■本日57回目の国慶節(建国記念日)。中国は全国的に一週間あまりの連休で、4億人が旅行やら帰省で一斉移動する。お役所も休みなので、中国発のニュースも減少なのだが、休みあけに6中総会もあるし、上海では政変が進行中だし、どこにいっても混雑しているので、私はずっと北京にいて、ブログ更新などを。
■実はきのう、少々ショックなことがあったのだ。中国外務省(外交部)の日本プレス担当(ふだん一番よくつきあっている人)から非公式の抗議があったのだ。いわく「福島さんの最近の記事は悪意を感じるマイナス報道ばかりですね。昔はもっとバランスがとれていましたよ」。私はいつもいつもいつも客観報道に徹しているつもりなので、すっごく心外。というわけで、本日は、外交部の抗議への反論および弁明を試みたい。(非公式というか、友人同士のおしゃべりみたいな感じの抗議だった。でも、オフレコとは言われなかったから、ブログにアップしてもいいよね)
題して
■ネガティブ報道の原因は、
取材拒否と取材制限。
ポジティブ報道を望むなら、
まず自由で平等な取材機会を!
■さて、最近の私の記事のどこが、悪意あるマイナス報道と指摘されたか。以下、会話を再現(ちょっと整理したりはしょったりしているが)。
外交部「福島さんの中国報道は最近、マイナス報道ばかり。昔はイイ記事もかいていてバランスがとれていたのに」
私「え~、全部取材に基づく報道ですよ」
外「キリスト教の記事最近多いですね」
私「宗教問題、興味あるんですよ、昔から」。
外「あの(2000人宗教関係者を拘束したとか、300教会を撤去したとか)の情報どこからですか?」
私「米国のフィラデルフィアに本部があるキリスト教人権団体の調べです。信者の間では結構有名な組織で、情報はホームページでも公開、毎日更新されていますよ。(中国からはアクセス禁止だが)」
外「あの情報ウソです。私も宗教局(各地方にある行政機関)に問い合わせました。中国側の言い分も書かないと、不公平です」。
私「中国公認の宗教団体にも私は何度も取材申請してますが受けてもらえませんでした。一方、非公認キリスト教側は、教会撤去の現場写真とか警官と信者のもみ合いの写真とかいっぱい情報提供してくれるんですよ。写真は紙面のつごうで掲載しませんでしたが。写真まであったら、彼らの情報の方信じますよ。ただウソだというだけでなく、そういう情報を否定するだけの説明も含めて宗教局に取材できないと。でも取材受けないでしょ」
外「教会を撤去したのは、それが違法だからです。彼らは邪教ですよ」
私(って、やっぱり取り壊しているんじゃない、何がウソなんだよ、と内心思いつつ)。「それは中国に宗教の自由がないからですよ。日本なら、邪教じゃありません。あのオウム真理教だって、殺人など犯罪を犯さなければ、日本で受け入れられていたかもしれません。(ていうか、今も存在しているんだよな)」
外「非公認教会は、無理矢理、人を入信させたりして民衆を苦しめています。それに中国ではオウムは、人を殺さなくても邪教です」。
私(共産党も結構人民を苦しめていると思うよと、内心思いつつ)「じゃあ、こんど宗教局の取材をアレンジしてくださいよ」
■あと、青蔵鉄道の記事も気に入らなかったみたいだ。
外「青蔵鉄道の記事、産経新聞だけニュアンス違うんですよ。他の社はみんな、よく書いてくれたのに」。
私「(日本の新聞はいろいろあるんだよっ)産経新聞は外交部主催の青蔵鉄道のプレスツアーに参加が認められなかったんですよね。もし、参加できたら、また違った原稿になったかもしれません。でも、参加できない以上、北京で取材した内容(たとえば、北京在住のチベット人が青蔵鉄道にどんな感想をもっているかとか)でまとめるしかありません」。
(中略)
外「産経新聞がチベット自治区に個別に取材を申請したとき、自治区から外交部に問い合わせがあったんですよ。で福島さんの過去の記事をみて、これは受けない方がいいのではないか、取材を受けても、悪いように曲解されて記事にされる可能性がある、とアドバイスしました。マイナス報道ばかりだと、取材を受ける側も躊躇するんですよ」(注、結局チベット自治区は取材OKを出したが産経新聞側の都合があわず今年は断念。来年夏は取材させてください?)
