■7月1日になり、香港が中国に返還されて10周年となりました。今、立法会大楼(議員会館みたいなもの)にいって、帰ってきたところです。午前零時にあわせて、李柱銘(マーティン・リー)氏はじめ民主派議員たちが大楼のベランダにでて、1日午後に予定している民主化要求デモの決起を呼びかけていました。
■
■ ウィウォントデモクラシー!ウィウォントデモクラシー!とマイクで音頭をとります。しかし、シュプレヒコールになりません。写真でもおわかりのように、人がほとんど集まっていませから。メディアをいれて50人くらいでしょうか。
■1997年7月1日の同時刻、この立法会大楼の2階ベランダで、同じように李柱銘氏は、臨時立法会反対の演説を行い「民主の危機」を訴えました。あの日、土砂降りの雨にもかかわらず、多くの人がこのベランダの下に集まり、香港の自由を奪われることへの危機感にふるえ、李氏の演説に共感したのでした。
■しかし、今、小雨程度なのにもかかわらず、ほとんど人が集まらず、デモックラシ~の叫びも、民主派の断末魔にしか思えません。私は雨に濡れながら、ああ、香港の民主の臨終に立ち会っているのだ、と少し感傷的になってしまいました。
■産経新聞香港支局を自らの手で閉鎖して、北京に異動してからまだ5年しかたっていません。5年前、私が駐在していたあのころは、まだまがりなりにも、「香港民主の危機」が新聞の記事みだしとして成り立ちました。しかし、今や、日本の読者も、香港市民自身も香港の民主運動に関心を持つ人はほとんどいないみたいです。
■5年ぶりに、香港に取材で訪れた今回、私は、昔結構気に入っていたホストが、久しぶりにあったとき、、すごくすれて変わってしまったような、がっかりした気持ちになりました。北京にはたまにいるんです。地方から出てきて、オレは金持ちになるんだ、(外国籍などを買って)自由を手にいれて、いつか自分の会社つくるんだ、って、がんばってホストやっている子。(ちなみに、私はホスト遊びの趣味はありません。民情取材ですってば)
■女王様がパトロンだった頃も、ホストは所詮ホストなのですが、身体まで売っていなくて、したたかながら前向きなところも、理想もあったわけで、そういうところは好ましく思うわけです。ところが、汚職で肥え太った成金で横暴な独裁者の新しいパトロンに変わってから久しぶりにあうと、すっかりホストの立場で満足して、いつか独立する、自由を手に入れるといった夢なんて、もっているだけムダ、それより、おとなしくしてかわいがられたら、WHOの事務局長の地位も得たし、中国のお気に入り、という立場で、国際社交界にも出入りが自由、おいしい思いができるんだ、など言い出している…といったシチュエーションでしょうか。
■国際社会から、香港はうまくやっている、高度の自治も認められている、すばらしいよ、と拍手していたとしても、それはみんなパトロンと利害関係のある商売仲間だから。
■唯一無二、といわれた不思議な国際都市・香港は、そうか、もう完全に消滅していたか、と感じました。今、私が立つ場所は、中国の豊かな1都市・香港。国際金融センターではなく、中国のオフショアセンター・香港。唯一無二ではなくて、長期的な将来は上海や深センも代わりになりうるのです。
■暴風雨で幕明けた1997年7月1日、人々はその雨を自由を奪われることへの不安にふるえる香港の涙だといいました。2007年7月1日未明に降っていた小雨は、民主の臨終を悼む感傷の涙でしょうか。でも喪があけるのは意外に早く、日がのぼれば、泣いたことも忘れて、ただひたすら豊かさを追求する日常が淡々とはじまるはずです。
香港にいらっしゃるんですね。
まるであの日と同じように雨の6月30日です。もっともあの日は土砂降りでしたが。
今宵、小生は尖沙咀から夜景撮影していましたが、なんとまあ、慶祝イルミネーションの少ないこと! クリスマスや旧正月の半分もありません。
立法会議場バルコニーでの民主派のデモンストレーション…、これもあの日と同じ。でも、全然ちがいますね。
まあ、どこかで偶然会えば、この辺のことじっくり語り合いましょう、鴛鴦でも飲みながら…。
福島さん。はじめまして。
わたしも、ホスト遊び趣味はありません(その前に、先立つものがありません)が、そうですか、香港はもはや民主化への想いをデモンストレートする、発源地ではなくなってしまったんですか。ちょっと、残念な感じです。
ただ、福島さんの記事からいつも勉強させてもらっていますが、民主化(というか共産党幹部の横暴、有無をいわせぬしめつけへの反発が中心でしょうか)の動きは全土的にぐつぐつ煮えたぎってきているようで、香港でのそうしたノン・ポリ化状況は、全土的な反・党官僚独裁的な流れを、ふたたび共産党有利に転換させるような意味をもつものなのか?
