■ずいぶん前だが、産経新聞の外信面で、「野菜も洗える洗濯機」(2002年9月5日付)というコラムを書いたことがある。中国産残留農薬冷凍ほうれん草問題が表面化した2002年夏、山東省青島市の大手家電メーカー、ハイアールを取材した際、新開発製品の「野菜も洗える洗濯機」を紹介された。そのとき、なるほど、中国の野菜は、洗濯機で洗わねばならないほど農薬まみれなのか、洗濯機で野菜を洗う発想、日本人にはないよなあ、と妙に感心したものである。蛇足かもしれないが、当時のコラムを再録しておく。
■「野菜も洗える洗濯機」
中国野菜の残留農薬が日本で大問題になっているけれど、では中国人は農薬野菜を毎日食べても平気なのか?
そりゃあ同じ人間、平気なわけはない。しょっちゅう農薬中毒も発生している。だから中国では非常によく野菜を洗う。水道の流水で30分洗うなんて普通。ゆでるときは塩をいれず、湯は必ず捨てる。塩を入れると、毒素と塩分が一緒に野菜に再付着するらしい。
少し前、中国最大手の家電メーカー、ハイアール社の見学にいったとき、〝野菜もあらえる洗濯機〟が展示されていた。「ハイアールは消費者のニーズに応じて、新しいアイデアをどんどん商品化しているんですよ」と、広報担当者が自慢していたが、中国人はそこまで野菜洗いに腐心しているのである。
ハイアールは三洋電機と提携して日本市場にも進出中だが、この洗濯機も日本で売り出されるかも。そうすれば農薬問題も解決、洗濯機も野菜も売れて、中国政府の思うつぼである。
しかし、パンツを洗った洗濯機で洗ったキュウリの浅漬けは果たして、おいしいか?中国人のビジネスアイデアには敬服するが、やっぱり農薬を減らす方に頭を使ってほしい、日本人としては…。(2002年9月5日付)
(再録おわり)
■このコラム執筆時から約5年、野菜も洗える洗濯機は中国国内ではそれなりに売れているみたいだが、三洋電機と組んで日本市場進出を狙ったハイアールは結局撤退。やはり、野菜も洗える洗濯機的ビジネス感覚は、日本人にはついていけなかったということだろうか。ちなみに北京的感覚になれた私は、野菜を洗うのに洗濯機こそ使っていないが、洗剤は使っている。日本から来た友人は、「野菜を洗剤で洗うなんて、信じられない!」と言っていたが、これってこっちでは常識よ。
■いや、何がいいたいか、というと、こちらの人たちにしてみれば、野菜に残留農薬があることは、当たり前のこと、おりこみずみなのだ。少なくとも、夏になると、「野菜の残留農薬濃度が高くなる季節です、気をつけましょう‥」と、堂々と雑誌やネットを通じて専門家から警鐘がならされる。パッチテスト式の残留農薬試薬も売られているし、主婦たちは野菜の正しい洗い方、なんて会話でもりあがるのだ。というわけで、今回は、中国産野菜(国内向け)が、どのくらい残留農薬にまみれているのか、まとめたい。
■国内ではまだまだポピュラー〝毒菜〟
化学肥料による土地汚染も原因
背景にはニセ農薬・肥料の氾濫!
■残留農薬野菜が日本でホットな問題として注目されはじめたのは、2002年から2003年の冷凍ほうれん草残留農薬問題だろう。2001年12月に、中国産輸入野菜から使用禁止の農薬メタミドホスが検出されたことをきっかけに、日本の検疫当局が中国産野菜の監視を強化したところ、つぎつぎと残留農薬問題が発覚。
■特に、このころ「中国国家品質検査検疫総局が全国23都市について中国産野菜のサンプル調査をしたところ47・5%から、安全基準を超える残留農薬が検出された」(2001年12月10日、中国青年報)、「中国では年間10万人が、野菜の残留農薬で中毒症状をおこしている」(2001年12月18日 中国青年報)といった報道も日本で転電され、日本の読者に衝撃が走った。なんたって、日本の輸入野菜は2001年当時、中国産が53%をしめており、食卓に中国野菜が並ばない日はないからだ。
■さらに2002年は、日本のスーパーの店頭においてある冷凍加工食品から基準値を超えるクロルピリホス(食べたら中枢神経を侵す農薬)が検出されたりして、大騒ぎになった。「冷凍ほうれん草」問題と呼ばれたこの問題は、あわや禁輸措置発動というところまでいった。結局輸入自粛措置になったが、日本の措置に、中国はそれでも「保護貿易主義!」と非難ごうごう。残留農薬が検出された冷凍加工食品は枝豆やセロリもあったのに、なぜか冷凍ほうれん草が悪の代名詞になって、日本では冷凍ほうれん草の販売量が社会現象になるほど激減した。