私「だから、青蔵鉄道プレスツアーの参加者は、日経とか中国の望むとおりの記事を書いてくれる記者ばかり選んだんですか」。
外「そういうわけじゃありません。でもマイナス報道ばかりだと、みんなますます取材受けたがらなくなります。福島さんも中国のいいところを報道するように努力しなきゃだめですよ」。
このほか、報道規制問題の一連の報道も小言を言われた。
■まず、この抗議に対し弁明したい。私としては、中国にまったく悪意をもっていない。そりゃ、サッカーアジア杯で群衆に取り囲まれて「小日本」とののしられて痰をはきかけられたり、人権派弁護士を取材しようとして公安の車の中で3時間ぐらい尋問されたり、自分のブログがアクセス規制を受けたり、取材相手が警察に「別件」で拘束されたので自腹で「保釈金」払ったり、うっとおしいことも多々あるが、それを上回る楽しい刺激的な特派員ライフを送らせてもらっている。
■ただ、記者は取材できる範囲でスタンスを定め、記事を書くものなのだ。どんなに客観報道を心がけても、限界はあるのだ。とくに中国当局や地方政府、その関連部局はすごく保守的で電話はたらい回しにされるし、対応はのろいし、受けたとしても「そんな情報はありません」とけんもほろろだし。こちらは出稿の締め切り時間があるし、いつまでも相手の対応を待つこともできないので、当局側の取材は十分でない部分もある。で、宗教関係や人権関係の記事は自然と、反体制側のスタンスが全面にでた記事になってしまうのだ。でも、それってやはり、中国側に取材対応を改善してもらわないと、こちらの努力だけではムリである。
■また、私は一応、報道の(それなりの)自由や宗教の自由など基本的人権が保障されている日本の記者で、日本の新聞に日本の読者のために記事を書いている。そりゃ、日本人の常識や感性で原稿を書くのは当たり前ではないか。現代日本人の大多数の感覚では、世界最高海抜を通る鉄道を開通させた国家事業をワンダフル!と思うより、そんなことに血税つかうなよ、とか、環境破壊や現地の文化破壊にならないのか、とか、そういう批判的発想が先にくる。これは中国の青蔵鉄道だから、という問題ではなく、たとえば日本が富士山の頂上を通る鉄道を建設したとしても、私は景観破壊ではないか、血税の無駄遣ではないか、と書くだろう。
■宗教問題だって、中国が邪教といって弾圧を正当だと主
張しても、日本人的感覚というか国際社会の感覚では違和感を感じるのだから、そう書くさ。それをダメだ、許せんというなら、中国は毛沢東の文化大革命時代にもどって鎖国せねばならないのではないか。
■外交部の日本プレス担当はこうも言った。「悪いことだけでなく、いいことも書いてください。たとえば経済発展がすばらしいとか」。
これにも反論。産経新聞(私)は決して、中国のネガティブ報道ばかりしているわけではなーい。食の政治学「毛沢東の青春の味、長沙臭豆腐」では中国のすばらしい食文化を紹介しているし、フジサンケイビジネスiの「この国の№1」では「同仁堂」を世界に誇る中薬文化と称賛している。中国のいいところ結構報道していると思うけれど?それに、今中国の経済発展がすばらしい、と手放しでほめるひとは、中国人学者でも少数派だと思う。もっと経済勉強してください。
■そうそう、外交部の説明では、産経はネガティブ報道ばかり→だからみんな取材を受けたがらない→ポジティブ報道に切り替えないとますます取材しにくくなるよ、ということだが、これって、国際社会では「権力による取材への圧力」と呼ばれる行為ではないか?ひょっとして、最近、弊社記者へのビザ発行にやたら時間がかかったりするのも、関係あるのかな?