それとも、以前にくらべてノン・ポリ化しただけで、香港もやはり、現体制への不満という点では、全中国の状況と同様なのか?
これから、記事を書かれると思いますので、大いに期待しています。出張、御苦労さまでした。
福島香織様
今日の2つのメディアNHK、CTV(カナダ)のニュースを比べるとNHKが返還式典の胡錦濤演説と演説に拍手する曾長官と香港政府の官僚で民主化運動のデモは無視、CTVのほうはデモと中国3軍の行進でした。しかし福島さんの報道を見ると民主化の熱意が年々薄れたというか、香港人の現実主義、実利主義というのが見えてきます。もっとも今香港に残っているのはいつでも逃げられる大金持ちか、外国に逃げたくてもそのつてが無い貧乏人のどっちかでしょうね。ある程度の資産があるか、能力がある人間ならとっくの昔にカナダ、オーストラリア、イギリス、アメリカ国籍をとっているでしょう。
福島さん
香港ご出張お疲れ様です。
この記事を読んで第二次天安門事件の時の広州人の
平静さと、自分で経験したわけではありませんが、
安保闘争後の政治状況について伯父に聞いた話を
思い出しました。
広州人が心配していたのは、自分の人民元預金が
どうなるか、であり、政治状況ははっきりいって
二の次でした。
また、あれほど全国を巻き込んだ運動となり、国会
前で犠牲者まで出したにも拘らず、池田内閣の
所得倍増論にコロッとなびいたのも、また自分の
生活がよくなってきている、との実感があったから
であると聞きました。
衣食足りて礼節を知る、も真実ながら、衣食足りると
志が低くなる、もまた真実なような気がします。
福島香織さま お疲れ様です
福島さまの思いは別として、私は中共政権下での一国二制度など端から疑ってかかっていました。改心した振りしたDV癖の父親に児童相談所から連れ戻された子供のようなものですからね。いかに世界の目があっても抵抗しようがないでしょう。
ところでタイトル、香港から日本の政局ネタ?と違う期待(願望)を抱いてしまいました。(スミマセン)
それと、ホストのことはお詳しいんでしょうか。次ネタ期待してマ~ス
お疲れさまです。
報道ステーションの加藤工作員も香港へ出張して、いつもとうって変わったニコニコ顔ではしゃいでレポートしてました。本性が出たなとw。
福島さん
私も香港が大好きで、何回も行きましたが、結局は香港人も中国人(中華人?)なのだと思うことがよくありました。民主、民主とは言いますが、結局まずは衣食が足りないとお話にならないということなのだと思います。香港にパンとサーカスはふんだんにありますからね。そうこう考えてみると、民主なんてたぶん日常生活の中においてはあまり意識されるものではなく、知識人の知識の発露なのかなぁと思っても見ます。共産主義つったって、要は特権階級がその特権を維持せんがために日々下々のものから搾取を続けてるわけで、その仕組みから言えばまあ日本国の民主主義も大差ない。もはや天安門に集う知識階級、学生もいないでしょうし、共産主義という怪物はほぼ20世紀に消滅し、取って代わって中華全体主義という新たな怪物が世界を混乱に導いているように思えてなりません。輸出製品が人を殺そうが、中国人が外国で犯罪を犯したって、そういう風にして成り立ってる国なのだからさほど驚くべきことではないと思うのです。香港にはそうなってほしくはないですが・・・20年以上前に啓徳空港のエアコンの効いたロビーで一生懸命勉強していた子供達はいま夢をつかんでいるのだろうか?
