食の安全学再び:中国公安のいいぶん聞いてみる?

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■すでに夕刊にのってますが、中国公安省が、毒ギョーザ事件について記者会見しました。中国国内で、メタミドホスが混入された可能性は極めて小さい、らしいです。しかも、袋は、メタミドホスが外から内に浸透するとの中国側実験結果がでました。密閉袋の内側からメタミドホスが検出されたため、中国国内で混入された、という日本側推論はこれでくずれた、ということになります。ほんと~?

■しかも、河北省では、共同通信記者が2月15日、違法農薬メタミドホスを購入、所持していたとしたとして一時拘束、通報されています。取材の行き過ぎとしても、危ないですね~。へたすると逮捕されちゃいますよ。しかも、この話が、日本記者、違法農薬所持で取り調べ受ける、なんて新華社で流れたものだから、案の定、捜狐の掲示板では、「ギョーザ事件は、日本人記者の仕業!」「盧溝橋 事件と同じだ!」と、ほんと都合良く解釈する字の読めないネットユーザーが大騒ぎ。http://comment2.news.sohu.com/viewcomments.action?id=255416130

■中国様のいやがる取材をやっているときは、女性のいるカラオケにいったり、違法賭博場にいったり、黒社会の方々とお食事しているだけでも、危ないので注意しましょう。
揚げ足とられるだけでなく、変に報道されて、ネット世論があさっての方向にいってしまいます。

■さて、食の安全会見再録シリーズ、結構評判がよいので、きょうの会見もアップ。中国公安さまのいいぶん、よく聞いてあげてください。(調査結果発表は別の回のエントリーにして、質疑応答のみ。)

■あとにはひけない中国
戒名は「日本ギョーザ中毒事件」
疑わしきは被告人の有利に。
日本輸入業者の新証拠提出で、逆転無罪へ。
真相をへたに嗅ぎまわると、記者でも逮捕しちゃうぞ

■2月28日:出席者、公安省刑事探偵局の余新民副局長、公安省物証鑑定センターの王桂強・副主任、公安省主席刑事の烏国慶氏、国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長。

■司会:レディース&ジェントルマン、国務院新聞弁公室の記者会見にようこそ!今年1月以来、各方面ご関心の日本ギョーザ駐独事件について、きょうは余副局長、魏副局長のおふたりをおよびし、調査状況を発表、質疑に応じてもらいます。
(魏副局長、余副局長が調査状況発表、これは次のエントリーで)。
では質疑応答、どうぞ!

■新華社:質問が2つあります。日本の警察は、精密機械で検査して、(ギョーザに混入された)メタミドホスには不純物があり、これがこの農薬が日本製造のものではないという証明になるといっています。それが、日本国内でメタミドホスが混入した可能性が低いとの推断の根拠だと。これについてお二人は、いかが論評しますか。何者かが中国やその他国家でメタミドホスを購入して日本に持ち込んで混入した、そういう可能性はないのでしょうか?シエシエ。(第3国人が日本に持ち込んで犯行に及んだ、というシナリオも用意してみました)

■余:いい質問ですね。答えましょう。私は専門家を引き連れて日本にいき、日本の警察とも意見、情報交換し、共同でこの農薬混入地点がいったいどこであるのか分析しました。日本警察側は彼らの調査結論を出してきて、日本国内での意図的な農薬混入の可能性は非常に低い、ほとんどありえない、と言いました。日本警察側の結論の根拠は、包装が完璧で、破損しておらず、袋は開けられていないのに、ギョーザ袋の内側からメタミドホスが検出された、ということです。彼らの調べでは、メタミドホスは袋の外から内に浸透することはない、ということでした。(日本警察の中国国内犯行説を否定するだけの証拠みつけました!

