時系列:チベットとその周辺で今まで何がおこったか。4月9日~14日

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■女流チベット族作家、オーセルさんのブログからの翻訳「時系列シリーズ」の続きです。

■4月9日

■きのう、中国政府が組織したプレスツアー第2陣(11人の北京駐在外国人記者を含む)が蘭州入りし、多くの香港、台湾記者とともに、甘粛省アムドチベット区を訪問。しかし、きょう、夏河県のラプラン寺(チベット伝統仏教のゲルグ派六大寺院のひとつ)を訪れたとき、20人あまりの僧侶が雪山獅子旗をもって仏殿から駆け出してきて、記者を囲み「ダライ・ラマを帰還させよ、我々はチベット独立を要求しているわけではけっしてない、ただ人権を求めているだけだ。われわれに人権はない」などと訴えた。また寺院内には多くの僧侶が拘留されており、夏河県内のいたるところで私服公安が監視していると訴えた。記者に訴える僧侶は短時間のうちに40人以上に増えた。3月27日から、ラサ・ジョカン寺の僧侶が第1陣プレスツアーに、決死の覚悟で涙で哀願し、真相を暴露したのち、チベット僧侶はまたもや、外国メディアに死の危険を冒して抗議を訴えたのだった。

     三日前の6日、カム(青海省玉樹チベット族自治州)玉樹県のある寺院で、100人以上のチベット族が寺の外で、「チベットの自由!」「ダライ・ラマの帰還を」といったスローガンを声高に叫んでいた。このとき、寺院内では仏教活動中で、デモを行った者たちは武装警察にすぐに鎮圧され、多くの人が捕まった。消息筋によれば、ラサ事件後、県内はしょっちゅうチベット族のデモ抗議活動があり、毎回、武装警察に鎮圧平定される。だが、当局は、拘束したデモ参加者の数や死傷者数を公開したことはない。

 

    
きょう、午前、チベット自治区のシャンパ・プンツォク主席は記者会見席上で、外国記者から、3月27日のジョカン寺の僧侶による涙の真相訴求に関する質問に答えて、次のように説明した。

 「記者が去ったあと、十数カ国の外交官がラサを訪れたが、あの日、わたしは外交官らに状況を説明した。外交官らも、僧侶らに絶対会いたい、ジョカン寺に行きたいと言い出したから、私は同意した。私はあした行きましょうといった。というのも本来の日程にはないアレンジだったからだ。二日目、外交官らはジョカン寺にいった。しかし時間が早く、また寺の公開日ではなかったため、ラマ僧はまだ起きておらず、しばらく呼びかけても、ラマ僧は出てこなかった。私は外交官らに、心配ない、記者が再びやってきたとき、彼らに会うことができるでしょうと説明した。われわれは、僧侶たちが記者にどんな意見を訴えたとしても絶対に彼らを罪に問うことはしないし、処罰したりしない。それはあり得ない。我々は法治国家だからだ。もちろん、もし彼らがその他の犯罪行為にかかわったと分かったら、それは別問題だ。処罰やら逮捕といった問題はこの件に関しては絶対ない。質問ではあの僧侶らはどこにいるのか、ということだが、彼らはジョカン寺にまだいる。もし、僧侶らが、打ち壊し略奪焼き討ちなどの違法犯罪行為をしていなければ、まだジョカン寺に長期間いるはずだ。」

 

     この談話は、僧侶らの近況をさら憂慮させる。「ラマ僧はまだ起きていない」という説明はあきらかに変だ。シャンパ・プンツォク主席はさらに、チベット現地ではいままでに953人が騒乱に関与した疑いで警察に拘束され、328人がすでに釈放され、それとは別に403人について、検察から逮捕批准がでたという。また93人の指名手配犯のうち、もっか13人が逮捕され、9人が自首したという。拘留されている容疑者のうち362人が自首だったという。しかし、テレビ報道によれば7日までに第17号指名手配令が発布され99人が指名手配されている。93人ではない。

 

     ある情報によれば、チベット自治区ラサ市の各地区の各当局機関、各国私営企業、各大学中学小学校、各居民委員会などの事務所では、3・14事件を世論でたたくよう要求があり、「ダライ分裂集団」の罪を暴くよう求められた。とくにチベット族幹部、職員は「ダライ集団」の「暴行」を暴き、ダライ批判文を書くよう求められた。過去に寺院に対しても同様の活動が行われたが、さらに社会全体にこの活動はひろがっており、7、8才の子供も例外ではない。

 

■中国公式メディアの一方的なプロパガンダ方式の報道により、中国人の間には民族仇恨の感情が生まれてきている。中国のインターネット上では、チベット族をののしり、チベットの精神的指導者・ダライ・ラマをののしる言論であふれている。また、経験者(目撃者)と身分を偽ってウソの文章を書くものがたえずあらわれ、ラサ、アバ、そのたチベット地域で発生した抗議事件の真相を覆い隠している。北京、上海などのホテルでは、チベット族の予約やチェックインを拒否するところが出てきているらしい。

 

■第18号指名手配令が発布された。6人で全員男性。これで105人のチベット族が指名手配された。

 

 4月10日


■きょう、3・10事件からまる一ヶ月がたった。これはつまり、3・14事件で亡くなった亡霊にとっては28日目になる。チベットの葬儀習俗において、28日目は、クツェシェパといい、ラサの多くのチベット族はろうそくをともして祈祷するのである

     第19号指名手配令が発布された。6人で5人が男性。これで111人のチベット族た指名手配された。

 

     ラサの列車駅の部屋は臨時の監獄になっているという。一部の拘束されたチベット族は列車に西北の監獄に護送される。もっか、ラサから西寧行きの列車では、ほとんどのチベット族は徹底的な検査をうけ、多い場合は七回のチェックを受けねばならない。チベット自治区で身分証明書のないチベット族はラサには入ることができない。

 

    
チベット自治区は旅行者に外国観光客の旅行アレンジを停止するよう通達した。理由は五輪聖火が五月初め、ヒマラヤ地区を通過するので安全を確保するためという。この命令は先週の観光部門による「5月1日から外国ツアー受け入れ再開」という決定を撤回することになる。

     ある情報によれば、アムド(甘粛省甘南州)夏河県のラプラン寺で複数の僧侶が拘束された。原因はきのう、プレスツアーの外国記者に真相と願いを訴えたからだ。

■4月7日夜、アムド(甘粛省南州)瑪曲県の欧拉寺の30人の僧侶と欧拉土美村の10人のチベット族が逮捕された。アムド(四川省アバ州)では数日前からアバ県の格徳冬日寺の逮捕された23人の僧侶のうち、洛桑次成、洛桑尊珠、洛桑赤列、洛桑尼と嘉瑪らが釈放された。

■アムド(四川省アバ州)アバ県の栄薩?
郷は、全ての郷鎮のなかで、当局がもっとも宣伝と捏造を展開している地域だ。現地の民衆にビデオカメラに向かって、「ダライ集団反対」「永遠にダライ・ラマの写真は持ちません」「ダライ集団には参加しません」「分裂主義者には従いません」「民族分裂の画策は成功しません」「中国共産党を熱愛しています」「党の指導者の言うことを全て危機、党の恩と徳に感激します」などの8項目の内容を発言させ、もし言わなければ、すぐに逮捕したという。

 

  4月11日

 

■もっか、21人の中国弁護士が、逮捕されたチベット族に法律的援助の提供をねがいでている。その署名つき手紙のなかで次のようにのべた。「国内の関係報道によれば、3・14事件において、数百人がすでに逮捕されたという。弁護士として、われわれは関係部門に厳格に憲法、法律、関連の刑事訴訟プロセスにしたがって、逮捕されたチベット族に対応するよう望む。自供をせまることは絶対せず、司法の独立を尊重し、法律の尊厳を維持するように。われわれはここに、関連の事件に対し厳重な関心を表明し、逮捕されたチベット族に法律的上の支援を提供することを願う。」

 

