■以前、このブログで、珠海市のホワイトカラーたちがレストランにいくのにマイオイルを持参するという話題をとりあげたが、食の安全を気にする人たちがレストランに持参するのはマイオイルだけではない。「マイ茶」。そう、お茶ももって行くことが多いのだ。かばんの中に自分の好きなお茶っぱを小袋にいれてもちあるき、レストランにいくと、お湯と茶碗だけかりて、自分でお茶をいれる。まあ、あまり高級なレストランでやると、怒られそうだけど、私もお茶っぱは持ち歩いている。
■中国の下町レストラン、チェーンレストランで出されるタダのお茶、これが実は、ものすごく身体にわるい、と昨年夏あたりからさかんに報道されたからだ。俗に「ゴミ茶」と呼ばれるこういうお茶は、㌔あたり10元以下の超低品質茶っぱが使われ、残留農薬、殺虫剤まみれ、雑菌まみれ。しかも、味の悪さ、色の悪さを隠すため、香料と色素が添加されているケースもあるというのだ。というわけで、今回はお茶がテーマ。日本では、数年前から中国茶ブームが続いて、値段も上がっているようだが、今回のエントリーを読んでしまうと、ブームに水をさすかも。(安全でおいしいお茶もいっぱいあるから、信頼できる店で買えば大丈夫です、たぶん)。
■茶聖・陸羽も泣いてるぜ!
ゴミ茶、農薬茶、毒茶
一杯目はすてるのが常識?
高いニセ茶にも注意だ
■茶は南方の嘉木なり、と、中国茶の原稿をかくとき、ワンパターンだなあ、と思いつつ、引用せずにはおれない世界最古の茶の専門書「茶経」。茶聖と呼ばれる陸羽がまとめた同書によれば、喫茶の歴史は「神農に始まる」とされ、紀元前2700年ごろの神農氏の時代までさかのぼるという。この神農氏、中国では薬の神様とされているが、野山の百草をなめて、試して、一日に72の毒物にあたっても、お茶で解毒できることを発見したという。つまりお茶は本来「薬」としてのまれていた。陸羽によると、茶が薬とされていた時代は2500年も続くそうな。
■茶の原産地は中国(雲南省からアッサム地方あたり)で、喫茶は中国5000年の伝統文化なのだ。宋代には喫茶習慣は一般にまで広がり、明代には今の喫茶の原型が確立し、17世紀にはヨーロッパにもたらされ、19世紀には英国で習慣化。英国が中国との茶貿易赤字相殺のためにアヘンを売り込んだ。中国近代史にとって、茶は大きな副作用を伴う劇薬だったといえそうだ。
■さて今。茶は同じ薬でも、〝農薬茶〝なんて言葉が一般化しているほど中国茶の質はわるい。これは、文字通り、「農薬を飲むのと同じようなもの」の意味で使われる。中国茶を入れるとき、最初に茶っぱを洗うのは常識だ。ちなみに、私は、中国人が最初の一杯を捨てるのは、それが中国茶のいれ方でその方がおいしいからだと思い込んでいたが、台北の友人が、台湾の銘茶、凍頂烏龍をいれてくれたとき、「このお茶は上等だから、洗う必要がないのよ、一杯目から楽しんでください」と言っていれてくれたところをみると、やはり茶っぱを洗うのは、いれ方、作法というより、茶っぱの質の問題なのだろう。
■農薬茶が北京で大問題になったのは、2002年のニセ有機茶事件。当時の北京青年報の報道(2002年3月12日)を引用しよう。
■北京市技術監督局が市場の有機茶30ブランドの抽出検査を行った結果、17ブランドから使用禁止のDDT、666など有機塩素系農薬が検出された。これら農薬は、人体に有害で、軽度の中毒は神経、消化器系統の症状がでる。中度の中毒では頭痛、めまい、悪寒、嘔吐などの症状、重度だと筋肉のけいれん、高熱、昏倒、肝臓腎臓障害を引き起こす。さらに心配なのは、同じ茶っぱから複数の農薬が検出されたことだ。ある茶っぱからは4種類の農薬が検出された。(後略、引用おわり)