■さて、あのころ、逆ギレしていた中国も、その後ずいぶんと努力したようで、最近は、都市の野菜の半分が〝毒野菜〟という状況は多少改善されたみたいだ。2007年の上半期、野菜の残留農薬合格率は93・6%にたっした、と最近発表された「食の安全白書」で胸を張っている。また、政府が安全だと認定する、「無公害」「緑色」「有機」といった農産品の格付けラベル制度が浸透してきたことで、いちおう、消費者に安全な野菜の目安というものを与えることができている。
■だが、しかし、残留農薬問題が依然、中国の食の安全の主要なテーマであることはかわりない。最近だってこんな状況だ。
■山東省煙台市無公害野菜モニタリングセンターがこのど明らかにしたデータによると、2007年7月末までに全市で廃棄された残留農薬野菜は16トンあまり。7月だけで6トン以上。ニラ、キュウリ、セリ、小白菜などだった。検出された農薬はメタミドホスとメチルパラチオンなどという。
■2007年8月4日付の中国農薬ネットによれば、8月2日に煙台市で残留農薬野菜が市場に流入したことが発覚し、1・4トンの野菜が押収された。これも煙台市無公害野菜モニタリングセンターの発表。残留農薬野菜の筆頭はやはりニラ、キュウリだった。煙台市はじめ山東省は、野菜の産地として質、量ともに全国有数。無公害野菜(低農薬で安全と政府から認定されている野菜)栽培にも力を入れて、日本への輸出量も多い。そういうところでも、やはり残留農薬野菜が市場に出たりするわけだ。
■2007年2月10日、アモイ晩報によれば、昨年廃棄された残留農薬野菜は117トンで、前年よりむしろ増加。有機リン系農薬、メタミドホスなどが検出されたという。一日2トンの野菜が廃棄されることもあったという。
■今年1月、環境保護NGO「グリーンピース」香港支局の発表によれば、市内6地域の市場から野菜・果物10サンプルの抽出調査をおこなったところ、中国産5種からメタミドホス、トリアゾフォスなどの使用用禁止農薬が検出されたという。香港の検疫当局が昨年暮れに、市内に流通している果物、野菜300サンプルについて検査を行い100%合格を宣言をしたばかりだったため、当局の検疫の甘さに批判が集中した。
■おなじく「グリーンピース」が06年4月に発表した調査結果では、香港の野菜市場の3割を供給している百佳、恵康の両スーパーで、売られていた野菜55サンプルの75%にあたる41サンプルから残留農薬が検出されたという。これら野菜は中国国内、香港で生産されたものだった。検出農薬の仲にはDDTやメタミドホス、666などの使用禁止農薬も。複数の農薬が使われて「農薬カクテル」になっている、という野菜もあった。
■2007年2月10日の京華時報によれば、五輪をひかえた北京市では、ハイテクを駆使した野菜の品質管理を昨年9月から導入しているが、このほど小湯山特別野菜栽培基地が管轄している02号基地の温室で栽培されたほうれん草に使われた農薬の残留値が基準を超していたことが判明して、出荷が停止された。
■これは、当局がいかに農産品の品質保証に真剣に取り組んでいるか、ということをアピールする記事だったが、優良農場の代名詞である「特別野菜栽培基地」でも残留農薬野菜はできてしまうことも明らかになった。ちなみにハイテクを駆使した野菜の品質管理とは、農産品が出荷される際にパッケージに生産地情報をそれこそ、どの温室のどの苗、というあたりまでもりこんだICタグを張り、あとで問題が起きたとき、その生産地・生産者を特定でき、責任を負わせるというシステムだ。北京では今年までに40農業企業の120種の野菜について導入されている。
■毒菜は農薬のせいだけではない。農薬より怖いのが化学肥料汚染野菜だ。農薬はよく洗えばなんとかなるが、化学肥料は、野菜の内部に毒が浸透する。化学肥料の過剰使用は、土地を窒素過多にする。そんな土地で育った農作物は硝酸態窒素を多く含むが、これは人体に入ると血中ヘモグロビンと結合し、体内に酸素が行き渡るのを阻害、酸素欠乏症を引き起こすことがある。この硝酸態窒素を多くふくんだ野菜を食べた赤ん坊の顔が、酸素欠乏で紫色になることがある。ブルベビー症と呼ばれる症状だ。家畜が食べれば家畜の健康が損なわれるし、味も苦くてまずい。中国でたまに信じられないくらい苦い大根やほうれん草があるが、これは化学肥料汚染野菜の可能性が高いので、食べずに捨てよう。
■2007年8月22日の光明日報によれば、全国で年間使用されている農薬は毎年140万トン以上、化学肥料は4300万トン以上。中国は世界の耕地の7%を占めているが、化学肥料は世界の35%を使用している。しかも、その効果率というのは、農薬で30%前後、化学肥料で35%という。つまり、本当は現在使用している30%~35%の量の農薬、化学肥料で十分なのだ。必要以上の農薬や化学肥料は土地と農作物を汚染し、人体に悪影響を与えかねないのだ。ちなみに中国で水質汚染、化学肥料による土壌汚染は全耕地の10%にのぼる。