  しかし、ここに参加を表明した弁護士のうち数名がすでに当局から警告をうけ、チベット事件に介入することはできないすくなくとも3人の弁護士が脅迫をうけたため、しかたなく辞退した。弁護士によれば、北京市司法当局はすでに弁護士に、かれらがチベット族の事件の依頼を受け、かれらの弁護を行うことを許さないと伝えてきた。また、「チベット現地の弁護士は十分にたりており、外地からの応援は必用ない」といった。

■これはつまり、政治が司法の独立に干渉しているということであり、チベット族の受けるべき司法上の保護権を剥奪されたということだ。この情勢のもと、弁護士たちがどのくらい貢献できるかは想像しにくいが、高圧的な恐怖にさらされているチベット族にとって、あえて危険を冒してくれる弁護士はきわめて得難いであろう。さらにもっと重要なことは、きたる審判の結果が人々を納得させないであろうということで、当局が弁護士を準備したといっても、実際弁護しがいないのと同じであるということだ。

  ある情報によると、数日前、ウ・ツァン(チベット自治区)阿里地区の日土県で4,5人のチベット族が「ダライ・ラマと対話し、チベット問題を解決せよ、チベット族に対する鎮圧と虐殺を停止せよ」のスローガンを叫びながら、抗議デモを街でおこなったが、すぐに警察に逮捕され、獅泉鎮で拘留された。また、カム(四川省甘孜州)甘孜県の東谷区の僧侶と民衆は当局から「もし山の上に逃げたチベット族が降参して降りてこなかったら、寺院や普通の村民にまで危害が及ぶだろう」とおおっぴらに脅迫した。当地の銃で撃たれたチベット族はあえて病院にいかず、治療が間に合わず危篤状態に陥っているという。

 

■ラサのデプン寺、セラ寺、ジョカン寺、ラムチュ寺などは軍警に包囲されすでに一ヶ月がたち、信徒が寺に参拝にいくことが禁じられているだけでなく、寺院のすべての仏寺と教学が強制的に停止させられ、僧侶の日常生活は困窮し、飲食も少量しか提供されておらず、固定電話、携帯電話ともに通じない状況だ。もっか一部僧侶は行方不明のまま。外界の関心と助けを強く求め続けている。

 

■第20号、第21号の指名手配令が発布された。20号令では18人、21号令では14人が指名手配された。すべて僧侶。この日の指名手配発表人数はこれまでで一番多い32人だった。これで143人のチベット族が指名手配された。

 

 

 

■4月12日

 

■最新の情報によると、10日夜、また軍が大挙してデプン寺に進軍。11日はデプン寺に向かう道路が封鎖された。原因はすでに30日以上にわたり寺が軍に包囲されたことで、多くの僧侶が飢えており、下山して当局に戒厳解除を要求する準備をしていたからという。また、軍警が寺に入り僧侶を連行した事件が発生したという情報も。今回の衝突は、もっか詳細はなお、明らかになっていないが、死傷者がでているという寺院との通信は以前ブロックされていて、連絡のとりようがない。このニュースはすでにラサ全市に伝わり、チベット族は不安にさいなまれている。

 


■最近、ラサ中学でチベット族と漢族の学生間で衝突があったという。当地の多くの漢族はチベット族に敵意をむき出しにしており、チベット学生の自転車のタイヤ修理を拒否したりするケースも。野菜市場にいけば、漢族の野菜売りが、おおっぴらに「キュウリ一斤、漢族は2元、チベット族は3元、ざまあみろ”と叫んでいるという。3月末、農牧局野菜市場で、価格のトラブルが発生、野菜売りらが5人のチベット族をなぐり、そのご兵士が発砲、その弾が5人のチベット族のうち一人のふとももに当たったという。5人のチベット族は逮捕された。

 3月14日後、一部事件に関係のないまま使っていたチベット族が釈放された。これらチベット族は3・14事件にはまったく関係のない、ベビーシッターや、買い物客ら。バルコル、嗄瑪?桑などチベット族居住区に住んでいただけの人や、その地域で家の修理を行っていたチベット族大工すらのきなみ拘留されていた。そのうち100人以上が学生(中学~大学)だった。ラサ列車駅の倉庫に約800人が押し込められ、一部は軍の看守に引き渡され、一部は公安と捜査部門が預かった。

  軍に引き渡されたものは残酷な虐待をうけたという。殴られ、裸足にされ、食事もなかった。公安と捜査部門に引き渡された場合は、まだましで、食事はあった。その後、一部の人たちが、ラサの古扎看守所に移送された。またラサの堆慶県監に移送された人もいた。シガツェ、ナクチュ各地から人が派遣され、同じ原籍の土地に振り分けて拘留されてた。そのご、ラサ籍の拘留者が釈放された。もっか、ラサ当局はすでに3000人を拘束している、という。

     第22号指名手配令がでた。11人でほとんどが僧侶。これで154人のチベット族が指名手配された。連続3つの指名手配令が発布され、その数は増えている。これらはおおむね僧侶で、くわしい状況は分からないが、ラサの寺院でまた何かがおきたということはまちがいない。デプン寺で発生した昨日の事件と関係かるかもしれない。

 
カム(四川省甘孜州)甘孜県東谷区で、当局が現地の僧侶と民衆の抗議を鎮圧したのち、山に逃げ隠れていた300人以上の僧侶と民衆に対し、つぎのような通知を発表した。「もし、五日以内に山をおりて投降しなければ、東寺谷を破壊する」。当局の指定した期限がきても、僧侶や村民は山を降りてこなかったという。もっか、現地のチベット族と連絡がとれず、政府が東谷寺を破壊したかどうかは不明。報道によれば、この寺の僧は「下山すれば、すぐつかまる。東谷寺に3人入るとすると、三部隊が外でまちかまえている。我々は本や金などを寺院に残してきたが、全部やつらがもちさり、まるで強盗にあったみたいだ。東谷寺はこの数日まだ壊されていないが、門はすべて開け放たれたままだ」。

  東谷寺は悠久の歴史を誇る名刹で、歴代僧侶が多くの貴重な文物を残しており、金の仏像やタンカなどの文物も文革の災難をのがれていた。しかし、今回の災難のなか、幸運にも存在し続けることができるかは、はなはだ心配だ。

 

 

 

■4月13日

 

■ラサの多くの人によると、11日にデプン寺で発生した軍警による僧侶の鎮圧事件は、詳しい状況は分からないものの、僧侶の命の安全が心配されている大事件のようだ。外界の密接なる関心を求める。

 第23号指名手配令が発布された。7人、すべて男性で、僧侶はいない。これで指名手配されたチベット族は161人。

カム(四川省甘孜州)の康定で、当局は、12日から,甘孜州の18の県の各寺院の主管、当局機関の責任者を召集し、緊急会議を開いた。そして、すべての参加者に「ダライ・ラマに反対する」という文章にサインをもとめた。また13日から甘孜州の43の寺院で、「愛国愛教」「ダライ集団反対」宣伝活動を展開した。

     ある日本記者の報道によれば、ダライ・ラマの故郷の青海省西寧市平安県紅崖村で、古い家の閉じられた門の両脇に青海省司法当局の通知が張られていた。通知日は4月2日付で、中国語とチベット語の両方で書かれてある。中国語の内容は、「国家安全に危害をあたえる表示のものを張ったり配ったりすることを禁止する。またダライ・ラマの肖像、写真を製造、配ることも禁止する」というもの。また、通告には、「不法分子が道の迷いを知り元にもどる唯一の出口は、自首して罪を認め、(他の)不法分子をの供述をすることである。司法当局は処罰を軽減するだろう。」ともあった。通知はさらに「一般民衆が不法分子を検挙すれば、賞賛、奨励をうけるだろう」と指摘。昼間は警察のパトロールがあり、ダライ・ラマの故郷に通じる道路は封鎖されているという。

 

 

 

 4月14日

■昨晩、チベットテレビのニュース番組はチベット自治区公安庁が組織した法制宣伝教育工作チームをすでにデプン寺に派遣駐在したと報じた。新華社(電子版)チベットチャンネルも、昨日この報道に関して、「宣伝教育活動を強化し、清浄な仏事活動を回復するため、近日法制宣伝教育工作チームをラサのデプン寺に駐在させることにした」とのべていた。