■私は中国・地方当局、関係部局は取材に応じない、たとえ応じたとしても建前論ばかり本質的な問題に答えない→だから周辺取材する。周辺には当局批判の声が多い→自然ネガティブ報道になるが、これは悪意ではなく取材の結果、だと反論したい。だから、ネガティブ報道が多い外国記者ほど、取材の便宜を図るくらいの気持ちで対応してほしい。
■まあ、最近、中国は五輪報道に関しては外国メディアに対する規制緩和を大幅に行う、と宣言しているから、一応期待をしておこう。ちゃーんと、産経新聞にも平等に取材機会をちょうだいね?
浙江省杭州市蕭山の教会が撤去されたときの写真。すでに、ネットでも流れていますが、ちゃんと教会関係者の方から提供を受けました。
福島香織様:中国に対する愛情いっぱいの文章を書かれる福島様を敵対的にあつかうなんて、あきれました。
中国好き but 中××産×嫌いの私には、福島香織さん発の情報は常に興味津々♪
行間までビシビシ伝わってきます!
でも中国好きでなくとも、iza 読者共通の特性かと (^-^;v
えー……少しは命の危険を感じたほうがいいかと。
臓器を抜き取られないようにしてくださいね(´・ω・`)
まぁ、冗談(?)はさておき……
今度から記事に中国政府の対応も必ず書いてあげたらどうですか?
「一方中国政府は何も答えてくれなかった」
なんてね。
これなら文句も言えんでしょ。
福島さんの記事が悪意なら、私は中国人の敵でしょうか(笑)?
ほんと、批判というものを許さない感じですねぇ。
福島さんの記事には愛情があると思うんですけどねぇ。
一般の中国人も、中国についてちょっと批判的なことをいうとこの日本人は中国のことが嫌いなんだって思うみたい。「空気がきれいじゃないですねぇ」とか中国人自身もいつもいっていることでも日本人がいうと気に食わない。。。
やれやれ。
お世辞ばかり言わないと中国ではいい人にはなれないのかな??
福島様
いつも貴重な情報をありがとうございます。
いつも疑問に思うことがあります。
日経にしても朝日にしても現場の記者の方々は記者魂(?)みたいなものって持っているはずですよね?
報道という職業に就いていることに誇りを感じていないのでしょうか?提灯記事ばかり書いていて報道の使命を果たしていると考えているのでしょうか?それとも真実を伝えるということ以外の別の目的があるのでしょうか?
別の目的があるのならもはや報道とは言えないのではないかと思うのです。一度日経や朝日の記者に聞いてみたいと思っているのですがなかなかチャンスがありません(^^;
それにしても記者が保釈金まで自腹を切っているなんて知りませんでした。一本の記事も疎かに読み飛ばすことはできないと思いました。
こんばんは。
>北京で取材した内容(たとえば、北京在住のチベット人が青蔵鉄道にどんな感想をもっているかとか)でまとめるしかありません」。
チベットを訪れた身としては、現地人の鉄道に対する感想をぶちまけたい気分です。埼玉県は北京よりもチベットに近かったようですが、一切の報道は禁止なので、ブログ上ではヴェールをかぶせた独り言エントリになりましたが・・
日本担当さんとの、こういったやりとりは大変興味深く、勉強になります。でも、お身体(命?)も心配です。どうか気をつけて下さいYO!(^^)シツレイシマシタ。
はじめまして
今年、留学中にウラジオストクに立ち寄ったときに、現地で出版している中国新聞の編集者に出会いました。中国政府を辛らつに批判していて、勇気ある方だなあ、と感服。
最近は、ロシアも報道制限がかかりつつあり、モスクワの雰囲気も変わってきています。
モスクワ大学ジャーナリズム学部に通っていた中国人生徒と仲良くなったのですが、彼らに「記者になりたいの?」と聞くと、「そんなに夢のない職業は選ばない。御用聞きだから」と言っていました。
そんな国の報道最前線にいれば、横槍も入ることは必死。
ガンガレー
福島記者の記事、いつも興味津々読んでます。(?_?)って
臨場感があるから。当局発表をそのまま記事にしたのでは
他社の記事と同じになりますもんね。(どこの新聞とは言わないが。)いずれにしても一党独裁のお国のやること。
くれぐれも御身大切に。
福島さん、真実を書いて、注意されるようなお国柄、キリスト教を[邪教]と言うお国、それじゃ世界のキリスト教徒は全て敵なのでしょうか?中国の外国企業のキリスト教徒は入国禁止なんですか?また分からんようになった。この国は。
中国側の反応など、続報を心よりお待ちしております。
もちろん身の危険が及ばない限りで。頑張れっ!!
