とか、女の子はもっと人に愛されるように、よき家庭をもてるように育てた方が幸せになったかも~とか言い出すので(もう遅いって!)、母親の前では不幸せな顔はできませんですよ。

  24. To 福島香織様
    > でも、その母が、娘には自分のような苦労をさせたくないと思って育てたのが私なんですよね~。今になって、育て方まちがったかも~とか、女の子はもっと人に愛されるように、よき家庭をもてるように育てた方が幸せになったかも~とか言い出すので(もう遅いって!)、母親の前では不幸せな顔はできませんですよ。
    母親と娘の間の物語が、男親と息子の間の物語に比べてまた独特の苦労(?)を背負い込んでいる、というのは、よしながふみの傑作『愛すべき娘たち』を読んで気づかされたことでありましたが・・・
    福島様母娘の間にもいろいろな苦労(?)と情愛があるんですね。

  25. 性格は個性一部
    個性を受け入れない社会を変える
    それも一興
    容姿を含めてファンです
    仕事帰りにビール買い
    風呂上りのパジャマ姿でビール片手に
    仕事する
    窓の夜景の無機質さ
    間近な窓に生活の影
    問う声、答える声は無く
    流れるは音のみ
    我が内に
    問う声あれど、答え無し
    友有れど、情は無し
    過ぎ行く日々に光無し
    知に走る日々に途切れあり
    一人憂さを晴らすも一興

  26. 訂正
    我が内に
    問う声あれど、答え無し
    友有れど、情は無し
    知に走る日々に途切れあり
    ボードを叩き、憂さを晴らすも
    一興

  27. 福島さんへ 日本のマスコミの中にドッポリ浸かると流石の女史も見えなくなるのですね、この経済危機の中で日本の評価が改めて高くなっているのに(為替が評価しています)。日経新聞が自民党の成長戦略は具体性がないと言っていますが、本当に明きメクラかと疑います。「1、低炭素革命で世界をリードできる国」、太陽電池、電気自動車、省エネ家電で世界をリードしています。政府がやらなくとも民間が動いています。更に、低炭素社会実現に向けたサスティナブル・プラント構築の切り札に「ヒートポンプ」が脚光を浴びています。2020年、再生可能エネルギーに占めるヒートポンプの割合は3割を越すと想定されています。太陽光、風力、水力などなどに伍して、革命的な役割が期待されているが、これも日本が他国を一歩リードして先を行っています。断絶とか言っていますが、政治に休みはありません。すぐに対応変革をしなくてはなりません。小泉さんは構造改革路線を走った訳ですが、麻生さんは市場原理主義と決別し、中福祉、中負担に舵を切ったのです。この是非について識者は無言です。つまり賛成ということでしょう。先の民主党代表選挙のとき、岡田さんは構造改革路線と言っていました。鳩山さんは、大福祉、負担不問です。つまりアンチ小泉と行きたいところ、麻生さんに先に陣地を取られたということでしょう。私には民主党の困惑が見えるのですが。

  28. >母親の前では不幸せな顔はできませんですよ。
    中国での一人暮らしは幸せそうだったのに、
    日本だと不幸なのはなぜだ。
    まるで下宿暮らしをしてるみたいに見える。

  29. 共感を抱ける集団から切り離された
    いるべき場所にいないと感じるから
    ダイナミックな社会と爛熟と規律の社会
    アメリカンスクールとチャイナスクール
    視野の違い、のセンスの違い
    長期滞在の経験は触れた人間に影響を与える
    笑顔と結びつく背景が変化する

  30. >ブラウスもクリーニング出してしまいたいけれど、それを許さない産経新聞の給料
     東京は商店街が健在でクリーニング屋を爺さん婆さんがやってたりするから、何度も通って仲良くなったら娘扱いしてくれて、値段まけてくれたりすると思うけどなあ。
     おまけに新聞記者だと知れたら、商店街で人気者になれるはずだし。大阪と違って東京の下町はエリートを大事にしてくれるよ。
     帰りが遅くて商店街を覗くこともできないのかなあ。
     40半ばの独身で一人暮らしの看護婦さんなんか、こちらでは一軒家建てた人もいるぐらい金が貯まるらしいけどなあ。遊ばなきゃ一人暮らしのほうが豊かなはずだよ。

  31. To 福島香織さん
    > コメント欄って放置しておくとすごいことになるんだな。なんか気分がめいって、コメント欄を掃除することすらおっくうになる。

    ふふふ・・・
    ここみたいに愉快犯が出没するブログは閑古鳥がないてるのよりはましだと思って笑いましょう
    ちなみに最近のワイシャツはアイロンかけなくても形が崩れないのが多いです
    洗濯機からだして乾燥機にいれるとピンとします

