■先日(1月10日)、産経新聞主催で開かれた全国学生論文大会・土光杯のトリテキ(テープ起こし)に動員された。22日の新聞に、優秀作品の要旨が載るので、詳しくはそちらを見ていただくとして、ちょっと印象に残ったのが賞外の「地方議員となって地域から日本をかえる」という内容の論文を発表した池田裕文さん(東北文化学園大2年)。質疑応答タイムで、弊社の斎藤勉編集局長に「今の国会議員で誰が好きですか?」ときかれて、「麻生首相」と答えていた。
斎藤「なんで?」
池田「今までのようにただ座って人の話を聞いている首相より、批判されようと、こうしてみようか、ああしてみようかと、ちょっと意見が出せるところが憧れ」
斎藤「でも漢字よめないよ」…。
■尊敬する政治家、優秀な政治家ではなくて、好きな政治家は?という問いがでてしまうあたり、そうか、政治家って人気商売なんだ、とあらためて思った。そう、選挙で誰を支持するか、というのは結局、好きか嫌いか、印象なのだ。だから、内閣支持率2割をきった麻生首相が歴代の首相に比してどれだけ劣っているか、といえば、理由をあげて、きちんと説明できる人は少ない。単に印象が悪い、というだけ。
■小泉純一郎元首相は、産経新聞・FNN合同世論調査では、麻生氏より上位の人気を誇る政治家。でも、考えてみれば、今、麻生政権の対応が遅い、不足していると野党から批判を受けている派遣切りや雇用対策の問題は、2004年の小泉政権時代の労働者派遣法改正がねっこにある。あのとき、派遣労働が新しい雇用スタイルなのだと、これぞ構造改革なのだという主張に、世論も納得したはずだった、よね。当時、日本にいなかった私はあまり、当時の世論の動向を把握していないのだけれど、そう聞いている。でも今、あのときの労働者派遣法改正を批判する人は結構多くて、舛添厚生労働相は派遣法の見直しを主張している。
■というわけで、政策がいいか悪いかは、実は首相や内閣の人気にはあまり関係ないようだ。私のまわりには、派遣法改正も郵政民営化も結果的には失敗だった、と思っている人が多いが、小泉さんは好きだという人も多い。やっぱり、海外の政治家と比べても見劣りしない、不思議なかっこよさがあった、と感じている。これも印象。
■そもそも政策の善し悪しなんて、一週間や二週間ではわからない。何カ月後か、何年後か。結果が出ているころには政権がかわっていることも。麻生政権が打ち出す経済・景気対策については、定額給付金がやり玉に挙がっているが、逆に言うと定額給付金以外は、ケチのつけどころがみつかっていない、ということかもしれない。
■今は、消費税引き上げをめぐってもめているようだが、私などは、貧しき者も、富める者も、所得がある者もない者も平等に社会保障の恩恵を受けたいと思えば、所得税を増やすより、消費税というすべての人が等しく消費に応じて納める税金の方が、平等感がある、と思う。つましく暮らす人は税金が少なく、金を湯水と使える人には多く払ってもらう。老いも若きも身の丈にあった納税ができる。小さな子供だって、お小遣いの中からモノを買えば納税者だ。生活保護を受けている人だってモノを買えば納税者。
■それを社会保障としてあまねく人々が平等に還元してもらえるなら、納税の方法としては、悪くないのでないか。もちろん、増税しない方がいいに決まっているし、増税率も低い方がいいにきまっているから、いろんなムダを省けば、どのくらいの税金を増やせば、どのくらいの福祉が維持できるのか、そのあたりを、きっちり細かに研究して計算してほしい。その上で、どうしても増税しなきゃいけないというなら消費税がいい。働けば働くほど、所得が増えるほど税金が増える所得税増より、贅沢を謹む方が税金が減るという考え方のほうが、私は勤労意欲がわく。そういう研究や計算をするために、とりあえず3年という期限を切るというならわかる。私も締め切りがないと、原稿が書けないたち。期限を切らないと、きりきり仕事ができない。
■話がそれたが、政治家とは結局、人気商売で、きちんと本来の仕事を忠実に黙々とやっていれば、それでいい、というものではないらしい。いや実は、政策を構築したり実行したりするのは政治家自身ではなく、その周辺の専門家や実務サイドの人たちで、政治家の本来の仕事は人気を集めること、その仕事がしやすいように、国民に支持される内閣を作ること、そのものなのかも。政治家は国民から愛されるのが仕事?