弁明するぐらいなら、敢えてホストに例えなくてもいいのではないかと思います。私はジョークがわからないもので。
To leslieyoshiさん
返還10周年の思い出話、よませてもらっています。どっかですれ違っていたかもしれませんね。
To 滝沢響子さん
きょう、デモを取材していると、中国広東省とか湖南省からの参加者もけっこういました。民主を切望しているのは、じつは国内の人たちかもしれません。
To mapotofuさん
けっきょく、民主というのは、最低の社会状況になったとき、誰かをうらまずにすむシステムなのだと思います。責任は為政者を選んだ自分だと思えるんですね。ですから、満足のいく政治や社会を運営してくれる為政者なら、別に中国が選んでもいいんでしょうね。でも、そんな社会はあるひ突然こわれることがあると思うのです。
To shimataroさん
中国にとっては、ほっとしているでしょうね。今の時期に10周年を迎えられたことを。もし、2003,04年ごろが10周年だったら、ちょっと恐い状況か。
To アメノマスヒトさん
ホストも、小姐も、けっこう詳しいですよ。いつか、まとめるつもりです。
To kokuさん
中国経済の牽引力で香港経済も回復、みんなはっぴーだと報道していましたか?一面、それは正しいかも。
To jazzyさん
もともとは、国をすてて逃げてきた人たち。でも、香港まで逃げおおせようと思うと、いろいろ大切なものを捨て、大切な人を裏切らなければならなかったでしょう。妥協することに、ひょっとすると慣れているのかもしれません。
To marxengelsさん
金で人を思い通りにする、人身売買には反対です。ホストや売春婦の話に詳しいと、ちゃんと弁明しないと、金で人を買うことが好きな人間だと思われちゃうのがこまりものです。少爺(ホスト)も小姐(ホステス)も中国社会の鏡であり、恰好の取材対象です。ちなみに、香港ってホストか愛人体質だ、と前から思っていました。以前(香港駐在時代)のコラムには、「香港の愛人体質」というお題はさんざん書いてきましたので、ホストに置き換えただけ。ジョークじゃないですよ、本当にそう思っています。きょうの胡錦濤主席の記念演説も「中国は香港のパトロン(後台)だぜ、分をわきまえていたら、イイ思いさせてやるぜ、へっへっ」というような内容でした。
そうですかあ~
もうマカオみたいなものなんですね~香港も・・・・
多分、足を踏み入れることはないのだろうなあ~
1997年6月以来香港に行っていません。香港の食事情はいかがでした?毒菜は香港にも及んでましたか?蝦雲呑が懐かしい。
福島香織さん、加油・・・!!!
私は、産経新聞を毎朝見るのが楽しみです。特に香織さんの記事を
探します。産経新聞の支局が台湾にしかなかった頃からの読者です。
筋金入り!!!
私は、香港のことを考えるときに、いつも台湾のことを考えて
しまいます。
香港は、英国人により、それなりの教育がされてきたと
理解しています。ただ、台湾と比べると、日本人的に見て、
やはり違和感があります。・・・西洋と支那の融合というか・・・
地政学的に見ても、香港と台湾の国際的性格というか
ニュアンスはどうも違う気がします。
台湾は一時期、日本と付き合っているのです。
いいすぎなのを、あえて言わせてもらえれば、香港の姿を見て、
台湾が自らの意思を決定することになるのでは、ないのでしょうか?