■茶に残留農薬があるかどうかは、化学検査でないとわからないという。つまり、味や匂い、色ではわからない。消費者には絶対わからないことをいいことに、使用禁止の農薬を使った茶っぱを有機茶と偽って高くで売るとはまったくもって、中国らしい。
■ふつう茶業代理店は農家からもらったサンプルを検査検疫当局に送り化学検査をしてもらい、その安全を保障して茶専門店など商品を卸す。注意深い茶専門店は、そこで代理店の言葉を信じるだけでなく、自らサンプルを検疫当局におくって再度化検する場合もある。しかし、化検合格証など、そのきになったらいくらでも偽造できるため消費者としては、最後は末端の茶販売店を信用するしかしかたない状況だ。
■このニセ有機茶事件後、ちょっとは状況が改善されたかというと、2005年8月も「品品得」農薬茶事件、というのがあった。「一品得」という有名なブランド茶があり、このブランドをまねた北京の「品品得」という企業が、ネット販売していた高級茶に、やはりDDTが使用されていた。
■事件が発覚したのは「一品得」から商標侵害の訴えをうけた北京市工商局の捜査がきっかけ。「品品得」は茶工場の卸値一箱180元のお茶を、1980元で売っていた。会員制のネット販売で、顧客は1000人以上いたという。これはちょっとネズミ講みたいな販売システムで、会員が新しいメンバーを入会させると、ポイントがついて賞金がでる。このシステムにより、残留農薬入り安物茶を違法所得1000万元以上を荒稼ぎしていた。
■この事件は、品品得がそこらへんで買った安い茶を、高級茶と偽って、高値でねずみ講式にうっていた、という特殊性が話題になったが、よく考えてみると、そこら辺でうっている茶にはDDTとかけっこう含まれている、ということでもある。それを裏付けるように、2005年11月6日の国営新華社通信によれば、国家質量監督検査検疫総局は全国の茶っぱ産品の抽出検査合格率が68・6%だと発表している。つまり3割不合格。不合格の主な原因は残留農薬で、長期引用は慢性中毒を引き起こすと、専門家が警告しているという。
■農薬茶も問題なのだが、農薬茶は長期間のんでいると、じわじわ慢性中毒になっていく。つまり、1回2回のんでも大丈夫。これよりもっと毒性の強いのを「毒茶」と呼ぶ。2005年は茶業界の受難の年で、「有毒碧螺春」事件というのがあった。すっぱ抜いたのはやはりCCTVの「毎週質量報告」。
■報道によると、工業色素「鉛?緑」を添加した結果、基準値の60倍の鉛が含まれる緑茶「碧螺春」700㌔が、蘇州の茶葉市場で公然と売られていた、という。この量の鉛含有量だと、比較的短期間で中毒を起こす可能性があるという。鉛?緑の日本語訳はわからないのだが、?(クロム)化合物も入っているとなると、相当毒性が強いはず。本来、ペンキなどに使用される色素だ。
■碧緑春というのは蘇州の銘茶で、お値段だって結構高い。この毒茶を作っていたのは貴州の工場で、その敷地は現地の村の書記が貸していた。仕掛け人は浙江省人。こういう汚い商売はだいたい、地元共産党幹部が一枚かんでいるものだ。新華社によれば、この事件が報道されたことでその年の蘇州碧螺春の売れ行きは2割おちたという。
■今年に入っても、相変わらず農薬茶、毒茶の問題は続いている。中国質量監督検査検疫総局が1月に行った北京、天津、福建省など16省市で生産されている49メーカー50種の茶っぱの抽出検査結果によると、3割が不合格で、天津産小毛尖(ジャスミン茶)、北京産春芽(ジャスミン茶)には危険な殺虫剤が残留。
■広東省広州市の工商局が2006年第4四半期に全市の茶っぱの抜き打ち検査(60商品)を行ったところ、合格率は75%で、不合格のうち、8商品は有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出され、1商品はアセフェート、1商品からは鉛が検出された。