     デプン寺は「ある関連部門が一部寺院に法制宣伝教育工作チームを派遣した」ともらしたほか、「工作チームは民族宗教政策を堅持し、厳格に法に従って、穏やかなプロセスで活動を展開し、多くの僧侶と信者群衆の理解と支持を得た」とのべた。ラサから伝わった情報によると、いわゆる「活動は順調に展開された」という言葉はおそらくウソである。目下、デプン寺への道路は閉鎖されている。ただし沿線道路はすでに封鎖解除されている。デプン寺で発生した状況は以前詳しくはわからない。デプンはラサ市中心部より西に8キロ、根培孜山の中腹にあり、ゲルグ派の第一大寺院。僧侶は規定では7700人で、最盛期は一万以上いた。ただし、今は千人足らずの僧侶がいるだけだ。

     人民日報のサイト、人民ネットhttp://pic.people.com.cn/GB/7116653.html
きょう午前報道されていた西藏日?報道。:チベット警察が3・14事件容疑者の懸賞金付き指名手配を発表。チベット自治区高級人民法院、自治区人民検察院、自治区公安?ともに、4月11日付けで
共同通告を発表した。14人の指名手配のチベット族写真があり、うち12人はあきらかに僧侶だった。写真の上には、136号容疑者、137号容疑者…。といった説明があった。11日に指名邸は威が発表されたことから、おそらくこれら指名手配手配の僧侶は、4月11日にデプン寺で発生した事件と関係あるだろう。また、中国オフィシャルサイトで発表された、チベット僧侶を中心とした指名手配写真についてあった付記には、特別な意味が含まれているかどうか注目に値する。

     チベット自治区高級人民法院、自治区人民警察、自治区公安庁、共同通知:以下の容疑者に関して指名手配を行う:
チベット自治区公安庁
2008年4月11日
以下の人員は打ち壊し略奪焼き討ちなどの違法犯罪活動に参与した。広大な民衆が積極的に手がかりを提供することを歓迎し、手がかりが事実とわかれば、2万元の奨励金を与える。手がかり提供者の秘密は厳守する。通報電話0891―6311189 6324422 あるいは
110
チベット自治区

■このほか、今晩は指名手配令のテレビ放送はあったかどうかはまだわからない。もっか、ツケを払う時期にきており、厳格なコントロールが展開され、表面からは真相はわからない。ただチベット族はみな心のうちは恐怖をいだいている。

■12日、カム(四川省甘孜州)康定で、当局は甘孜州の18カ件の寺院主管と当局機関の責任者を召集し、緊急会議をひらき、各寺院で中国国旗をかかげ、その五星紅旗のしたで、チベット事件がダライ集団による策動である、ダライの分裂主義批判を固く決心する、などと宣誓するよう要求した。

     また、中国当局は12日に報道されたチベット・チャムドの「3・23」爆破事件が、貢覚県の相皮郷通夏寺学経院の9人の僧侶の仕業であると発表した。うち3人の僧侶は仁青江村(27)、晋美(28)、多傑旺加(31)で4月1日に逮捕された。チャムドから四台の軍用車が相皮郷通夏寺にやってきて、寺院を包囲したのち、外界との連絡が一切とざされた。4月3日、この寺の僧侶は「私たちは無罪だ」「拘束された僧侶を釈放すべきだ」「われわれは宗教信仰と自由が必用だ」などのスローガンを叫び、このとき才丹(30)、?嗄平措(19)、次旺益西(20)、次仁旺堆(17)、旺傑(21)?桑次仁(20)ら6人の僧侶が逮捕された。また貢覚県の県城でデモがあった。 当局は逮捕した9人の僧侶を犯罪の容疑者として発表し、「彼らは爆破事件の事実をすなおに供述した」と公布した。

 また、別の信頼できる情報によると、数日前に四川省仏学院の学生、桑伯は雪山獅子旗をかかげ康定県の県城でデモ行進した。康定県の塔公郷の牧民は軍用車に対し、雪山獅子旗をかかげ、「チベット独立」「ダライ・ラマのチベット帰還を歓迎する」などのスローガンを叫び、2人が連行され、どこにいったかは分からない。

 

 

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「時系列:チベットとその周辺で今まで何がおこったか。4月9日~14日」への49件のフィードバック

  1. 福島様いつもご苦労様です。
    日本は2時過ぎ。長野の聖火リレーまであと6時間半を切りました。
    参加され「ふりー・ちべっと」を叫ぶ皆さんの安全を祈っています。
    旗の大きさや、数や、声の大きさだけが意見を決める訳じゃない。
    苦しむ人が居る限り、声は上がり続けますよ。
    そして、私達はその声を小さくても聞き続けなければ。

  2. いつもの常駐されていらっしゃる方のコメント書き込みが少ないと
    思ったら、もしかしたら長野にバスで移動中だから?かな・・・
    テレビなんかは、リレー騒動ばっかりだけど、きちんとチベット問題
    を取り上げて欲しいです。

  3. ご苦労さまです。
    不発のようですが、発炎筒が投げ込まれたとか、チベット国旗を持った男性1名が警官に制止されたとか、テレビでやってます。その男性が持っていたチベット旗はすぐさま取り上げられてました。
    聖火を持ってニコニコしてるランナーには憎悪をうっすらと感じました。自分のことのみを考え、殺され、拘束された人々のことはどうでもよい、そのような態度は許されることではないと思います。

  4. 福島様、お疲れ様です。
    『時系列』をゆっくりと、でも確実に、続けていただきたいと思います。
    今はただ、実情が知りたいだけ。

  5. >tenyoufood
    聞くばかりじゃなくて
    タマにはオメーがソース提示しろ
    ボ ケチャ ンコロが

  6. >tenyoufood
    さくじょ と書かなかったのと
    30分以内に返信したことは評価してやる
    (優秀だなw)

  7. いつもありがとうございます。
    時差があるのかも知れませんが、中国本土でのチベット押さえ込みは
    ダライ・ラマ氏との対話を匂わせる報道とは 逆ですね。
    >現地の民衆にビデオカメラに向かって、「ダライ集団反対」「永遠にダライ・ラマの写真は持ちません」「ダライ集団には参加しません」「分裂主義者には従いません」「民族分裂の画策は成功しません」「中国共産党を熱愛しています」「党の指導者の言うことを全て危機、党の恩と徳に感激します」などの8項目の内容を発言させ、もし言わなければ、すぐに逮捕したという。
    まるで 大昔の踏み絵のようです。
    このような様子を見ていると やはり一部で言われているとおり
    対話報道は 北京オリンピック成功までの間の
    西側向けの、実体の無いリップ・サービスでしょうね。
    まったく信用の出来ない中国です。
    今日の長野聖火リレーは 異常でした。
    あれが平和を求めるものでしょうか? ただの護送です。
    今回の北京オリンピックが 平和から程遠いことを
    聖火リレーを通して 世界中に宣伝してくれています。

  8. こんばんは。
    世界各地での聖火リレーに続き、
    今日日本でも行なわれました。
    自分の国にこれほどの中国人が在住していたのかと改めて思い知らされた
    のは私だけでしょうか?
    恐らく世界中の人々が、自分の国に中国の旗を振りかざし大騒ぎする人数の
    多さに驚いたのではないかと思います。
    世界的には五千万人にも満たない国が殆どですが、彼らにとって14億人とい
    う人口が恐怖や警戒を引き起こす日が来るのではないかと思います。

  9. おやおや。福島さんの場所で喧嘩はよくないな。
    天洋食品さん。
    「西蔵日報」のことを知りたいなら「検索(けんさく)サイト」と言(い)うものを利用してみるとよいですよ。
     例(たと)えばGoogle(ぐうぐる)とかヤフーとか。中国産(ちゅうごくさん)の「百度(ひゃくど)」と言うのもありますね。
     いずれの場所(ばしょ)でもよいのですが,「検索」とか「Search」(さーち)と書(か)かれた灰色(はいいろ)のボタンの左側(ひだりがわ。右(みぎ)の反対(はんたい)です)にある白(しろ)い四角(しかく)の中(なか)に,あなたが知(し)りたいなーと思(おも)っている「西蔵日報」(にしくらにっぽう,ですか?)という漢字(かんじ)を入力(にゅうりょく。そこにカーソルってやつをもっていって文字(もじ)をいれるんですよ)します。そうしましたら,次(つぎ)に「検索」と書かれたボタンを押(お)します(がめんを押したらダメですよ。カーソルをボタンの上(うえ)に動(うご)かしてマウスを左クリックするのが,「押す」です。)
     そうしましたら,ずらっとあなたの見(み)たい言葉(ことば)が含(ふく)まれたサイトが出(で)てきますので,あとはいろいろ見に行ってみてください。
     ここは日本語(にほんご)のサイトですので,漢字には日本語の読(よ)みをふっておきました。参考(さんこう)にしてください。