■余:日本警察側の第二の根拠は、日本国内にはメタミドホスはなく、日本がサンプルとして取りあげたものは、実験室用の純メタミドホスで、不純物がないものでした。かれらは毒ギョーザとその袋から検出されたメタミドホスには不純物が含まれるといっています。

■余:第三の根拠は、三件の中毒事件のうち、2件は千葉、1件は兵庫で、発生地点が700㌔も離れており、この2つの貨物の輸送ルートは日本国内では接点がない、というものです。

■余:日本のこの結論について、われわれは次のように意見しました。その結論は時期尚早である、と。まず、もっと深く捜査し無ければならない。第2に、検査をより科学的、客観的にさらにすすめないといけない。第3に、この問題についてより、交流を深めないといけない。しかし、非常に遺憾なことに、日本の警察はメディアにこの結論を発表してしまいました。(日本警察が、中国のメンツを配慮しないでそんな発表するもんだだから、中国としても後に引けない!)

■余:メタミドホスが袋の外から内に浸透しうるかどうか、これについては我々の実験結果では、浸透可能となっています。この実験方法、実験条件、実験結果が科学的かどうかは、王桂強・物証鑑定センター副主任に答えていただきましょう。
袋にメタミドホスの浸透性はあるんです!)

■王:物証鑑定センターとしての実験状況をご紹介します。天洋工場の13㌘規格の一口ギョーザの袋について、密封状態で、メタミドホス浸透実験をしました。実験結果によると、完全に密封したギョーザの包装の外から内側に徐々に浸透することがわかりました。

■王:実験条件は、可能な限り実際の状況に近いようにしました。60%、30%、10%、1%のメタミドホス水溶液を、密封されたギョーザ袋の外側に塗布し、零下18度(つまりギョーザ貯蔵庫、輸送、販売時の冷蔵温度)の状況で10時間保存。その後袋を開けて有機溶剤で袋の内側のサンプルをとり、窒素リンガスクロマトグラフGC/NPD、炎光光度ガスクロマトグラフ(GC/FPD)などの方法で検量しました。
ちゃんと、中国でもガスクロつかっているんですよ!)

■王:そのけっか、四つの濃度段階のメタミドホスすべて、袋の外から内側に浸透し、実験した62袋のサンプルの87%で、外から内への浸透メタミドホスが検出されました。この実験結果は日本側警察の実験結果と完全に違うので、我々としても、いったいこの差違がどこからくるものなのか、どういった違いがあるのかは比較検討しました。検査検疫の方法については、日本警察と基本的に同じでした。
日本警察と同じ検査方法です

■王:しかし、以下の4つの点について、検査の仕方について比較的大きな違いがありました。まず、メタミドホスの薬剤の選び方。第2にメタミドホスの使用濃度、薬剤量。第3に包装の形式。第4に、サンプル保存の基本的状況。我々としては、実験条件の選択と設定につては、実際状況により近いものに下ほうが、より実際状況を反映できると思います。(しかも、日本警察の検査方法より、中国の方が実際的状況に即してます

■王:これとは別に、日本の中毒を起こしたメタミドホスに含まれる不純物についてですが、この問題についても、われわれは実験研究、分析しました。ギョーザ中毒事件の物証であるメタミドホスについて、我々がサンプルとして採用したメタミドホス、および我々が理解するメタミドホス製造過程、それぞれを検査分析しました。その結果として、餃子中毒の物証であるメタミドホスにふくまれていた何種類かの主要な不純物成分は、メタミドホス起源のものであるという判断はできない、という結論に達しました。
メタミドホスの不純物は、どこの国にもありますよ

■王:中日警察交流のとき、日本警察側はわれわれに、ギョーザ中毒事件の物証のメタミドホスガスクロマトグラフ図を提供してくれました。この図は、事件を起こしたメタミドホスが不純物成分を含むことをしめしています。
←日本はちゃんと証拠提供しているじゃない

■王:捜査中、われわれ物証鑑定センターは、ガスクロマトグラフをつかって、石家荘公安局が提供した5種類のメタミドホスサンプルを検査分析し、このサンプルから不純成分を検出しました。しかし、中毒を起こしたメタミドホスの不純物、われわれのサンプルのメタミドホスから検出された不純物、ともに国連食料農業機関がメタミドホス製品に対し認めている不純物です。(中国のメタミドホスに含まれている不純物は、事件を起こしたメタミドホスに含まれている不純物と成分的におなじだけれど、中国産と断定する根拠にはなりません