■では、当初、人気が集められるはず、選挙の顔になりうる、人気者キャラクターだと思われて圧倒的支持を得て自民党総裁に選ばれた麻生首相は、どうして、今、国民の支持率がどんどん下がっているのか。斎藤編集局長のセリフではないが、漢字が読めないから?いや、漢字の読み間違いや言い間違いなどは、誰にでもある。このブログも誤字脱字が多いし。それで嫌われるのなら、このブログは今頃抹殺されている。
■総理番記者になって4カ月目の私の目からみると、その理由は、麻生さん自身が、人気取りを潔しと思っていないフシがある。媚びないというのはホメ言葉だが、むしろ、嫌われてもかまわん、とおもって、言葉を選ばない発言をしているのではないか、と疑う場面を、ときどき目の当たりにしている。それは見る人によっては傲慢に映る。
■たとえば、15日、内閣府の国際交流事業「世界青年の船」(日本と世界各国の青年が船上生活を通じて交流を深めるイベント)に参加する各国の青年たち麻生首相が挨拶したときのこと。
■最初は日本語で、通訳を通して、かつて自分も世界青年の船に参加したことがあった、といった昔話などを普通に話していた麻生首相だが、途中で英語で語りだした。しかも、その内容が、「私たちには石油も自然資源もないが、一生懸命働く。あなた方のオールドバイブルでは、働くことは罰だが、日本の宗教、伝統では一生懸命働くことは正義であり、一種の倫理であり…」と、しばしば地方遊説などで話している、日本人の労働観に関するものだった。
■これは、日本の普通の有権者にはウケる話かもしれないが、産油国(UAE)を含む海外青年たち、どのような宗教背景、信条をもつかしれない人たちに対してするには、あまりに危うい内容ではないかと、ヒヤヒヤした。少なくともこういう国際イベントのホスト国の総理大臣の挨拶としては、宗教がらみの話題は慎重であるべきだろう??もし、私が、日本という国をあまりしらない産油国のムスリムや、資源国のユダヤ教徒であれば、日本に対する印象を悪くしたかもしれない。
■相手は丁々発止闘わねばならない老練な外交官でもなければ、政敵でもない。意地悪な記者でもない。政府の事業ということは、海外の青年に日本のことを理解してもらって好きになってもらって、未来の国際交流、外交につなげようとうい目的で、そのために税金を使った事業費を投じているわけだから、リップサービスくらいしても罪はない。いや、ぜひスマートなリップサービスをしてほしい。
■物議をかもした例の「さもしく給付金をもらう」発言もそうだが、そこまでキツイ言葉、敏感な言葉を言わなくてもいいのに、と思うことがある。わざと悪ぶるのが、麻生首相の「キャラ」(キャラクター)だそうだが、悪ぶっていて実はイイヒト、というのは近しい人には理解されても大衆には伝わらない。政治家というのが人気商売だとすれば、それはまずいだろう。
■最近は、電通など広告のプロを招いて意見を聞くなどして、周辺の人たちが麻生首相のイメージ戦略を立て直しているそうで、当初と比べるとかなりマイルドな雰囲気になった。支持率が下がったことについて「真摯に受け止める」といったり、当初の印象からすると、らしくない、しおらしい?発言もあって、麻生さんかわったなあ、と毎日見ている番記者はそう思っている。
■それで、支持率はちょっとあがったかな、と期待していたのだが、一旦ついたマイナスイメージはなかなか変わらないらしく、10、11日に行われた産経・FNNの合同世論調査では内閣支持率は危険水域といわれる18・2%にまで落ち込んだ。首相にしたい政治家で、現役の麻生首相が、渡辺喜美議員の後ろにおちたのは、本当に意外だった。
■読者の中には、麻生内閣の支持率が下がるのはマスコミのバッシング報道のせい、という人もいるが、一般に新聞社のナカの人たちは、別に麻生政権をどうこうしようという意図があるわけではない(一部記者にはあるかもしれない。それは別の機会に説明しよう)。新聞もまた、世論調査の結果などをみながら、読者の好み、ツボを探りながらどう報道するかをさぐっている。
■あんまり他社と横並びに麻生首相バッシングでいくより、ここでちょっと擁護に回ったほうが、ニッチの読者がつかめるか。しかし世論調査であまりに支持率が低かったら、世論とあまりに乖離した紙面作りはできないな、とかいろいろ考えているわけである。新聞も、黙々と客観的事実を報道しているだけでは、認められない時代。多くの読者に愛されてなんぼの人気商売。間違っても「読みたくない読者は読まなくて結構」といった傲慢な態度は禁物だ。
■しかし、政治家も新聞も、そうやって有権者、読者の方ばかりみて、それを自分の行動や発言のスタンダードにしていくと、次第に個性というか骨がなくなっていく感覚もしているのだな、実は。