  32. >麻生首相が今ひとつ、何をしようとも、国民の支持を得られないのは、
    >この時代の沈殿したい空気とはまったく異質に思えるような
    >元気はつらつさのせいかもしれません。(最近は前ほど元気ないけれど)
    福島さんは、前も書いておられましたが麻生さんがお好きなんですね。
    (というか憎めないというか)
    私は大嫌いです。
    「以前、権力に汲々とした酒焼けした野卑な顔が大嫌い」と書きましたが、
    その気持ちは変わりません。
    あの鈍感さ、自己陶酔、ひん曲がった口、
    顔見るだけで不愉快なのでTVに出たらすぐチャンネルを変えます。
    感覚で決めるなと言われるでしょうけれども、般ピーはこんなもんです。
    皆様と同様マニフェストは全然読んでません。
    でも、政権交代したらいいと思います。
    ダメだったら、また変えたらいいと思います。
    それくらいライトに考えていいと思います。
    人間、いつ職がなくなるかわからない、配置転換されるかわからない、
    という緊張感を持って仕事すべきです。
    たぶんこういう感覚で投票する人多いのではないかと思います。

  33. >新自由主義派あるいはシカゴ学派と呼ばれる経済学者は、高度な計算を駆使した金融工学で経済がコントロールできるという前提にたって、国家の経済政策、金融政策のアドバイスをおこなってきました。
    ちょっと違うような気が・・・。いや、かなり違うかな。あまり、エラそうなことがいえる身分ではありませんが、上の記述は事実に反していると思います。別にシカゴ学派でなくても「高度な計算を駆使」していますし(内閣府でもやっています)、民間の研究機関も駆使しています。かなり荒っぽい言い方をするなら、シカゴ学派は、「高度な計算を駆使」しても経済はコントロールできませんよ、という発想なので上の記述とは全く逆ではないでしょうか。
    水野氏は「高度な計算を駆使」するだけの頭脳がないだけかもしれませんが。
    >今回の90年代から続くデフレも、金融・貨幣政策でなんとかできると思ってやってきたわけですが、なかなか出来ませんでした。その理由を、やるべきときに思いきってやれなかったから、と規模とタイミングの問題であると考えている人が多かったのですが、そうではなくて、ここで一旦、歴史が断絶して、従来の経済理論が通用しなくなっているのだ、ということになるわけです。
    仮に、現在の予想通りになるならば、アメリカは「従来の経済理論」を駆使して金融危機からいち早く立ち直った国、日本は「従来の経済理論」を無視したがためにデフレ不況が続いた国、と未来の教科書に書かれるかもしれません。まあ、これも単なる予想なのですが。
    ちなみに、水野氏は日本のアカデミズムの研究者からは全く無視されています。水野氏をはじめ民間のエコノミストは「経済」を語る人であっても「経済学」を語る人ではないと思います。エラそうなことを言わせていただければ、一般的に、金融機関所属のアナリストやエコノミストは、不勉強なくせにエラそうな「投資家」と呼ばれる連中に媚びることによって生計を立てているので、レベルは高くありません。欧米のアナリストと比べるとレベルはかなり低いです。まあ、日本ではアカデミズムの研究者も大したことはありませんが・・・。

  34. To tour2asiaさん
     うん、わりと好きですね。人相はわるくても〝けっこういい人かも〝とか思っています。自分の最初の仕事が総理番でしたから、親近感があるのかもしれません。でも、政治家の資質、首相の条件は〝いい人〟ではないですから、やっぱり本質的には向いていないのかもしれない。あっちの意見をきいたりこっちの意見を聞いたりして、できるだけうまくやろうとしても、結局優柔不断とみられたり、一生懸命やっているけど、なんか、空回りしているようにもみえます。私はどちらかというと、超絶大人気者よりは、嫌われものヒネものが隠し持つ意外に純情な面とかを発見したりしたときとか、共感します。私もひねた人間ですからかね。
     今の情勢だと政権交代は避けられない、かな。霞が関とかも、そのつもりでいろいろ準備されているようで。でも、鳩山さん首相になったすぐに、故人献金問題で野党から責任を追及されるんでしょうかね。またまた小沢さんが暗躍したりして、政界再編とかごたごたやって、フタを明けてみれば、なんか自民党時代とあまり代わり映えのしない政治がそこにあったりして。日本の政局って、大山鳴動して鼠一匹、みたいなのが今まで多かったので、結果的にみると、えっと、どこが違うんだっけ、何がかわったんだっけということになるのではないかなあ、と思っているんだけれど。
     ところで政権交代を望む人は、何をのぞんでいるんでしょうか。官僚政治の打破?低所得層に手厚い福祉社会の実現?それとも、単に麻生首相以外の首相を望んでいるだけ?選ぶ国民の方が、政権交代によって、日本をどういう国にしたいかということをもっていないと、結局、新しい政権もやすきに流れるんじゃないかなという気がします。

  35. 世代間利益の調整
    抜本的農業政策転換による地方格差の低減
    経済の安全保障として資源備蓄と食料を含む資源開発の積極化
    FTAの再構築輸出依存経済の段階的転換
    外交政策の再点検(国連主義か地域同盟か)