■王:つまり、これら不純物は工業生産されたメタミドホス合成製品には常に含まれているものだということです。つまり各国が生産するメタミドホス工業品の中に普遍的に存在するものであり、由来を判別できる特徴ではないのです。このため、これら不純物の検出は、ただメタミドホスガが工業製品であり、純メタミドホスではないということを証明するだけで、メタミドホス農薬であるかどうかも正確に判定できるものではないのです。
どこの国のメタミドホス製品にも、同じ成分が含まれているから

■余:新華社記者の2番目の質問はするどいですね~。経済のグローバル化、貿易の自由化、各国の現代社会の開放ぶりのもと、いかなる国家、地域も、自己管理範囲内に違法禁止品がないと保障することはできません。違法禁止品は別の国家や地域から流入することもあるのです。この答えで満足していただけますか?(公安当局の口からはいえないけど、第3国から日本に持ち込まれたメタミドホスのセンでオチを付けたいですね

■魏:ちょっと補足をば。不純物の検出をもって、メタミドホスが日本産なのか中国産なのかあるいは別の国の生産物なのか判断できるかという問題は、これは科学的研究の問題です。ここで多くは論評したくありません。さっき余副局長と王主任がきちんと説明してくだしあました。私は余副局長の意見に賛成です。古今東西、あらゆる組織において、計画的犯罪とは、直接的に明らかにされるものではなく、相当な隠蔽性を備えているものです。いかなる犯罪の可能性もすべてあり、今回のギョーザ事件も、他国・地域から違法購入した農薬が日本に持ち込まれた可能性だってあるのです。
いいね、このセンでいきましょう。第3国から日本にメタミドホスを持ち込んだ上の計画犯罪!それだったら、日本の落ち度でも中国の落ち度でもないということで、両者ハッピー

■魏:河北省からの通報によると、2月15日、ある日本の記者が、メタミドホスを違法に購入、所持し、持ちだそうとして摘発された事件が有りました。中国の法律では07年1月1日より、メタミドホスは農業分野での使用が禁止され、08年1月1日より、輸出契約分を製造し終わっていない一部の生産工場をのぞき、すべてのメタミドホス生産、販売、使用、所持、輸送行為は厳重な違法行為に属します。
そうそう、日本の記者も違法にメタミドホスを購入してましたね。これ、犯罪です←中国のネット世論では、すでに日本記者が中国でメタミドホスを買って日本に持ち込み、ギョーザに混入させたという仮説がまことしやかにながれている!日本記者、取材熱心がすぎて、あんまり揚げ足とられることするのはまずい!

■CCTV:2つ質問があります。中国の対日輸出食品合格率はどのくらいですか?日本の対中輸出食品合格率はどれほどですか?%で示してください。第二問は、日本は中国産食品への安全について日増しに感情的になっていますが、これについてはどのように見ていますか?
ここで国営メディアさまの予定調和質問。日本より中国の食品の方が安全なんですよね

■魏:われわれはギョーザ中毒事件の影響として、日本消費者が普遍的に中国産食品の安全性に懸念を示し、もう中国食品を買いたくない、と思っている、ということに注意しています。さっきの記者の質問は非常にいい。われわわは、この機会に、中国輸出食品の関連状況をみなさんに紹介しましょう。主に中国対日輸出食品の合格率と日本の対中輸出食品の合格率の問題です。
そうです、合格率をくらべればわかります。)

■魏:中国政府はこれまで食品安全を高度に重視し、厳格な管理そちをとってきました。これにより中国輸出食品の終始一貫、非常に高い合格率を維持しています。日本の厚生労働省が07年7月20日に発表したところでは、中国から輸入した食品の06年合格率は99・42%。これは日本への輸入食品中、もっとも高い。日本のサンプリング検査率も中国食品が最も高く、15・7%です。07年、中国の対日輸出食品の合格率は99・81%ですが、日本の対中輸出食品の合格率は99・37%なんです。
07年の中国の対日輸出食品の合格率は99・81%、日本の対中輸出食品の合格率は99・37%。0.44ポイント、中国の方が高い!)