  10. うん、喧嘩はよくないね。
    でも何らかの意図を以ってジャーナリストのブログを
    無意味なコメントで汚す外患誘致(外患そのもの?)の主犯には
    それなりの扱いをしたほうがいいと思うよ。
    さて、今日の聖火リレー、派手なアクシデントはなかったけど
    いろいろと楽しませてもらいました。
    現地に行ってチベット旗振れなかったのが残念でした。

  11. こんばんは、お疲れ様です。
    昨日、リレーが行われました。なんとも奇妙なものでした。
    だけど、一つだけ心に焼きつくシーンがありました。
    亡命チベット人2世の方が決死の覚悟で車道のテレビカメラの前に飛び込まれたのです。
    最初はもちろんチベットの方とは知りませんでしたが、その表情その叫びに思わず涙しました。血を吐くようなフリーチベットの絶叫、あれほど純粋で悲痛な叫びを聞いたことがありません。テレビ音声だったのに魂に響きました。長野の沿道にひしめき合う大旗は血のように赤い、不適切な表現かも知れませんが素直に思ったことです。
    You Tube等でご存知かも知れませんが、ラサ・ジョカン寺の僧侶の決死の訴えは、日本の仏教会を動かしました。善光寺もその一つだそうです。
    今回の決死の訴えも、見聞きしたところ私を含め多くの方達の心を動かしたようです。
    だけど、あんな方法をとることでしか世界に発信できないなんて、しかも命を賭けて・・・
    改めて福島様のブログの重さと素晴らしさを知った思いです。
    数少ないチベットからの情報を提供してくださる福島様に心から感謝申し上げます。
    どうぞ、ご自愛くださいませ。

  12. 私は善光寺さんでの供養の映像に胸打たれました。
    報道ではトピック的にしか扱わなかった映像でしたが、全ての原因があそこにある事を忘れ無いようにしようと思っています。

  13. 福島香織さま
    お疲れ様です。福島さんのおかげで食品問題のときもそうでしたが、多角的な情報を知ることができて感謝しています。
    日本でのリレーは予想以上に「平穏」に終わりましたが、各国のリレーの模様が今のその国と中国の力関係を現しているとすれば、いたしかたないかもしれません。私達中国在住者にとっては毎日が中国人の中にいるわけだから見慣れた光景でも、日本国内にいる日本人の皆さんが、あの中国人が一致団結した風景を目の当たりにすることでどんな感想をもたれたのか、とても興味があります。
    ところで、私は日ごろ中国の若い世代と接することが多いのですが、昨日彼らの一人(24歳・湖北省出身・上海の大学を卒業)に「天安門事件について知りたくても、何も材料がない。本当に北京で人(北京市民や大学生という意味)は死んだのか?」と聞かれました。こういう中国人の若い世代が自分の国の負の歴史を知りたいと思ったとき、どういうアドバイスをすればいいのかとても悩んでいます。また、フランスや各国のリレー妨害について意見を求められても、日本側の情報で私が意見を言っても聞く耳を持たず、ああいえばこういうで筋違いの反論にあうことも多いです。一番いいのは、中国自国の識者による客観的な意見や考えを紹介することだと思うのですが、私は今のところ見つけられません。
    このような、「素朴な」中国人の若者の疑問に対して答えるにあたって、もし福島さんに良いお考えがあったら教えていただけませんか。(お忙しいようならもちろん結構です ^-^)

  14. 横レス失礼します。
    >日本でのリレーは予想以上に「平穏」に終わりましたが、
    どうなんでしょうか? 中国国内での報道はともかく、逮捕者や負傷者を出し、あちこちで乱闘騒ぎが起きていた昨日の聖火リレーが、「平穏」だったとはとても思えないのですが。
    >日本国内にいる日本人の皆さんが、あの中国人が一致団結した風景を目の当たりにすることでどんな感想をもたれたのか、とても興味があります。
    長野を埋め尽くした赤旗と中国人の陶酔した表情を見ていると、走資派を吊るし上げている紅衛兵のようで、不気味としか言えません。中国人と接する機会が比較的多い私でさえそう思います。
    >こういう中国人の若い世代が自分の国の負の歴史を知りたいと思ったとき、どういうアドバイスをすればいいのかとても悩んでいます。
    私にも似たような経験がありますが、共産党政権の独裁が続く限り、どうしようもないんじゃないでしょうか。中国国内からはアクセスできない六四関係のサイトをプリントアウトして、犠牲者の写真でも見せれば信じてもらえるかもしれませんが、そんな物を中国に持ち込んだことがバレたら、どんな目に遭うか分かりませんよね。
    >また、フランスや各国のリレー妨害について意見を求められても、日本側の情報で私が意見を言っても聞く耳を持たず、ああいえばこういうで筋違いの反論にあうことも多いです。
    中国人は自分たちは常に正しいと思い込んで、自らを被害者だと勘違いしていますから、何を言っても無駄じゃないでしょうか。彼らの思考方法が、洗脳教育の賜物か、中華思想に由来するのか、それとも両者の混在したものか、私にはよく分かりませんが。
    今のところ中国国内では目立った反日活動は起きていないようで、現地在住のみなさんはひと安心といったところでしょうか。今日は韓国ソウルで聖火リレーですが、こちらでも激しい抗議活動がありそうですね。

  15. 書きたいことがごっちゃになって、どう書いたらいいのかわかりませんので、箇条書きにします。お許し願います。
    1.中国問題専門家が常に陥りやすい落とし穴に、中国民衆のデモを中国政府への不満の捌け口として取り扱うこと、またはそれが中国政府の洗脳の結果として取り扱う、いかにも自己撞着的な二つがあります。
    2.中国では過熱な愛国心が盛り上がっている一方、日本では、「ボウシオウチョウ」的雰囲気がかもし出されていないかを心配しています。
    3.時節も時節で、日本でも中国擁護論が出ないと同じように、中国でも、反省する識者の声も聞きませんが、4.24付けの「南方週末」に民族主義を反省する文章が三つも載っています。実は、「売国」よりも「愛国」を憂慮する識者の方が多いと思います。ある討論の番組で、「カラフールが安ければ、なぜいかないの?」と反問するおばあさんの生活実感がむしろ中国庶民の基盤となっていると思います。
    4.「フリーチベット」の内実はなんでしょうか。独立なのか、自治なのか、暴動なのか、一致していないようです。本当に海外で喧伝されるような民族洗浄が行われているのなら、今回の暴動が起きないのではないでしょうかね。私には、ダライラマをはじめとするチベットの貴族文化とチベット庶民の利権を融和させるのがその「フリー」の内実になるべきではないかと思います。
    5.赤旗で長野を埋め尽くせば勝ちだと思い、日本にいながら日本人の心を知らない中国留学生のことをおろかに思います。いっそのこと、トーチ(聖火ではありません、笑劇の道具です)を消させたらいいんじゃありませんか。