■また、冒頭に引用したように、「ゴミ茶」の問題が深刻だ。中国質量万里行促進会という消費者保護団体の昨年5月ごろから啓発を続けている問題で、農薬、重金属(鉛、銅)が基準値以上にふくまれ、ゴミ、ほこり不純物、雑菌が混入されている、本来なら品質不良のゴミとして廃棄されるはずの茶、あるいは何年も倉庫に放置された古い茶。これがレストランでタダで出てくるお茶に使われている。飲み過ぎると、中毒症状、肝臓腎臓の機能低下、神経系への悪影響が出る。「ずっとこんな茶を飲むのは慢性的自殺を図っているのと同じ」などという専門家もいるほどだ。
■万里行促進会が指摘するゴミ茶はおもに三タイプ。
①古い茶をふるいにかけて出たちゃっぱのクズ。
②茶の茎に大量の香料を吹きかけたもの。
③劣悪茶っぱに、やなぎやえんじゅの葉の乾燥したものをまぜたもの。
■茶の専門家によると、中国でまともな茶は500㌘で最低でも卸値20元はする。それがレストランのタダのお茶は500㌘3元とかの値段なのだから、まともな品質のわけがない。特に香りのついたジャスミン茶、色の濃いウーロン茶などは、あとで化学香料や染料をまぜれば、ごまかせるし、油や味の濃い料理を食べながらだと、客は茶の味に気づかないそうだ。
■また、最近、若い女の子の間で流行っているフラワーティーの危険性が訴えられ始めている。バラとかラベンダーの香りのついたお茶で、赤とか紫とか、まっ緑とかすごい色をしているし、人工的な香りもするので、身体に良くないのは一目瞭然。また、花自体にも、薬効と同時に毒性のあるものがあり、たとえばバラは、芳香を楽しみ気分をリラックスするにはいいが、顔にそばかすが出来やすくなる、金銀花は、腫瘍を防ぐのにいいとかいわれてるが、長期にのむと月経不順などを招くという。キョウチクトウや黄杜鵑には、もともと毒性がある。(新聞晩報6月8日)
■茶に色や香りのつけ方はいろいろあるが、ゴミ茶を熱した鉄鍋にラード、鉄粉、タルカムパウダーをまぜて焙煎すると、ちゃっぱは黒っぽい緑色になり、上等の緑茶っぽい色になるそうだ。
■さて、中国国内で問題茶がこれだけ蔓延っているわけだが、中国の茶の輸出状況はどうだろう。業界の統計では輸出全体でいえば、2006年の輸出金額は5・47億㌦(28・7万㌧)で、05年の4・8億㌦より増えた。
■EUは中国茶の主要輸出先だったが、2006年から食品、飼料安全基準の新たな規定ができ、茶の残留農薬検査項目も193項目から210項目に増えた(2007年2月以降はさらに227項目に増えた)。また残留農薬量の基準も、たとえば硫丹(エンドリン=有機塩素系殺虫剤)も㌔あたり30㍉㌘から、0.01㍉㌘と3000倍に引き上げられた。日本もポジティブリストの導入で昨年5月以降、茶の検査項目は3倍以上増えて276項目になった。
■税関の統計によれば、昨年6月から12月までの茶輸出量は24・4%減少、貿易金額でいえば23%減だった。その主要原因は基準値をこえる残留農薬問題だった。
■特に中国の2大茶輸出地、浙江省と福建省の対日輸出は大打撃で、昨年の浙江省の対日輸出は50%減で1万㌧以下になった。浙江省のEUへの輸出は年平均6000㌧だが、昨年は1250㌧が残留農薬検出ではじかれてしまった。
■ウーロン茶で有名な福建省のアモイ港税関統計では、2006年の対日茶輸出は4125.352㌧で、前年より859㌧減少。貿易金額にして140万㌦減少した。07年1月時点で、アモイの茶貿易企業のうち80%が基準値以上の残留農薬検出により日本への輸出が禁止されている状況だ。
