■2月18日は、中華圏でいうところの春節(旧正月)であります。
除夕(旧暦の大晦日、今年は2月17日)から初一(旧暦の1月1日)にかけて、中国では全国的に爆竹を鳴らし、餃子を食べ、中国版紅白ともいえる「春節聯歓晩会」なる番組をみつつ、まったりと新年を迎えます。そうそう、赤い靴下もはくそうです。赤いパンツという説もありますが。
私は今年は友人が中国人と一緒に北京市の南羅鼓巷の胡同(下町の横町)に出したカフェ「イル・ソーレ」で開かれた新年会に参加し、胡同の新年の様子をみてきました。
はっきりいって、写真はヘタなので、ふんいきだけ。
■去年の春節は北京市中心部で12年ぶりに爆竹が解禁になったということで、ものすごかった。それに比べると、今年はおとなしい方ですが、やはり、爆撃のようなうるささでした。しかも、せまい胡同で、横向きにロケット花火がヒューとか飛んでくるので、こわいったらありゃしない。ちなみに、赤い腕章をつけているのは、いわゆる「隣り組」の監視員のおじさん。みんながはめをはずしすぎないように、監視しています。
■日本の年越しそばにあたる餃子ですが、これは家族みんなでつつみます。新年会でもみなで餃子を包みましたが(私は見ていただけだが)、このとき地方によっては、コインをいれたり、葱をいれたり、氷砂糖を入れます。今回、大晦日のごちそうを創ってくれたのは東北人のお母さんでしたが、やはり餃子の中に1分銭、葱、氷さとうをいれていました。銭入り餃子を食べた人は、金持ちに、葱(ツォン)入りを食べた人は聡明(ツォンミン)に、氷砂糖入りを食べた人は甘い人生?がまっているとか。私は氷砂糖入りに当たったので、今年も、相変わらず、人生甘いみたいです。
■今回は新年のご挨拶まで。20日から、免許書き換えと健康診断のために、一時帰国しますので、それまでに、もう一度、ちゃんとした(?)エントリーしたいです。
恭喜發財!
北京の花火&爆竹、香港のニュースでもやってました。
こちらは禁止ですが、拙宅のあるアバディーンでは漁船の上で賑やかに鳴ってましたよ。
>「春節聯歓晩会」も見ました。こっちの年越し番組よりはずっとオモロイし。
>赤いパンツ 今晩履き替えます(w
では、丁亥年もよろしくひとつ!
福島様
おめでとうございます。
フィリピンのセブ島に用事があって行こうとしたら、あちらは華僑の方が多くてチケットもホテル予約も21日以降とのこと、ようするに正月3ケ日明けないと難しいという話でした。
迎春おめでとうございます。
やはり、新春と言うには気温が旧暦の方が季節感が合います。
梅も咲き始めたようです。
横浜の中華街でも、爆竹鳴らして獅子舞が出て、盛大に祝っているニュースがテレビに流れました。
日本に季節感がなくなったというのは、俳句ですね。新春といったって2ヶ月異なる。立春とか立冬といっても季節感が薄い。で、俳句に実感がなくつまらない、という主張です。
いつになくしっとりとした文章で中々よいです(元気ないのかな)。
長年中国に住んでいると本当に正月気分になるのですね。
日本も本当は正月なのに忘れてしまった。
ジャニュアリーは知ってもムツキは忘れてしまった。
中国人の方が文化を大切にしてるのか、西洋化できない限界なのか。
>もう一度、ちゃんとした
そんなにいつもちゃんと大上段してなくてもいいですよ。
To leslieyoshiさん
香港といえば花市ですよね。私もよくいきました。フォックスフェイス(狐顔)なんかも買いましたよ。
To kikuti-zinnさん
今の時期、東南アジアは全般的にむつかしいですよね。華僑の広がりを実感できる春節です。
To hanabusaさん
今年は春節が来る前に立春がきた「無春年」つまり、結婚すると早々にだんなにさきだたれるという「寡婦年」ですが、丁亥年なので、子供を産むには、よい、ともっぱらの噂です。ちなみに去年は農歴の一年の間に二回立春がある「双春年」で、結婚によいとか。迷信、といわれつつ、私も暦(農歴)を気にするくらしはきらいではありません。
To hoihoihoiさん
俳句の季語は農暦にあわせているのだとばかり思っていました。日本人が農暦を忘れてしまったのは、農業をやらなくなったからでしょうね。中国はなんといっても8億人が基本的にまだ、農民ですから。
To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
へへ、元気ですよ。
中国人はクリスマスも元旦もバレンタインデーも春節も祝うのです。たんにお祭り好き?私の周囲の中国人は去年の12月24日から、ずーっと連休モードです。
帰ってくるんだったら、ファンの集いとかやったらいいのに。俺行くよ。
新年好!
私は上海や、広州、深セン、マカオなどで旧正月を経験しましたが、上海の爆竹が一番すごいですね。規制などおかまいなしで、マンションの窓から、道路の真ん中、至る所で朝まで爆竹鳴らしてました。街中ゴミの山で…。
今年こそ、中国人民にとってよい年になるのを願っております。
福島様、おめでとうございます。
20日に帰国されるとのこと。ご存知でしょうが、日本は暖冬です。体調を崩されぬよう、お気をつけてお帰り下さい。
1枚目の写真びっくりしました。なんか火の玉オバケが北京の空に出たような。露光時間が長いのでそうなるんでしょう。。。懐かしいドゥームというPCゲームを思いだしました。真ん中に目がある化け物が出てくるんですが、写真のと形が似てます。
しかし、なんだか最近中国政府が日本政府にべったりくっつこうとしてるようで気持ち悪いス。靖国靖国とさわいでたのは、いったいなんだったのだろう。といっても日本のマスコミが100倍くらいに拡大してたように思いますが。。。アジア外交がどうのこうのと言ってたわりに、外交関係が好転して、それを喜ぶわけでもなく、単に中国をダシにして政府批判してたのがまるわかりで、無節操なマスコミは国のガンだなあと、とりとめなく思ってみましたw。
>福島先生:
遅ればせながら、「恭喜發財(ごん しー ふぁっ つぁい)!」
でも、今どきの若い衆はもっぱら「新年快樂(しん にぁん くぁい れっ)」ですね。
TVの司会者が「恭喜!恭喜!」を連発している程度のようです。
ちなみに、客家語では、
「新年快樂」は“Sin Nyen Khwai Lok”
「萬事如意」“Van Shi Yi Yi”
さらに廣東語では“San Nin Faai Lok”と“Maan Si Jyu Ji”
あぁ、またしても絶望的に通じないorz
あと、マレー語では“Selamat Tahun Baru”で良かったんでしたっけ?
>satu-dua-tiga先生:
福島さん、
すっかり出遅れましたが、新春快楽!!
好調の『鄧小平秘録』ですが、いままでは局長自らのご執筆のようですが、福島さんがお書きになる予定はないのですか?
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070223/chn070223000.htm
社会主義と決別か 中国全人代「物権法」焦点
(2007/02/23 01:35)
もう北京にお戻りのようですね。
福島香織様
恭喜發財!
どこかで「産経新聞は中国総局は総勢三人、NHKは20人」という記事を見たような気がしますが本当ですか。
もし3人ならこれだけ密度の濃い記事を三人で書いている産経新聞にただただ脱帽です。