ちょ、ここまでぶっちゃけて大丈夫なのでしょうか。少々心配ではあります・・・、がこれからも期待しております(笑)
福島さん。私も先日「中国ネガティブキャンペーン中?」などと外交部のようなことを申してしまいました。すいません。
どうして外交部は「中国人民の幸せを願って」心を鬼にして書いている福島さんの気持ちが解からないんですかね?
あっ、言論の自由も無いから、もしかしたら担当者は内心「がんばれ!」って応援しているのかもしれませんよ。
はじめまして。
いつも興味深く拝見させて頂いています。
すごく卑近な話で申し訳ないのですが、私は以前中国のサイトにブログを開設していました。うっかり日本のURLを載せるとコメント自体がすぐ削除されてしまうので、自動的にそういうシステムになってるのかな、と思っていました。
が!同じURLを中国人華僑の子のブログに載せても全然削除されないのです!
未だに疑問です…。
福島香織さん
中国のような独裁主義国家の政府からいちゃもんを付けられるのはむしろ新聞記者の勲章です。公平な報道をしている証拠です。これからも頑張ってください!
多分欧米の新聞社にはこんな言いがかりはつけないと思います。
外国にいて毎日3社のインターネット版を見ますが、欧米の新聞記事の論調に一番近いのはサンケイです。
白い猫を黒いというのは虚偽報道ですが、実際にあった事件の記事を書かないというのも報道の自由を放棄していると思います。
中共のプロパガンダというのは、こういう手法で行われているのかと、感ずる。
特に、「■外交部の日本プレス担当はこうも言った。「悪いことだけでなく、いいことも書いてください。たとえば経済発展がすばらしいとか」、などはそのまんまとしか言いようが無い。
やはり、中共は一度崩壊するしかないようだ。
福島さんの記事やこのブログでの「ひとりごと」を拝見する度、つくづく、香港に居ることの幸運を感謝します。あくまで「幸運」です。
香港も新聞社の大半が親中派企業傘下におさまり、なかなか客観報道ができにくい空気ができあがっています。なによりも、広告がとれないのですから。そういう点ではエログロ満載ながら「蘋果日報」のスタンスはある意味立派。これで「蘋果日報」がもう少し香港民主派を客観的に見てくれれば、かなりバランスの取れたメディアになりうるのですが…。
いずれにしても身辺、ご注意ください。
aqua2020さま:そういっていただいて、うれしいです。行間からにじむような中国への愛情を、どうしてわかっていたけないんでしょうかねぇ(笑)
にゃんこ さま:その興味におこたえすべく、これからもがんばります。また、お立ち寄りください。
イラクサ さま:たしかに、原稿の中に中国側の立場をきちんと書き込むべきでしたね。レスポンスがとろいので、ついついはっしょっちゃうんですよね(回答も予想できちゃうし)。でも、この点は反省します。
nhatnhan625 さま:批判報道を受け入れられない、というのはやはり大人じゃない、という気がします。産経報道は「優雅な攻撃性」がその特性のひとつで、どの分野でもけっこう批判的記事が多いと思いますが、欧米政府なら、もっとウィットにとんだ切り返しで抗議するなり反論なりするのではないか、と思います。
小龍景光 さま:現場の記者は、みんな結構、苦労しながらがんばっていると思われます。いろいろなスタンスの報道があるのは、読者にとっていいことです。今の時代は、ネットで記事を読み比べたりできるので、なおさらですね。
片岡友理 さま:いらっしゃいませ。現地の人たちから、いろいろ感想をきかれたのですね。また、こそーり教えてやってください。
佐々木正明さま:はじめまして。ロシアの中国人留学生に「そんな夢のない仕事」なんて言われては、みもふたもないですね。いつもブログ拝見しています。
tazra さま:臨場感があるといっていただいて、励みになります。情報(ファクト)がネットやテレビで素早く流れ、知れ渡ってしまう現代で、新聞記事に求められるのは、現場にいる、あるいは知っている記者の感じ方とか現場の空気が伝わるような報道だと思っています。
くぼた さま:書店で聖書が売っていないんです。公認教会でしか売っていません。だから非公認教会の人たちは、聖書を手に入れることがまず大変なのだと。外国企業のキリスト教徒は問題ないと思いますが、聖職者は問題視されます。中国国内で外国人が布教することは許されていません。
gen-yaさま:先方はこのブログ、読んでいるんでしょうかね。なんか反応があれば、また書きます。
タソガレ さま:この程度の発言で、なにか実質的な報復措置に出たら、それはそれでまた、ニュースネタ?