■自ら政治家になりたい、としっかり目標のある論文をかいた池田さんは、麻生首相が好きな理由は「批判されても、意見を出せるところ」と言っていた。本当は政治家やメディアも、おのれの信念や哲学、矜恃を批判を恐れずに自らの行動や発言の規準としていくのが理想で、そういうことを「分かってくれる」人こそ、真の支持者であり読者なのだろうが。でも、テレビやネットのチラ見で膨大な情報を摂取して消化不良のままものごとを判断しがちな匿名という名の大衆が、びっくりするほど影響力をもつ今の日本で、そういう「傲慢さ」を貫くのはものすごく難しい。
■日本は、政治家もメディアも育ちにくい国ではないかと、ふと思ったきょうこのごろ。
素朴な疑問ですが、今回のエントリはマンガ太郎を応援しようと言う主旨ですか。
福島香織さん
まったく同感です。
以前、裁判の判決を一秒でも他社より早く報じようとテレビ記者が奮闘する様子を報じたテレビ局がありました。「他社よりちょっとだけ早い。」ことがそんなに意味があるのかと疑問を感じました。
しかし、後ろ指を差されることを何より嫌う民族性は小さな差を大事にし、本質的な議論をすることを避けているように感じてなりません。
ネットの匿名性と多様性がこのような傾向を払拭してくれることを願うばかりです。
電通ですか・・・
だから朝鮮とズブズブになるんですね。
よく分かりました。
あいかわらずマスメディアは麻生叩きして、小沢と西松建設のつながりは一切報じませんね。
韓国領土決議案 国会小委に付託(対馬の「返還」要求)の続報を期待します。
お邪魔致します。
派遣云々で小泉元首相を非難する人達は
麻生首相と同じ穴のムジナの守旧派勢力と考えます。
労働力は既に国際協商力に晒されておりましたので
日本だけが特別という訳には行かないため
労働派遣を認めて行き
新たな労働のあり方を創造するしかなかったものと考えます。
必要な事はセーフティネットをどうするかにあった筈でありますが
小泉政権以後は選挙で勝った事の上に胡座をかき
元の体質である守旧派勢力が息を吹き返した事があります。
そのため様々な制度改革を終わったものとしてしまい
重要な社会制度改革の一つであるセーフティネット作りに対して
考えが及ばなかったという事ではないのでしょうか。
改革は終わってはおらず
まだまだ続いているものと考えます。
麻生首相が守旧姿勢の中に居る様であってはどうにもならず
思い切った手立てを打つ事は出来ないものと考えますので
支持率が下がって行く事は当たり前であると考えます。
それにしても今回小泉元首相が思い切った提言を致しましたが
流石であると考える事と
しかし麻生首相ではその提言を活かし切る事は難しいものと考えます。
麻生首相は器が小さ過ぎますので
さっさと退陣しろと云いたい。
少なくとも保守を自認する産経新聞の記者でいらっしゃるのなら、
政治やマスコミのレベルが低いのを社会のせゐにして頂きたくありません。
自分の出来が悪いのを社会のせゐにするのはサヨクのすることです。
国際協商力→国際競争力
こんにちは。
斎藤勉編集局長なる人の発言が酷いと感じますね。
>斎藤「なんで?」
>斎藤「でも漢字よめないよ」…。
なにか、受賞者を「君は何も分かっていないねぇ」と見下したように感じますが、これは私の考えすぎ?
大体、漢字の読み間違いがそんなに重大な瑕疵なのですかね?
それならこの斉藤さんに漢字テストをやらせて公表して欲しいものだ。
次に「私のまわりには、派遣法改正も郵政民営化も結果的には失敗だった、と思っている人が多い」との事ですが、どうですかね?
当時を思い出せば、工場などの海外進出が盛んで、非正規でもよいから雇用を維持させようとしたはず。
だから、派遣法改正のおかげで雇用が確保できた面は否定できない。
また、郵政民営化も失敗というなら、一体何が悪いのかを事実で説明出来る人は少ないのでは?
よくサービスが悪くなったと言って、「お年寄りが可哀想」とか言いますが大多数の人間にとっては悪くなったとは思えないのですけどね。
また簡保の資金がアメリカに流れたとか言う人は、じゃぁ一体どれだけのお金がどういう風に流れたのか、今回の金融危機でもどれだけの損害が出たのかを数字を上げて説明して欲しいものです。
情緒的な話はあっても、そう言う事実に基づいた話や記事が少ないと思います。
あと、「一般に新聞社のナカの人たちは、別に麻生政権をどうこうしようという意図があるわけではない」との事ですが、意図は別にしても、悪いことしか記事にしないのは事実。
麻生さんの詰まらない失言とかはしつこく追求するくせに、民主党の悪い記事はほとんど記事にしないのはどうしてなんでしょうか?
まぁ、誌面は記者の責任と言うより上の人の責任なのでしょう。
だとすると、斎藤勉編集局長の様にあからさまに麻生さんに悪意を持ってる人が上にいる間は、麻生さんは批判され続けるんでしょうね。
アネキファンの皆様へ
百聞は一見にしかず
アネキの写真は公開中
http://lookchina.iza.ne.jp/blog/entry/875457/
意地張らず、私のブログは私の好きにします
と何故いえないの?