  16. >日本でのリレーは予想以上に「平穏」に終わりましたが、
    予想は人それぞれですね。
    彼らはタダひたすら共産党を盲信してるわけではない無いと思うし、
    アメリカ人がイラク戦争の時ブッシュを支持したように
    やり場の無い愛国心から、共産党のかたをもってるのだとおもう
    のです。
    やはり事実を教えるのが一番でしょうが。
    それが貴方の立場をまずくするようでしたら、
    西側発表と中国の公式発表を合わせて教えてあげたら
    どうでしょうか。判断は彼らに任せてしまう。
    おそらく、中間程度を取るでしょう。
    >客観的な意見
    産経のスタンスはご存知の通り、ここでも見つけるのも難しいでしょう。
    >「素朴な」中国人の若者の疑問
    あなたは、中国人の方には
    「日本人=中国に利する発言をするわけがない」
    の先入観を持たれてしまってるのかもしれませんし、
    熱くなったゆえに反射的に反論してるのかも知れません。
    20代半ばの青年ならもう善悪の区別はつくはずですし、
    大学を出ていれば政治の事も少しは分かるはずです。
    人間はだれもが自分は正しいと思いたいものですが、
    彼らに意見を求め、彼らに冷静に考える時間をあげるのも
    良いと思います。貴方の前ではプライドが高いゆえに、
    口頭では前と同じ反論が帰ってくるかもしれませんが、
    心の中では・・・と思います。

  17. To yingjie79さん
    >3.時節も時節で、
    CCTVキャスターで、カルフール不買運動に批判的な言動をした白岩松さんや前駐フランス大使の呉建明さんのインタビューが24日南方週末に紹介されていました。また、ここでみなさんに紹介するかもしれません。また、呉稼祥氏(胡耀邦、趙紫陽時代のブレーン)が中国青年報氷点で4月2日に国粋主義を批判する挑発的な論文を発表して、伊藤正総局長が26日付「緯度経度」でとりあげています。メディア、テレビなどを通してみる愛国一色に見える中国人も、実は清一色ではないということでしょう。こういう論争も庶民レベルでもっとおおっぴらにできれば、中国という国の成熟の大きな助けになるのにね。今のところ、一部の果敢なメディア、一部の地位がある(身の安全の保障された)人しか、人と異なる自分の意見を堂々と表明できないのが残念。

  18. To yingjie79さん
    >4.「フリーチベット」の内実はなんでしょうか。
    私の友人(日本人)が、フリーチベットというから中国が怒るのであって、リスペクトチベットと叫べばいいのではないか?といいました。リスペクトチベットとは、チベット族の文化、信仰、その存在を尊重せよ、すなわちダライ・ラマを尊重せよ、ということです。私のみるかぎり、きくかぎり、感じるかぎり、9割のチベット族がダライ・ラマを尊敬しています。中国側がダライ・ラマを尊重しないかぎり、チベット問題の解決の道はない、信仰とはそういうものではないでしょうか。かつて、日本人にとって天皇陛下は政治的指導者で現人神として信仰の対象で、親愛、尊敬の対象でした。日本が戦争にまけたとき、しかし米軍は天皇陛下を否定せず、その命を守りました。それは、天皇の存在を守らねば日本は統治できないという判断です。天皇を処刑すれば、日本人は子々孫々、米国の敵となり、最終的には日本国民を殲滅せざるをえない、ということになるのを恐れたからでしょう。いわゆる「チベット解放」前、マルクス・レーニンの民族政策に共感してコミュニストとなったチベット族青年はそれなりに多くいました。その一人が、以前ブログで紹介したプンツォク・ワンギェル氏です。彼もダライ・ラマを非常に敬愛していました。彼の考えたチベットの近代化とは、ダライ・ラマを頂点とした信仰、伝統文化をそのままに守り近代化をすすめる形で、天皇の存在を守りつつ近代化に成功した日本の明治維新に近かったそうです。日本にできて、どうしてチベットにできなかったか、米国にできたことがどうして中国にできなかったか。そういう視点で、考えたことをまた、いつかブログにアップしたいと思います。

  19. To 夕霧さん
     中国で教鞭をとる多くの方の共通の意見として、今時の中国の若者のもっとも苦手な質問は、「そう思うのはなぜか?」と説明を求める質問なのだそうです。中国では長らく、学生に自分でものを考えることを教えてきませんでした。スローガンを繰り返し暗記する、当局(新聞)の説明どおりに頭にいれる、といのが教育であったと。そして議論も苦手のようです。多数の意見に同調して、少数の意見をやりこめ抹殺する、というのが中国でいうところの議論のようです。そこで、議論が紛糾して、筋違いの反論にあったときには、こちらから反論せずに、「そう思うのはなぜか?」と相手に説明させるのがいいのではないでしょうか。
     こちらから「なぜ、パリであんなにも激しいリレー妨害が起きたと思うか?」と聞いてみて、答えが返ってきたら、そう思うのはなぜか、と。
     また、こちらの識者の興味深い意見などは、できるかぎり、ここでも紹介していきたいと思います。

  20. 時系列は、まだつづきますから(とりあえず今日中に4月19日ごろまではアップする!)、しばらくしたら見に来てね。

  21. いろいろ教えていただき、ありがとうございます。
    私が思う「ダライラマをはじめとするチベットの貴族文化とチベット庶民の利権との融和」はまさに福島さんがおっしゃる「リスペクトチベット」であるかもしれません。チベットが独立し、もとのような政教合一政権が復権しても、チベットの人権のためにはならないと思います。私の周りにチベット仏教を信ずる人も少なからずいますし、チベットをほとんどの人が神聖なる地とみなしていると言っていいほど、チベットは、「リスペクト」されているのです。しかしそれをチベット人がどう受け止めているかを考える人がほとんどいなく、中国人の犯しやすい、善意的押し付けになっているとも考えられます。
     真の意味での対話が行われることを期待しています。

  22. To tenyoufoodさん
    西蔵(チベット)日報 『チベット日報』は中国共産党チベット自治区委員会の機関紙で、1956年4月22日に創刊した。『チベット日報』はチベット語、漢語の2種の文字で公開発行している。漢語版の題字は毛沢東同志が書いたもので、チベット語版の題字はアペイ・アワンジンメイ氏が書いたものである。『チベット日報』はチベット語版、漢語版の2つの新聞のほか、市民向けの都市類の新聞『チベット商報』をつくり、広範な農民と牧畜民向けのチベット語の季刊誌『豊かになる友』をも創刊した。『チベット商報』は2000年1月1日に正式に創刊され、4つ折り16ページで、新聞の内容は社会ニュースと経済、文化、娯楽を主としている。『豊かになる友』は1997年に創刊された。
    中国国務院新聞司の公式データより。

  23. 象徴天皇制ならぬ「象徴ダライラマ制」。将来的には落ち着きどころかもしれません。
    厳しい条件としては、
    日本の明治以前と違ってチベットの伝統には権威と権力との二重構造が無かった(らしい)と言う問題。
    また、吉田茂や芦田均のようなタイプの世俗的政治指導者がチベットに存在するかどうかと言う問題。
    後者については、福島さんが関心を寄せておられるチベット人コミュニストの動向が鍵になると思います。
    一方、望みがあるとすれば、いまのダライラマは亡命を強いられ、チベット民衆の苦難を分かち合うことで、宗教者としても政治家としても大きく成長しているということ。そして、農奴制の復活なんて、誰も望んではいないということ。

  24. 福島香織様
    お疲れ様です。
    連日テレビで聖火リレーを放送していますが、僕の中で…気持ち悪い…と言うか…理解不能というか…ずーっと、釈然としないところがありました。
    何なんだろうと思っていたらやっぱり旗なんですね。
    僕も最初は、チベットvsちゅうごく、的な感じで、『中国人権守れー!』
    とか思って見ていると『なんか変?』ぐらいにしか思ってなかったんです。
    ですけど、昨日の中継を見ていて『ちょっと待て、これって聖火リレーだよな…中国パレードじゃねーよな』と、この異様さはなんなんだろう?
    と、ずーっと考えていました。今時の国際情勢だから危機管理のため警備はよしとしても、これまでの聖火リレーとの違いはやっぱり旗です。
    確か、IOCも中国政府も『オリンピックに政治を持ち込むな!』みたいなことを言ってたような気がするんですが、その割に『五輪の旗』がえらく少なかったですよね、僕個人の感覚ですとオリンピックの時は、どこの国でも『五輪の旗』をメインに振っていて開催国の国旗ってサブ的な感じがしていたのです。
    中国の人が、愛国心を出すのは勝手にやってくれって感じですが(僕も政府はイマイチだけど、日本への愛国心はあるので)、でも、みんなヒートアップしてしまって『聖火リレー』とゆう本質を忘れているのかもしれませんね。
    恐らく、長野に行った中国人のせめて半分ぐらいの人間が、あのでかい『中国国旗』の代わりに『五輪の旗』を振っていたらもう少し『聖火リレーっぽく』なったのではないでしょうか、正直あれは『中国パレード』でしょう。
    メンツ、メンツ、とか言ってますが、あのようにあからさまに嫌われることをやるのが中国のルールなのでしょーか?
    中国には、『奥ゆかしい』とか『控えめ』とか言った表現はないのでしょうか?
    あったとしても、集団心理で一種のヒステリー状態でああなってしまうのかな。
    やっぱり、中国国内って危なそうなので身辺に気をつけて頑張って下さい。