■魏:このデータが十分に説明しているでしょう。中国食品の安全はパーフェクトに保障されています。メディアの友人たちがもっと客観的に、中国食品の安全状況を真実に反映してくれるよう願います。同時に、再度くりかえしますが、今回の「日本ギョーザ中毒事件」は残留農薬が原因の食品安全事件ではありません。完全に人為的な事件です。(ゆっとくけど、戒名は日本ギョーザ事件、日本では中国産ギョーザ農薬混入事件といわれているけど

■魏:ギョーザ事件発生後、中国はこの事件を高度に重視し、迅速な捜査を展開し、調査状況を適時オープンに発表してきました。これは、中国政府は中国人民に対してだけでなく、全ての中国食品の消費者にたいして責任を負っているという態度の表明です。中国政府がこのような果断な措置をとるのは、ひとつに我々の消費者に対する高い責任感を示すため、そして、この事件が中日友好の対局に影響を与え、中日両国の人民の友好感情を傷つけることを望まないからです。
ところで、もうそろそろ、ギョーザ事件にこだわって日中両国の関係を悪化させるようなことはやめない?)

■読売:余副局長にお聞きしたい。さっきの調査結果の発表ですが、これは調査が終わったということですか?あなた方はこの事件が完全に人為的個別事件であり、中国国内で発生した可能性は極めて小さい、とおっしゃいましたが、それは日本国内で発生した、という風に思っていらっしゃると理解していいんですか?
ようするに、日本国内で発生したことにしたいわけ?)

■余:読売さん、その質問いいですね~。日本警察は調査を通じて、次のような結論に達しています。日本でメタミドホスが混入した可能性は低い。私は先ほど宣言しました。中国側の調査で、科学実験のち、中国国内で人によって毒が混入された可能性は極めて低い。両警察の下した結論ともに、自分たちの根拠があります。しかし、いずれの根拠がより科学的、客観的、信頼できるか。これについては、われわれはこのように結論づけています。真実はまだはっきりとしていない。両警察と捜査を終えるべきではなく、さらに協力を強化して、相互に支持し、責任を共有してこの事件の真実にせまるべきである、と。それが双方人民に対する責任ある態度というものだと。この人為的事件は、われわれの捜査結果によれば、わが国内で発生した可能性は極めて小さいが、けっして日本国内で発生したとはいっていない。最終結論は徹底捜査の結果を待たねばならない。質問ありがとう。
別に日本国内で発生したとはいっていないよ。でも、いいたいことわかるよね。日本警察の証拠と、中国警察の証拠とどっちが科学的、客観的かってことだよ←日本の科研より中国警察のレベルの方が高いといいたいのか?日本警察言い返せ!

■チャイナ・デイリー:魏副局長、さきほど、中日双方が早急に食品安全に関する長期的かつ有効なメカニズムを構築すべきだ、とおっしゃいましたが、このメカニズムはどんなものですか?日本側の反応はなんと?シエシエ。
そうそう、あのうざったいポジティブリストを回避するための日中の食品安全協力メカニズムの構築について

■魏:中国質検総局としては、まさに厚生労働省とこのメカニズム建設を積極的にすすめているところです。協力の内容は、人員、情報、技術の交流、定期的会議制度、重大食品安全事件お協力、連絡体制の確立などでの協力関係などです。2月2日、日本にいったワーキンググループが、この希望を日本側に伝えています。日本の駐華大使とあったとき、正式に「中国質検総局と日本厚生労働省の食品安全に関する協力協議」草案をわたして置きました。日本側の積極的な反応をえて、出来るだけ早くサインしていただくよう希望しています。(もう、日本側に草案わたしておきました、早くサインして!

■中国国際ラジオ:余副局長にお聞きしたい。日本警察がチェーン店で発見した疑わしいギョーザについて検査したところ、袋の表面からもメタミドホスが検出されています。しかも、そのふち2袋は、工場に回収されたものだとか。この情報は正しいのですか?
我が警察はこの2袋の袋を検査したのですか?(袋の外から発見されたメタミドホスガについての見解を

■余:正しいです。これについては王主任から。

■王:物証鑑定センターは2月25日、石家荘公安局から我々に対し2袋のギョーザの検査依頼をうけました。この二袋の表面には粘着物があるということで、日本の輸入業者が天洋食品に郵送してきたものです。これが公安省に持ち込まれ、ガスクロマトグラフ(GC/NPD)検査をしたところ、ともに外側、内側からメタミドホスが検出されました。袋の外側の方の数値は内側よりはるかに多く、袋の外側から内側に浸透した可能性が高いです。(親切な日本の輸入業者が天洋食品に提供した証拠品を検査しましたところメタミドホスが袋の内と外から検出され、しかも内側より外側からはるかに数値が高かったんですよ←みんなびっくり新証拠!?って、ギョーザ勝手に天洋に郵送したのか、日本の輸入業者!