自分の決めた、ルールに縛られる姿は中国的ではない
ま そこが可愛い!
少なくとも麻生総理はぶら下がりインタビューの向こうに有権者がいるという意識は低そうですね。小泉首相も安倍首相もカメラの向こうの有権者に語りかけるような姿勢を感じましたが、麻生総理はいつもインタビューする人とけんか腰にやりとりしているように見えます。いろいろ腹に据えかねることもあるんでしょうが、見てて気持ちよくないですね。
麻生英語発音、ユーチューブでもあまりないのですが。
その中で、聞いた限りでは、日本語英語過ぎて、通じてないと思います。
今回の場合、それが幸か不幸か、分かりませんが。
日本人だけには、分かりやすい英語です。でも、これだと余り意味がなす英語です。
普通は、政治家に対する国民の意識をはかる時は、支持という表現を使うものですが、あえて、人気という表現を用いるところに、福島さんの国民に対する不信感が見えますね。
私は、日本政治は、これまで、55年体制の間は、官僚依存であったがために、政治家も、国民も政策には関心がなかった。政策が有権者を動かしたのは、消費税導入時の参議院選挙でしょうか。それと55年体制終焉のきっかけとなった細川連立政権を生んだ、政治改革をテーマとした衆議院選挙でしょうか。
その後、小選挙区比例代表制選挙が始まり、ようやく日本にも政策が争点となる政治制度が確立しました。
しかし、野党の離合集散もあり、自民党官僚依存政治は、見かけ上は続いたのですが、マニフェストが叫ばれるようになって、政策選択の土壌は確実に醸成されました。次の総選挙で、それが、顕在化するのでしょう。
それに先駆けて、自民党において、政策の不一致があり、小泉郵政選挙があったというのは時代の皮肉かもしれません。
さて、民主主義国家のあるべき国政選挙の姿が、政策選択であるとすれば、小泉さんを支持した人は、明らかに政策を選択しました。しかし、実は、正確には政策を選択したのではなく理念を選択したのでした。「官から民へ」という理念を選択しました。結果として、政策は不完全であったのでしょうが、理念は間違ってはいなかったと私は見ています。
ここで、福島さんご指摘のように、仮に政策に誤りがあったとしても、この小泉さんの理念を支持した有権者が、その政策の誤りを知ったうえでも、小泉支持を変えないとすれば、それは一見矛盾に見えますが、「官から民へ」という理念は今持って正しいとするならば、その感覚は正しいのではないでしょうか。
不足しているとすれば、政治家が自らの理念を実現する政策の精査が足らなかったということであり、ブレーンの選択を誤ったということであり、その政策の不十分さを有権者が見抜けなかったということになるのでしょう。
これを裏返すと、政治家は国民の望む理念を掲げ、それを実現できるブレーンを集め、政策を立案し、国民有権者に示す。そして、国民有権者は、その政治家の理念に共鳴するばかりではなく、その政策の中身にも目を凝らすことが理想だということですね。
さて、このときの新聞記者の役割は何でしょうかねぇ。
福島記者
> このブログも誤字脱字が多いし。それで嫌われるのなら、このブログは今頃抹殺されている…
ま、抹殺はされんでしょうが…まあ、今後も目についたら指摘するようにします♪
しかし、最近は雑誌メディアで誤字脱字がやたら目につくのも事実。 ワープロ普及の悪影響か、はてまたMS-IMEの出来の悪さ由縁なのか…
> しかし、政治家も新聞も、そうやって有権者、読者の方ばかりみて、それを自分の行動や発言のスタンダードにしていくと、次第に個性というか骨がなくなっていく感覚もしているのだな…
匙加減って奴がだんだん下手になっているのですかね…異なる意見を巧く摺り合わせて行くのが本来政治の機能であるのなら、政治家の大衆迎合なんぞもってのほかだし、丁寧な両論併記や状況説明をろくに実現できない大手マスメディアの報道手法もまた由々しき問題なのかなぁ…と年々強く感じるようになりました。
ネットだってある意味放言の応酬みたいなもんだから、福島記者の「骨」ってやつが時には心地よく/時には忌まわしく思える事もありましょうが、こういう「雑談」も時折かましてみてください。 楽しみにしてますよ♪
To Cosplayさん
情報シェア ありがとう
>一般に新聞社のナカの人たちは、別に麻生政権をどうこうしよう
>という意図があるわけではない(一部記者にはあるかもしれない。
>それは別の機会に説明しよう)。
香織さんはおおらかでいいですね。でも、漢字の読み方を、しかも言い直したのまで間違えたと、いちいち書いてる新聞記者は、明らかに悪意があると思いますがね。
>斎藤「なんで?」
池田「今までのようにただ座って人の話を聞いている首相より、批判され ようと、こうしてみようか、ああしてみようかと、ちょっと意見が出せる ところが憧れ」
斎藤「でも漢字よめないよ」…。
この「斎藤さん」が産経の編集局長?びっくりで、がっかりです。
斎藤さんは麻生首相を好きという返事が気にいらないようですね。
で、斎藤産経新聞編集局長の言葉「でも、漢字よめないよ」・・なんとまあ。
福島記者も、これをスルーしているところをみると、この会話に違和感感じていないのでしょう。
表面に現れる部分も大事でしょうが、それだけのことです。
首相としての評価は何をやるかで、それとは別物。
産経を愛読していますが、先のことが少々気がかりです。
今晩は。夜分遅くに失礼します。とても真摯で率直な論考だと感じました。応援します、頑張って下さい。
福島様
斎藤勉編集局長の情緒的な言動、恥ずかしく思われたのではないですか?