ごめん!今夜は、辛めに効かした辛子に「おでん」でもつまんで
一杯遣ってください。
福島記者
香港出張御苦労様です
> 暴風雨で幕明けた1997年7月1日、人々はその雨を自由を奪われることへの不安にふるえる香港の涙だといいました。2007年7月1日未明に降っていた小雨は、民主の臨終を悼む感傷の涙でしょうか。
経済的自由の「アガリ」を享受できる層は、あまり民主主義とか思想信条の自由に固執しない事をトウ小平は見切っていたのかなぁ…独裁政権御得意のちゃぶ台返しを喰らわない限り、民主香港復活など奇跡なのでしょうか?…
国家でなく都市であるだけに「市民」は愛郷心を保有し難いのかもしれませんね。
北京における地方出身のホスト君なんかは、どのくらいの愛郷心を持った上で頑張っているのだろう?と少し興味が湧きますね。 ちなみに数年前、自称北京出身・精華大から留学というスペックを有する留学生のキャバ嬢を指名した事があるのですが、「わたし、うちは劉玄徳の出身地の近所だよ?」程度の郷土感覚は確実にあるようで…もっともその後は歴史認識問題で衝突しまくるという、実に有意義な時間を楽しませて頂きましたが♪
福島様、こんばんは。
我が家で購読している地方紙には、2日付で共○通信の中国総局長殿の記事が載っていました。中国、香港の一国二制度は、世界からほぼ合格点を貰っているそうです。
株式市場では指数が最高値を更新し、言論・集会の自由もほぼ維持されたそうな。これが本当なら万々歳ですね。
私は、香港に行ったことが無いので、福島記者と共○通信、どちらが正しいのか、想像で判断するしかないのですが、現場の雰囲気から、香港の現状に迫った福島記者に対して、表層的で香港に行ったのか行ってないのかよくわからない共○通信と、感じました。
一国二制度に合格点を与えている「世界」とは具体的にどの国だ?とか、言論・集会の自由がほぼ維持されただけというのは、実は後退ではないのか?、とか、突っ込みたい気持ちで一杯です。
そこには、「香港に拍手をするのは、パトロンと利害関係があるからだ」と看破する鋭さはなく、共産党の提灯記事のようです。
日本の読者も香港の民主化に関心が殆ど無いとのことですが、まだまだインターネットをせず、地方紙から上記の様な情報を得ている人が多い現状では、仕方が無いかと思います。
でも、中国、香港の現状をいきいきと伝えて下さる、福島記者には感謝しております。これからも、よろしくお願い致します。
お金のためなら偽食品もいとわない国民性ですかね~
知り合いの中国人はもう15年ほど日本で働いており、年に2回ほどしか帰省はしませんが上海にはマンションを購入しました。
しかしどうやら中国には帰る気はあまり無さそうです。
理由は文化大革命で辛い農村経験をし勉強が出来なかったようで、体制が変わると生活も一変する不安定が嫌なようです。
生活水準もまだ日本の方が安定し豊かであることもあるのでしょう。
いまの食品問題などは彼にすれば複雑な思いがあると思いますね。
まだ台湾の方が民主的気がしますがどうなんでしょうか。
いつも面白いネタの提供ありがとうございます。結構ビジネス上で役に立っております。10周年を迎えて感じるのは、香港人(広東人って言ったほうがいいかも)は現実的ですよね。2001年初めて香港に行った時には標準語をしゃべる人なんて皆無に等しかったのが、いまや普通語しゃべる人が多いこと!ちゃんと誰に稼がしてもらっているか分かっているんでしょうね。そうは言いながら香港人の友人と話すと「大陸」と中国を差別して言っているんです。これからの国際社会を生き延びていく一つの方法かもしれませんね。
イザブログも最近は日本でもアクセスしにくくなっていますよ。これは左翼の妨害ではないでしょうか。
日本の民主主義も左翼団体の跳梁によって、だいぶ揺らいでいるという印象です。このまま左翼に日本が支配されたらイザブログも閉鎖に追い込まれるのではないですか。
中国のことを心配してる間に、日本が大変なことになりそうです。特につぎの参議院選挙は危ない。安倍首相は何も悪いことをしていないのに、左翼マスコミによって悪者にされてしまっています。彼らによって日本の民主主義は終焉を迎えようとしています!!
