月刊WiLLで拙連載現代中国残酷物語21掲載されました 解放軍制服組トップの粛清の残酷さを紹介

Pocket
LINEで送る

スポンサードリンク

ちなみに9月号WiLLの特集は「朝日新聞を読むとバカになる!」

いやもう、WiLLにとって朝日はドル箱ネタですな。それと、金美齢節炸裂の「セクハラヤジ、号泣会見で見えたこと」は、いろいろと考えさせられました。金先生の「新報道2001年」での「女性が女性の立場で発言するとき、大多数が経験していることを経験していなと説得力がもてないのではないか」という発言など含め、事件に対する感想がまとめられています。

私も過去20代半ばに、生活面担当記者を4年も務めたわけですが、いわゆる結婚子なし女性で、実経験無しで、家族とか夫婦の形をテーマにした連載を朝刊1面にでかでかと書いたりもしました。それが実は読者には大好評で、ニュース報道を差し置いて読者が選ぶ記事ランキングの上位を占めてました。それにも関わらず、当時の文化部デスクから、「オレから言わせれば結婚も子育てもしてない小娘に、こんなこと言われたくない」と言った嫌味を言われたことがあります。

当時生意気盛りで、ケンカ上等だった私は「デスクは自分の奥さんと子供の経験しか知らないでしょうけど、私、この取材のために100人ぐらいのケース取材してます。殺人していませんけど、書けと言われたら、殺人犯の足跡たどって関係者にじかあたりして、殺人犯の心理に迫る原稿書く自信あります。それができるのが記者の能力じゃないですか」とか言い返した覚えがあります。今思えば嫌な若手記者だな~

塩村議員のヤジの件は、正直、ヤジを飛ばした方ではなく、塩村議員の方に反感を覚えました。早く結婚しろ!とかヤジ飛ばされて、なぜ泣いちゃうんですかね。「いや、私結婚していないですけど、子供いませんけど、それが何か?子育て支援政策を推進するために、1000人の母子のインタビューしてます。1000か所の都内の保育所視察しました。あなたは、よりよっぽど現状を理解している。あなた、自分の妻子の子育ての悩みや相談、まともに聞いたことありますか?」とか、即座に言ってのけるくらいの根性みせろや、とか思いました。正直。

泣いちゃうというのは、自分がみじめだから?結婚したいのにできなかった、子供欲しかったけど産めなかった、私は人間失格、とか思っちゃったんですかね。それなら、なおのこと許せない。世の中には、わけあって、あるいはわけもなく、結婚できずに子供も生まずに一生を終える女性だって男性だって、山ほどいるわけで、あのヤジで泣いちゃうのは、そういう人たちへの否定にも感じるわけです。女の涙は世論を味方につける、という計算なら、もう論外。政治家なら政治手腕で勝負せいや。

金先生の言っているのは正論で、自分が経験していないということは、ものすごく不利なのです。でも経験することで落とし穴もある。経験至上主義で、自分の経験がすべて、他人にも当てはまると錯覚してしまう。政治家とか記者なんていうのは、私はむしろ経験していないことが、先入観なし、私は何も知らない、という立場で、人の経験を吸収したり共感できるという意味でアドバンテージかもしれない、と思ったりします。

いやいや、自分がほんと、女としての経験値不足なので、いろいろ考えてしまいした。どっちにしても、今月のWiLL、けっこうおもしろいです。