圧倒的に、大学生の池田さんのほうが、立派な態度ですね。
「テレビやネットのチラ見で膨大な情報を摂取して」・・・仕事で忙しい人間には、膨大な情報を摂取する時間はありません。ですからこそ、新聞各紙には、瑣末な揚げ足取りではなく、一連の流れや問題点を情緒を抜きに伝えた上で論評してほしいのです。
今、何がどのように審議されていて、何が問題なのか? 新聞を見ても事実関係は素通りで、話題になりそうな(わかりやすいが、どうでもいい)こと詳しく書かれていますが、肝心のところは素通りです。なおかつ、テレビで見ていた審議の様子や内容を多賀えて報道している時さえある。
時間があったら、小沢さんの、大連立を翻した時の記者会見の様子を見てください。不機嫌そうな顔で記者を恫喝しています。
あんな権威主義的で恐怖で人を黙らせようとする人を総理にしては、絶対にいけません。
漢字を読み違えたことを、安直に「漢字が読めない」と表現するような人が編集局長なんてやってるんですね…。飽きれました。
>私などは、貧しき者も、富める者も、所得がある者もない者も平等に社会保障の恩恵を受けたいと思えば、所得税を増やすより、消費税というすべての人が等しく消費に応じて納める税金の方が、平等感がある、と思う。つましく暮らす人は税金が少なく、金を湯水と使える人には多く払ってもらう。老いも若きも身の丈にあった納税ができる。小さな子供だって、お小遣いの中からモノを買えば納税者だ。生活保護を受けている人だってモノを買えば納税者。
だから、特定の世代、世帯で購入する耐久財、資産、が明らかに違うと
言っているのだ
君は本当に勉強して書いているのか、どっかの本を読んで鵜呑みにして
いるのか?
程度があまりにも低い
老人世代と若年層では購入しなくてはならない対象の物が根本的に違う
公平にすると言うなら、自動車、住宅、家電製品は無税にすべきだ
君の幼稚な論理は週刊誌にも劣る
では聞いてみるが、戦後、世界でもっとも税負担をすることなく、
貯蓄をため込んだ国はどこのどの世代かね?
世界でもっとも納税をせず、借金を作り上げ、その借金がその世代の
貯蓄に化けている
税というのは現行で行われているものだけを比較して、公平か不公平かを
論じるものではない
65歳以上の老人が全金融資産の7割を独占しているのに、消費税を
平等に払うことが平等だと考えるのは、相当いかれている
今度は彼らに対して譲与税、相続税を減税することさえ検討されている
どこが公平だというのか?
もっと勉強してから能書き書けよ
二度めの投稿です。(二度まではよかったのでしたよね?)
>あんまり他社と横並びに麻生首相バッシングでいくより、ここでちょっと擁護に回ったほうが、ニッチの読者がつかめるか。しかし世論調査であまりに支持率が低かったら、世論とあまりに乖離した紙面作りはできないな、とかいろいろ考えているわけである。新聞も、黙々と客観的事実を報道しているだけでは、認められない時代。多くの読者に愛されてなんぼの人気商売。間違っても「読みたくない読者は読まなくて結構」といった傲慢な態度は禁物だ。
他社が「麻生首相バッシングをしていること」をしっかり認めているわけですね。同じようにバッシングしたら、読者がつかめないかもしれないなどと思っていたりする。いやはや、これを聞いているかぎり、新聞記者も週刊誌記者も全く同じ、変わりませんね。新聞が週刊誌化していくわけです。
そして、福島記者は、新聞報道を「黙々と客観的事実を報道しているだけだったら認められない時代」だと考えている。その結果、漢字がどうのなどという取るに足らない記事が政治面を堂々と占める。
理解が反対です。新聞報道が、そうやって読者に媚び、つまらん記事を書いて、読者を誘導するから「読みたくなくなる」のですよ
これでは、今の新聞報道への認識を根本的に改めなくてはなりませんね。要は本質は週刊誌とかわらないとね。
エントリーとは違う話なんですが、民主党の輿石議員の日教組の新春会合での法律無視を認める発言は許し難いと思います。
ところが産経新聞でも5面で、他のマスコミは取り上げもしません。
もし自民党の代議士であったなら、この様な発言は大問題になったはずです。
新聞は社会の公器と言う意味でも次期政権である民主党も問題にすべきだと考えますが、いかがでしょうか?