  25. To 荘布さん
    >ここでいつも異なる意見を述べるのは、大変恐縮ですが、
    いいんじゃないですか。多様な意見を許容するのが民主主義というものです。
    >私もテレビ中継であまりにも多く中国の国旗があると「しまった」と思いました。逆効果になりますね。人間は弱いものに見方になるから、
    判官びいきですか。もし中国人が強くて、チベット人(とその支持者)が弱いと考えているなら、大きな間違いでしょう。人間の強弱は、人数の多寡や武器の有無だけで決まるものではありませんよ。
    >福島さんの記事はチベットの見方のご考えはよく分かります。従って、
    >この記事を見た日本人も当然チベットの見方になります。
    必ずしもそうとはいえないでしょう。チベットの味方をするか否かは、それぞれがそれぞれの立場で考えればいいことです。私がチベットを支持するのは、中国で出会ったチベット人から、チベットの窮状を直接聞いたからです。
    なお、他の方はどうか知りませんが、私は中国が好きですよ(嫌いな部分もたくさんありますが)。仲のいい漢族の友人も数多くいます。中国に思い入れのある日本人の1人として、中国にはもっともっと自由な国、公安や検閲を気にせずに言いたいことが言える国になって欲しいと願っております。
    >聖火リレーの中継を見たら、私もやめればよかったと思いました。
    >今度こそ、本当に中国人は日本人の怒りを買ってしまいました。
    少なくとも私は怒っていませんよ。ただ、異なる意見を数の力で封じ込めようという中国人の姿勢に恐怖を感じた人は多いのではないでしょうか。
    >お互い喧嘩をしたいなら、何も解決にならないよ、
    その通りですね。まずは、異なる意見の存在を認めて、虚心坦懐に話し合うことが必要ですね。今の共産党政権が、実質的な話し合いに応じるかどうかは疑わしいところですが。

  26. To 福島香織さん
    >To yingjie79さん
    >>4.「フリーチベット」の内実はなんでしょうか。
    >
    >私の友人(日本人)が、フリーチベットというから中国が怒るのであって、リスペクトチベットと叫べばいいのではないか?といいました。リスペクトチベットとは、チベット族の文化、信仰、その存在を尊重せよ、すなわちダライ・ラマを尊重せよ、ということです。私のみるかぎり、きくかぎり、感じるかぎり、9割のチベット族がダライ・ラマを尊敬しています。中国側がダライ・ラマを尊重しないかぎり、チベット問題の解決の道はない、信仰とはそういうものではないでしょうか。かつて、日本人にとって天皇陛下は政治的指導者で現人神として信仰の対象で、親愛、尊敬の対象でした。日本が戦争にまけたとき、しかし米軍は天皇陛下を否定せず、その命を守りました。それは、天皇の存在を守らねば日本は統治できないという判断です。天皇を処刑すれば、日本人は子々孫々、米国の敵となり、最終的には日本国民を殲滅せざるをえない、ということになるのを恐れたからでしょう。
     横はいり御免。まさにそのとおり。中国はチベット人の伝統的な信仰を尊重せねばなりません。中国には本当の信教の自由がありません。マルクス主義だか鄧小平主義だか知りませんが、共産主義が宗教であり、他の信仰は皆その前に跪かせられる。この問題、そして言論、思想の自由の問題が解決しないと中国は国際社会に受け入れられないでしょう、と思います。

  27. To 福島香織さん chrysanthemumさん
    チベット文化、宗教を尊重しなければならないとは、まさにおっしゃるとおり。天皇制を親愛、尊敬の対象としてアメリカが存続させたように、ダライラマを否定せず、守るべきです。そして事実、1951以後の共産党は、ああいう風に努めてもきましたし、あるいはそれがむしろ共産党にとって簡単なほうかもしれません。ダライラマご自身も、「毛沢東が父親のように暖かくしてくれた」とおっしゃい、中国沿海地域の視察も出かけたりしました。
     私が昭和天皇を感服しているのは、マッカーサーの前で責任を一身に引き受けること、そして日本国民をえらいと思ったのは、東京裁判、財閥解体、公職追放などを経ながらも、あくまで天皇制を守り通したことです。そして吉田茂がアメリカを番犬と見て、アメリカ追随策をとったその政治家としてのえらさ。ダライラマご自身がチベット人とともに国外へ亡命したのは、ダライラマの偉いところでしょうが、しかしダライラマ周辺の人にとって、決して武装対立が得策かどうかを検討した人がいたのでしょうか。
     フリーチベットの内実をはっきりさせないまま、フリーチベットと叫び回る人たちが、ほんとうにチベットのことを真剣に考えているのでしょうか。中国バッシングばかりしているのではないでしょうか。そしていよいよそれが中国人バッシングへと発展する。このブログには、「チャン~」までが復活する。悲しい。
     中国政府は、チベット亡命政府ならぬダライラマの私人代表と対話することを公表しました。欧米諸国は直ちに歓迎の意を表明、ダライラマ本人も承諾、しかし亡命政府は拒否。このままいくと、今回のトーチリレー妨害で得た利益が多くない。チベット問題はむしろ風化していくでしょう。チベットの悲劇はこれから始まる。が、フリーチベットの人たちの笑劇は現在進行中です。

  28. To tenyoufoodさん
    >発言要旨:
    >リレー妨害は、中国を団結させ殻に閉じこもらせるだけだ。
    >西欧が植民地を放棄して、まだ40年しか経っていないのに、今の中国は開放政策に転じて20年余りしか経っていない。
    西欧は20年前にこんなバカな殻に閉じこもってなかった気がするけど?
    いつになったら、チャイナは西欧においつくんですか?
    猶予期間が長すぎ。新幹線やら核兵器をもち、有人宇宙飛行
    までするやつらが、なぜ人権だけは、スローペースなんですか?

  29. To tenyoufoodさん
    >ラサからネパールへ、
    >鉄道が延長されれば(数年後には実現するかもしれない)
    その不毛な工事で人口調節する気じゃないだろうな?

  30. To izakamakura-raさん
    >いつになったら、チャイナは西欧においつくんですか?
    たぶん、あと何百年かは無理だと思います。 欧米で人権思想が生まれたのは、もともとキリスト教の地盤があり、「神の前の平等」という思想が行き渡っていたからでしょう。 
    それで近世以降、産業革命によって庶民も富を築き、中産階級が生まれ、それ以前は王や貴族だけに許された、政治的権利を庶民にも求めるようになった。 
    人権というのも、「自分の権利を主張したかったら、他人にも同じ権利を認める」というフェアプレイの精神からであり、王や貴族がそれを認めざるを得なかったのも「神」という権威には頭が上がらなかったからですよね。
    日本の場合は、キリスト教の神に代わる権威が、天皇でしょう。 天皇の前では、貴族も武士も町人も等しく「陛下の赤子」ですからね。 だから日本人は、民主主義や平等、人権などを抵抗なく受け入れることができた。
    中国の場合は、そうした平等思想がなく、それを可能にするような権威もない。 強い者が勝手に法律を作り、弱い者はそいつが権力を握っている間だけ、従う振りをするだけ。 そんな状況で遵法精神なんて生まれるわけないし、他人の権利を尊重しようなんて思想も生まれない。 
    そんな状況を4千年も続けてきたんだから、あと数百年は無理でしょう。