■東京新聞:余副局長、メタミドホス混入の経路の問題ですが、さきほどの説明では、必ずしも中国で生産されたメタミドホスではない、第三国の可能性があるということですね。なにか手がかりでも。もう一つ、魏副局長に質問です。千葉、兵庫の中毒事件後、日本は少なからぬ、中国産食品の農薬検出を発表しました。さきほど、中国の対日輸出の合格率は日本の対中輸出の合格率より高い、とおっしゃいましたが、この問題、同解決するつもりですか。ありがとう。(第3国の可能性があるというなら、何か手がかりでも?対日輸出食品合格率高いというけど、最近相次いでる残留農薬問題はどうなのさ?)

■魏:まず、私のへの質問から。最近連続して質検総局は記者会見を開き、これら問題に答えています。最近も、中国が輸出したサバから、基準値以上のジクロルボスが検出され、にらや、エビニラまんからも、残留農薬が検出されました。浙江省のいか天ぷらからも残留農薬が検出されました。(サバのジクロルボス、ニッキのエビニラまんじ、いか天ぷらとかね。あれ、誤解だっちゅうの)

■魏:これら問題はすでに真剣に調査、確認し、発表しています。あなたがもう一度きくので、簡単に説明しましょう。山東威海宇王公が輸出したシメサバからでたジクロルボスですが、この原料のサバは、デンマークから輸入したもので、生産環境にはジクロルボスはありませんでした。山東検疫検査局と威海検査検疫局は、先端機器によってここのすべての産品を検査しましたが、ジクロルボス問題は発見されませんでした。
だって、サバ加工品の原料はデンマークから輸入したから、あれはデンマークのせいだい!

■魏:日本香西物産の販売店が民間の検査機関に委託して検査した結果、ジクロルボスが含まれていたというので、報道が大げさにされたのですが、私はこの結果について、日本厚生労働省からの確認を得ていません。
 山東仁木、清清仁木の輸出ニラまん、エビニラまんについても、山東省検査検疫局がまじめに検査しましたが、なにも問題がありませんでした。2月22日、日本の横浜検疫機関もさらに検査しましたが、すべての産品とも残留農薬は検出されませんでした。
もう、日本は大騒ぎしすぎ。ニッキの工場もこっちで全部調べたけれど、残留農薬は検出されませんでした!

■浙江省輸出企業のいか天ぷらですが、23日の日本メディアが残留農薬検出とほうじましたが、24日に日本の輸入機関が再度検査したところ、全ての基準が要求に合致しており、残留農薬は検出されませんでした。浙江省検査検疫当局も連夜検査しましたが、残留農薬は検出されませんでした。
いか天ぷらは、日本メディアの勇み足!)

■魏:日本生協の専門家がこれら企業に対し真剣に検査しましたが、企業の管理規範になんら異常は発見されませんでしたし、産品も日本の基準に合致したものでした。私がここで説明したいのは、ギョーザ事件で、みなさん、食品安全にちょっと敏感になっており、小売店や輸入業者のこれらの検査結果は少し客観性に欠け、公正でなく、発表するときも責任ある態度にかけているということです。たとえ最後には間違いが訂正されても、中国食品に対するマイナス影響はでるわけで、損害もすでにでています。この問題の解決方法は、非常に簡単です。ギョーザ事件について、中日双方の共同捜査を通じて、いまのところ皆さんひとつの全体の認識をお持ちなのですから、理性的な思考、正常な思考に戻って、誤った情報で再びミスリードされないようにすべきなのです。(みんなちょっと敏感になりすぎ!おかげで、中国食品はあらぬ疑いをかけられて、大損害をこうむっているよ、ぷんぷん