■なぜ、そんなに化学肥料や農薬を多用するのか。実際、地方の農村を取材すれば多くの農民が肥料代と農薬代が経済負担だと訴える。この最大の原因は、目先の利益しかかんがえていない農民の無知だと思う。
■たとえば、メタミドホスなど中国国内で使用が禁止されている農薬は、価格が安い。そして効き目が強い。低残留農薬を使うより、元手が20%安くなるといわれている。虫食いのないきれいな野菜は、高く売れる、ということばかりにとらわれ、目先のお金節約のために、毒菜をつくってしまうことの方が、長い目でみれば生産者としての信用を失い損をする、という発想が、残念ながらない。
■さらにいえば、農民に農薬や化学肥料に対する根本的な知識が欠如している。山東省莱陽市でアサヒビールなど日本企業3社が出資して経営している牧場・農場「朝日緑源」を取材したときの話。この農場の土地は、省政府の仲介で、農村所有の土地を借り、その土地の〝使用権(請負経営権)〟を所有する農民を社員や契約社員として雇って運営されている。ところが、土地を借りた当初は、化学肥料による土壌汚染で農作物を植えられる状況ではなかったという。
■だから、朝日緑源は、まず麦類を土地に植え、余分な窒素を吸い上げさせ、その麦を廃棄するという作業を数回くりかえし、土地の窒素量を調節しなければならなかった。しかし、地元農民はそんな当たり前のことも知らず、せっせと化学肥料を加え続け、この土地で農作物をつくっていたのだった。化学肥料さえ入れれば、農作物がよく育つと思いこんでいる。農薬の使い方一つにしても、どのくらいの量を、どういう方法で、どういうタイミングで使う、という知識が行き渡っておらず、その管理の仕方がきわめて雑な場合が多いという。
■農作物ではないが、中国の牧場では、乳牛に抗生物質を打つとき、ふつうの農民や、ときに農家の子供が獣医からもらった薬をぽんぽん打つという。日本では家畜に薬を投与するのは獣医だ。「量とかまったくいい加減で、投与量は多くなりがち。これじゃあ牛乳の抗生物質汚染が問題になっても仕方がない」と、中国で長年酪農指導をしてきた長野県松本市の酪農家、小沢禎一郎さん(67)から聞いたことがある。
■さらに、農作物の農薬汚染、化学肥料汚染を深刻化させているのは、ニセ農薬、ニセ肥料の多さだ。中国では、使用期限をすぎて成分が変質したり、カドミウムなど不純物や劇物が基準より多くふくまれている農薬・化学肥料が市場にでまわっている。さきほどふれたが、農民にとって農薬、化学肥料代は、大きな負担。だから少しでもやすいものを買おうとする傾向がある。そのため、安かろう悪かろうのニセ農薬・肥料をつかまされてしまうこともあるのだ。このニセ農薬、ニセ肥料は、しばしば農作物全滅などの被害を出し、農民が損害賠償裁判を起こした、といった形で報道されている。最近では国外での被害もでている。
■たとえば、南アフリカで中国から輸入した化学肥料を使ってパイナップルを栽培したら、パイナップルが化学肥料を通じてカドミウムに汚染され、EUへの輸出がストップされてしまった。2007年7月6日付、インディペンデント・オンライン(南アフリカメディア・インディペンデントグループのネットニュースサイト)が報じた。
■実は日本の検疫でも、カドミウム入り混合肥料が水際で食い止められた例が一度ならずある。なんで、化学肥料にカドミウムが混入するのか、素人の私にはよくわからないのだが、中国のカドミウム土地汚染、農作物汚染も、工業排水による水質汚染だけでなく、化学肥料汚染も原因ではないか、との見方がある。
■ニセ農薬・肥料の問題の最近の国内ニュースを拾い上げてみよう。
2007年8月13日北京晩報によると、5・8トンの毒性の強いニセ農薬が12日、北京コンクリート工場で処分された。北京市、農業・工商当局が展開した取り締まり活動で、1287の農薬生産企業から360キロの毒性の強いニセ農薬が押収され、依然に押収された600キロのニセ農薬、4900キロの使用期限を過ぎた劣化農薬とともに、灰にされた。押収されたのはメタミドホスなど5種類の有機リン系農薬で、これをまいた野菜を食べると人体に悪影響がでるという。
■2007年5月31日の安徽市場報によると、合肥市工商当局は、ニセ農薬闇製造所を摘発、2万瓶以上のニセ農薬、家畜用薬を押収した。価格にして5万元に相当する。このニセ農薬は、毒性にしてふつうの農薬の倍にあたるという。