1.新聞社も大衆の好みを探りながら紙面を編集しているということですが、「大衆の誤解を解き、善導している」と考えている新聞社もあります。例えば、読売新聞。男女共同参画社会の旗ふりをしたいようですが、男性優位社会に潜む「誤解」や「妄信」を解こうと躍起になっている面があります。子育てに男らしさ、女らしさは必要か?などと読者に問うておいて、読者の意見を紹介した後で大日向雅美なるジェンダーフリー論者に総括させてました。他にもクイズ形式で、我々の「常識に潜む誤解」を解こうとか、色々やっています。つまり、「大衆の間違いに気づかせ、正す」つもりでいるわけです。
2.いま出されている消費税増税案には反対です。物事には順序があると思います。staroさんが上に書いていることと、さらに増税前にすべきことが抜けているという点で私は反対です。
福島記者、お久しぶりです。
“新聞は社会の木鐸…”という言葉は、貴紙からさえも消えてなくなりましたか。やれやれです。新聞は人気商売…ではないはず!
衆愚に迎合した紙面づくりは、せめて産経だけは止めて欲しいものです。
在中国時代はそれなりに説得力のあるブログでしたが、日本で総理番になられたとたん…、編集長の鼻息をうかがうようになられたと感じますよ。
せめてiZaブログに名を列ねておられる福島記者や阿比留記者らには、国思う心根を発揮いただき、いま進行中の事象とその背景、事象の本質あるいは真実、結果どうなるのか、その結果が国益に適うのか、適わなければどうすればよいのか…等々につき、産経紙上に載せてほしいのです。
どうか、安易に流れる風潮に“逆”棹を差してください。
>新聞も、黙々と客観的事実を報道しているだけでは、認められない時代。
私は寧ろ、黙々と客観的事実を公平な配分でして欲しいだけなのです。
私は、麻生首相は、マイルドになったのが駄目だったのじゃないかと思います。不況で、経済不安のあるなかでは常に強気の政治家が欲しいです。
麻生首相の支持率は悪くはない。新聞は世論誘導しておいて
調査するからああいう結果になるだけでしょう。
http://chinachips.fc2web.com/enqu_te/090113.html
最近、産経がおかしいという指摘が多いわけですが、この斎藤勉編集局長とかいう人物が悪いんでしょうね。左側に色目使っても部数が伸びるとも思えないし、むしろ右側に愛想つかされて部数減少かもしれませんね。
ところで、麻生さんですが、口がひん曲がっているとか、話し方が泥臭いとか、漢字が読めないとか、いろいろ欠点はありますが、小沢の悪人づらと比べれば一応善人っぽく見えますし、人気がないのは、やはり政策が支持されていない、ということだと思います。
私のような中道保守から見て、麻生さんは色々失敗しました。
媚中派2Fを任命。
国籍法改悪。
韓国訪問(マンガ好きなのに「嫌韓流」を読んでいないんでしょうか?)