■魏:さらに、どういうふうに解決したらいいか?これは中日関係部門が密接に協力し、的な協力交流をもち、情報交換をおこない、重大食品安全事件を含め、コミュニケーション、協調、協議、解決メカニズムなども通じて、関連の問題を解決するということです。事実上、多年にわたって、中国は米国、EUなど関係国・地域と、密接な協力メカニズムによって、食品安全問題を適切に解決してきました。同時に、中国政府は輸出食品生産企業の監督、管理、原料加工から生産加工、包装、輸送、輸出の管理ポイントにたいし、アリのはいでるすきまものないほど管理を強化してきました。
どう解決するかって、そりゃ日中の協力を強化していくだけですよ、ね、Fさん

■魏:同時に、輸出生産企業に対しては信頼ある管理方法、残留農薬の検出された輸出産品などに対しては、回収、企業への厳格な検査の実施などおこない、問題発生後の改善にまじめに取り組んできました。(中国の最近の対応は素早いよ←確かに以前に比べると格段に早い)

■われわれはレッド・ブラックリスト方式をとって、社会に対し優良企業、不合格企業リストを発表。企業がもし国外で問題をおこし、適時の改善を行わなかった場合、輸出資格を取り消すなどしてきました。国際慣例において、貿易は輸出、輸入とも、不合格問題が発生するものですが、貿易規則、国際約定によって解決できる、本来、非常に正常な問題なのです。(残留農薬問題は、貿易上の国際約定でしゅくしゅくと解決していけばいいんだから、騒ぎたてるなよ

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「食の安全学再び:中国公安のいいぶん聞いてみる?」への12件のフィードバック

  1. ボスの援護射撃?
    【視点】五輪控え国際的不安“封印” ギョーザ事件
    産経新聞 2008.2.28 20:48
    http://sankei.jp.msn.com/world/china/080228/chn0802282047010-n1.htm
    <北京:伊藤正>中国政府は当面、冷凍ギョーザ中毒事件の責任は中国側にはないとの主張を貫く方針を固めたもようだ。仮に中国側が「容疑者」を突き止めたとしても、早期に責任を認めることはなくなったといえる。これは事件が食品テロの可能性を示唆しており、北京五輪を控え、国際的な不安をかき立てかねないからだ。

  2. こんばんは。
    福島さんの赤字解説があるおかげで、言葉の裏や真意がより理解できて、いつもの自分より少し賢くなった気がして、嬉しいなァと感じてます。
    今後もぜひ、福島スタイルお願いします。
    中国がウダウダウダウダ引き伸ばしてたのは、
    >いいね、このセンでいきましょう。第3国から日本にメタミドホスを持ち込んだ上の計画犯罪!それだったら、日本の落ち度でも中国の落ち度でもないということで、両者ハッピー
    この言い訳を探してたせいですかね。
    ホンッット腹立たしい!
    ずっと、つい最近まで、中国というのは「大陸的」な民族なんだって信じてました。
    大陸的というのは、自分の中で、とても「おおらか」という意味を持っていて、それが時として裏目に出たりするから、几帳面とか言われてる日本人の神経を逆撫でするんだろう。。。くらいに思っていました。
    全然学んでなかった自分をすごく恥じます。
    シロップ薬の死亡事件を発端に、毒ギョーザの件が起こるまでにも、少しずつ中国というものを自分なりに学んできて、その中で福島さんのブログにも出会ったわけですが、つい最近、黄文雄さんの本を知りました。
    中国をよくご存知の方からすれば、(あぁ、あの人か・・・)かもしれませんが、私はまったく知らないまま。
    ・・・ですが、台湾生まれで、日本の学校を卒業されてるということを知って、中国に対して、口ごもったり、歪曲、捏造したり、歯切れの悪い口調や、日本人でも事を荒立てないために、一緒になって隠そうとしたりする人よりは、比較的忌憚のない意見を書かれてるんじゃないかなと感じました。
    その本の中で、「中国の歴史などを見るときはつねに逆さまに見るべきだということを、私は日本人によく忠告をする。そして変わらないものが多い国だということもよく言うようにしている」という一文があります。
    中国に対して、なにも知らないに等しい私ですんで、黄さんの言葉をあえて控えめに受け止めても、中国に対してこういう考え方をしても間違い「ではないんだ」と知ってから、より中国の意図なんかが分かるような気がしてきました。
    こんな言わせっぱなしで、本当に歯痒くて仕方ないです。