■中国化学肥料ネット(2006年11月7日)によると、中国の化学肥料業界で最近は混合肥料の市場が急拡大しているが、この10年の国産混合肥料製品のサンプリング調査では、全国の平均合格率が70~80%で流通地域(地方の農村など)の合格率は70%以下という。混合肥料製造企業の多くは年産3万トン以下の零細企業で、ニセ肥料を製造したり、、製造技術が劣っていたり、製品の品質に対する化学検査機能が働いていなかったりする。こういった悪質、ニセ肥料が、外国産肥料の袋に入れられて市場にでまわることがある。
■こうしてみてみると、中国の毒菜問題は、単に農民・生産者のモラル、利益主義の問題だけでなく、農民の無知、農業の体質の脆弱さ、肥料・農薬製造業界の体質の問題も関係する複合的な要因がありそうだ。
■だから問題を解決する最大の鍵は、農村経済の立て直しを通じた中国農業の体質強化にほかならない。胡錦涛政権も「新農村建設」とスローガンを掲げているが、なにぶん人口の7、8割が農民という国。スローガンだけでは、遅々として進んでいない。
■ところで、対日輸出用冷凍加工食品製造で知られる山東省莱陽市の農業食品加工企業「竜大集団」や、さきほどもふれた「朝日緑源」など、日本企業の投資がどかんと入り、日本式栽培・管理の技術も導入されている農場は、私の取材したかぎりでは、その生産者である社員・契約社員(農民)の意識や知識、生産品レベルもかなり高いように見受けられる。日本の資本力、技術力、指導力には中国農業をかえていく力があるのだな、と感じた。
■というわけで、日本の食卓が中国に支えられている現状は今後変わることはないだろうし、13億人口をかかえる中国の農産物の安全向上が、世界の食糧問題に直結すると考えれば、米国のようにチャイナ・フリーを叫ぶより、日本としていかに、中国の農産物の安全や品質向上に寄与できるかを考えたほうがいいと、私は思っている。その方法として、ひとつは、検疫強化などを通じて、日本の食品、農産物への安全意識の高さを示し、このままでは中国の農産物はじめ食品の安全レベルは日本には通用しない、と警鐘を鳴らし続けることだろうが、もう一つは、経済利益を見込める形での、日本農業の技術、人材育成など協力のいっそうの促進ではないだろうか。それは長い目でみれば、日本農業にけっして不利なことばかりではないと思うのだが。
■おまけ。中国食品産業ネットが推奨する正しい野菜の洗い方。
①中国の野菜は、残留農薬、化学肥料による硝酸塩、寄生虫卵、土中にある様々な病原菌に汚染されている可能性があります。よく洗いましょう。
②残留農薬に関しては、水道水で10分から60分かけて洗えば15%から60%は除去できます。野菜・果物用洗剤をつかうと効果的です。
③高温で熱を加えることで、農薬成分を分解できます。夏の野菜はできるだけ加熱して食べましょう。よく洗ったあと熱湯で数分ゆでると残留農薬は30%前後まで減らすことができます。さらに高温の油でいためると、90%以上の残留農薬は除去できます。このほか、米のとぎ汁で野菜を洗い、日に干しても、効果があります。
④くだものの場合、皮をむくのも効果的ですが、皮にはビタミンCなどが多く含まれていることがあります。洗剤を垂らした水に10~15分つけて、きれいな水で洗うと、おおむねきれいになります。
写真もいろいろあるのだが、ネットの調子がわるいので後でアップする。
いつもながら興味深い内容で、感謝感心しております。
>今年1月、環境保護NGO「グリーンピース」香港支局の発表によれば、・・・・
日本の「グリーンピース」は何をしているのでしょうね。
>経済利益を見込める形での、日本農業の技術、人材育成など協力のいっそうの促進ではないだろうか。それは長い目でみれば、日本農業にけっして不利なことばかりではないと思うのだが。
本当にかの国と信頼関係が結ばれれば、それも悪くはないと思うのですが、・・・技術だけ取られてある日突然食料禁輸で首根っこを・・・などということにならなければよいのですが。何しろ相手はChinaですから。
>>日本の食卓が中国に支えられている現状は今後変わることはないだろうし、
日本の食卓が中国に支えられている現状は変わってほしいですね。
安い中国野菜の大量流入が日本の農業を疲弊させ、地方の不満が高まり、それが参院選での自民大敗の原因の一つになったのではないかと思います。
こんばんは。
>水道水で10分から60分かけて洗えば
月の水道代が幾らになるか?と考えると、頭がクラクラとします。
野菜用洗剤を使うというのも、何か抵抗がありますし。
その前に、河川の汚染も多数発生していたと思いますが、水道の水も安心して使えないのでは?
日本の誇る、高度水処理システムの技術を盗もうと、すでにスパイが暗躍しているのかしら?
