しばらく投稿が滞ってました。ちょっと忙しかったのと、夏ばてしてたのと両方です。
この間、何をしていたかというと、本を一冊書きました。9月1日に書店に並びます。
これは上海福喜事件が起きたあと、なんで食品安全問題が中国で繰り返されるんだろう、と思っていたところに、扶桑社さんから、昔、ブログで書いた「食の安全学」などをまとめた「危ない中国 点撃!」を扶桑社新書で復刻しませんか、とお誘いがありました。要するに中国の食品安全問題については7年前に書いた原稿でも通用するらしいのです。ですが、7年前の中身をそのまま出す勇気がなくて書き下ろしたいです、2週間ください、といったら、「危ない中国」の内容を一部転載する形で、1週間で書いてくださいということでした。
というわけで、危ない中国の内容を3分の1加えて(それでもその後の情報を補足しつつ)、1章で上海福喜事件の全貌、3章で中国の食品安全問題の本質を論じてみました。ですが、全面的にブログ文章も変えましたので、書下ろしと同じく新鮮な内容になっていると思います。特急の仕事でしたが、そのぶん勢いのある面白く読めるものに仕上がったと思います。
原稿を全部読み終わったとき、編集者さん涙ぐんでました。本の内容が感動的だったのか、単に無事入稿が終えられたことへのうれし泣きかはわかりません。(たぶん後者だと思う)でも、面白い、深い、中国への愛が伝わる(?)という評価をいただきました。ぜひ、読んでやってください。損はしないと思います(たぶん)。
で、この本の仕事は13日に無事校了したのですが、そのあとしばらく、私の心と体が使い物になりませんでした。ごろごろしながら、WiLLの連載原稿とか、宝島の短い原稿とか、日経ビジネスオンラインのコラムとかルーチンの原稿をとろとろ書いてました。この日経ビジネスオンラインの原稿は今日公開です。
17日には思い立ったように、熊野大花火見てきました。これはもう、遠い道のりをえんやこら行ってよかった。3尺水上花火とか、信じられない大きさと美しさで、もう上を見上げて口を開けっ放しですよ。海の上だから、思いっきり大きい花火あげました、ってな感じで、これでもかってくらい大輪の花火がほとんど頭上に広がりました。日本の花火すごいです。いちおう、コンパクトカメラでビデオとったんですけど、動画アップの仕方が分からないので(高口さんに教えてもらわなきゃ)今は映像はつけません。でも、ビデオで、この美しさは伝わらないと思います。
熊野大花火は会場に辿りつくまでものすごい強行軍だったので、18、19日はまたもや、ばてて使い物になりませんでした。で、19日夕はTBSラジオ「デイ・キャッチ」のニュースクリップに出演したあとは、たまった映画とかDVDみてうだうだしてました。しかも中国とぜんぜん関係ないホラーとか見てしまいました。
というわけで本日夕方くらいに、ようやく、サイトを更新する気力が戻ってきました。
しかしもう、気が付けば、夏も終わりじゃないですか。中国にも3か月近くいってないですし、そろそろ、エンジンかけないと、あっという間に今年が終わってしまいそうです。