  3. 「中国製は買わない」これしか我々には対応する手がないようですね。中共政府は「日本人の命なんてどうでもいい。俺たちの金儲けの邪魔するな!」というご意向のようで、ああいえばこういうで自分達の責任を認めてきちんと問題解決するなんてことなさそうだ。日本としては原産国表示を徹底させるべきだ。

  4. 向こうの説明の矛盾点
    「袋の外から殺虫剤がしみこんだ」
    「中国の食品は安全」
    「農薬王国」の地域から輸出される食品の袋が、殺虫剤を防御できないということは、安全ではないということである。

  5. nihonhanihonさん: 恐れ入りました。
    私が恐れ入ってもしようがないことですが・・・・

  6.  最終的には自分の身は自分で守るしかないと思います。
    強い信念あればお金はあまりかかりませし,強い思い或いは信念を持って臨むしか手はないと思います。
     今50歳ですが,自分の経験をちょっと書いてみます。
    (1)コーラ等の清涼飲料水
    30数年前人工甘味料チクロの問題がありましたが,それ以降殆どといって良いほど飲みません。断れるものなら断ります。この数年間で飲んだのは多分数回です。
    (2)合成洗剤
    環境汚染を少しでも防ぐ為,大学入学以降合成洗剤は使わず粉石鹸を使っています。ただ中国にいた約4年間は,已むを得ず合成洗剤を使いました。ただ粉石鹸の原料となる椰子油を生産する為,ジャングルを切り拓いて油椰子を栽培するという問題がありますが。
    (3)ファーストフード
    元々このような米国文化が嫌いでさらに環境保護のため,自分からは食べに行ったりしません。3年前中国でパキスタン人に誘われて已むを得ず,初めてケンタッキーに行きましたが。
    (4)冷凍食品
    去年初めて冷凍餃子を買いましたが,冷凍食品を買ったのはこの1回だけです。
     
     そうは言っても,中国には中国語の勉強で4年間いました。ちょうど2003年SARS事件が明らかになる直前に渡航しました。
     中国の毒食品は90年代から知っていましたが,勉強の方を優先させました。中国国内では,発生確率・被害の程度を考えると毒食品より交通事故・他の事故の方が危ないとます。
     運良く食品・食事に関しては,炒め物にガラスの破片が入っていたのが1回,コップに入っていた薄いヒビのため唇が切れ,口が血まみれになったのが1回だけですみました。
     口に入れてかむ時は,最初はゆっくりかむように20年前から心がけていたので大丈夫でした。両方とも店の人には文句は言いませんでした。文句を言っても効果はないし,最悪の場合は日本人ということで周囲の人から袋叩きに遭いかねないからです。
     ただ,来年頃また中国に行かなければならないので少し憂鬱です。

  7. 既出なら許して下さい。面白かったので、
    観測点移し大気改善と指摘 米専門家、北京市は否定
    2008年02月28日
    http://www.47news.jp/sports/olympics/beijing/47news/024926.html
    【北京28日共同】五輪を控え、北京市が改善を強調している大気汚染について、米国の専門家が「市は観測点を汚染が少ないところに差し替えている」と指摘する調査結果を米紙ワシントン・ポストなどを通じて公表。北京市環境保護局は27日、記者会見し「誤解と曲解に基づく」(杜少中副局長)と否定に躍起になっている。調査したのは1年以上北京に滞在したという米国の環境団体研究員のスティーブン・アンドルーズ氏。調査によると、市は一昨年のある時期から汚染のひどい場所にある2カ所の観測データの採用をやめ、汚染の少ない場所のデータに変更した。北京市は汚染物質の量が一定基準を下回った日を「青空」とし「1998年は100日だったが、昨年は246日に増えた」などと大気汚染改善をアピール。しかし、アンドルーズ氏は「観測点の差し替えがなければ、とても達成できない数字だ」と断定した。