ソーカの要求丸呑み。
給付金問題でのブレ。
田母神・前空幕長の解任。
消費税アップにこだわる政治的センスのなさ。
100年に一度の危機といいながら、まるっきり総体的な将来展望を示さないこと。
はじめは支持していた私も、だんだんいやになってきました。
しかし、民主党に一度でも政権を渡したら、旧社会党の残党などが暴れて日本をめちゃめちゃにするでしょう。
だから、絶対に政権を渡してほしくない。そう考えている人は多いはずです。
もう少し保守中道に喜ばれる政策を打ち出せば支持率は回復すると思いますよ。
斎藤編集局長の質問がおかしい、とおっしゃる方がいるので一応、土光杯のルールを説明。
論文への採点は、質疑への答え方も対象となります。意地悪い質問や、相手の考えを否定するような質問をあえてして、それをどう切り返すか、というのも審査員は見るわけですから、質問の内容が新聞や個人の方向性や思想を示すものではありませんので。
保守中道を自認する私から見て、麻生さんの支持率回復のポイントは、
北方4島返還実現。
インド訪問。
村山談話を否定する内容の「麻生談話」の発表。
一院制支持を表明。
消費税上げ明示を撤回。
集団的自衛権容認。
非核三原則撤廃。
ソーカとの決別。
防衛予算増額。
海上保安庁の強化。
対馬への懸念表明。
北朝鮮制裁強化。
毒ギョーザ事件の決着。
中国毒食品の輸入禁止。
移民受け入れ拒否。
外国人参政権を否定。
こんなところでしょうか。
エントリ後半部分の
「読者の中には、麻生内閣の支持率が下がるのはマスコミのバッシング報道のせい、という人もいるが、」
との絡みもあるのでしょうが、
>論文への採点は、質疑への答え方も対象となります。意地悪い質問や、相手の考えを否定するような質問をあえてして、それをどう切り返すか、というのも審査員は見るわけですから、質問の内容が新聞や個人の方向性や思想を示すものではありませんので。
であるならば、なおさら
斎藤「でも漢字よめないよ」…。
は不要だったように思います。
前提条件があることを知らされないまま不快な思いをさせられ、実はこれこれこうなのよ、と説明を受けたところで、それはすなわち、あと出しジャンケンではないかしら、と。
支持率回復は、それぞれの施策が実行に移されてからの話ではないでしょうか。
まだ画餅ですもん。
To 福島香織さん
>斎藤編集局長の質問がおかしい、とおっしゃる方がいるので一応、土光杯のルールを説明。
>論文への採点は、質疑への答え方も対象となります。意地悪い質問や、相手の考えを否定するような質問をあえてして、それをどう切り返すか、というのも審査員は見るわけですから、質問の内容が新聞や個人の方向性や思想を示すものではありませんので。
となれば、この学生は、審査員斉藤さんの挑発にまんまと載せられたとみれなくもない。つまり質疑応答自体が作為的であっって、この学生はまんまとはめられたということですね。
はてさて、何のための引用だったのやら。
新聞は政治と同じところがあるんじゃないかなと。それはつまり信用を売って、愛される(購読してもらう)というところが似ていると。そういう意味では、産経新聞さんの「ぶらさがり詳報」は大変良いものだと思う。あとはせっかくインターネットと融合しかけているのだから「可視化」が進めば言ったところ。
新聞が情報の確度を疑われるのは、その存在意義が疑われる。たとえば「首相は漢字が読めない」と「首相は漢字を読み間違う」は似ているけれど、相手に伝える情報は異なっているのではないか。どちらのほうが状況をより正確に提示しているのか。
こういうことを社内では検討されないのかなと思いました。自らの(社としての)報道姿勢については「誰が」考えているのか。そして振り返ってみて間違っていたと気づいた場合、「誰が」訂正したり修正したりすることができるのか。
これが明らかでない企業は市場で淘汰されていくのではないか。つまり、そういう自浄能力のない組織は信用を得ていけるのか。政治家の信を問うと同時に、自らの信も問うて欲しい、と切に思う今日この頃。私の周りにいる「若い人」は新聞をほとんど信用していないから。
>でも漢字読めないよ?
なるほどそういった煽りを返して反論を求めると。納得しました。
俺が好きなサッカーの世界での指導者は国籍ボーダーレスですから日本語がまともに話せない監督は山ほどいますが結局結果が全てですからサッカー記者が「この監督は日本語が読めない」と煽る事はないわけです。
要は今の政界はサッカー監督で言う「イメージの良い悪い」で支持率が決まっているわけですから勝てるチームでない事は確かだと思います。日本が沈みかけているもの納得と。
「意地悪い質問や、相手の考えを否定するような質問」のレベルがその程度、と…。さらにあきれました。
お金を払って、それぞれの編集責任者のものの見方で書かれた記事を読むことのばからしさに耐えられず、20年前に新聞購読を止めました。
以後、TVニュースを見ることで世の中の動きを知ることにしていました。
最近、TVも結局、新聞と同じで、そこのニュース編集責任者の管理下で報道されているニオイを感じ止めています。
天気予報とスポーツ関連ニュースくらいしか見ません。
インターネットで、世界中の新聞とブログを読めるようになったのが最大の理由です。
Youtubeでその内、個人の視点から報道される動画ニュースも見れるようになることを期待しています。
<続き>
麻生さんがほんとにいい政治家であるかどうかは彼の実績を見ていくしかありません。