これ取材して記事にしていただけませんか? ホテル名も書かない注意なんてオザナリ過ぎ。それに事件発生から19日も経ってるし。ホテルのレストランで「いきなり邦人男性の脇腹めがけ、刃渡り 10 センチのナイフを突き刺した。あわてて停めに入ったもう一人の邦人男性に対しても、ナイフで頸を斜めに斬りつけてきた」なんて、前代未聞でしょうに。
http://www.dalian.cn.emb-japan.go.jp/regionalinfo_65.html
在瀋陽日本国総領事館大連(駐)事務所
生活安全情報
大連市内における邦人に対する傷害事件 (07.07.02)
14日夜、大連市内に所在するホテル敷地内において、邦人男性2名に対する傷害事件が発生致しました。邦人の皆様においても以下のような事件に巻き込まれないよう、十分ご注意下さい。また、不特定多数の集まる屋外施設等では、周りに注意を払いつつ飲食することをお勧めします。尚、邦人が巻き込まれる事件が発生したことからも、当大連事務所より大連市公安局に対し、外国人の立ち入る関連施設への保安強化の指導及び、再発防止に向けた有効な対策の実施について要請しております。
(続き)
(事件概要)
14日、午後10時頃、邦人男性2名と中国人通訳者1名は、大連市内に所在するホテル敷地内のビアガーデンで食事をしていた。どこからか現れた中国人酔客が、他の客に対して大声を上げてからんでいた。しばらくして、邦人男性等のテーブルにも同酔客が寄ってきたが、直ぐに違う客の方へと去っていた。
その 10 分後、同酔客が再び邦人男性等のテーブルにやってきて「ビールを飲まないか?」と誘ってきたため、邦人男性の 1 人が中国語で強く断ったが、しつこく誘ってくるため、邦人男性と同酔客が険悪な雰囲気になり始めた。
同席していたもう一人の邦人男性と中国人通訳が、お互いを引き離して、なだめていたところ、同酔客が中国人通訳者の制止を振り切り、通訳を引きずる様な形で、邦人男等のテーブルにやって来て、いきなり邦人男性の脇腹めがけ、刃渡り 10 センチのナイフを突き刺した。あわてて停めに入ったもう一人の邦人男性に対しても、ナイフで頸を斜めに斬りつけてきたため、危険を回避するため、二人はホテル内に逃げ込んだが、刺された邦人男性は重傷を負っていたため、その場で最寄りの病院へと搬送された。
後にホテル側の通報により、派出所の警官が現場に駆けつけたが、既に犯人は逃走していた。(犯人は警察の捜査により翌日身柄を拘束され逮捕された。)
邦人男性等の命には別状は無かったものの、刺された 1 人は腹部に大けがを負いその場で入院、もう一方の邦人男性に関しても首筋を 6 針縫う大けがを負った。
Happy 4th July !
To bitterさん
マカオは今観光人気でぶいぶいいわせているようです。マカオまで足を伸ばす時間なかった~!
To やまかんむりさん
>香港では日本産野菜が人気でした。日本のサツマイモとか、カボチャとかすごい高いのに、みんなかってましたよ。蝦わんたんに、飲茶に、乳豚飯、ピータン痩肉粥、牛乳プリン、マンゴープリン、ふっふっふっ、食べ尽くしてきました~。
To oguribungoさん
今週日曜付けのEX紙の持ち回りコラム「中国を読む」で、「香港の台湾コンプレックス」というタイトルで、少し考察してみました。香港人で台湾のこと悪くいう人多い気がしました。でも、それってコンプレックスではないかと。
To 一閑さん
そのキャバ嬢、自称清華大出身ではなく、本当に清華大出身だとしてもおどろきません。女子大生あるいは大卒で党員、団員の小姐が北京ではたくさんいます。
To seedsさん
香港1国2制度の運営ぶりをまえむきに評価したのは欧州委員会と米国ですが、確かに悪くはないです。北京は実に、うまくコントロールしました。で、おもしろいのは、国内のメディアからです「1国2制度は成功した」んだから、大陸に導入しろよ~という論調がでてきたことですね。これって本当は北京がもっとも恐れていた論調です。言い出しているのは、広州日報系の南風窓とか南の新聞、雑誌です。さては張徳江ひきいる広東王国、1国2制度をねらっているのか、な~んて。まあ、香港で1国2制度がOKなら、なぜ、広東や上海じゃだめなのか、と内心思う地方幹部はおりましょう。私としても、香港で1国2制度成功したんなら、次ぎはチベットで試してくれよ~、ちょうどチベット特使も来ていることだし、前向きにはなしあったらどうだい?と思ってしまいました。