sakuratou さま:え?本当は激励の言葉が隠されていたんでしょうか。
deguang さま:はじめまして。中国のブログや掲示板は、書き込みの統制がきびしいんですよね。敏感なニュースの掲示板は、なんか削除あとが痛々しいくらいです。
mapotofuさま:勲章ですか、じゃあ喜んじゃおうかな?ちなみに欧米メディアにも、こんな抗議をするのか?と聞いたら、「しています」と答えていました。そういや、ニューヨークタイムスの助手も、スパイ容疑ではなかったですが実刑判決でましたからねぇ。
sarah さま:そういえば、日本政府にも、同じような注文つけていましたね。日本のメディアにマイナス報道ばかりさせるな、と。
leslieyoshi さま:香港を離れる前に、りんご日報の黎智英の豪邸で彼に取材したことがあります。かれはリンゴを中国国内で発行することを夢みていて、五年以内にできる、と自信を持っていました。そのくらいの時間がたてば、中国の報道の自由度は革新的にかわると。あれからそろそろ、五年。中国はやっぱり、まだまだでしたねぇ。
支那の公安は裏から手を回すのが得意です。「よろしからぬ人物」として追放ならまだしも、プライベートでの引っかけ→拘束なんてお手の物ですから、新顔は要注意。たとえ情報提供者(耳打ち程度)でも100パーセント疑いましょう、これからは。立つ場所を変えても記事は書けますから。言論者の抹殺にご注意を。
おはようございます。
福島さん、コメント数が8月から増えましたね。
コメントに対する返事も大変でしょうが、貴女の返事楽しみにされている方々が多いと思います。
これからも、日本産秋刀魚食って体力つけて、「えっ!」
「ほう」「やっぱりな」など興味ある中国情報お願いします。シンドイでしょうが(笑)
福島香織様:2回目の投稿ですのでレスは結構です。a)以前からねらっていた「1get」ができました。”行間からにじむような中国への愛情を、どうしてわかっていただけないんでしょうかねぇ”・・・失礼ですが、福島様は「男性から愛を判って貰えないタイプかな?」と思ってしまいました。b)愛媛県の宇和島で腎移植にからみ逮捕者がでました。宇和島市民病院は京都大学医学部に医師を派遣して貰っている(遠いため京都大学では最も嫌われる派遣先だそうです)のですが、そこから徳州会病院にヘッドハントされた医師が移植の担当医だったようです。過去に600回の手術実績があるとのことで、たいしたものだと思います。それだけの実績がある医師がなぜ徳州会に移ったのか?いくつかのドラマを思い浮かべてしまいました。宇和島藩は村田蔵六(大村益次郎)を召し抱え、シーボルトの娘・楠本イネも身を寄せた医学にとっては由緒ある地ですから、残念に思います。
中国外交部の、㌧チンカン報道官や好戦的報道官、料簡超狭隘報道官のお仲間が、産経新聞の福島香織さんが昔はバランスが取れていたは最近はバランスがとれない報道ばかりだと感ずる理由は、昔は性質の悪い「言論暴力団」や「言論愚連隊」であった他の報道関係者が最近は「親中」になったからでしょうか、たぶん。
中華人民共和国は、宗教の自由は疎か、宗教自体を認めていないと思っていたけど、“中国憲法は宗教の自由を認めているが、共産党の指導を受けない非公認宗教は「邪教」とされ、弾圧が正当化されている。”という産経新聞の報道で、私は認識を改めました。
で、「公認宗教」は、具体的にはどんな宗教でしょうか?