  8. 国産ハマグリ、2倍近くに高騰 ギョーザ事件で中国産敬遠
    中日新聞 2008年3月3日 朝刊
    http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008030302092158.html
    桃の節句に欠かせないハマグリの国産品の市場価格が前年に比べ2倍近くに高騰し、これまでにない高値を付けている。中国製ギョーザ中毒事件の余波で、国内流通量の9割以上を占める中国産の売れ行きが鈍り、国産の需要が高まっているためという。
    名古屋市中央卸売市場では2月に入り、国産が1キロ3000-3500円で取引されている。昨年同時期は1キロ1800-2000円。これに対し、中国産は1キロ500円前後で昨年とほぼ変わらない。市場関係者は「国産の取扱量は昨年の2倍だが、需要に追いついていない。逆に中国産の取り扱いは10分の1に落ちている」と指摘する。
    愛知県を中心に店舗展開するスーパーのヤマナカ(名古屋市)は「これまでにない高値」(水産担当者)という国産を増やし、ひな祭り商戦に対応した。スーパー大手のユニー(愛知県稲沢市)も「できるだけ国産を」と仕入れをてこ入れしたが、国産だけでは需要を満たせず、一部の店頭では中国産頼みになった。

  9. 【資料】阿比留瑠比記者のBlogより福田首相の対応
    福田首相のぶらさがりインタビューを振り返りうんざりする。 2008/03/02 10:54
    1)それでは、まず中国製毒入りギョーザ事件が発覚した1月30日夜のやりとりから紹介します。
    記者 中国製の冷凍ぎょうざが農薬成分が検出された。これが回収指示を受けた。これに対して政府としてどういう対応を取るつもりか
    福田氏 被害が発生したということで大変お気の毒に思います。お見舞い申し上げますけどね。しかしこういうことが起こりまして残念ですね。どういうふうにしたらいいかね。関係省庁が原因をよく調べた上で対応すると思いますけどね。そういう態勢をね、また考えることがあるんであれば、至急対応しなきゃいかんですね。
    記者 総理として具体的に指示するつもりは
    福田氏 いや、厚生行政…経済産業省、いろいろ省庁ありますんでね。ですからそういうようなことが起こらないように、まあ輸入食品といえどもですね、十分注意するというようなことを申し上げるしかないですね。とりあえずはね。原因が分かってから対応するということが必要なんでしょう。
    2)次に、翌31日夜のやりとりです。
    記者 中国製の冷凍餃子の問題を受けて、今日、官僚会議が開かれましたが、その報告を受けて、総理の受け止めをお願いします。
    福田氏 まっ、あのー、いずれにしてもですね、原因をね、えー、しっかり、つきとめなければいけないし、またあの、その対策をね、講じなければいけない。ということで今、あの、関係省庁がですね、真剣に取り組んでおります。
    記者 今回の餃子の問題について、総理が最初に報告を受けられたのはいつでしょうか。また、そのときにこれほど被害が拡大するという認識はありましたでしょうか。
    福田氏 えー、あの、ねっ、昨日の夕方ぐらいですかね。えっ、知りまして。まっ、それであのー、そうですね、えー、まっ、これはね、広がるかどうかは別として、これは大変だなっ、というような感じは持ちました。

  10. 生協ひろしま、中国で加工・生産の商品販売中止
    (NIKKEI NET 3月8日)
    http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080307c6b0701z07.html
    生協ひろしま(広島市、林辰也理事長)は中国製冷凍ギョーザの中毒事件を受け、中国で最終加工・生産している商品の販売を4月までに中止すると7日発表した。宅配品と店舗での販売分を合わせ、延べ250品目以上が対象となる。 中国製品に対して組合員の不安が高まっていることに対応し、産地直送品の事業拡大や検査体制の強化を進める。 全国組織である日本生活協同組合連合会(日生協)のコープブランドと、他メーカー分の中国製加工食品の販売を中止する。広島市内で同日記者会見した土井律紀・生協ひろしま副理事長は「事件が社会的に大きな不安を招いており、組合員に聞き取りした意見などをもとに対策をまとめた」と説明した。県内の10店舗で販売していた約120品目と、組合員の家に品物を配達する共同購入の約150品目の販売を順次中止し、4月中に完了する。

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