■日本のペットボトル茶飲料の普及により、福建省にとって日本は国内では売れ行きのよくない中、低レベルのウーロン茶を引き受けてくれる第一輸出国だっただけにこの打撃は大きく、じもとメディアは「ポジティブリストの中国茶いじめ」と恨み節もにじむが、日本人としては、きちんとポジティブリストが機能していることがわかり大満足である。
■中国は世界の茶貿易量の18・61%を占め、輸出量でみれば世界3位。多いといえば多いが、茶の故郷、茶文化発祥の地というイメージのわりには振るわない。この原因が、ひとえに中国茶=農薬茶のイメージのせいだとしたら、茶聖・陸羽もあの世で泣いているだろう。「日本のポジティブリスト」を逆恨みしている場合ではないよ。
■ちなみに、中国にも高級茶はたくさんあって、10㌘数十万元するような、オークションでやり取りされるようなお茶もある。おそらくそういうお茶は、農薬だとか殺虫剤とかは関係ないのだろう。ただ、今度はニセ茶の問題がでてくる。昨年ごろから市場の過剰流動性(カネ余り)でうなる元が、高級プーアル茶に流れて、プーアル茶バブルなんて現象も起きていたが(もうはじけました)、おかげで、ゴミのようなプーアル茶も連れ高になった。投機のつもりで高い茶を買って、転売して、利ざやを儲けるわけだから、実際にその茶の味を確かめる人がいないので、ニセモノも出回りやすいのだ。よく福建省武夷山に3本しか残らない樹齢400年の古木「大紅袍」(年間生産量1㌔以下)を、たっかい金だして買う人がいるが、これも、市場にでているほとんどがニセモノとみられている。それなりにおいしいものあるけれどね。
■私は別に茶通ではないが、奈良市が実家なので、地もとに近い和束(京都府相楽郡)のお茶がお気に入りだ。(今も味はかわっていないだろうか)。あと、春日大社の茶会でいただいた玉露の香気はいまだに忘れられない。やはり、日本の茶はダントツにおいしいと思う。(このみの問題ですが)
夏の朝茶、冬の夜ばなし、など日本人が本当にお茶を楽しむために費やす労力、精神力、心遣いなどはぜったい中国人にはマネできないだろうし、本当にお茶を文化として大事にしているのは、今は中国ではなくて日本だと思うのだがどうだろう。中国茶ブームもいいけど、日本人なら、日本のお茶をもっとのむべし、と改めて思うのだった。
訂正=DDPとあったのはDDTでした。すみません。
支那人の数人が食べて飲んでとCMが流れる某ナントカウーロン茶。イメージ戦略は50年位前から大陸にシフトして、本業の蒸留アルコール飲料と共に宣伝のみで売りまくってましたよねー。いまさらアノ会社も手を引けないでしょうから、伊○園さんの目の付け所に拍手を送ります。実家の菜園の隅っこで邪魔にされてる茶の木も大切にしないとダメだよと諭されたような気持ちです。
中国茶、私は好きで毎日飲んでいますよ。昨年福建省のお茶の産地「安渓」に行きましたが、牧歌的な茶畑は昔の話で近くアモイとの高速道路が開通すると地元の方が自慢していました。
あと、日本がポジティブリストで規制しているのはウーロン茶だけです。これは全品検査(一種類の農薬についてですが)しているので、緑茶やジャスミン茶よりはましかもしれません。ペットボトルの緑茶の原産国表示は業界と中国の反対でうやむやになっていますが、きちんとやるべきでしょうね。
おお、お茶の話、来ましたね。わたしも中国出張ではマイお茶を持ち歩きます。今奈良にいるので、JAで買った大和茶を愛飲してます。
友人に修士まで東洋史で茶の研究をしていた男がいます。いま台湾を本拠にしているので、お茶はいつもこの友人に頼みます。専門家故、目利きです。さすがに台湾のお茶は、大陸みたいなことにはなってないです。