ここをご覧のたいていの皆様はご存じだと思いますが、はじめて遭遇する方のために一応。
mochizuki 氏を相手にしても不毛なだけです。
スルーが基本かと。
ご参考
nekopon さんによる mochizuki 氏関連エントリ
http://14471.iza.ne.jp/blog/entry/36114
拙ブログでの mochizuki 氏関連エントリ
http://nyanko.iza.ne.jp/blog/entry/38236/
にゃんこさん、ありがとう。
私も知らずに釣られた事が有ります。
この手の情報、此れからもよろしく。
香織様
何時も丁寧なコメント有難う御座います。
今回の記事等見てますと本当に四六時中、
監視されているんですね。
くれぐれも、御身大切に無理をなさらぬように、
逃げない、晴れ晴れと立ち向かう、はだめです。
今の共産党には貴方の愛情を受け入れるだけの、
余裕も、知恵も有りません、哀しい事です。
ここ2-3日日本でSK-2が問題になっています
その後上海閥とP&Gの関係出てきませんか、
日本では単純に報復だと騒いでいます。
政経分離は中国は出来ないと、ある意味良い
ことと捕らえられます。
日本もコスト削減一辺倒で中国と付き合うと
痛い目に合うという事、気付く時です
それに伴い技術の流出も問題視されています。
アメリカ等は国内に中国系の管理職が居ますので
彼らにしっかり管理させているそうです。
それに引き換え日本はズルズルで対策なしが
現状のようです。
くれぐれも気を付けてのご活躍を。
タイヘンでしょうが頑張ってください。
応援してます。
mochizuki さま:中国の公認宗教とはなんぞや、という点については、ほかの読者の方々もご興味をお持ちでしょうから、よい説明がのっているインターネットページをご紹介します。データはちょっと古いかな。http://www.china.org.cn/ja-shuzi/1/zti-zj.htm
benkei さま:SKⅡの上海閥陰謀説、というのはちょっと難しそうです。ただ、上海閥の落日にともない、私は外資系批判、バッシングは強くなっていくと思いますが。
akioka さま:応援、ありがとうございます。なんか文字に書くと、すごく大変そうな感じですが、本当はぜんぜん大変じゃありません。仲良くやっていますよ。外交部の人は、中国の中央政府機関の中で最も、国際情報に触れ、思想も感覚も最も国際標準に近い人たちの集団です。もちろん、国内外あわせてその職員は1万人以上、といいますから、いろいろな方がいますが。
福島様
いつも貴重な情報、ありがとうございます。
それにしても、K国の黒田氏や久保田さん、米国の古森氏とか、産経新聞には気骨のある記者が多くて、
いつも、感心しております。
この「イザ!」にしても、国内新聞初の試みとして、このように直接記者の方と意見交換できるようにしたことは、画期的なことですし、
それぞれのコメントに、丁寧な返信をいただけるなんて、思ってもみませんでした。皆さんお忙しいでしょうに。
K国の「中央日報」にもコメント欄がありますが、日本の読者からの、記事の間違いの指摘とかは完全無視、言いっぱなしの場になっていて、最近飽きていたとこでした。
また、読者にも自由にブログを開ける場を提供していただいたのも、ナイスなアイデアですね。
私もブログ作らせていただきました。そこで、いろいろな方と巡り合うことができまして、大変感謝しております。
これから、中国は厳しい季節になるかと思いますが、お体には十分気をつけて、また楽しい中国情報をお願いいたします。
長文失礼しました。
福島香織 記者様
じっくり読ませていただきました。現地の緊迫感が伝わってきます。内容自体は予想されたことなので驚きというところはありませんが...
北京オリンピックなどを控えて、見た目は昇り竜のようですが、実際はその竜の尻尾に火がついて炎がめらめらと燃え上がっているのが遠めにも見えるようです。
昇り竜が断末魔に周りを巻き込まないかと...