それにしても、食べ物に関する施策をきちんとしてないと、それが政府を倒す原動力になるやもしれませんなぁ。
(食い物が無くなると、そんな元気も出なくなるかしら?(;・∀・))
福島記者
> ちなみに中国で水質汚染、化学肥料による土壌汚染は全耕地の10%にのぼる。
輸出向けや都市向けの作物はまだ良いとして、肝心の農民が食べてる作物なんかはどうなのでしょうね? 自分の作った作物で寿命削るなんて、悲惨過ぎます。
農民の無知もあるでしょうけど、経営側(多くは地方の党指導層なんだろか?)の生産拡大指向により、かつて大躍進政策が大飢饉を引き起こしたという史実の二の舞を演じない事を期待しますね。
飢饉から内乱が起こり革命に繋がるのは中国史ではお約束の様な現象ですが、現体制は不必要に国際的影響力を保有しているだけに、隣国としては厄介ですね。
福島様
このネタを読めば読む程、福島さんの健康が心配になります(笑)
確かに中国には良くも悪くもJAはありませんからね。
しかし作物から残留薬物を検査して廃棄するより、元から断つということで禁止薬物を含む農薬・肥料の製造・輸入・販売を禁止することはできないのでしょうか?
それにしても、汚染野菜そのものだけでなく、汚染された土壌に由来する環境破壊が、中国ばかりか地球汚染にも繋がる危機を考えれば、中国当局の逆ギレでは済まされない状況にあるのは確かでしょう。
私がお金持ちになったら、福島さんに年中日本の安全で美味しい食材を送るのに、と考えてしまいました(笑)
はじめまして! 昨年10月末に 何故か中朝国境の 丹東 に行きました。某局の駐在員と 北京でのんびり観光の予定でしたが、急な出張で と言う事でした。北朝鮮の 少年兵を間近で見たり、陸続きの国境線や、丹東の林立するビルにも驚きましたし、川向こうに対峙する北鮮の 対極の風景に唖然とし、瀋陽から丹東までの間の風景は、北鮮と変わらない事に釈然とせず・・北朝鮮の民は、ただ与えられていないのだけれど、中国の農民は その上に 搾取されているのだから、暴動も止む無し との感を得たのでした。帰国後、、「大地の咆哮」を皮切りに中国、日中、日米関係の近代史本を読み漁り、産経新聞を読むようになり(特に、中国関連の記事に注目していました)貴女を知り、中々「骨のある」リポートに感服しています。ただ報道に関わっているだけで、自分がジャーナリストだと勘違いしてる輩がいかに多い事か!?無知な我々に、「真実を伝える」事が責務である筈なのに・・結局体制の 太鼓持ち に堕してる組織、輩もいるようです。<中国の問題は日本の問題>これからの日中関係の誤解を解く
橋渡しになれる人も必要。限界はあると想いますが、貴女の取材と記事に期待している一人です。
こんばんは、いつもながら悲鳴が頭の中でこだましています。
しかし、野菜を洗うにしても、前のエントリで紹介されたように水の衛生面を大変低い様子・・・。やっぱり意識と教養が備わらないことにはまだまだ危ないですね~~。
幾ら洗おうが茹でようが水自体が汚染されていては・・・
在中邦人の健康、生命が心配です
福島さんもくれぐれもお気おつけ下さい
大特売で中国産の生椎茸をよく買っていましたが、何故か日持ちがして傷たまない(日本産は一週間が限度)。。。。気持ち悪くなって最近は買うの止めました。少し割高ですが日本産の野菜を買うようにしてます。加工食品はとりあえず注意して産地を確認して買ってますが。。。全件検査でしか安全性が確保出来ない現実が悲しい。。。体壊しても中国産が原因との証明は個人では困難。。やはり関係機関が水際作戦で阻止してもらいたい気持ちで一杯です。 野菜をごしごし洗う習慣が無いので中国産はパスします。
福島記者さん
昨日夜、超市でブドウとなつめを買って帰りました。どちらも洗剤で洗って
食べようとしたら、当然ブドウは皮を剥いて食べたのですが何か薬くさい。初めて経験する味のためすべて捨ててしまいました。なつめは虫も病気もほとんどない果実ですが、最近の農民は何でも農薬を撒けばいいと思っているので洗剤でごしごし洗ってから皮のまま食べた。
私は元々栽培関係が専門で長く中国と関係してきたが、農民の無知蒙昧は政府の抜本的長期対策なしには全体の底上げは難しいようですネ。もちろん、私の関係した農民には優秀な人もいましたが、そのような地域は都市化が進んで今や殆ど農業と無縁になってしまっている。
輸出向けの栽培は龍大食品のように非常に管理が徹底していて日本より相対的にははるかに安全だと私自身は認識しているが、こと国内消費についてはまだまだ心もとない。
あなたの、プログを読んで最近神経質になったせいか、よく下痢をする。これもやはり毒食品に犯されているのかな。
多方面に気を使いながら、記事を書いている事が伺えますね。
有機リン系農薬というぼやかした表現になっていますが、薬学の立場で見ればれっきとした『有機リン系殺虫剤』です。
45年前の日本の田舎では、中国の主婦の話し同様、『野菜や果物はしっかり洗う』のが常識だったのを記憶しています。
こんにちわ。
「毒菜」という言葉始めて、目しました。まさにピンポーンです。
野菜洗い機で洗ったら、どのくらい農薬は落ちるんですか?