友人曰く、「中国人は日本でお茶を必ず買ってくぜ」とのこと。大陸のお茶は、よほどでないと信用できないとか。南京大学の先生が茶の名産地でシンポジウムがあってた時買ったお茶をくれましたが、これはおいしかったです。大学の先生のくれるお茶は、文人としての嗜みという意味もあり、いい物が多いです。
1999年と2000年に昆明に調査に行きました。毎日、ホテルの前の軒を連ねる茶舖の一つで思茅県から高校卒業後やってきたばかりの小姐数人と聊天児しながら、つぎつぎお茶を入れてもらって、いろんなお茶を買いました。まだ、あの頃は、今よりはマシでしたが。香港人が高い磚茶の買い付けに来ていました。(お前は台湾人か、と聞かれました)
前から安レストランのお茶はまずいので
お茶はいらない!と最初からビールを
頼んでいましたが、あのお茶はゴミ茶
でしたか。
ビールには問題がありませんように。
福島記者
> 低レベルのウーロン茶を引き受けてくれる第一輸出国だった…
TVCMでおなじみの「山崎洋酒飲料水製造」のアレとか…ですかね? 知らずにわりかし飲んでたなぁ…
烏龍茶に関してはポジティブリストが機能しているようでちょっぴり安心。 でも最終的には急須で飲む番茶や緑茶が一番ですかね?
> 地もと和束のお茶がお気に入り…
う?ん京都府の和束は奈良人的には地元なのか…と京都人がつっこんでみる♪
>日本人としては、きちんとポジティブリストが機能していることがわかり>大満足である。
こんばんは、私も大満足です(笑
「古ければ古いほど香りがよい」と古酒のような趣。だがしかし、ここにもチナクオリティ(笑)。
http://jp.epochtimes.com/jp/2005/08/html/d75186.html
バブル市場が形成されていたみたいですが…。
【バブルがひとつはじけました。プーアル茶暴落。】
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/c0a1b643e9eee234d5ac7d9d610562ab
>あと、日本がポジティブリストで規制しているのはウーロン茶だけです。これは全品検査(一種類の農薬についてですが)しているので、緑茶やジャスミン茶よりはましかもしれません。ペットボトルの緑茶の原産国表示は業界と中国の反対でうやむやになっていますが、きちんとやるべきでしょうね。
ありゃ、そうなんですか。やっぱりペットボトル入りの緑茶は怪しいんですかねえ。
それと、烏龍茶でチェックしてるのが、1種類の農薬だけっていうのも不思議です。
To nhac-toyotaさん
伊藤園さんは浙江省に合弁の緑茶生産基地を作って茶飲料用の安価で安定した品質の緑茶生産を行っている、と中国で報道されています。日本市場と中国国内市場、両方がターゲットみたいですね。中国茶業界にとって日本との協力は、中国の茶生産技術、開発技術のレベルを高め、日本市場を開拓するものとして歓迎されているようです。
To sakuratouさん
3月、日本の税関で、中国産緑茶から残留農薬が検出されて、はねられていましたね。全品検査はされていなくても、緑茶に対してもけっこう機能しているのではないでしょうか。
To iori3さん
中国では、お茶好き、というのは教育レベルの高い証のようですね。茶館文化というのもありました。今でも、お酒のあまり飲めない私は、居酒屋やバーにいるよりは、茶館にいる方がおちつきますね。北京の茶館は夜中の2時くらいまでやっているところもあって、ながながと友人とだべるにはいいです。
To shimataroさん
2年まえ、中国のビールにホルムアルデヒトが安定剤に使われていることが問題視されていましたが、大手ビール会社の現在の製品は大丈夫、ということで落ち着いています。