日本も十分用心しないと..進出した日本企業が置いてきぼりにならないことを祈ります。
私のBlogにも福島さんの『外交部におこられちゃった、YO!』をupさせて頂きました。
いつも楽しみに読んでます。
私は中国政府のマスコミは宣伝機関という考えが世界の多くの人々となじまないのは許せません。
また日本の主力マスメディア(産経除く)中国政府の宣伝をポジティブに意図的にヤルのがより許せません。
これからも更新楽しみです。
外交部のクレームが来ると言うことは、貴女の報道が、的を射た、壷にはまった、琴線に触れた、証左ですよね。
今後も、めげずに、ヘタレずに、軽快に、そして深遠に、大和撫子ジャーナリスト魂を中国人に見せつけてやって下さい!
福島香織様
ありがとうございました。
中国の主な宗教は、仏教(法輪)、道教、イスラム教、キリスト教(カトリック・プロテスタント)のようですが、紀元前の中国に興り、東アジア各国で2000年以上に渡って強い影響力を持つ思考・信仰の体系である「儒教;孔教;孔子教;名教;礼教」は、中国では(中国でもというべきか)宗教として認められないのでしょうか?
また、中国でも「宗教;(教法);religion」は、「宗教」と書き、さらに、「邪教(有害な宗教)」も「宗教」の一宗派として数えられているのでしょうか?
もっとも、「宗教;(教法);religion」と言う言葉で認識する概念が普遍化されていないのかも知れませんが…。
はじめまして。
現場レベルでのやりとりなどが伺えて大変参考になります。
やっぱりいろいろと注文なんかがあるのですね。
もしかしたら取引とか記事の検閲とか打ち合わせみたいな
ことをしてるところがあるのかもと想像してしまいます。
ところで中国ではキリスト教は邪教扱いだったんですか。
公認のほうはそうではないみたいですが、対外関係上の
建前というやつですかね。
でも、邪教で取り締まった筈である記事を、中国のマイナスになるからやめてくれというのも滑稽で面白かったです。
邪教だったのなら取り締まる行為はむしろ記事にしてほしいはずなのに(笑)
これからも他ではなかなか窺い知れない記事を楽しみにしています。
初めまして。
やあ~取材に対する圧力とは、こんなふうに展開するんだと「目から鱗」の気分です。
現場は大変でしょうが、これからも楽しみにしています。
感謝。
kuronekosann さま:izaブログ、楽しんでいただいているようで嬉しいです。またぜひお立ち寄りください。
denNoOyaji さま:龍のしっぽがめらめら。日本としては、対岸の火事ではありませんね。
shagiri さま:ありがとうございます。またお立ち寄りください。更新がんばります。
riceshower さま:応援ありがとうございます。とにかく外交部の方々まで、そんなに綿密に記事を読んでいただいていると知って感激です。
mochizuki さま:うーん、儒教は信仰というより思想に近いような?でも中国には孔子廟がたくさんあります。邪教は「(共産党にとって)有害な宗教」の総称として使われています。
kagemaru7894 さま:中国も、邪教の取締りにこんなに力をいれました、教会いくつ取り壊しました、と発表すればいいんですよね。正しいことなら。
kikuti-zinn さま:ありがとうございます。でもほんと、そんなに大変じゃないです。どこの国でも、この程度はあることだと思います。
>サッカーアジア杯で群衆に取り囲まれて「小日本」とののしられて痰をはきか
>けられたり、人権派弁護士を取材しようとして公安の車の中で3時間ぐらい尋
>問されたり、自分のブログがアクセス規制を受けたり、取材相手が警察に「別
>件」で拘束されたので自腹で「保釈金」払ったり
これはテレビドラマになる。中国で孤軍奮闘する日本人女性記者のこんな日常を日記的に書くのも、面白いかも。福島記者役はやっぱり篠原涼子かな。
邪教について、ちょっと言いたいですが。
共産党の者達は、ほとんど無神論者で、小学校から大学まで無神論の教育を続いてきますが。そのおかげで、現在中国大分の若者は無神論者になってしまいます。
仏教(法輪)、道教、イスラム教、キリスト教とか中国文化や歴史に強い影響力を持っている宗教は何とか納得できますが、それにしも
ただ文化上の理解で、信仰としてしない。仏教などの大宗教すらでもそう思われるので、そのほかの小さな宗教ももちろん、一切迷信をされます。