野菜の荒い方まであるなんて。(信じられないことです)
60分近くも洗った野菜っておいしい・・・です?
中国の水ってまずくて飲めないんですよね。ということは買うんですね。じゃあ、水道代はいったいいくらに・・・。(考えたくないです)
家の方は、水道代も高いし、野菜をしっかりあらわないので、日本産にします。(農薬は怖いです。少ないほうが安心ですから)
福島様、野菜はしっかり洗ってお食べください。健康にはご用心!!
>日本農業の技術、人材育成など協力のいっそうの促進
無用のことです。
やったところで何の意味もありません。
うまくいけば、それを認めた中国共産党の成果となり、協力した日本人の功績は忘れ去られるようになるでしょう。そして出来た農産物は日本に格安で出荷され、日本の農業を圧迫します。
日本で品種改良された豆やイグサが、種苗の権利保護をされることなく中国で生産され日本に入ってくる現状や、韓国で日本のイチゴの品種が無断で増殖され日本に輸出あるいは台湾に輸出して日本との競合を招き、種苗の権利保護の交渉が決裂する状況を見れば如何に馬鹿げたことか判るはずです。
これまでの日本の多額のODAが、まったく無かったかのように扱われる現状で技術協力なんて、いいように利用され弊履のごとく捨てられる為の自虐にほかなりません。
興味深く拝読させていただいておりますが、コラム内の「化学肥料汚染野菜」がよくわかりません。
元々植物は窒素を硝酸の形で吸収し体を作ります。つまり植物内の硝酸は蓄積ではなく、あくまで一時的に貯まっている形です。
しかも植物内の硝酸濃度上昇の問題は、土壌における硝酸濃度の高さに関係しており、これは有機であろうが化学合成であろうが無関係です。
「化学肥料汚染野菜」と特定されるには何らかのはっきりとしたことがあるからですよね?
硝酸汚染については、地下水で大問題(ブルーベビー症はそちらの話)ですが、野菜でも問題になった事例があれば教えていただけないでしょうか。
中国や韓国の食品は食べないようにするのはこれからの常識になる。
以前中国からしょうがを輸入して漬物を作ってたが、
塩漬けの製品の中にはタバコの吸殻、メモ用紙、ビニール袋、釘・・・たくさんの不純物が入っていた。
日本人を完全に馬鹿にしてる製造には腹が立つが、
このような安い製品を使わないと日本の企業も経営が成り立たない。
つまり犠牲になるのは一般消費者ということだ。
To namusukeさん
化学肥料汚染については、中国国内の報道と朝日緑源を取材したときの説明を参考にしました。広東、上海などの化学肥料汚染地域の野菜は、基準の2~8倍の亜硝酸態窒素を含んでいる、と中国瓜菜ネットという農業専門サイトで指摘されています。化学肥料の過剰使用による土壌、水質の亜硝酸塩汚染は、中国国内ではかなり問題視されています。
中国でも野菜汁を子供にのませてブルーベビー症状が出た例がときどき報道されています。
たとえば2005年6月29日の深●晩報。広東省深●市竜岡区のある出稼ぎ夫婦が生後6ヶ月の赤ん坊に、青菜の汁を食べさせたところ、呼吸困難に陥り、全身が真っ青になりました。母親は救急車を呼び病院に運びましたが、結局赤ん坊は死亡。これは青菜に基準値以上の亜硝酸塩がふくまれていたからだと医師は説明しています。
また、育児関連のインターネットサイトでは、赤ん坊の野菜汁の与え方の説明の中につぎのようなくだりがあります。「ある野菜は、化学肥料の使いすぎで、おおきく育ちすぎ、根っこのところが赤くなっているものがあります。また加工したとき味や色が変です。そういう場合は、塩水につけて化学肥料の毒を除去してください…」。この程度で化学肥料汚染野菜の毒抜きができるかどうかは、私は疑っているのですが、化学肥料汚染野菜、という概念は中国ではすでにあり、赤ん坊に野菜汁を与えるときの注意事項として、啓発されています。
もっとも、私は素人で、中国の報道、インターネット上の論文、あと朝日緑源などの、土中の窒素量の調節の話などを、鵜呑みにしてまとめているだけなので、専門家の方からみて、この記述が間違っているという点があれば、ぜひ教えてください。できれば、書籍化する前に。
いえ、コラムの書き方では、化学肥料による水質汚染(世界的に問題になっております)についてではなく「特定の汚染された野菜」に限定して書かれているように読めましたので…
「汚染された野菜による被害」だけについて考えますが、
日本国内でも鎌倉のお坊さんがブルーベビー症になった、という話がググるとでてきますが、正式な調査報告が見つからないので、本当のところは私にはよくわかりません。米国の幼児事故の報告も確認できませんでした。
つまるところ、硝酸は水溶性かつ野菜含有量は相対的に通常の8倍とはいっても絶対的に少ないので、よほど濃縮しないと飲料水汚染の脅威と比較して大きくはないようには思うのですが…
コレについて書かれるなら、中国の新聞記事の元になった正式報告書を確認されるほうがよろしいかと思います。中国の新聞記事だけを根拠にするにはちょっと……かなり私自身のバイアスかかった見方かもしれませんが。