To 一閑さん
和束は奈良市登美ヶ丘在住のマイカー族にとっては地もと、ということで。
To bitterさん
厳しい基準が、技術を向上させるんですね。
To ニッポニア・ニッポンさん
プーアル、はじけてました。あやしいのも出回ってましたし、当たり前の結果ですが。
To kokuさん
アサヒ飲料のホームページをみたら、浙江省何%、福建何%とかけっこう細かい原産地表示なのにおどろきました。
>中国人が最初の一杯を捨てるのは、それが中国茶の入れ方でその方がおいしいからだと思い込んでいた
僕も、これは不思議だな、と思っていましたが、汚い物を流す為でしたか。 汚染物質に対する自己防衛が、習慣の作法となったのでしたか、それがシナの知恵か。
そういえば叔母が十数年前に乳ガンになったとき、病院の問診で
「中国茶を飲んでいますか」
と聞かれたそうです。別な叔母も同じ頃乳ガンになって、違う病院に行くと、やはり中国茶を飲んでるかどうか聞かれたといってました。
なぜ乳ガンの患者にそんなことを聞いていたのか、いまだに謎です。
ときどき出張で上海へ行くんですが、ホテルの部屋においてあるティーパックも危ないでしょうかね。
お茶が好きでよく飲んでいたのですが・・・。
私が中国を訪問したのは、文化大革命の収束後、鄧小平の南方講話の前と鄧小平の南方講話の直後、その後90年代前・後半と00年代の計6度ばかりいずれも1週間程度の訪問でしたが、この滞在期間中は当然、ホテル・町中のレストランで食事ということになります。
当時から、ホテル、町中のレストランのお茶は、香りの強いジャスミン茶が圧倒的に多く、ウーロン茶は、注文をしなければ出ないようでしたが、当方に同行して呉れていた中国人に聞くと、ウーロン茶は高いので主として日本に輸出します。従ってわれわれは、専ら安いジャスミン茶を飲んでいますといっていましたが-。
ともあれ、その後は、出されるお茶がまずいことと、ジャスミン茶が好みでなかったので、その後は、中国に行くときには、緑茶とほうじ茶のチィーパックを持参し、お湯を貰って持参したお茶を飲んでいましたが、
2度目の訪問で、ホテル内の宝飾店で当時中国側のわれわれの接遇にあたってくれた中国人の案内で買った翡翠(妻のためと思い持参した金で相当無理をして買ったもの。)だったが、帰国後、妻が宝飾店に指輪の加工に出したたら、「ニセモノ」と鑑定され、中国人の「ニセモノづくりの天才」ぶりを実感させられた経験に即して、ジャスミン茶は、香料で、ウーロン茶は、色でごまかされるなと思い、一度使用したものを、また、乾燥させて、香りと着食をして「再利用」は、多分しているだろうなとは、想像はしていましたが「ごみ茶」とは考えても見ませんでした。が、しかし、やはり、
『特に香りのついたジャスミン茶、色の濃いウーロン茶などは、あとで化学香料や染料をまぜれば、ごまかせるし、油や味の濃い料理を食べながらだと、客は茶の味に気づかないそうだ。』ですか。
特に福島様の「北京趣聞客」なかでも「民以何食為天 食の安全学」を拝読し、また、「ラルフ・タウンゼントの暗黒大陸 中国の真実」を再読し、あの中国だと当然-だろうなと、思っています。
初めまして、いきなりすいません。ブログ拝見しました。
また、ちょこちょこ、よらして、もらいます。
もしよろしければ、自分の所にもお越し下さいませ。
無料のお茶は飲まないのが常識ですね。
1990年最初に上海に来たとき友人に聞きました。
それ以来ただの茶は指についた煙草のヤニを取るために使っています。
食事に行っても小姐にこのお茶は有料か無料かと確かめてから始めます。
でないと清算の時に2元なり3元のお茶代が付いてきますね。
お絞り代もしかり!