  31. 基礎が違いすぎて、中国と欧米を比べるのは難しい。
    発展途上国だが、インドと対照にすればわかりやすい。
    インドはイギリスより独立して半世紀以上たつし、
    世界最大の民主主義国家と自負し、
    上院下院選挙を実施するなど民主主義を通してきた、
    核保有国だしIT産業は中国以上に発達してる。
    重工業も医薬分野も強い。
    にもかかわらず、カースト制度、人身売買などの
    人権問題がまだ残っている。
    発展途上国で比べれば中国の改善が遅いとはいえない。
    -------------------------—
    天皇陛下は逃げも隠れもしないで、皇居にお留まりになったけど
    ダライ14世は全人代常務副委員長をも任されながら
    自分でにげたからね・・。25歳そこらじゃまだ周囲に
    動かされてただろうけど。

  32. To testerさん
    インドと中国を比べても、私は全く違った見解です。
    =======================
    基礎が違いすぎて、中国とインドを比べるのは難しい。
    インドはイギリスより独立して半世紀以上たつし、
    世界最大の民主主義国家と自負し、
    上院下院選挙を実施するなど民主主義を通してきた。
    独立してわずか半世紀で世界有数の
    IT産業・重工業・医薬系技術を築き上げ、
    カースト制度は憲法上全面禁止とされた。
    未だ古くから続く職業でその名残は残っているものの、
    新しい産業分野においてカースト制度の影響はない。
    インドがこれだけめざましい発展を遂げているのに対して、
    中国ではコピー産業が横行して独自技術の形成がなく、
    愛国無罪がまかり通る状況は一向に改善されない。
    =======================
    >ダライ14世は全人代常務副委員長をも任されながら
    >自分でにげたからね・・。
    中共軍がダライ・ラマ14世を観劇に招待したときのことでしょうか?
    人民解放軍が待ちかまえているところにのこのこ出かけて
    いく阿呆がどこにいるのでしょう。

  33. >to qu-i さん
    憲法上は否定しているが、実際問題として社会に深く根付いているのも事実。
    >わずか半世紀でこれだけめざましい発展を遂げているのに対して、
    中国も共産党政権になって半世紀くらいですが、
    中国とインドではGDPで差が3倍近くある。
    >愛国無罪がまかり通る状況は一向に改善されない
    そう叫ぶ愚かなやつもいたけど、
    中国政府が反日デモを厳しく取り締まった為、
    その後は過激なデモは発生しなくなった。
    >コピー産業が横行して
    ご自分の目で中国に行って確かめて来たのなら
    あえて私の見解を述べるつもりはない。
    日本でさえ目立った独自の技術が出てきたのはここ10~20
    年ではないでしょうか。
    創造は物真似からはじまるものだ。
    >いく阿呆がどこにいるのでしょう。
    その前に毛沢東などの指導者と何度も会ってるはず。
    中国軍はダライ14世を拘束しようとしたのでしょうか。
    >インドと中国を比べても、私は全く違った見解です。
    そうですね、見る角度、見る人によって見解は違ってくるでしょう
    それは一見解として認めます。

  34. To testerさん
    >そう叫ぶ愚かなやつもいたけど、
    >中国政府が反日デモを厳しく取り締まった為、
    >その後は過激なデモは発生しなくなった。
    「憤青」が「糞青」と呼ばれたやつですね。 昨日までもてはやされた愛国青年が、とつぜん非国民呼ばわりされるんだから、混乱もするでしょう。 でもそれは、共産党が無理やり押さえつけているだけ。 反日デモのもととなった、反日教育はいまだに改善されていない。 彼らがエネルギーのはけ口を見つけたら、いつでもデモや暴動が火を噴くでしょう。
    >日本でさえ目立った独自の技術が出てきたのはここ10~20
    >年ではないでしょうか。
    >創造は物真似からはじまるものだ。
    日本企業は欧米のデザインやコンセプトを真似たけれど、独自の改良を加えたり、欧米ではとても実現できない高品質を達成したりして、日本製品の「安かろう悪かろう」イメージを、高級品イメージにまで高めました。
    それに対し中国製品は、適当に真似して適当に稼いで、ヤバくなったら売上金をつかんで高飛びするだけ。 改良しようとか、独自の技術力を育てようなんて気はない。 そんなのと一緒にされたら、必死で製品改良に取り組んだ、日本の技術者や労働者がかわいそうです。

  35. To testerさん
    >憲法上は否定しているが、実際問題として社会に深く根付いているのも事実。
    インドは改善の兆しがありますね。中国の憲法に『宗教の自由』とありますが、改善の兆しはありますか?
    >中国も共産党政権になって半世紀くらいですが、
    >中国とインドではGDPで差が3倍近くある。
    そうですね、その点は見落としていました。確かにGDPの伸びは、すさまじいものがあります。ただ、正確に言うなら共産党政権になってからではなく、鄧小平が資本主義経済を導入したからですね。後は物価上昇が収まればよい方向にいくのではないでしょうか。
    >中国政府が反日デモを厳しく取り締まった為、
    >その後は過激なデモは発生しなくなった。
    公安当局が先導したデモなんですから当然でしょう。自分で火をおこして消す行為を誇らしげに言われても困ります。
    >ご自分の目で中国に行って確かめて来たのなら
    はい、その通りです。あなたは中国にいったことがないのですか?
    >創造は物真似からはじまるものだ。
    物真似とコピーを勘違いしていませんか? 10年以上コピーを続けている状況でそれは創造を生むための物真似だ、と言われたら、私は盗人猛々しいとしか思えません。
    >その前に毛沢東などの指導者と何度も会ってるはず。
    憶測で物事をいうのはやめましょう。
    >中国軍はダライ14世を拘束しようとしたのでしょうか。
    中国政府に聞いて下さい。ただ、軍隊を揃えて待ちかまえている状況で『拘束する気はない』といわれても私は信用できませんが。
    >そうですね、見る角度、見る人によって見解は違ってくるでしょう
    まったくですね、あなたの貴重な見解ありがとうございました。私もチャイナドレスと豚まんを愛する者として、これからの中国の健全な発展に期待したいと思います。それでは、また機会ありましたらご意見お聞かせください。

  36. to venomさん
    お久しぶりです。
    >「憤青」が「糞青」に「愛国青年」が「非国民」に。
    どこの学者がそう言ったんでしょうかね。
    最近は自分に都合よく、かつ読者が読みたい内容を書く人も多いので。
    >技術、高飛び
    零細企業ではそういうこともあるでしょうが
    老舗ブランドや大企業はそうでもない。
    消費者のニーズによるでしょうね、
    うけるのは低価格なのか高品質なのか。
    どの企業が利益を上げるのはどちらか。
    また議論を多方面に広げるつもりはありませんし、
    技術の話エントリ内容と逸れているので短文にて。

  37. チベット問題の本質を理解出来ないのか、理解しようとしないのか
    そのどちらか知らないが、今や中共は報道規制や海外向け捏造ビデオを
    通して、世界の目を本論からそらせようとしている様にしか見えない。
    トーチリレーのあの大げさな中国国旗の集団も世界にとっては不気味な
    民族主義、全体主義にしか写らない。
    オリンピック自体は世界的なイベントである。
    中国は開催国に過ぎない、なんか大きな勘違をしている様だ。
    一番気の毒なのは、中国政府の都合の良い報道でしか状況を
    判断する以外に自由、手段のない中国国民だろう。

  38. To 福島香織さん
    お忙しいところ、返信してくださってありがとうございます。(お二人の方も私もコメントに返信してくださってありがとうございました)
    確かに彼らは即座に短い文で反論を言いますが、それがどうしてなのか論拠を説明するのは苦手なようです。自分の国の問題ですし、やはり自分自身に問い、答えを見出してもらわないといけないですね。(答えがあるのかどうかもわかりませんが、少なくとも今当たり前だと思ってることにいろいろ疑問を持つことから始めないと・・・)
    > また、こちらの識者の興味深い意見などは、できるかぎり、ここでも紹介していきたいと思います。
    ありがとうございます。今は少しでも愛国をいさめようという意見を発表すると、ネットでバッシングの嵐に遭うという状況のようですね。反論に対して、不買運動だのバッシングだの、どうしてここまでヒステリックになるのか、こういう事態を日本人や外国人以上に当の中国人が憂うべきであり、そういうふうに思っている中国人は決して少数ではないはずと信じたいです。