余談ですが、日本でも昭和30年代には野菜を洗剤で洗う、ことは常識でした。現在国内でも調理パンにつけるパセリを洗剤入りの水で洗う工程も残っている…と、いう話も聞きます。今の中国の現状を聞くと”食の脅威”よりは、昔の日本の高度成長期の話を聞いているようで、なかなか面白いですね。
あと中国の密造農薬に関してですが、東南アジア周辺諸国でも問題になっています。これはまったくの偽ではなく昆虫に農薬耐性がつくために国際条約で製造が禁止されている成分が含まれているために、既存の農薬より効目がいいし安い、ということでブラックマーケットを通して広く売られているようです。その色がキャンディのようなので子供が口にする事故が発生し、密造がゆえに成分がわからず治療ができない、なんて事件もおきているようですよ。
To namusukeさん
コラムでは化学肥料による土壌汚染が野菜汚染になっているという風に書いたつもりですが。化学肥料による汚染が、実際に健康被害として現れているかは、中国には統計がありません。正式報告、というのは、難しいですね。化学肥料汚染の野菜が健康被害を出すようでは、もっと激しく問題視されていると思います。ただ、化学肥料過剰の土壌で作られた野菜は、人間はおろか、家畜にも与えられない、という話は、朝日緑源を取材したおりに聞いた話なので、化学肥料による野菜汚染、というのはやはりあるのでしょう。赤ん坊が野菜汁を食べてこういった症状を出す事故が報道され、それが野菜中の硝酸態窒素が原因であるとの医師の見方が報道されている件について、正式報告、というのは見つかりませんが、育児専門家らが、赤ん坊に与える野菜汁について、化学肥料を使いすぎた野菜については「毒抜きが必要」と警告していることから、やはり懸念はあるみたいです。namusuke さんは農業関係の方ですか?
昔、農業研究関係に…なので、私の知識は数年前の状況で止まっております。
なんとなく”化学肥料による土壌汚染”ということと”それによる汚染された野菜”を等しく見ておられる気がします。
化学合成窒素肥料は硝酸態なのですぐ水に溶け植物に吸収される特性があります。
その性質のために水をまけばそれとともに流れていきます。それゆえ、地下水汚染や湖沼の富栄養化の最大の原因となるわけですが、それについては否定しておりません。
でもコラムでは、その畑で作った農作物が”毒菜”と指摘されているように(私には)思えました。
果たしてその”毒菜”での被害を確認されたのか、をお聞きしたかっただけなのです。
先に書きましたが、日本欧米では”汚染された土壌で作られた野菜”による被害報告を確認することが出来ません。
福島さんも確認されておられないようですが、じゃそれは本当に”毒菜”なのでしょうか。
もしも伝聞で断定されておられるなら、それは非常に権威主義的で、中国政府的な態度ではないでしょうか。
もちろん「…というのはやはりあるのでしょう」という伝聞程度で記事を書かれることに反対はしません。
ですが、中国の農業(政策?)に対する批判というスタンスで書かれる(しかも紙媒体に残す)ならば、
正式な被害が確認されないものにわざわざ言及されることも無いのではないかと。
To namusukeさん
環境汚染も、農薬汚染も、健康被害が確認される、というのは相当のレベルの汚染なのだと思います。農薬汚染、化学肥料汚染の可能性があるのでは、と思われる健康被害は、あっても「公式に確認」というのは、まず難しいのでは。中国の場合、新型肺炎であれだけ死者がでてもなかなか「公式確認」はしなかったですし。ただ、中国メディアや専門家が、真剣に警告しているわけですから、消費者にも、化学肥料の使いすぎによる農作物の影響について、こういう話があります、と書くことは間違いないと思います。私の書いている内容は、中国の情報をもとにした中国国内状況なので、日本や欧米で被害がでているかどうかは調べていません。書籍化するときは、もうすこし表現をマイルドにしましょう。ご意見、アドバイス、ありがとうございました。
To iza1211さん
亀レスですみません。確かに日本のグリーンピースは何やっているんでしょうね。くじら食を批判するだけでしょうか。
To stopchinaさん
>日本の食卓が中国に支えられている現状は変わってほしいですね。
食の自給率をあげることに努力はしてほしいです。しかし、可能かどうか。今の外食産業の構造、日本の農業のコストなどを考えると、難しい気がします。日本の工場は、低コスト化のため(そして中国市場をねらって)中国に移転したケースも多いですが、日本の農業が中国に低コスト化をもとめて移転するケースもありかもしれません。日本の農業にとっては、吉とでるか凶とでるかは、やり方次第だと思います。
To 七瀬またたび(DarkSide)さん
そうそう、水道水のレベルも問題なんですよね。
汚染水で汚染野菜を洗う??