  36. 追記
    経済の安全保障として資源備蓄と食料を含む資源開発の積極化
    と輸出規制対抗策の策定

  37. Willの連載もう終わりかよ。9月号に載ってねえ。
    民主党をナチスにたとえたのでクレームが来て休載かあ。

  38. 現世代と将来の世代の利益が一致しなくなった
    その利害の調整に失敗し
    国民に将来に対する希望を与えられなくなった

  39. To tour2asiaさん
    >ダメだったら、また変えたらいいと思います。
    変えられないように法改正する可能性については考えていないわけだ。
    馬鹿な民衆の代表ですか。
    ナチ・ヒトラーの台頭もはじめは民主的であって、のちに独裁的になった。
    公然と売国するハトポッポとその取り巻き。
    それがそうならないとする根拠はどこにあるんですか?

  40. >フタを明けてみれば、
    >なんか自民党時代とあまり代わり映えのしない政治がそこにあったりして。
    >日本の政局って、大山鳴動して鼠一匹、みたいなのが今まで多かったので
    それなら逆もまた然りで、演者が代わってもいいんじゃないでしょうか。
    少なくとも変化の度合いは大きいかも。
    >ところで政権交代を望む人は、何をのぞんでいるんでしょうか。
    >官僚政治の打破?低所得層に手厚い福祉社会の実現?
    >それとも、単に麻生首相以外の首相を望んでいるだけ?
    全部and moreですね。
    >選ぶ国民の方が、政権交代によって、
    >日本をどういう国にしたいかということをもっていないと、
    別に新政権にどういう国にして欲しいとも思ってないですね。
    警察、消防、上下水道、年金、教育、災害対策、富の再配分、弱者救済みたいな、
    ベーシックな官でしか出来ないことをキチンとやって、
    あとは邪魔しないでほしい。
    そもそも、「成長」って政府にしてもらうもんでしょうか。
    開発独裁時代ならいざ知らず、今の日本で。
    私の属する会社は年率5~10%で成長してますが、
    別に政府に何もしてもらってません。
    社員の創意とやる気、そして価値を創造し、
    それが消費者に支持されること、それに尽きます。
    会社が望んでいることは、
    政府に邪魔されないこと、意地悪されないこと、くらいでしょうね。

  41. 今、現役で働いている世代の大半は高度経済成長期の労働者としての経験もなく、ましてや明治維新以降の先人がいかにがんばっていたのか・・・という実感もないと思いますよ。整理された文献や映像に接する機会はあっても。
     
    もし停滞感があるとしたら、「それなりにがんばっているのに、ブラウスをクリーニングに出すほどのお給料は中々もらえるようにならない」そんな所にあるんじゃないでしょうか。
    私の周囲では最近鬱病になって休職している方が多く、会社もメールで注意喚起しているのですが、バブルの頃はそれこそ地獄のように今よりずっと忙しくて、体を壊す人が絶えなかったけど、心に問題を抱える人は少なかったと記憶しています。
     
    公称1000万部の某紙を取っている我が家としては、今のこの流れは(麻生さんとは別に)05年の反日暴動の後、静かに幕を開けたように感じています。ただ、某紙にはそんな事は一行も書いてなく、生き残り連合の外にある産経さん、毎日さん、若しくは中国の新聞がヒントをくれたりするわけですが。
     
    そして今年はアメリカに新大統領が誕生した年でもあります。
    私の記憶にある限りでは、「山が動いた」以降の伝統的なマスメディアの振る舞いが繰り返されているようにも見えますが、今回はどちらへどれほど動くのでしょうね。

  42. To fts01さん
    >ナチ・ヒトラーの台頭もはじめは民主的であって、のちに独裁的になった。
    >公然と売国するハトポッポとその取り巻き。
    >それがそうならないとする根拠はどこにあるんですか?
    確かに。「アウシュビッツは嘘だった」とか言い始めると怖いなと思いますね。気をつけないと。

  43. To sasurai1950さん
    >確かに。「アウシュビッツは嘘だった」とか言い始めると怖いなと思いますね。気をつけないと。
    そうですね。
    悪魔の飽食を根拠として731部隊が非道な行為に及んだだとか、南京大虐殺があったとか言い出したら怖いですね。
    参考に置いておきますね。
    http://sinzitusikan.iza.ne.jp/blog/entry/266313
    To 福島 様
    すっかり馬鹿が講釈垂れる場と化しておりますが、2コメルールは生きてますよね?

  44. To 福島 様
    僭越ですが
    下記のように自分の発言を消して欲しい方も居られるようです
    本人の意思を考慮してあげてください
    私のコメントは楽しく読めた場合消してください
    コメントの質の改善の為の資料にしたいと思いますので
    伏してお願いいたします
    一ファンより
    >すっかり馬鹿が講釈垂れる場と化しておりますが、2コメルールは生きて>ますよね?

  45. なるほど
    未だ未熟なコメントで楽しく読めない
    との判断のようですね
    よりいっそうコメントに励みます

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