まだ評価する段階でもないと思ってます。
安部さんは短かったけど、それなりに実績を残したから、普通以上に評価しています。
少なくとも福田さんより高く評価しています。
新聞と政治家の評価はほんとに難しいです。
ブッシュ・アメリカ大統領を後世の人達がどう評価するか分かりませんが、実績をみる限り、高い評価のしようがありません。
それを報道してきたアメリカの新聞の代表として、ニューヨークタイムズの報道の仕方と印象では、記事そのものは他の新聞と大差ないと感じていますが、EditorやCo-Editorの意見は個性的でとても面白いし、参考になります。
ほとんどのCo-Editorが大学教授とか医者、弁護士、実業家といった新聞社から自立した関係の人達である性か、書かれた内容には新聞社の編集責任者のニオイがほとんどしません。
論説を書いた本人のブログがニューヨークタイムズとは別に存在することも多く、同じテーマで、沢山の専門家がブログで意見を公表し、討論しているのを読めるのも、たいへん参考になります。
専門家個々人のブログがいまや、世界の動きを知るための、私の重要なソース・手がかりになっています。
アメリカ人読者に受け、編集責任者の嗅覚をパスしやすい記事を書いて日本から送るニューヨークタイムズの Ohnishi 記者にしてもそうですが、記者の実名入り記事でも、読者に見えない、ある枠のような条件下で書かれた記事には魅力がなくなってきています。特定の編集責任者のニオイのない記事を送り出していくことがこれからの新聞の魅力を高める大事な要素になるのではないでしょうか。
ブルンバーグ・ニューヨーク市長が市民に人気あるのは、従来型の政治家と違い、ビジネス感覚に優れ、高い経営センスを持った個性が魅力なんだと感じています。
これからの政治家の良き手本を示していると思います。
日本の政治家に、見習ってほしい点です。
<続き>
国家運営も企業運営も資本主義社会では共通点が沢山あります。
コストを意識した経営感覚のない政治家は基本的に受け入れられなくなってきています。
麻生さんがそういう感覚をお持ちなのかどうか知りませんが、公明党との連立のゆえに全所帯に景気刺激対策給付金を出すとすれば、連立を断ち切るだけの強さを見せてほしかったですね。
紙面を斜め読みして思う事、迷走是に極まれりですね。
政治家チェックなのか政策を精査しているのか?
このところの混迷は政治不安より、メディアへの不満なのかが理解出来てないな。
侮日新聞が倒産する事はすでに規定路線なのに同じラインを走ってますね。サンケイは来年も存続できるのですか?
素朴な疑問。麻生首相がディスレクシアではないかとの疑惑に関して検証したメディアはあるんですかね?
もし本当にそうだとしたら、障害を持ってることを叩きまくってることになるかと思うんですが。
まあ障害だったとしても、どこのマスコミもきっとゴメンナサイしませんよねえ。
どちらにしろ政策じゃなくくだらないミスに関して質問してる時点で低俗だと感じますよ、一般人はね。
先日、「史上最強の」または「史上最悪の」副大統領と言われた、ディック・チェイニー氏の退陣に伴うインタビューをアメリカの大手テレビが流しておりましたが。
さすが、インタビュアーもかなり突っ込んだ問をしてチェイニー本人もかなりあけすけに答えていました。
その中で最も気になったのが、チェイニーが1996年に大統領選に立候補しながら途中で降りた時の心境を語っていたことです。
彼は大統領選の最中に「大統領」というのは、所詮人気商売であって、実際に自分の行いたい政策を実行するためには、「大統領」自身よりもそれを陰であやつる黒子になった方がはるかに有効だと悟ったそうです。
そして、その後チャンスを得てブッシュ大統領の黒子=副大統領となりブッシュを9.11のチャンスを生かすなどしてアメリカ救国の英雄に仕立て上げる一方で、チェイニー自身が望んでいた対イラク戦争などを着々と行わせた。そこら辺の経緯を自慢そうに語っていました。
こわい話ではあります。
政治家は信念を持つ事と
お神輿に成れる事
どちらも必要だと思う
信念で始めた事が広がり、気が付くとお神輿
ワッと騒いで、気が付くと暗い倉庫の片隅
記者も同じ、人気商売?
To 福島香織さん
>斎藤編集局長の質問がおかしい、とおっしゃる方がいるので一応、土光杯のルールを説明。
>論文への採点は、質疑への答え方も対象となります。意地悪い質問や、相手の考えを否定するような質問をあえてして、それをどう切り返すか、というのも審査員は見るわけですから、質問の内容が新聞や個人の方向性や思想を示すものではありませんので。
質問がおかしいのではなくて低レベルすぎるとおっしゃっているのだとおもいますが。この程度で他人を審査でっか?
日野原記者が風邪でダウン
ついネタにしてしまった
人ごみの中の仕事カゼに注意してください
http://yosi29.iza.ne.jp/blog/entry/882778/
毒者としては
ブログの更新が止まると
面白くない
旧正月おめでとう
http://yosi29.iza.ne.jp/blog/entry/887324/
ここを読んで、てっきり、二回ルールは、なし崩し的に廃止されたのかと思ったら、あちらでは有効なようです。
福島さんの新聞記者としての正義の流儀がよくわかりますね。
別に返事が聞きたいわけではありませんが。
これも三回目ですから、気まぐれ福島流正義としては、悩ましいところですね。
ご苦労なことです。