To kyamagaさん
香港の弱さは、本当の民主主義を知らないということだと思います。台湾は、李登輝だって陳水扁だって、台湾人が選らんだリーダー。親中派のリーダーを選ぶにしても、独立派のリーダーを選ぶにしても、台湾人自身の選択であり、その結果については台湾人は受け止める覚悟ができている。でも自分でりーだーを選べない香港人は、経済も社会の安定も中国に頼るしかないのです。ですから経済がぶいぶい良い間は従順でも悪くなると、中国に文句をいい抵抗するかもしれません。経済が良い間は言論が比較的自由でも、悪くなったとき文句を言う自由はどこまで守られるんでしょう。今、香港は比較的、自由と人権がまもられ社会は安定していますが、民主主義が完全でない状況では、自由も人権も安定も永遠に守られるわけではない。そのことに、香港人は気づいていないが、台湾人は実感として知っているのだと思います。
To yoshi-chinaさん
広東人の香港化、というのも、調べる必要があります。今回、深センも広州も東莞もいく時間がありませんでしたが、きくところによると、香港と広東の経済圏の一体化にともない、広東人の意識も香港化してきているみたいです。広東への投資の6割が香港企業。李雲迪や朗朗ら、深セン音楽学校のピアニストが、香港籍を取得してりして、才能と実力のある広東人の香港ン人化なども話題になりました。広東記者の中には、いずれ1国2制度が拡大して、広東、珠海デルタプラス香港がひとつの経済圏、特別行政区となるこという希望的観測を語る人もいましたね。それって、広東独立王国構想??
To ブリオッシュ或いは出べその親方さん
左翼の妨害ではなく、イザのシステムの不具合だと思います。ほんと、香港の写真を大量アップするとき、扱い憎いシステムだ、と思いました。
To shibuさん
4日、次のような原稿を送りました。
【北京=福島香織】中国の在瀋陽日本総領事館大連事務所によると、6月14日夜、大連市のホテル、南山賓館のビアガーデンで、食事中の日本人ビジネスマン2人が中国人の中年男に刃渡り10㌢のナイフで腹や首などを刺されて重傷を負った。中年男はそのまま逃げたものの、翌日家族に説得されて出頭、傷害容疑で逮捕された。
男の身元や犯行の動機は地元警察が取り調べ中。これまでの調べでは、男は2人とは顔見知りではなく、犯行当時、相当酔っていた。「一緒にビールを飲まないか」と2人に声をかけたが、断られたため腹を立てて犯行に及んだとみられる。
大連事務所は大連公安当局に外国人が滞在するホテルの治安強化指導を依頼したという。事件発生から公表にまで時間がかかったことについては「背後にビジネストラブルがあるか調査の必要があった」と説明している。
To tomtomさん
盧溝橋事件70周年!
To 福島香織さん
おお!! さすがに目配り利いてらっしゃいます。ツボ押さえた貴重な情報入ってるせっかくのこの記事は、ネットでは探せなかったので現地同胞が参照している掲示板にこのままコピペさせていただきました。当社の現地法人事務所にも目立つようにFAXしてと。
しかし「背後にビジネストラブルあるかも」と調査に時間がかかって19日も公表遅れたって、あっても五つ星ホテルのレストランで刃渡り10センチで外国人を刺すこと自体が警報ものだし、無関係のヤツがそういうことしたのなら現地の「圧力釜爆裂寸前」兆候かもと、どちらにしろ現地駐在同胞への即時警報ものでしょうに。それで即個々のユーザーやら旅行業者がフラマ泊をキャンセルするなり多数苦情言うことで、本質ルーズなあちらもそれなりに何とか締まってやっと安全が回復されるんだと思うのですがねぇ。
折から盧溝橋事件70周年記念日(7月8日午前5時半が第三大隊長一木清直少佐攻撃開始命令発令。それまでは7日22時40分以来隠忍自重の一方的に撃たれっぱなし)です。幣原(無策)協調外交以下のヘタレ「友好」外交ばかりやってると、いきなり沸点へでかえって危険なんだってこと、そろそろ認識してほしいです。秦郁彦センセ『昭和史の謎を追う』(上)での最初の一発の詮索も確かに面白いですが、害務省ぉ領事館のお歴々はむしろ児島襄・『日中戦争』I・II・IIIでの具体的な記述で「邦人保護現地主義」の爪の垢でも煎じて飲んで欲しいですわぃ。
再度、現地で仕事してる者にとっては直接有益な記事を、どうもありがとうございました。