考えはじめたら、きりがありません。
To 一閑さん
農民が自分で食べている野菜は、農薬が使われていない虫食いだらけの野菜だったり。農民の生活は、地域によってびっくりするほど違います。都市より安全な野菜(農薬を使っていない)、おいしい野菜(化学肥料が使われていない)を食べている人もいれば、土壌汚染による汚染野生を外部に売ることもできず、自分たちで食べるしかない人たちもいるようです。たとえば、米を収穫して、その米が当局の検疫によりカドミウム含有量が基準値以上だ、として販売を禁止されたら、自分たちで食べるしかない。土壌汚染がひどい地域で、「がん村」「奇病村」とよばれる地域がありますが、彼らはだいたい現地でとれた農作物をたべています。
To Bookersさん
中国に農協をつくろう、というアイデアは、あるようです。日本のJAを参考にしたい、という意見も聞いたことがあります。中国では、農民の連携というのは、過去の歴史をふりかえっても、当局にとって脅威で、これまで農協のたぐいは禁止されてきたのですが、農村を立て直すには、農業の組織化、農民の組織化が必要という考えにかわってきているようです。
To iza1364toshiさん
こちらこそ、はじめまして!
中朝国境、しばらくいっていません。おもしろそうですね。
これからも、産経新聞&イザブログ、よろしくお願いいたします。
To bitterさん
食の問題は、水の問題とも深いかかわりがあると思います。中国の水汚染、水不足の実態は、ちょっと頭をかかえてしまいますね。
To take8さん
野菜をゆでるとき、米を洗うとき、ミネラルウォーターや蒸留水をつかっています。とくに米は、洗っているとき、水を吸収するので、最初から水道水ではなくて、桶入りのミネラルウォーターを使え、と知人から教えられました。家で米を炊くことがめったにない私にとっては、別に負担でもありませんが、毎日ご飯を食べる人は、大変ですよね。そう、水が大変です。
To iza12orldplayerさん
ときどき、防腐剤処理したキノコ類や果物があると、国内でも問題になっています。それが、検疫をスルーして日本の市場にでているかどうかは、確かめるすべはありませんが。そういうキノコや果物の見分け方は常温で放置してみることです。私は、何日も放置しても腐らないイチゴをみたことがあります。
To shimajyoさん
すみません。あまり神経質にならないでください。私は北京5年目をすぎましたが、健康体でぴんぴんしています!
To hanehanさん
日本の農産物も、農薬まみれだ、とさかんに言われた時期がありましたね。今はどうなのでしょう?中国の農業のことは、現地にいったり関係者に話をきいて、だいたいのイメージがあるのですが、日本の今の農業の現状は、実はよくわかっていません。詳しい方がおられましたら、教えてください。
To masa19861124さん
「毒菜」は2000年ごろから、中国や香港では流行語だったんですよ。今はむしろ、あまりいわなくなりました。中国人の言語センスはなかなかいいです。
To f4phantomさん
種苗の権利保護は大きな問題です。ただ、権利期限の切れた品種でも、中国市場では、かなり高品質で消費者から歓迎されるものが多いと思います。技術協力というのは、何もタダでやる援助ばかりではないと思います。環境保護技術援助も農業技術援助も、市場価格をベースにおくのは当然だと思います。そこに、金儲けだけでなく、援助的な色合いや効果を含ませることができればなおいい、と。
日本の限られた土地、少ない農業労働人口、高い農業労働力コストで、ぜいたくな日本人の口と胃袋を満足させるのはやはり無理。立地上近くて、気候もにている中国の土地や安価な農業労働力を利用することは、重要な選択肢だと思います。そこで中国の農民側から「搾取」と言われず、うまくやる方法が、農業技術援助の色合いを出すことなのではないでしょうか。
中国の農業指導をされている日本人を取材したことがありますが、私が無知なことも手伝って、すごい専門知識、技術ですよね。おお、これがプロか~、と敬服します。農民じゃなくて、農業家なんですよ。中国には農業家はおらず(いたとしても私は会ったことがない)、農民ばかりです。こういう農業家を中国に育てる手伝いをするだけでも、大きな援助でしょう。日本輸出向けの農作物をつくるために、土地改良をしたとしても、結果的によい耕作地を中国に増やせばそれも援助ではないでしょうか。
。
To ojyamaさん
消費者の中には、中国産でもいいから、1円でも安い商品を望む人もいれば、高価でいいから安心、安全を保証してほしいと思う人もいるでしょう。消費者により幅広い選択肢を与えてほしいです。それには産地明記(原材料もふくめて)は、絶対だと思います。