MY茶はコンビで日本製のペットボルで十分、お絞りはトイレで洗えば済みます。
言われるとおり日本茶が最高と思います。
偽食品も全般に渡りあるわけですから、とてもまともとは思いません。
政府もとても目が行き届かない状況では敬遠したくなります。
お金さえ入れば後は知らないと言うのは、モラル以前の問題では。
つくづく、共産主義ってのは破壊しつくす本性をもってるんですね。
何も残さない、何も作らないただ支配するのみ。
伝統産業なんてまともなの残ってないんでしょうか?
悪貨が良貨を蹴落としてしまったのでしょうか?
■糞青のデモより軍内部。何かあったのでは? 2007-06-19【日々是チナヲチ。】
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/7273f83a9e72d3d5d047b5deed6291c7
はて? ご紹介まで。
福島香織さん最高です。
この”建前言葉ワカラナーイ”を記事読みました。
よくこの毒舌な内容でGOが出ましたね。さすがです。
To thinkingさん
中国のお茶の作法って、実は歴史が浅いみたいですね。
To iori3さん
なんか、恐い話しです。今、中国ではがんが急増している、というニュースが多いです。食べ物、環境汚染に関係があると警鐘がならされています。もっとも日本の方ががん発生率高いんですが。
To neptuneさん
ホテルのティーパックのお茶ってまずくないですか?
To junzirou270さん
すごい時代に中国を訪問されていたんですね。一度つかったお茶っぱをかわかして再利用するのは、いまもけっこうみんなやっています。(うちのアイさんもやっていました)
To Dr.オクトパスさん
いらっしゃいませ。またのおこしをおまちしております。
To shanghai407さん
ただのお茶は、箸洗いだと思えばいいんですよね。
To kyamagaさん
国内の状況をみるに、中国食品全般に対して、相当な検疫の必要性を感じます。でも、それはきっと結果的に、中国食品の品質向上に寄与することでしょう。今の状況が続けば、日本の消費者が中国産ときいただけで買わなくなる、ということを中国側の生産者、検疫当局にも知ってほしいです。
To nanasiさん
>悪貨が良貨を蹴落としてしまったのでしょうか?
そういう気がしますね。せっかくいい品質のものがあっても、中国産というだけで、国際市場から嫌われてしまう。あと、値下げ合戦が、品質の低下を招いている気がします。
To ニッポニア・ニッポンさん
情報提供、ありがとうございます。
To mouseさん
ありがとうございます。同じ事象について、当局と外国人の見方がこんなに違うことに驚きです。本気なんでしょうか。
福島さん、初めまして。いつも愛読させていただいております。ホント福島さんの語り口がだいすきです!北京在住だった時に一度お会いしてみたかったー
中国の食品安全管理はもともと信用できなかったから、命あるうちに帰国できた幸せをかみ締めていたら、日本ではくず肉に水と消費期限切れパンを混ぜた牛肉ゼロの牛ひき肉を売り続けてたすごいおっちゃんがいた!
ミートホープならぬミートホープレスな日本の現状。もしかしてあのワンマン社長、中国研修でやり方教わってきたのかな。
日本はまだいいと思う。
アメリカのレストランのお茶は、そういう安い中国茶だと思う。日本茶は、といういうか日本商品は、日本国内の倍以上になっているから。
さんざん飲んだ後に、不快です。
To chifanlemaさん
ミートホープレスなどまだ、かわいいもんです。北京ではきょう、豚ミンチに〝段ボール〟を混ぜて肉まんのアンにしていたヤミ食品工場の潜入ルポがテレビで報道されていました。段ボールミンチ!しかし、このニュースをみていた同僚(中国育ちの日中ハーフ)が「まあ、紙は食べられるからまだいいんじゃないですか」と笑っていたのが、すごいショックでした。中国の基準では、ミンチに段ボールをまぜるのも、「まだいい」レベルなのです。賞味期限切れのパンなら、もうぜんぜんマシ。
To izaporaさん
アメリカのレストランでも、タダ茶がでるんですか~。