  39. To testerさん
    >最近は自分に都合よく、かつ読者が読みたい内容を書く人も多いので。
    あなたのことですね。 あなたの場合は、「中国共産党が読みたい内容」でしょうか?
    >零細企業ではそういうこともあるでしょうが
    >老舗ブランドや大企業はそうでもない。
    「老舗ブランドや大企業」って、IBM パソコン部門を丸ごと買収した Lenovo や、旧ソ連製兵器のコピー生産を続けている Norinco のことですか?
    >発展途上国で比べれば中国の改善が遅いとはいえない
    私の考えは、先に書いたけど、「中国の場合は平等思想がなく、キリスト教や天皇のように、社会の平等をもたらすような権威もないから、強い者が勝手に法律を作り、弱い者はそいつが権力を握っている間だけ、従う振りをする。 そんな社会では、他人の権利を尊重しようなんて思想も生まれない。 だから民主化も、あと数百年は無理」というものです。
    そんな国が台湾を併合しようもんなら、チベット以上の、何百万もの虐殺や弾圧が起こるのは目に見えています。

  40. to qu-iさん
    >宗教の自由。
    真の自由には責任が伴うもの。
    キリスト教とイスラム教は認められるようです。
    坊主が先頭にたって破壊活動するような宗教は
    どこの政府でも国民には薦められない。
    >愛国無罪
    規制と呼べば良いのか先導と呼んだらいいのかは検証が必要だ。
    >10年以上コピーを続けている状況
    どの部分を指しているのかいまいちつかめません、
    詳しく書いていただければ分析したいと思います。
    >憶測
    私の落ち度ですね。ソースを出すべきでした。
    http://d.hatena.ne.jp/rna/20080318/p2
    ダライ・ラマの自叙伝でそう書かれているようです。
    >拘束
    見え透いたワナだったって事でしょうかね。私なんかは
    拘束したけらば捕まえにいけばいいのにと考えてしまいます。
    >それでは、
    そうですね、また機会があればお知識を賜りたい。
    -----—-
    ひとまずは対話に注目って所でしょうか。

  41. to venomさん
    >読者
    残念ながら共産党幹部は私が書いているような駄文は読まない
    と思いいます。日本語ですし。
    >企業
    ハイアール TCL、北大方正、希望、上海宝鋼
    などなどは大企業と呼べるでしょうね。
    ほかに通信や資源で儲かってる会社もあるが。
    >数百年無理
    私も現状の中国は民主化にあまり向いてない気がします。
    >キリストや天皇
    しかし欧州諸国が植民地競争を始めたとき、
    植民地にされる側に平等などと歌ったでしょうか。
    まー、過去の話だからここではいいです。
    香港もマカオも中国領となりましたが、虐殺や弾圧が
    起きたわけでも気がする。

  42. To venomさん
    >中国の場合は、そうした平等思想がなく、それを可能にするような権威もない。 強い者が勝手に法律を作り、弱い者はそいつが権力を握っている間だけ、従う振りをするだけ。 そんな状況で遵法精神なんて生まれるわけないし、他人の権利を尊重しようなんて思想も生まれない。 
    >
    >そんな状況を4千年も続けてきたんだから、あと数百年は無理でしょう。
    レスどうもです。やっぱり無理ですか。
    不思議な人たちですよね。
    まともな人もいるみたいなんだけどなあ。
    テンヨウ馬鹿とか長野に集まった時代錯誤の紅衛兵たち
    (日本に住んである程度勉強もしているのに、ああいうこと
    やれば日本人がどう思うか、どれほど気味が悪く映るかも想像できず、
    何かに「勝った」気になってるらしいセンスの全く違う人々)を
    連日見せられてると、ほんと、無理かもなと思ってしまいます。
    インドとチャイナを比べちゃってる人がいるみたいだけど、
    インドは少なくとも共産主義なんて不毛な迂回してないですからね。
    中国4000年の歴史とチャイナ式共産主義は
    最悪の組み合わせだったかもしれないですね。
    法なんて強者の都合で作ったものとしか思わず、
    守る必要を感じないんだろうな。

  43. To testerさん
    >>コピー産業が横行して
    >ご自分の目で中国に行って確かめて来たのなら
    >あえて私の見解を述べるつもりはない。
    >日本でさえ目立った独自の技術が出てきたのはここ10~20
    >年ではないでしょうか。
    >創造は物真似からはじまるものだ。
    ここ10~20年って?
    新幹線45年前に作ってますが?
    いきなり創造とか大きく出る前に、
    既存の技術をさらに改良して世界に貢献してみろ。
    創造と物真似の間には何重にもプロセスがあるんだよ。
    ハッタリ体質だから、てっとり早いコピーしか
    できないんじゃないの?
    去年かな?NHKでやってたけど、
    どっかの大学の工学部の助教授がプリウスをバラして
    「研究開発」と称してるの見てどういうレベル?と思ったわさ。

  44. to izakamakura-raさん
    >>創造は物真似からはじまるものだ。
    >創造と物真似の間には何重にもプロセスがあるんだよ。
    はじまると書いてあったし、いきなり創造に飛ぶとは書いてません。
    >新幹線
    新幹線がありましたね。すっかり忘れておりました。
    >既存の技術をさらに改良して世界に貢献してみろ。
    私はそのような頭脳をもっていないので無理ですね。
    中国に言ってるのでしたら、改良とはいわず
    中国は11世紀に羅針盤というものを発明して、世界に貢献しています。
    紀元前150年頃には紙を発明しました。
    今は科学技術では日欧米より遅れている分野が多いようです。
    そうか日本は独自技術があまり無かった時は、
    いっぱい既存の技術を改良して世界にたくさん貢献していたのか。
    それは知らなかった。その光栄な歴史の詳細が知りたいところです。
    新幹線=独自技術っていうんだから建設を始めた1959年より前
    にはたくさんの貢献とやらが終わったら継続中になりますね。

  45. To tenyoufoodさん
    >To izakamakura-raさん
    >>To venomさん
    >
    >>インドは少なくとも共産主義なんて不毛な迂回してないですからね。
    >
    >インドのケララ州政府は、
    >合法的な選挙で成立した共産党政権だった時期もある。(今は知らない)
    91年にタミルナドゥ州南端のカニャクマリからケララ州州都トリヴァンドラム迄バスで移動したことがあるのですが,壁にハンマーと鎌の絵が書かれているのを見て,なる程と思った記憶があります。ケララ州は貧しく,共産党が強く,教育熱心だという予備知識を持っていましたので。
    今年TVを見ていると,ケララ州が紹介され,教育が功を奏し豊かになってきているとのこと。
    92年11月(当時)コルカタに行った時,広場でロシア革命75周年記念集会が開かれていました。西ベンガル州では共産党が強い(強かった)とのこと。
    インドで最も貧しいと言われるビハール州も共産党勢力が強かった気がしますが…

  46. To testerさん
    >to izakamakura-raさん
    >
    >中国は11世紀に羅針盤というものを発明して、世界に貢献しています。
    >紀元前150年頃には紙を発明しました。
    紙は105年に蔡倫が和帝に献上…ですが。

  47. >sengyan さん
    紙が紙になったのは150頃なのか
    または、105年に蔡倫が和帝に献上されてからなのか
    私としてはどちらでも良いです。
    (このエントリではそれに拘る意義はあまりないと思ったので)
    紀元前150年頃と書いたのはコピペになりますけど、
    ----------–
    世界最古の紙は現在、中国甘粛省の放馬灘(ほうばたん)から出土したものだとされている。この紙は、前漢時代の地図が書かれており、紀元前150年頃のものだと推定される。
    史書に残された記録では後漢書で、105年に蔡倫が樹皮やアサのぼろから紙を作り、和帝に献上したという内容の記述がある。こうした記述から、紙の発明者は蔡倫だとされたこともあった。現在では、蔡倫は紙の改良者であるといわれることが多い。
    ----------
    ゆえです。

  48. To tenyoufoodさん
    宦官の発明って世界に何か貢献したんですか?(失笑)
    あと「ラマ教」なんて今日使う言葉ではありませんよ。

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